英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

なぜ語彙力にこだわるのか

2011年02月26日 20時19分06秒 | 英語
前回、私自身の戦略として語彙力の増強を優先している、ということを書きました。
なぜそうするのか。それは、”英語に対する恐怖感を払拭する”ことを優先したいからです。

言うまでも無く、本当の意味で英語力をあげるには、4技能のいずれにおいても”量をこなす”ことが絶対条件です。リーディングの能力を上げるにはたくさんの英文を読まなければいけないし、リスニングができるようになるにはたくさんの英語を聴かなければいけません。スピーキング、ライティングについても同じです。これを否定する人はいないでしょう。

この”量をこなす”ことをやる上で、語彙力が不足していると、練習そのものが非常に大きな負担になってしまうのです。いざ英文を読んでみても分からない単語だらけ、では、はりきって勉強をはじめた所で、すぐに打ちのめされてしまって挫折してしまうのは目に見えていますよね。このインプット作業における心理的・技術的負担をできるだけ早い段階で小さくしておくことが得策だと、私は考えています。

インプットしながら語彙力を増やす方法ももちろん考えられます。しかし、私のような気が小さい人間、根気の無い人間には、ちょっと負担が大き過ぎるんですね。なので、在る程度の語彙力をしっかりつけるという、比較的手っ取り早くできる所を先にやっておいて、後々の練習をできるだけ楽にしたい、と目論んでいるわけです。

実際、今の私は、ある程度まとまった英文を”読む”という作業においては、おっくうさを感じることが無くなりました。できない人にとっては、A4 1ページ程度の英文を読むだけでも非常に”めんどくさい”ものですが、今の私は、長い英文を”目で”追いかけることに関しては、特に決心(笑)しなくても気軽に行うことができます。英字新聞も、まだまだ意味が取れない所も多々あるにせよ、”楽しく”読み進めることができるようになりました。少なくとも”読むぞ!”という決心は必要ないんです。仕事でも、時々来る英語の長いメールや文献を目で追う作業については、おっくうだと思うことはありません。これは何と言っても語彙力を鍛えたおかげだと確信しています。大学受験生レベルの語彙力では、とてもじゃないですが、今の境地には至っていないはずです。そしてこの力は、別に、英文を”読んで読んで読みまくる”という作業を通して培ったわけでもないんです。私にはそんな、いつ終わりを迎えられるとも分からない”無限地獄”ともいえるような苦行を続ける根気も精神力もありませんから、そんな事はしたくありません。

リスニングについては、私自身実力はまだまだなのですが、リスニングの練習をするにしても、”目で読んでも理解できない”英文をいくら聞いたところで、理解できるはずがないのです。当たり前ですね。これは聞き取り能力の問題ではありませんよね。そして、聞く能力の鍛錬と語彙増強の鍛錬を同時にするのはとてもじゃないがストレスが膨大ですので、私はそれもやりたくないんです。もちろん、いくら語彙を鍛えた所で知らない言い回しが1つもなくなるなんて事はまずあり得ませんが、在る程度の語彙力があって、目で追ったときには大部分が理解できるという力があってからの聞き取り練習の方が負担が少ないのは明らかです。

この戦略が正しいかどうかは知りません。邪道だ、というお叱りを受けるかもしれません。でも、いいじゃないですか。私の人生です。偉そうな事を言う輩が、私の貴重な人生の責任を取ってくれる訳じゃありませんし。自分の気力、体力、そして、能力の限界を正確に見積もること、そして、それに応じた現実的なトレーニングメニューを立てること、そうでないと、とてもじゃないが続けられるわけがない、そのためには少々邪道だろうが何だろうが知ったこっちゃない、というのが私の考えです。どんなに立派な”正攻法”でも、途中で挫折してしまっては何の意味もありませんよね。


TOEICは何点とればいい?

