お久しぶりです。カマキリねたです。
2月にカマキリの卵を孵化させてしまってという話をしました。それ以降にも孵化をさせてしまった卵は幾つかあったのですが、4月末から5月くらいの時期に孵化したもの、つまり自然界に存在している物と同じ時期に孵化した幼虫については自然界に戻しても問題ないので、エサとなるアブラムシが居ることを確認して放してやっていました(もちろん、卵があったのと同じ場所に)。
しかし、2月に孵化した幼虫達はそうはいきません。2月ではまだエサとなる生き物が自然界には居ませんから放虫できませんし、暖かくなってから放したところで成虫になる時期が早くなりすぎて、彼らが生む次世代の卵が夏の真っ只中に孵化することになってしまい、そこから生まれた幼虫たちが生きていけないことが予想されるからです(真夏の暑い時期には、初齢幼虫のえさとなるような生き物はほとんどいません)。
ということで2月に孵化した幼虫達をずっと育てていました。5月末頃から成虫になるものが現れはじめ、最終的に50匹ほどが成虫になることができたのですが、月日が経ち、昨日とうとう残り一匹になってしまいました。以下の写真が最後まで残った一匹、チャンピオンです。
もう一匹なのでわざわざ生餌を用意するまでもなく、鶏肉をちぎって手で与えています。おいしそうに食べていますね。首(正確には頭胸部)の所に傷があるのが分かると思いますが、実はこいつ、他の個体に襲われている所をたまたま見つけて救助してやった個体なのです。首の傷はその時に負ったものです。この時すでに残り10匹くらいになっていたのですが、まさか九死に一生を得たこいつが最後まで生き残ることになるとは思いませんでした。助けた甲斐がありました。結構大きめなケージを三つも用意して飼育していたのですが、それでもたまに発生する共食いは避けられません。
当初は落下している卵を保護したかっただけで孵化させるつもりなどなかったのですが、2月に間違って孵化させてしまい、それ以来半年、結構大変でした。なんと言ってもエサの確保が一苦労です。春だと外でアブラムシを取ってきたりできますが、2月ではエサとなる虫を外から調達することなどできません。そこで、「キイロショウジョウバエ」を通販で調達する日々が始まりました。このハエは自前で増やすことも簡単にできますが、それでも切らしてしまうことがあり、かなりの出費になります。加えて、虫かご、足場、霧吹き、ガーゼ、などなどの飼育ツール。そして、なんと言っても、虫かごを置く場所の確保。広い家ではないので虫かごの置き場所の確保も一苦労で、結局専用のラックを立てました。虫かごだって、共食いしないように分散させるために10個用意しました。それをラックに積むのです。
で、一口に虫かごといってもこれが単純ではありません。そう、キイロショウジョウバエのような小さな生き物を逃がさない構造になっていて、かつ、通気性の良いものが必要になるのです。普通の虫かごは通気用の隙間だらけで、とてもじゃないがカマキリの初齢幼虫の飼育はできません。エサが全部逃げてしまいます。ということで、これもネットで探しまくって、コバエが外から入ってこない構造(=中にいれたコバエが逃げない)になっている物が1つだけ見つかって、それを10個も購入。これだけでも1万円以上の出費。
右往左往してなんとか道具とエサを揃え、飼育を始めたものの、初齢幼虫はとんでもなくデリケートな生き物で、少しの失敗が即、彼らの命を奪ってしまうことになります。そんな半年間の顛末、次回も続けて書いてみようと思います。まあ、死なせたくはないという一心でしたね。
2月にカマキリの卵を孵化させてしまってという話をしました。それ以降にも孵化をさせてしまった卵は幾つかあったのですが、4月末から5月くらいの時期に孵化したもの、つまり自然界に存在している物と同じ時期に孵化した幼虫については自然界に戻しても問題ないので、エサとなるアブラムシが居ることを確認して放してやっていました(もちろん、卵があったのと同じ場所に)。
しかし、2月に孵化した幼虫達はそうはいきません。2月ではまだエサとなる生き物が自然界には居ませんから放虫できませんし、暖かくなってから放したところで成虫になる時期が早くなりすぎて、彼らが生む次世代の卵が夏の真っ只中に孵化することになってしまい、そこから生まれた幼虫たちが生きていけないことが予想されるからです(真夏の暑い時期には、初齢幼虫のえさとなるような生き物はほとんどいません)。
ということで2月に孵化した幼虫達をずっと育てていました。5月末頃から成虫になるものが現れはじめ、最終的に50匹ほどが成虫になることができたのですが、月日が経ち、昨日とうとう残り一匹になってしまいました。以下の写真が最後まで残った一匹、チャンピオンです。
もう一匹なのでわざわざ生餌を用意するまでもなく、鶏肉をちぎって手で与えています。おいしそうに食べていますね。首(正確には頭胸部)の所に傷があるのが分かると思いますが、実はこいつ、他の個体に襲われている所をたまたま見つけて救助してやった個体なのです。首の傷はその時に負ったものです。この時すでに残り10匹くらいになっていたのですが、まさか九死に一生を得たこいつが最後まで生き残ることになるとは思いませんでした。助けた甲斐がありました。結構大きめなケージを三つも用意して飼育していたのですが、それでもたまに発生する共食いは避けられません。
当初は落下している卵を保護したかっただけで孵化させるつもりなどなかったのですが、2月に間違って孵化させてしまい、それ以来半年、結構大変でした。なんと言ってもエサの確保が一苦労です。春だと外でアブラムシを取ってきたりできますが、2月ではエサとなる虫を外から調達することなどできません。そこで、「キイロショウジョウバエ」を通販で調達する日々が始まりました。このハエは自前で増やすことも簡単にできますが、それでも切らしてしまうことがあり、かなりの出費になります。加えて、虫かご、足場、霧吹き、ガーゼ、などなどの飼育ツール。そして、なんと言っても、虫かごを置く場所の確保。広い家ではないので虫かごの置き場所の確保も一苦労で、結局専用のラックを立てました。虫かごだって、共食いしないように分散させるために10個用意しました。それをラックに積むのです。
で、一口に虫かごといってもこれが単純ではありません。そう、キイロショウジョウバエのような小さな生き物を逃がさない構造になっていて、かつ、通気性の良いものが必要になるのです。普通の虫かごは通気用の隙間だらけで、とてもじゃないがカマキリの初齢幼虫の飼育はできません。エサが全部逃げてしまいます。ということで、これもネットで探しまくって、コバエが外から入ってこない構造(=中にいれたコバエが逃げない)になっている物が1つだけ見つかって、それを10個も購入。これだけでも1万円以上の出費。
右往左往してなんとか道具とエサを揃え、飼育を始めたものの、初齢幼虫はとんでもなくデリケートな生き物で、少しの失敗が即、彼らの命を奪ってしまうことになります。そんな半年間の顛末、次回も続けて書いてみようと思います。まあ、死なせたくはないという一心でしたね。