英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

英英辞典

2024年03月30日 23時56分33秒 | 英語
お久しぶりです。

長年の英語学習の中で英英辞典というものをほとんど使ったことがない私ですが、ようやくその良さが分かるようになってきました。何が良いって、ずばり

スピーキング力の向上

に効果が大だと思われます。

難しい単語の意味を、平易な英語で一生懸命説明しているわけですから、その説明文を読んでいけば自然と、物事を英語で説明する力がつきます。例えば”意見を持つ -> form an opinion"、とか、こういう何気ない表現に大量に触れていけば、自然と自分でも"form an opinion"と言えるようになってしまうわけです。

テストの点数が高くても喋れないというのは、この'form'のような英語を捻り出す能力が足りないからです。難しい”単語”も、入り組んだ文法事項も知っている、それなりの速度で英文も読めるしリスニングだってそこそこできる。でも、喋れない。

この単語でいいのか

後から知るとそんな風に肩透かしを食らってしまうような簡単な表現なんだけれど、その”ぴったりくる”簡単な表現、単語がでてこない”、これが”喋れない”の原因です。

でも、こんな能力をピンポイントで磨く練習方法ってなかなかないんですよね。まあなかなか無いから喋れる人が少ないわけなんですけど。

最近英英辞典とか、英英辞典形式で単語の解説をしている単語帳を読むようになって、この事に気づかされました。スピーキング能力開発に凄く効いていると実感します。脳味噌の今まで鍛えられてこなかった部分が鍛えられている感じがします。

まあ、ある程度英文が速読できる力があるからこそ英英辞典が苦にならずに読めるわけですけどね。初心者が英英辞典を使うのは苦行でしかないだろうなという考えは変わりません。

素の状態で何ができるか(2)

2023年05月03日 12時28分23秒 | 英語
今年に入ってまだ1本しか記事を書いていませんでした。超サボりモードですね。ということで久しぶりに投稿。

もうこのタイトルで何を書こうか半分忘れてしまったのですが。あなたが何の前触れもなくいきなり「ちょっとこれやってみて」と言われた時にどの程度のことができるか、そういう事を考えてみようという話でした。別に英語に限らず何でもいいです。ちょっと考えてみて下さい。

たとえば「ちょっとこのアルゴリズムをプログラミングしてみて」と言われたときにどれくらいスムーズにできるか。友達に「ちょっとこの数学の問題解いてみて」と言われたときにどれくらいスムーズに解けるか。

はい、それがその分野におけるあなたの

偽らざる真の実力

なのです。

事前に目一杯準備して良いパフォーマンス、合格点のパフォーマンスをするというのはまあ悪くはないし、現に学生さんが試験を受けるときや社会人の方が仕事をするときは普通はそういうやり方をしていると思います。失敗が許されない状況ですから当然そういうやり方になります。何も悪いことではありません。

しかし、何か成し遂げたい目標があってそれに向かって鍛錬(勉強)を行う場合、そういう事ばかりしていてはダメです。例えば英語の勉強をしている人が、一週間後にTOEICがあるからそれに備えてしっかり勉強して、そして受験した結果の点数を見て今の実力を判断する。そういう事だけをしていてもダメなのです。なぜか?それは、そのように準備して受験したテストの点数というのは

あなたの素の実力を正しく表しているものではない

からです。

必死で試験問題解いた結果の点数なんだからその時点での実力だろ、と思うかもしれませんが、違います。たとえ一週間ぽっちでも、事前の準備というのがかなり効いているはずなのです。逆に言えば、TOEICを受けてその結果が返ってくる頃までまたあまり勉強をしない状態が続いたとしたら、その時に(仮にまた受験したとして)獲得できる点数が本当の実力なのです。おそらく返ってくる結果の点数より下がるはずです。

そして、ここが大事なのですが、難関と言われる試験ほど、事前準備はほとんど役に立たなくて、普段の素の実力がそのまま点数に表れてしまうということです。難関試験ほど暗記ではなく実技が問われるので、そういう要素が強くなるのです。直前の悪あがきが意味ないんですね。

なので、難関の資格をゲットしたり合格ラインを超えたりするためには、常にこの”自分の素の実力”というものを意識して、そして、それを向上させることを主眼に鍛錬を積む必要があります。

そのためには何をする必要があるか?次回に述べます。まあ当たり前のことになりますが。





素の状態で何ができるか(1)

2023年01月21日 17時40分16秒 | 英語
お久しぶりです。本当に忙しいとブログなどを書く暇もなくなってしまうので間が空いてしまいましたが、元気でやっております。

さて、新年一発目の久しぶりの投稿、何を書きましょうかね。英語関係で今やっている事(毎日のルーティン以外で)と言えば、英検1級受験を意識した英作文・二次スピーチ対策です。具体的には、”書くこと・話すことが無くて困る”という状況に陥らないための練習ですね。これさえ克服できれば英語力的には問題なく受かる自信があるので、これに絞って短期間で攻略してしまいたいです。今年取れると嬉しいですけどね。