2011年02月20日 17時25分45秒 | 英語
まあままともな英語力の持ち主であると言えるための”必要条件”が、900点台後半だと思います。950を切る人は、まだまだ全然弱いといって差し支えないと思います。私は数年受けていませんが、おそらく900点台前半くらいだと思いますので(調子が悪いと900切るかも)、まだまだダメ組です。

根拠ですが、まずリスニングセクションについては、まともな力がある人は満点、あるいはそれに準ずる点数を安定して取れるはずだと思います。問題のあやとか集中力の話もありますが、リスニングセクションは数問間違えても満点が出るようですし。できる人は簡単に満点とっちゃいますよね。本当のネイティブレベルのマシンガントークの聞き取りに比べればTOEICの聞き取りはかなり易しいはずで、あれで満点近くとれないのは、リスニングに関しては”全く心もとない”レベルだと言ってしまって差し支えないとおもいます。私もそうです。

できる人はリスニングで495を取って、リーディングの方も450以上はマークするはずです(私はもう少しとれます)。それ以上落ちることは考えにくいでしょう。なぜリーディング満点の方が難しいかというと、リスニングよりは細かい所が問われるから。リスニングは正解と不正解の差が歴然で、できる人にとっては”正解はこの選択肢以外にあり得ない”という感じで、それこそ笑っちゃうような感じで選んでいける(多少ややこしい問題も混じっていますが)。

そんな感じで両セクションの点数を足すと、まともな力のある人は950程度は取れるはずなんです。ただ、これも実力者と言えるための”必要条件”に過ぎません。本当に高いレベルでの測定ができる試験ではないからです。ただ、950を切ってしまうと”足切り対象”という事は言えると思います。

そういう意味で、私は個人的にはTOEICというものは、”950以上かそれ未満か”の1ビットの情報量しかない試験だと解釈しています。950以上の人は”できる人”である”可能性がある”。それ未満は論外、そんな感じでしょうか。だから、730とか800とか860とか、そんな事をほざいた所で本当はほとんど意味はない。学習の進捗具合のモニターにはなるでしょうけど。

こんな事を言ってしまっては身も蓋もないと思いますが、真実はこうだと思います。冷静に考えてくださいよ。あんな易しい試験で満点近くとれない英語力なんて、信用できるわけないじゃないですか。

ちなみに私自身は、リスニング対策を集中的にやってリスニングセクションの点数を伸ばせば一気に点数は上がると思いますが、それはやっていません。TOEICを意識した勉強はこの10年くらい全くやっておらず、ひたすら語彙力増強に努めています。これは私自身の戦略です。


みんなそんなに優秀なのか?

2011年02月19日 23時55分28秒 | 英語
相も変わらず、社員にTOEIC何点とれとか、企業がそんなノルマを課してるという類のニュースを耳にします。まあ、各社の勝手ですからお好きなように、という感じではあるのですが、、、最近驚いたのが、総合職の全社員に800点を求める、という某企業のニュースです。

正直、ここまで高いハードルを”全社員に”課すというのは、驚き以外の何モノでもありません。単なる目標なのか、達成できない場合にペナルティーがあるのかとか、細かいことは知りませんが、是非はともかく、こんな事が本当に達成できるでしょうか?疑問です。全社員の中の最低点がnot less than 800ですよ!平均点を出したら、それこそ860オーバーとかになったりして。あり得ないです。そんな母集団、大学の英文科でもまず無いんじゃないでしょうか。

もちろん、TOEIC800点というそれ自体は、ぜーんぜん大したことはありません。もっと言えば、”英語力”そのものはほとんど期待できないレベルだと思います。しかし、ごく普通の日本人としての生活をしながら容易に到達できるレベルではない事も確かです。東大合格者でも大学入学時点で800点とれる人は少ないでしょう。試験の質は違うにせよ、東大生でも簡単には取れない点数、それを全社員に求められているんです。ちょっと品の無い例えですが、分かりやすく言えばそういう事なんですよ。

大変な時代ですねー。百歩譲って、文系の企業なので本業部分での”特殊技能”を磨く必要性は技術職ほどではないでしょうから、英語にかまけることもまあ不可能ではないかもしれませんし、契約などの高度な事務処理業務にさらに英語が絡んでくるのだとしたら、相当な力が必要なのは、そうかのかもしれません。

ただ、絶対に、バリバリ理系の技術系企業(やセクション)ではこういう事はやめてほしいですね。技術者には本業の研究開発業務にしっかりと専念させてやってほしい。そっちの腕を磨くだけでも大変なんですから。

