英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

群集雪崩

2022年10月31日 20時31分10秒 | 日記
韓国で不幸な事故が起きました。

コロナ禍を物ともせずにああいう所に出向いて大騒ぎすることについてとやかく言ってもまあ無駄ですから、それは言いません。

それよりも、この事故のニュースを見てふと思ったのが、ああいう群集雪崩の危険って、実は人がごった返している繁華街やイベントの時だけに発生する話じゃなくて、我々の日常生活の極めて一般的な所に存在している、人によっては毎日のようにそのリスクに触れている、ということに気づいている人は少ないだろうな、という事です。何言ってるか分かります?分からないでしょ?

エスカレーター

ですよ。あれ、全く同じ危険がつきまとう乗り物だということを分かっていない人が多すぎると思うのです。まあ、圧死ではないですけどね。

私は昔からいつもこの事に腹を立てています。エスカレータの上では歩くな、というアナウンスがしつこいくらいに流れていて、歩くなとポスターも貼られているのに、みんな平気で歩いています。で、その歩く人達に道を空けるという間違った親切心から、通路の右側(関西では左側)をわざわざ空けて乗る。

あれ、大間違いですからね。なぜか?それくらい想像して理解してくださいよ。階段状の物の上をあるくということは、それだけ転倒リスクも上がるのです。かなり急な傾斜がついているあんな所で、ましてやそれなりの数の人が居るときに誰か一人でも転んだりしたら、すごく危ないですよね。それに、自分が転ばなくても他の人と接触して、その人を転倒させてしまう危険もあるのです。

あんな所で転んだって大したことにはならないよ、と思う人は想像力がなさすぎます。あっという間にドミノ倒しですよ。

実は、大して混んでいない状況でも、エスカレータの上で誰かが転倒するというのはとても危険です。私も怖い思いをしたことがあります。ガラガラでしたが、上から物凄い勢いで人が転がってきたことがあります。ギリギリの所で私の手前で止まりましたが、もしぶつかっていたら相当な衝撃をくらっていたはずです。加速してますからね。

ハロウィンの事故が怖いと思うのなら、エスカレータの上で歩くのもやめろ。


自然との付き合い方

2022年08月28日 17時12分39秒 | 日記
子供の時以来、久々に(ひょんなことから)カマキリの飼育をするようになって、自宅周辺の自然環境の中を散策する機会が増えました。今年もカマキリが出揃っているかとか、エサになるような虫はいるのか、野生の奴等はこの時期何を食べているのだろうとか、どの辺にどのような種類のカマキリがいるのかとか、色々と見てきました。

カマキリの種類によって孵化の時期が違うこと、場所によって生息しているカマキリの種類が違うこと、何月頃にどれくらいの大きさにまで成長するのか、などなど、じっくり観察してみて初めて分かったことも沢山あり、そういう意味では面白いです。

そもそもの話としては、去年の冬に散歩していて道端に転がったり木の枝ごと落下している卵を

かわいそう

と思って回収したのが事の始まりだったわけですが、、この”かわいそう”、”俺が守ってやらねば”、”減りゆく虫たちの保護に貢献できれば”、などというような

自然に対する上から目線

ってよく考えるとどうなのよ?という気も少々します。

というのも、まずカマキリの初齢幼虫からの飼育って、とてつもない手間と金がかかるということを思い知らされる羽目になったことがあります。もちろん後悔はしていませんし、命ある物をあずかった以上は最後まできちんと面倒をみてやりたいという気持ちが揺らいだことはなかったのですが、それにしても金がかかる。まあ、言ってみれば、自然に対する優しさモドキが自らの身に軽い災難を招いた、と言えなくもありません。

あとは、草むらや茂みをウロウロしているとそれなりの危険もあるのです。まず絶対的に避けられないのが”蚊”。子供の頃は蚊に噛まれる(関西人は噛まれるといいます)ことなど気にも留めずに虫を追いかけていましたが、この年になるとこれがもう鬱陶しくて仕方がない。50過ぎにもなると刺された箇所の赤みが完全に治るまで半月くらいかかります。最近になって良く効く虫除けスプレーを見つけたので被害を抑えることができていますが、当初は酷い目にあいました。

そして、次に怖いのが何と言っても”ハチ”です。秋が近づきつつある今は春先や真夏に比べてハチの活動が活発化しているようで、気が付いたらスズメバチが頭の上を飛んでいたりとか、アシナガバチの巣に遭遇してしまったりとか。ちょうど今日も、葉っぱの裏に何かいるなと思ってめくってみたらスズメバチが止まっていて、大慌てで逃げて事なきを得ました。一歩間違えたら襲われていた可能性もあるわけで、、最悪命にも関わる事態にもなりかねません。