というか、50も過ぎてTOEIC 990と英検1級を持ってないというのはホントに恥ずかしい。もちろん、本質的な”英語力”を議論するなら、これらのタイトルにそれほど大きな意味があるとは思えません。が、こういう”最後の詰め”をキチンと潰してしまえるか残してしまうか、は人生のあらゆる所に影響してしまうのです。やっぱり、最後までキチンとやり切る癖をつけることは大事です。

ちなみに、50を過ぎてからの人生こそ、組織人としての肩書きではなく、人が持っていない特殊技術をどれだけ持っているかが大事になってくるのです。そして、そういう物を持たない人、すなわち組織人としてのポジショントークしかできない人は、本当につまらない人生の最終章を迎えることになるのです。課長・部長でなくなったお前にこれから一体何ができるんだい?って話ですよ。幸い私はまだ組織人ではありますが、常にそういう事を考えて自分を磨いています。

とまあ能書きはさておき、英検1級用の上記のような対策勉強をしていてヒシヒシと感じるのが、タイトルに書いた「素の状態でどこまでできるか」という事の重要性です。試験の前の晩に一生懸命詰め込み勉強をして本番で何点とれたか、というような話じゃなく、いきなり”これやってみて”と言われた時にどういうパフォーマンスができるか。それこそが真の実力であり、英検の作文やスピーチなどは特にそういう力が求められる(というかそういう力しか役に立たない)、だから、そういう力を磨くことを強く意識して勉強しないかぎり合格は有り得ないだろうな、と強く感じるのです。

長くなりそうなので続きは次回以降。


音声面のトレーニング

2022年09月19日 01時13分12秒 | 英語
「リスニングは嫌い」と事あるごとに言っていますが、実は心底嫌いというわけではありません。自分が聞き取れるレベルの英語を聞いて、ネイティブのあのマシンガン英語と自分の頭がシンクロできた時、最高の恍惚感が味わえます。超気持ちいいです。しかし、今の自分の実力では太刀打ちできない英語の音に触れたとき、とてつもない絶望感に苛まれることになり、それが嫌なんです。リーディングのように分からない所をもう一回なぞったりできませんからね。

で、究極のリスニング力をつけるためには実は発音の矯正をしないといけない、というのはよく言われることです。自分で正確に発音できないものを聞き取れるわけがない、という理屈ですね。

発音の矯正なんて大変な割りに、資格試験の点数とかにもほとんど関係ないしメリットないじゃん、と多くの人は考えるでしょう。私も昔はそうでした。しかし、ネイティブが話す完璧な発音の英語をある程度の量聞いていると、自分でもあんな風に綺麗に発音できるようになりたいと思うようになってくるものなんです。たまに外国人の同僚なんかと英語で喋るときの、自分の日本人発音がとてもじゃないけど許せない、そういう感覚になってきます。ついでに言うと、”日本人発音が許せない”と本気で思うようになった時、あなたの音声感覚はかなり磨かれてきていると言えます。

実はこのクソ面倒な発音矯正をする覚悟、つまり、その手の学校に通う覚悟は私自身の中ではもうできています。数十万の金である程度良くなるのなら、それくらい払ってもいいです。でも、このコロナ禍の状況ではさすがに無理ですね。このご時勢でその手の学校がどういう指導の仕方をしているのか真面目にリサーチしていませんが、仮に実地の授業を行っている学校があったとしても、受けに行く勇気はないです。

ネット授業なんかもやっているのかもしれませんが、そういうやり方で身に付くものとは思えないですしね。どうせやるなら実地でトレーニングを受けたい。口の中に割り箸を突っ込んで発音矯正してくれる学校が昔あった(今でもある?)ようですが、どうせならそれくらいやらないと。

完璧なリスニング力、スピーキング力の前提として発音矯正は避けられない、ということですが、もう1つ発音矯正をやりたい理由として、多くの英語達人たちがまだまだ開拓し切れていない領域だというのがあります。今のご時勢、もはや、TOEIC満点とか英検一級とか、TIMEがすらすら読めるとか、そんな輩は履いて捨てるほどいるでしょう。でも、ネイティブ並みの発音ができる英語使いはまだまだ少ない。今から狙うならそこだと思うのです。

無論、そういう学校が存在するくらいだから、そこに通ってある程度の実力をつけている人も少なからずいるはずですし、先生をしている”日本人”もいらっしゃるでしょう。でも、本当にネイティブと寸分違わぬ発音をしている日本人って、実はほとんどいない気がするんですね。どうせ英語やるなら、最後はほとんど誰もやってない事に挑戦したいですよね。

はやく、コロナ、終われ。

多読

2022年09月17日 22時22分45秒 | 英語
松本道弘氏といえば「TIME」ですね。私もここ数年、毎週”買って”、毎号隅々までとは言わないまでも、気が向いたときにチョコチョコ読むようにしています。

