英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

英語本コーナー

2016年08月20日 14時39分24秒 | 英語
丸々3週間苦しんで、ようやく腰痛がほぼ治りました。腰痛に限らずここ2年くらい肩こりも酷いので、もう明らかに運動不足ですね。まあ、このブログでも度々書いているように、私は疲れている時にさらに体に負担をかけてまで運動をする事には否定的なのではありますが、体のしなやかさを保つくらいの軽い運動はこまめにしておいた方がいいのかもしれません。全身の筋肉が凝り固まっているのを実感しています。

で、まだ本調子じゃないので重い記事は避けてまったりと。

こんなブログを書いているので当然、英語関係の書籍を買ったりチェックしに、しょっちゅう本屋に出向くのですが。。。英語本コーナーを冷静に眺めてみると、何だか凄いことになってるなぁと。

はっきり言ってしまうと、どうでもいいようなクソみたいな本で溢れ返っていますよね。

(1)受験勉強で仕入れた知識をひけらかしているだけとしか思えない”お前何様なんだ”本
(2)TOEIC でちょっといい点とったくらいで本を出している”厚顔無恥系”本
(3)○○大方式、と書けば客が飛びつくと思っている”ブランド頼り”本
(4)TOEICの問題をズラッと並べただけで解説スカスカの”問題かき集めただけだろ”本
(5)中学英語でOKとか、努力は不要とか言っている”弱者に媚を売る系”本
(7)他とは違う凄いノウハウがあるかのように装っているだけの”エセ本質追求型”本
(8)凄い薀蓄で勉強法を語るけど肝心の英語の中身がない”勉強法偏り”本

などなど。書店の英語本コーナーにおいてある本など、もう紙クズの方が多いんじゃないかと思ってしまうくらい、なんだか酷い状況です。もちろん、本当の意味で実力と経験のある方が精魂込めて書かれているいい本もありますが、むしろそういう本の方が少数派に見えます。適当な本をチャッチャと作って商売できる、そういう事をやるメリットが大きい分野になってしまっているのかもしれませんね、英語関係って。

もっと言えば、別に英語本に限った話ではなくて、他のジャンルもそんな感じですよね。何だか気味の悪い自己啓発系というか、よく分からん本で溢れ返っている。大型書店の中を歩き回っているとそんな印象を強く受けます。「本を出す」ということがこれほど軽い営みになってしまったのはいつの頃からなのでしょうか?商売の成否と商品のクオリティの高低が必ずしも一致しない世の中というのは、恐ろしいです。

資本主義社会の末路というか、一億総情報発信社会の末路というか、世の中よく分からんモノで溢れ返っているので、本当にいい物を見極める目、と同時に、クダラナイものをばっさりと捨て去る勇気・メリハリが重要になってくるわけです。

このブログも低俗な勉強法ブログにならないよう、気をつけたいと思います。


to不定詞について

2016年08月12日 21時49分15秒 | 英語
ひさびさに英語ネタです。書こうと思っているネタが幾つか溜まっているのですが、このところ腰痛が酷くて椅子に座っているのも(歩くのも)ままならない状態でしたので、更新が滞っています。少しずつ良くなってきていますが。私の場合、骨には異常はなく、時々筋を違えて痛くなることがあります。運動不足で筋肉や筋が凝り固まっているのだと思います。

さて、今回の話題はto不定詞。いつものTOEIC Testプラス・マガジンの前号ですが、文法的に興味深い例文を見つけました。本当にこの雑誌は、学校英語にしかなじんでいない学習者の盲点を突くような興味深い例文を沢山提供してくれます。勉強しがいがあります。もちろん、それを感じ取れるだけの力がないと宝の持ち腐れになってしまうのですが。なお、今回の記事には特に結論めいたものはございません。結局は学校文法では(多分)説明しきれない内容だからです。

Thank you for contacting us about the issues with your refrigerator. I understand that it is frustrating to purchase a new product and not have it work properly, especially one that requires delivery and installation.
(TOEIC Test プラス・マガジン 2016年7月号、p.84)

意味は取れると思います。冷蔵庫を買った客から不具合の連絡があったのでしょう。それに対して「新しい商品をお買い求め頂いたのにそれが正しく動作しないというのは、さぞかしご気分を害されたことと思います。」と言っているわけです。ちなみに、especiallyの後のoneは、a new product のことですね。「それが配送と設置作業を伴うような商品であればなおさらだと思います。」ということです。冷蔵庫はもちろん後者の記述に該当するわけです。