プロ以外で、英語なんてクダラナイものにカマケテられるような奴は、逆に人生終了フラグが立っちゃってるような気がします。まともに仕事して、まともに家庭を築いて、そういうまともな人生をきちんと歩んでいる人は英語なんかやってる暇ないと思います。私みたいな40過ぎの高齢独身者、ある意味人生終わっちゃってるような奴は、幾らでも時間はありますがね(泣)。ええ、800でも900でも、取ってあげますよ。それで得したことは一度もありませんがね。

でも、別にいいんです。人に評価してもらうためにやっている訳ではないので。”評価”というものから解放された時の勉強ほど楽しいものはないんです。それを知ることができたのは幸せ。会社から「800とれ」なんて言われたら、私だったら絶対英語嫌いになると思います。


また1冊潰しました

2011年02月13日 22時23分14秒 | 英語
この前、2週間かけて単語帳を1冊潰したと書きましたが、この1週間でさらに1冊潰しました。

といっても新規購入した本ではなく、10年来使いこんでいる本です。とても情報量が多くてぶ厚い本なので、全体をノンビリと眺めることだけやっていたのですが、それじゃいかんと、この際、完全に潰してしまおうと思い立った次第であります。

今まで”完全に覚えこむ”ということを意識はしていなかったものの、ざっと眺めることを何度もやっていただけあって、大部分がなじみのある単語なので、今回は索引だけを使って、忘れている奴を根こそぎ潰すというやり方で対処できました。が、見出し語以外に派生語・類語が沢山掲載されているので掲載語数はかなり多く、得るものは大きかったように思います。

改めて、索引を利用して覚える方法の有用性を認識した次第です。本当に覚えやすい。ただ、本編と索引を行ったりきたりするので、めくり易い紙でできている本じゃないと、腕が疲れる。。 今回の本は少し厚い紙でできていてめくりにくかったので、ちょっと不便でした。

あと1、2冊、手持ちのまだ潰していない単語帳をさっさと潰して、次はいよいよリスニング対策をまじめにやろうかと考えています。仕事ではリスニングができなくて本当に困っているので、力が付けばかなり嬉しいのですが、いい戦略が全く思いつきません。まあ、聞く量を増やすしかないんでしょうけど、映画とかニュースとか、嫌いなので。。。さて、どうしたものか。


自信

2011年02月07日 00時52分02秒 | 英語
私の勉強スタイルについて色々と書いておりますが。。。

英語が嫌いで仕方が無い、単語が覚えられなくてどうしようもない、という方々からすると、”お前はできるからいいよ”、”それだけ覚えられれば、そりゃ楽しいだろ”、なんて思われてしまうかもしれませんね。

じゃあ、覚えられる人と覚えられない人の違いって何なんでしょうね?小さい頃から暗記モノになれているとか、勉強する習慣が身に付いているとか、いろいろあるでしょうけど、私が一番の違いだと思うのは、


自分ならできるはずだという自信を持っているか否か

だと思います。単語帳を頑張ってそれこそ何冊も覚えてきたような人は、どれくらい頑張れば覚えきる所までいくのかということを感覚的に知っていますし、なにより成功体験があるので、何とかなるはずだ、という確信が前提にあるのです。だから、しんどくてもギリギリの所で最後まで踏ん張れる。きちんとやれば最後にはちゃんと覚えられるということが分かっている。

そういう勉強から逃げてばかりだった人は、1冊覚えるのにどれくらいの労力が必要なのか分かっていないし、成功体験もないから自信もなく、ちょっとしんどくなっただけで不安ばかりが増長されて、結局やめてしまう。そういう事なんだと思います。

俺の暗記力を持ってして覚えられないわけないじゃん、と私はいつもそう思っています。おそらく本当のところは”俺だけ特別”なわけはないんですが、もう”自信満々”状態になってしまってるんですね(笑)。今までずーっとやってこれてるから。物凄く不遜な物言いですけど。

”私にできるかなぁ”なんてビビりまくっていたんじゃぁ、できるモノもできなくなるというものですよ。