実はこのスズメバチ事件があって、今日こういう内容で記事を書くことにしたのです。別に自然を舐めているわけではないけれども、いくら自然愛好家ぶってみたところで

自然は容赦なく牙を剥いてくる

のですよ。あなたや私がいくら自然を大切にし、生き物を保護し、優しい心で自然を愛でた気になったとしても、彼らはそんな私達の優しさに忖度などしてくれません。

私自身、このような事を少し忘れていた気がします。どうも、我々人間が強い側で、虫や自然などの生き物を

愛でてやっている、守ってやっているという上から目線

の感覚に知らず知らずのうちに染まってしまっていた気がします。でも、自然は本当はそんな甘いもんじゃない。今日のスズメバチ君は私にそういう事を思い出させてくれました。

ちょっと話がズレますが、子供の頃から育てたライオンなどの猛獣と久々に再会して、飼い主と猛獣が抱き合ったりしている”心温まる”シーンをTVやネットで時々見かけますが、ああいうのも話半分に見ておいた方がいいと思います。動物と人間との間の心の交流は確かに有り得るのでしょうけど、とは言え、所詮奴等は猛獣。腹がへったら元飼い主を襲うことだって無いとは言い切れません。自然とはそういうものだと思うのです。

急いで書いたのでとりとめのない文章になってしまいましたが、要するに、自然は愛でるものではなく理解するもの、というような、付かず離れずくらいの距離感で付き合うものではないかということです。そして、時に奴等は平然と牙を剥いてくるので、こちらとしても完全に心を許しているわけじゃないよ、おとなしくしてくれているうちはいいけど、こっちもやられる前にやるよ、という冷徹な自己防衛の心構えも忘れてはいけない、ということが言いたいのでした。

自然の中に足を踏み入れたとたんに、我々も食物連鎖のピラミッド(のかなり下の層)の中に組み込まれてしまうのですから。

最後の一匹

2022年08月21日 23時37分56秒 | 日記
お久しぶりです。カマキリねたです。

2月にカマキリの卵を孵化させてしまってという話をしました。それ以降にも孵化をさせてしまった卵は幾つかあったのですが、4月末から5月くらいの時期に孵化したもの、つまり自然界に存在している物と同じ時期に孵化した幼虫については自然界に戻しても問題ないので、エサとなるアブラムシが居ることを確認して放してやっていました(もちろん、卵があったのと同じ場所に)。

しかし、2月に孵化した幼虫達はそうはいきません。2月ではまだエサとなる生き物が自然界には居ませんから放虫できませんし、暖かくなってから放したところで成虫になる時期が早くなりすぎて、彼らが生む次世代の卵が夏の真っ只中に孵化することになってしまい、そこから生まれた幼虫たちが生きていけないことが予想されるからです(真夏の暑い時期には、初齢幼虫のえさとなるような生き物はほとんどいません)。

ということで2月に孵化した幼虫達をずっと育てていました。5月末頃から成虫になるものが現れはじめ、最終的に50匹ほどが成虫になることができたのですが、月日が経ち、昨日とうとう残り一匹になってしまいました。以下の写真が最後まで残った一匹、チャンピオンです。



もう一匹なのでわざわざ生餌を用意するまでもなく、鶏肉をちぎって手で与えています。おいしそうに食べていますね。首(正確には頭胸部)の所に傷があるのが分かると思いますが、実はこいつ、他の個体に襲われている所をたまたま見つけて救助してやった個体なのです。首の傷はその時に負ったものです。この時すでに残り10匹くらいになっていたのですが、まさか九死に一生を得たこいつが最後まで生き残ることになるとは思いませんでした。助けた甲斐がありました。結構大きめなケージを三つも用意して飼育していたのですが、それでもたまに発生する共食いは避けられません。

当初は落下している卵を保護したかっただけで孵化させるつもりなどなかったのですが、2月に間違って孵化させてしまい、それ以来半年、結構大変でした。なんと言ってもエサの確保が一苦労です。春だと外でアブラムシを取ってきたりできますが、2月ではエサとなる虫を外から調達することなどできません。そこで、「キイロショウジョウバエ」を通販で調達する日々が始まりました。このハエは自前で増やすことも簡単にできますが、それでも切らしてしまうことがあり、かなりの出費になります。加えて、虫かご、足場、霧吹き、ガーゼ、などなどの飼育ツール。そして、なんと言っても、虫かごを置く場所の確保。広い家ではないので虫かごの置き場所の確保も一苦労で、結局専用のラックを立てました。虫かごだって、共食いしないように分散させるために10個用意しました。それをラックに積むのです。

で、一口に虫かごといってもこれが単純ではありません。そう、キイロショウジョウバエのような小さな生き物を逃がさない構造になっていて、かつ、通気性の良いものが必要になるのです。普通の虫かごは通気用の隙間だらけで、とてもじゃないがカマキリの初齢幼虫の飼育はできません。エサが全部逃げてしまいます。ということで、これもネットで探しまくって、コバエが外から入ってこない構造(=中にいれたコバエが逃げない)になっている物が1つだけ見つかって、それを10個も購入。これだけでも1万円以上の出費。