で、最近ですが、非常にラクに読めるんですよね。もう辞書なしで9割以上理解できます。スラスラ読めます。もちろん知らない単語や言い回しもたまに出てきますが、そんな物をいちいち気にしなくても話の筋はほとんど理解できますし、そもそも知らない単語の意味なんて文脈から大体想像がつきます。なので、辞書なしで読んでいても困ることがない、そんなレベルになりました。

ただし、高度な背景知識、つまり、政治・経済・文化・世界情勢などの細かい知識が無いと何を言っているのか分からない、そういう記事は当然あります。なので、今となっては英語というよりも、英語以外の知識不足が問題になることがたまにあるだけです。しかしそれも、それこそこういう雑誌を読んでいるうちに解決されていく問題だと思います。だってそういう情報を得るために読んでいるのですから。そう、もはやTIMEと言えども私にとっては英語を追うための媒体ではなく、知識を得るための媒体なのです。もう英語を読むことに全く苦痛がないので、今後は加速度的に読書量と知識量は増えていくことでしょう。ようやく内容そのものを楽しむレベルに到達しました。

で、果たしてこれは、私の英語力が上がった証なのか?あるいは単に最近のTIMEの英語が易しくなっただけなのか?ちょっとこの辺りが気になるというか、真相は定かではありません。十数年前にも同誌をかなり買い込んでいた時期がありましたが、引越しの時にそれらは全部捨ててしまったので、昔のTIMEと今のTIMEの英語を比べてみることもできません。

ただ、TIMEやその他同レベルの英文雑誌から多くの例文を引用している英語本、それこそ松本氏の著作をはじめ、色々な方のそういう本を引っ張り出してきて例文を読んでみても、スラスラ読めてしまいます。昔は苦労しながら読んでたのに。ということはやはり私の英語力が上がったということなのか(だと嬉しい)。

でも、言うほどリーディングのトレーニングはしていないんですよね。もちろん、毎日のニュースは英語をベースに仕入れていますけど、数十個の短い英文記事を流し読みして、見出しだけ知らない単語を真面目に調べて記憶している、その程度です。それをもうかれこれ五年くらい、毎日欠かさず続けています。ちなみに見出し中の知らない単語の意味は調べますけど、いちいちメモなどはしません。ちょっと赤で印をして気にとめておく、それだけです。

あとは、このブログにも書いているように、英語そのものの勉強、主に単語帳の暗記だけですけど、を毎日やっている、それだけです。リスニングは嫌いだから相変わらずやらないし、この前買った”フレンズ”のDVDもあまり見ていません。

この勉強量、というか英語による情報処理量を多いと見るか、”たったそれだけ?”と見るかは人それぞれでしょう。若くて時間にも余裕があり、TOEICのスコアアップとか英会話力アップを目指して気合を入れて猛勉強しているような人(若い頃の私のような人)から見ると、サボり過ぎだろ、という風に映ると思います。でも、歳を取って英語以外にもやることが山ほどある人からすると、よく毎日毎日そこまでできるな、という風に映るかも知れません。実際の所は、今の私の英語力をもってして、日常生活の妨げにならない程度にできる範囲のことをしている、というだけです。

特に気合をいれて難しい英文にアタックするようなことはしていません。でも、知らないうちにTIMEが本当にラクに読めてしまえるようになりました。出来る範囲で毎日英語に接していれば、数年でそういうレベルになれてしまうのです。もちろん、TOEICで970点を取ったのがもう6年も前の話ですから、そのレベルに到達していた人間が5年くらいそんな生活をした結果、という話です。何が言いたいかというと、TOEICで950点以上取れるくらいの力がある人は、あとはその力を使って日常生活に支障をきたさない範囲で英語に触れ続けてさえいれば、TIMEでも読めるようになる、ということです。

ただ、超高難度の単語帳の暗記はかなり集中してやっているんですよね。やっぱりなんだかんだ言っても結局は語彙力が大事なんですかね。

ちょっと何が言いたいのか分からない内容になってしまったかも知れませんが、最近やっていることと、自身の実力についてリーディングの力がかなり上がってきていることを自覚している、というのが主旨です。ようやく私も多読のフェーズに移れそうかな、という感じ。ここまで英語道を歩んできてようやく、なんですよ。

そう考えると、初心者に対して安易に多読・多聴を勧めるような物言いには、やっぱり賛同できません。そんな事がいきなりできるのなら誰も苦労しませんって。TOEICの点数を何とか上げたいとか、そういう段階にある人は、多読多聴(とかそういう事を勧めてくる人)なんて気にする必要はないです。辛くなるだけですから。基本的なことをガッチリ、繰り返しやることだけを考えて、目の前の目標を一つずつクリアしていけばいいと思います。その方が続けられます。やる事を増やすのは、物足りなさを感じてからでいいと思います。