英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

覚えなきゃいけない事を勝手に変えていませんか?

2016年05月21日 22時48分10秒 | 英語
休みなのでもう1つ。

今日はすでに1つ記事を書いているので、この2発目は手短にしたいと思いますが。

ネット上に上がっている勉強の仕方に関する動画、特に「英単語の暗記」に関するものを見ていると、なんだか変な感じがするんですよね。おススメの単語帳をひっぱり出してきて「1秒1個ずつなぞれ」とか、ノートの真ん中に線をひっぱって云々とか。。申し訳ないけどキモイです。ごめんね。

英単語1つ自分の頭に叩き込むだけのことを人からアドバイスを請わないとできない人達って何なんだろう、こんな動画を真剣に見てる奴って相当やばいんじゃないか、というのもあるのですが、それにプラスして、やっぱり

君たち、単語さえ覚えればなんとかなると思ってないかい?


という、老婆心みたいなものがムクムクと込み上げて来るのです。まあ確かに、大学受験みたいな少々とち狂った世界の、しかも二流・三流大学の入試なら何とかなる要素もあると思いますが。。でもやっぱり、このブログでも度々言っているように、読む練習を積まないとまともに読めるようにはならないよ、ということを絶対に忘れないでほしいんです。そういう練習を十分にやった上での、補強としての単語帳暗記なら全然いいんですけど(そういう事は私もやります)、どうも、単語の暗記だけが先走っちゃってる感が否めないんですよね。

なんだか、英語の勉強をわざわざ自分から苦しくてつまらない物に変えちゃってる気がして。別に英単語の単純暗記なんて誰も求めちゃいないのに(ましてや日本語訳で暗記するなんて)。本来、英語を勉強するってどういうことなの?英語を読める、聞ける、書ける、話せる(入試にはないけど)ようになること、要するに”英語を操る練習”をすることですよね。それを忘れて、勝手にやること変えちゃ駄目ですよ。

数学なんかもそうですよね。公式としてのっている”結果”だけを覚えて、それを使って問題を解こうとする。もちろん公式は覚えていないといけませんが、教科書に載っている”公式の導出過程”の習得を無視して公式だけを暗記しても、そんなのは数学の勉強じゃありませんから。教科書のそういう記述の部分に、物凄く重要な考え方、重要な式変形、数学的発想、みたいなものが凝縮されてるわけですから、ちゃんとそういう所を学びとることなくして数学の心を学んだことにはならないですよね。公式・定理の結果だけ暗記して、やれ、次はどの問題集に手を付けろとか、、、これも、やることを変えちゃってますよね。教科書の知識だけで受験問題が解けないのは事実ですけど、教科書にも書いてある重要な”数学的発想”を無視して問題ばかり解いても、何をやっているのか意味不明ですよね。そういう意味で、東大が加法定理の証明を出題したときは見事だと思いました。

このブログは受験英語よりもTOEICをメインに想定しているつもりですが、特にTOEICのリーディングセクションなんて、英単語の単純知識なんかよりも、英文の筋を追う能力の方が遥かに重要です。こういう能力は頭を使って英文を追いかける練習を積まないと絶対に身につきませんからね。逆に、難しい単語の意味が分かるか分からないかなんて、問題を解く作業にはほとんど影響しません。どうでもいい所にしか難しい単語は使われていませんから。

ほんとに皆んな、頑ななまでに英文を読もうとしないですよね。英文と格闘するのがそんなに怖いのでしょうか。でも、まともな大学の入試やTOEICで問われているのは、英文と格闘しないと絶対に養われない能力ですからね。