右往左往してなんとか道具とエサを揃え、飼育を始めたものの、初齢幼虫はとんでもなくデリケートな生き物で、少しの失敗が即、彼らの命を奪ってしまうことになります。そんな半年間の顛末、次回も続けて書いてみようと思います。まあ、死なせたくはないという一心でしたね。

"怪しい卵”の結末

2022年05月21日 21時39分56秒 | 日記
以前、カマキリの卵を保護した時に、ちょっと奇妙な形をした”怪しい卵”があると書きましたが。。。結論を言うと、フツーのオオカマキリでした。

保護した卵のほとんどが既に孵化を終え、この怪しい卵からも無事に幼虫が出てきました。卵鞘が少々変な形だったので外来種のムネアカハラビロではないかと心配してたのですが、孵化した幼虫を眺めてみると、ハラビロ系のずんぐりした体型をしていないし、足の縞模様もないので、普通にオオカマキリだと思います(チョウセンではないのは、卵鞘の形からして明らか)。

おそらく、産卵直後のまだ卵鞘が柔らかいうちに雨に打たれるかしていびつな形になってしまっていたのでしょう。まあ、ムネアカハラビロの物とはそもそも色も違うしそれほど丸みも帯びてませんでしたからね。杞憂だったということです。

オオカマキリの卵は大方孵化が完了し、幼虫は幾らかを残して元の場所に戻しました。チョウセンカマキリはオオカマキリよりも孵化の時期が遅いようで、一部が孵化したのみで(これも元の場所に返した)まだ大部分はそのままなので、今はこれらの経過を観察中です。

うちの周辺にはまだムネアカは進出してきていないようで、一安心です。



カマキリくんに合掌

2022年03月08日 22時40分09秒 | 日記
以前、カマキリの卵を保護していると書きました。

暖かい部屋の中に入れると孵化してしまうのでベランダに置いているのですが、半分くらい鳥に食われた奴は外気の寒さに耐えられないだろうと思い、暖房を入れていないキッチンの窓際に置いていました。1月ほど前ですか、そいつが孵化してしまったんです。

ただ普通なら1つの卵鞘から2、3百匹は出てくるのですが、こいつは鳥に食われていたせいか50匹くらいしか出てきませんでした。朝おきたら壁ぎわに小さいカマキリが目に付いたので、”やばい!”と思い天井を見てみると、、、50を過ぎて小学生の頃と同じ失敗を犯してしまいました。

まあ、カマキリの幼虫はどんどん高い所に登っていくので全部天井にぶら下がった状態でじっとしていて、回収自体は簡単(土曜日でよかった)。で、そこから、虫かごやら生き餌(キイロショウジョウバエ)やら、足場になる造花やら、カマキリ飼育グッズを大慌てで揃えて、面倒を見る毎日。

まあ詳しい顛末はまた書いていこうと思いますが、特に初齢幼虫の飼育は超高難度で、どうやっても事故などで死んでしまう個体が出てしまいます(以外にも共食いはほとんどしません。まだそこまで腕っぷしが強くないのです)。で、その中で一匹、飼育ケースの中に出来た水滴におぼれてしまって、中足が動かなくなってしまった個体が出てしまいました。そういう形で死なせてしまった個体は他にも数匹いるのですが、その個体は中足が不自由になっただけで一応元気そうだったので、ここ一月ほど個別飼育をしていました。

別のケースに入れて毎日餌と水をやり、ずっと見守り続けてきました。そのカマキリくんが、今日亡くなってしまったのです。非常に悲しいです。大変落ち込んでいます。

中足が不自由なくらいなら一回脱皮すれば治るので、なんとかそこまで頑張ってくれと願をかけながら世話をしてきたのですが、結局、その脱皮が満足にできず、脱皮が始まった段階で途中で固まってしまい、そのまま天に召されてしまいました。加湿器を当てて湿気を確保するとか、やれることはやったのですが。。

カマキリは後ろ足で天井から頭を下にしてぶら下がり、背中から頭、釜、足、そして最後にお尻と皮を脱いでいきます。中足が不自由なのでそのぶら下がりの体勢がとれないだろうことは分かっていたので、脱皮が始まったらいつでも補助できるように何日も前から道具も整えたりしていたのですが、背中の一部が割れてきたのを最後に、そのまま動かなくなってしまいました。床の上では無理だったのでしょうか。

本当に申し訳ないことをしたという気持ちで一杯です。子供の頃は平気で虫を殺しまくってたんですけどねぇ。一ヵ月も付き合ってると、愛着が湧いてしまいますね。