英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

多読

2022年09月17日 22時22分45秒 | 英語
松本道弘氏といえば「TIME」ですね。私もここ数年、毎週”買って”、毎号隅々までとは言わないまでも、気が向いたときにチョコチョコ読むようにしています。

で、最近ですが、非常にラクに読めるんですよね。もう辞書なしで9割以上理解できます。スラスラ読めます。もちろん知らない単語や言い回しもたまに出てきますが、そんな物をいちいち気にしなくても話の筋はほとんど理解できますし、そもそも知らない単語の意味なんて文脈から大体想像がつきます。なので、辞書なしで読んでいても困ることがない、そんなレベルになりました。

ただし、高度な背景知識、つまり、政治・経済・文化・世界情勢などの細かい知識が無いと何を言っているのか分からない、そういう記事は当然あります。なので、今となっては英語というよりも、英語以外の知識不足が問題になることがたまにあるだけです。しかしそれも、それこそこういう雑誌を読んでいるうちに解決されていく問題だと思います。だってそういう情報を得るために読んでいるのですから。そう、もはやTIMEと言えども私にとっては英語を追うための媒体ではなく、知識を得るための媒体なのです。もう英語を読むことに全く苦痛がないので、今後は加速度的に読書量と知識量は増えていくことでしょう。ようやく内容そのものを楽しむレベルに到達しました。

で、果たしてこれは、私の英語力が上がった証なのか?あるいは単に最近のTIMEの英語が易しくなっただけなのか?ちょっとこの辺りが気になるというか、真相は定かではありません。十数年前にも同誌をかなり買い込んでいた時期がありましたが、引越しの時にそれらは全部捨ててしまったので、昔のTIMEと今のTIMEの英語を比べてみることもできません。

ただ、TIMEやその他同レベルの英文雑誌から多くの例文を引用している英語本、それこそ松本氏の著作をはじめ、色々な方のそういう本を引っ張り出してきて例文を読んでみても、スラスラ読めてしまいます。昔は苦労しながら読んでたのに。ということはやはり私の英語力が上がったということなのか(だと嬉しい)。

でも、言うほどリーディングのトレーニングはしていないんですよね。もちろん、毎日のニュースは英語をベースに仕入れていますけど、数十個の短い英文記事を流し読みして、見出しだけ知らない単語を真面目に調べて記憶している、その程度です。それをもうかれこれ五年くらい、毎日欠かさず続けています。ちなみに見出し中の知らない単語の意味は調べますけど、いちいちメモなどはしません。ちょっと赤で印をして気にとめておく、それだけです。

あとは、このブログにも書いているように、英語そのものの勉強、主に単語帳の暗記だけですけど、を毎日やっている、それだけです。リスニングは嫌いだから相変わらずやらないし、この前買った”フレンズ”のDVDもあまり見ていません。

この勉強量、というか英語による情報処理量を多いと見るか、”たったそれだけ?”と見るかは人それぞれでしょう。若くて時間にも余裕があり、TOEICのスコアアップとか英会話力アップを目指して気合を入れて猛勉強しているような人(若い頃の私のような人)から見ると、サボり過ぎだろ、という風に映ると思います。でも、歳を取って英語以外にもやることが山ほどある人からすると、よく毎日毎日そこまでできるな、という風に映るかも知れません。実際の所は、今の私の英語力をもってして、日常生活の妨げにならない程度にできる範囲のことをしている、というだけです。

特に気合をいれて難しい英文にアタックするようなことはしていません。でも、知らないうちにTIMEが本当にラクに読めてしまえるようになりました。出来る範囲で毎日英語に接していれば、数年でそういうレベルになれてしまうのです。もちろん、TOEICで970点を取ったのがもう6年も前の話ですから、そのレベルに到達していた人間が5年くらいそんな生活をした結果、という話です。何が言いたいかというと、TOEICで950点以上取れるくらいの力がある人は、あとはその力を使って日常生活に支障をきたさない範囲で英語に触れ続けてさえいれば、TIMEでも読めるようになる、ということです。

ただ、超高難度の単語帳の暗記はかなり集中してやっているんですよね。やっぱりなんだかんだ言っても結局は語彙力が大事なんですかね。

ちょっと何が言いたいのか分からない内容になってしまったかも知れませんが、最近やっていることと、自身の実力についてリーディングの力がかなり上がってきていることを自覚している、というのが主旨です。ようやく私も多読のフェーズに移れそうかな、という感じ。ここまで英語道を歩んできてようやく、なんですよ。

そう考えると、初心者に対して安易に多読・多聴を勧めるような物言いには、やっぱり賛同できません。そんな事がいきなりできるのなら誰も苦労しませんって。TOEICの点数を何とか上げたいとか、そういう段階にある人は、多読多聴(とかそういう事を勧めてくる人)なんて気にする必要はないです。辛くなるだけですから。基本的なことをガッチリ、繰り返しやることだけを考えて、目の前の目標を一つずつクリアしていけばいいと思います。その方が続けられます。やる事を増やすのは、物足りなさを感じてからでいいと思います。
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