ジョン・バリー(作曲家)、セルジュ・ゲンズブール(歌手・作曲家・監督・俳優...なんて定義付けさえ難しい多彩な才能ですが)、ジャック・ドワイヨン(映画監督)という錚錚たるメンバーを挙げれば、誰のことを言いたいか分かると思いますが、これらの男性達と結婚し、その間にもうけた子供達がまた写真家や俳優として活躍している(ケイト・バリー、シャルロット・ゲンズブール、ルー・ドワイヨン)というのだから凄いですよね。
でも、その人ジェーン・バーキンほど、若い頃の華やかでスキャンダラスなイメージ(尻軽な英国女とまで言われたことも)と実態がかけ離れている人はいないんじゃないでしょうか。
これまで何回かライヴを観ていますが、そこで感じる彼女の性格は、素朴で知的で穏やかといった正反対のイメージです。もちろん年齢を重ねたきたせいもあるでしょう。
彼女がニュー・アルバム“enfants d’hiver 冬の子供たち”をテーマに、Barbicanでコンサートを開き、前から2列目という近い席で楽しんできました。
正直言うと、最初に舞台に姿を現した彼女を久しぶりに見た時、さすがに長い年月を感じずにはいられませんでした。それもそのはず昨年の12月で62歳になっているのです。それでも時折見せる表情に若い頃の面影を感じます。
英語とフランス語を織り交ぜて(たまににごちゃまぜでしたが)、時に客席まで降りてきて、ライヴを進行する彼女の顔からは終始笑顔が絶えませんでしたが、ただ一度ニュー・アルバムからの新曲を披露する時に顔がこわばりました。
このアルバム、全ての詩を彼女自身が作っているのですが、そのうちの1曲が『アウンサンスーチー』で、「アウンサンスーチーはもうすぐ亡くなり、良く売れるTシャツの絵柄になるだろう...」というショッキングな歌詞から始まります。もちろん現在のミャンマーの軍事勢力に反対する社会的な歌であり、近年アムネスティの活動などに賛同している彼女の精神から生まれた曲なのでしょう。とても力強さを感じる異色の曲です。
歳を取ってから逆に、素直に自分の精神のままでいられる居場所を見つけたように思えます。これからもずっと音楽や映像を通じての活動を続けていってほしいものです。
でも、その人ジェーン・バーキンほど、若い頃の華やかでスキャンダラスなイメージ(尻軽な英国女とまで言われたことも)と実態がかけ離れている人はいないんじゃないでしょうか。
これまで何回かライヴを観ていますが、そこで感じる彼女の性格は、素朴で知的で穏やかといった正反対のイメージです。もちろん年齢を重ねたきたせいもあるでしょう。
彼女がニュー・アルバム“enfants d’hiver 冬の子供たち”をテーマに、Barbicanでコンサートを開き、前から2列目という近い席で楽しんできました。
正直言うと、最初に舞台に姿を現した彼女を久しぶりに見た時、さすがに長い年月を感じずにはいられませんでした。それもそのはず昨年の12月で62歳になっているのです。それでも時折見せる表情に若い頃の面影を感じます。
英語とフランス語を織り交ぜて(たまににごちゃまぜでしたが)、時に客席まで降りてきて、ライヴを進行する彼女の顔からは終始笑顔が絶えませんでしたが、ただ一度ニュー・アルバムからの新曲を披露する時に顔がこわばりました。
このアルバム、全ての詩を彼女自身が作っているのですが、そのうちの1曲が『アウンサンスーチー』で、「アウンサンスーチーはもうすぐ亡くなり、良く売れるTシャツの絵柄になるだろう...」というショッキングな歌詞から始まります。もちろん現在のミャンマーの軍事勢力に反対する社会的な歌であり、近年アムネスティの活動などに賛同している彼女の精神から生まれた曲なのでしょう。とても力強さを感じる異色の曲です。
歳を取ってから逆に、素直に自分の精神のままでいられる居場所を見つけたように思えます。これからもずっと音楽や映像を通じての活動を続けていってほしいものです。
昔の映画での存在感も独特のものがありました。僕が最後に観たのは「美しき諍い女」かな。また映画にも出て欲しいですね。