注目したいのは赤字部分です。この部分の構造をどう認識・説明すべきか。

このブログをご覧の皆さんの中には、”意味が取れるんならもういいじゃん”なんてことを言う人はいないと信じています。多くの人の勉強は、上のように意味を(何となく)取って、分からない単語は調べて、問題解いて、終わり。でも、何度もいうようですが、そんな勉強をしても高い実力はつきませんからね。TOEICならTOEICレベルの英文を上から目線で余裕綽々と処理できるようになるためには、TOEICレベルの英文を完全に”見切る”ことが必要です。そして、見切るためには、英文の全ての部分の構造を可能な限り完璧に理解しようと努める営みが必須です。全部完全にモノにしてやろうと食らい付くから、だんだんと見切れるようになってくるんです。TOEICレベルの英語・教材なら、それはできるはずです。もちろん、最終的に大衆レベルの英文法では完全には説明し切れないケースも多々ありますが、少なくとも、出会った英文の形はちゃんと意識して完璧に頭に入れておいて、次回からは自由自在に使えるようにしておかなくてはいけません。

ちょっと余談が長くなってしまいましたが、腰をいたわりたいので一旦ここで切ります。出来のいい生徒に赤字部分の構造について質問されたとして、あなたならどう答えますか?

高校野球は教育の一環なのです

2016年08月07日 23時16分30秒 | 日記
久しぶりに高校野球中継を見ました。自宅にテレビは無いのでネットで。

応援していたチームは負けてしまったのですが、超エリート高校相手に、思っていたより善戦したんじゃないかという感じでした。

我々のような汚れてしまった大人は、勝負事となるとどうしても、今年はどこが優勝候補だとか、ドラフト候補は誰なのかとか、やっぱりエリート校は強いなとか、そんな見方ばかりしてしまうのですが、、勝っても負けても、あるいは、試合中に劣勢になっても、ひたむきに全力で、そして、はつらつとプレーをする彼らの態度をみていると、なんだか色々と教えられる気がしました。そう、

勝つことだけが全てではない

のですよ。もちろん、試合中は勝利に向かって必死に戦っているのは当たり前ですが、負けたら意味がないのかというと、絶対にそんな事はない。

プロはともかく、高校野球みたいな学生スポーツにおいては、それぞれの個人やチームごとに、色々な目標があるべきだし、実際にあるのです。もちろん甲子園に出れたり、優勝できれば素晴らしいことだけれど、まずは甲子園1勝を目指すとか(これだけでも大変なことですが)。

あるいは甲子園に出れる可能性は低くても、県内予選での初勝利を目指すとか、先輩達が作った記録を更新するとか、そういうそれぞれの目標に向かって一生懸命に取り組む、それこそがスポーツをやることの意味なんじゃないかと。

甲子園なんて夢のまた夢でしかない弱小チームが、県予選初勝利を目指して死に物狂いで練習する。こんな美しいこと、学生時代しか経験できないじゃないですか。社会人になってしまったらもう、”儲かる見込みのない仕事”なんか端からやらせてもらえませんからね。

今の自分達ができることを、全力でやり切ったかどうか。それこそが一番大事なのであり、それを通して色々なことを学んでいくのが学生スポーツの意義なのです。甲子園に出場したりプロになったり、野球で大学に進学したり、そういう事だけが目標ではありません。野球を通して

己の限界を超える

これを経験することが一番大事なのではないかと。もちろん、勝負そのものは真剣なんですが、そこが遊びじゃなく真剣で非情な営みだからこそ、そこへの”挑戦”も荘厳な営みに成り得るのです。

試合は遊びじゃない、遊びじゃないからこそ、全力で挑戦する価値がある。でも、試合の勝敗が全てではない。子供達を見守ったり教育する立場にある我々大人は、この事を絶対に忘れてはいけないと思います。綺麗事かもしれませんが、やっぱり原点はそういう事だと思うのです。

というか、そういう事を子供達に教わった気がしました。好きな事を全力でやって、自己の限界に挑む、なんと美しい営みなのでしょう。そういう銭金、損得抜きの営みはまあ学生のうちしかできませんから、学生さんは思いっきり青春して頂きたいですね。