まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

文庫を始めて44年!

2021-09-11 18:40:36 | 文庫のページ
まつお文庫は1977年10月1日(土)に始まりました。
 1986年の秋から今の場所で文庫を続けています。ここに移るまでの最初の9年間は文庫の場所が何度か変わりました。その辺のことを振り返ってみたいと思います。
 まつお文庫が誕生したのはここから歩いて数分の、表のバス通りに面した父の家の2階でした。玄関を入って、階段を上った6畳二間が文庫の部屋でした。翌年6月、宮城県沖地震が起きました。外壁が落ちたりして、1979年夏には建て替えを余儀なくされます。1978年10月、文庫の1周年を記念して、初めて子ども市を開いたのはこの家の玄関先でした。
 建て替えの間住んだのが、私が子どもの頃に住んでいた古い家で、今の家のすぐ近くにありました。ここでの生活はわずか3ヶ月でしたが、忘れられないできごとがふたつあります。一つは、日本ユネスコ協会から寄贈の100冊の本が届いたこと。まだ蔵書も少ない頃でしたので、ありがたかったです。今も文庫の本棚に並んでいます。ラベルのところに赤い印が付いている本がその時いただいた本です。もう一つは、初めてこの家でテレビの取材を受けたこと。10月29日夜のNHK「みやぎ640」です。最初に映し出された古い家のトタン屋根と、狭い玄関に折り重なるように脱ぎ捨てられた靴の山を鮮明に覚えています。
 1979年秋にできた家は、父が建てた家でしたので、1階は貸店舗で、私たちは2階に住むことになります。子どもたちは外階段を上って、玄関と台所が一緒の部屋を通って、6畳二間の文庫の部屋に入ります。我が家の居間であり、家具も置いてあり、狭い部屋でした。すぐ隣の子ども部屋で、わが子が熱を出して寝ているときも文庫を開いていたことがあったと思い出しました。ここでの文庫は7年続きます。この7年間は44年間で最も年間登録者が多かった時で、毎年400人を超す子どもが登録していました。最も多かった1980年は604人が登録していました。あの狭い部屋にこんなにたくさんの子どもが来ていたことに、改めて驚きます。水曜日の「おはなしのへや」は1986年5月、この家で、始まりました。
 1986年10月31日、家の引っ越しより早く、文庫の引っ越しを、お母さんたちに手伝っていただいてやりました。歩いて数分のところとは言え、リヤカーで何度も往復して本を運ぶのは大変なことだったと思います。私もお母さんたちも若かった証拠です。文庫の10周年のお祝い会(大人の会)を1988年1月、この家で開くことができました。地震が起きても大丈夫なように本棚は作り付けにしたのですが、蔵書は増え続け、いつの間にか壁はすべて本棚で埋まり、2000年夏には、増築することになりました。
 文庫の変遷はそのままわが家の歴史と重なり、感慨深いです。
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9月・10月の文庫の日 21年

2021-09-11 18:27:29 | 文庫のページ
9月15日(水)
 4:00 おはなし「おだんごぱん」  武田
 4:30 おりがみ(三段組花ごま)
9月18日(土)
 4:00 おはなし「だんなもだんなも大だんなさま」 松尾
 4:30 おりがみ(三段組花ごま)
9月22日(水)
 4:00 おはなし「ちいちゃいちいちゃい」 松尾
 4:30 おりぞめ
9月25日(土)
 4:00 おはなし「おんちょろちょろ」 松尾
 4:30 おりぞめ
9月29日(水)
 4:00 おはなし「おいしいおかゆ」 松尾
 4:30 おりがみ(六角封筒)
10月2日(土)
 4:00 文庫の44周年を祝ってのおはなし会
10月6日(水)
 4:00 おはなし「てんぐのこま」 松尾
 4:30 おりがみ(10ページのノート)
10月9日(土)
第2土曜日は文庫お休みです
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