植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

It served him right ざまーみそづけ

2020年10月04日 | 時事
【It served him right】正義の鉄槌が下ろされた→ざまーみろ、と呟いた人が、世界で数億人に達したものと思われます。トランプさんが、夫婦でコロナに罹ったというニュースが、全世界に流れました。習さんは、盛大に祝杯をあげる(笑)は、株は下がるはで大変な騒動です。

 トランプさんが、このコロナという厄災が発生した年初に、大したことは無い、暖かくなったら消えてなくなる、とか仰って、放置し初期対策を怠っていたために世界でも1,2位を争うほどの感染者と死者を生じさせたことは、紛れもない事実であります。その後も、自分は平気だ、マスクはしない、中国は謝れとか、好き勝手なことを言っていました。消毒液を体内に注射したらどうだ、とかの奇策まで。
 特効薬、ワクチンの開発にも間もなく完成するという根拠のなさそうな話もしていました。この人は、お金と票になること以外に興味が無いのです。節操も無ければ、政治的な信念も無し、成り上がりの不動産屋ですから。
 
 えらそーに。コロナをなめてかかったのですね。因果応報です、自業自得なのです。病状は、大したことは無いというのが表向き、実際は高熱が出て酸素吸入までしている可能性が高いのです。為政者の健康状態、病気などは政権が最も秘匿する情報であり、最も都合よく嘘がつかれる項目でもあります。前総理の「大腸炎」すら怪しいものなのです。
 
 コロナの統計では65~74歳までの平均の重症化率は13.5%、死亡率は死者は4%位だそうです。これが、75歳を超すと死亡率は倍増するようであります。
 トランプさんに基礎疾患あり、などという情報は出るはずも無いのですが、4年前までは、大富豪のビジネスマン、贅沢で背徳的な食生活をしていたとしてもなんら不思議はありません。アメリカ人特有の大きな体ですから、死因トップの心疾患にかかる可能性も十分にありますね。
 世界最高レベルの医療基準にあるアメリカの、頂点に立つ人物の治療です。コロナも、8か月経ち、効果のある薬、治療法も様々向上したために、重篤化死亡率も下がっているのですから、よほどのことが無ければ「現職大統領の病死」ということにはなりますまい。

 折悪しく、大統領選の真っただ中でした。バイデンさんとの候補討論は「史上最低」であったと評価されました。トランプさんがまごうこと無き史上最悪の大統領ですから、予想通りではありましたが。重症化したら病床で「ひーひー」言うくらいは、彼にとっていい薬になりましょう。トランプさんが起こした様々な悪政悪事に比べれば、軽すぎるくらいでしょう。
 ただでさえ旗色が悪かったのです、選挙活動が全面的にストップし、コロナに倒れた大統領の印象がネガティブに映るのも仕方ありません。再選の可能性は大きく下がったのではないかと観測されます

 それでも、もしかするとトランプさんの事ですから、「コロナに勇敢に戦った男」「コロナを克服した強いリーダー」として、まさかの逆転満塁ホームランを打つかもしれません。いずれにせよ、今アメリカは一つの分岐点にさしかかっているのかもしれませんね。潮目が変わるといいますな。
 
 ワタシらには、アメリカ人が何を考えているかなどは分かるわけもありません。彼らのやることは往々にして理解できません。
 しかし、そうも言ってられないのは、友好国であり、同盟国でもあるアメリカがくしゃみをしたら日本が風邪はおろか、肺炎にでもなりかねないのです。

 さすがに、あーいい気味だ「It's a good feeling」とは言いますまい。ワタシは人の不幸を喜ぶといった悪趣味な思考は持ち合わせてはいません。しかし、アメリカはもう少しましなリーダーに代わって、世界が、平和で豊かで地球環境を大事にするような潮流が生まれることを希う、そんな気持ちにさせられますね。

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