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まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

寄贈本 4月

2025-04-09 17:03:58 | 文庫のページ
寄贈本 ありがとうございます。
◆三鷹市にお住いの平野睦子さんからいただきました。
 『北風ぼうや おおあばれ』 なみきのりこ のりこ工房 2023.7 幼稚園や小学校にお話を届けている平野さんの友人の並木さんが1年かけて描き上げた絵本です。並木さんは2009年にALS(筋萎縮性側索硬化症)という進行性の難病の宣告を受け、手が動かせなくなっていく中で、頭に筆をつけて描きました。山間地や離島の幼稚園、保育園、小学校にこの絵本を寄贈したいという並木さんの思いを応援するため、平野さんはお仲間と『北風ぼうや応援団』を結成して活動しています。ひとりぼっちでさびしくて、北風ぼうやは暴れています。でもちいねえちゃんの言葉を聞いて、自分は一人ぼっちでないことに気づきます。ちいねえちゃんがやってきて、季節は春を迎えるという結末もすてきです。
◆内田麟太郎さんからいただきました。
 ①『はるがもぞもぞ』 内田麟太郎/南塚直子 ポプラ社 2025.2 今の季節にぴったりの絵本です。「ぽかぽかしてきて むずむずしてきて くすぐったくて ちきゅうは とうとう わらいだしてしまった」―—命あるものがもぞもぞ這い出して、春を迎える喜びに満ちた絵本です。銅版画で描かれた南塚さんの絵も春の色にあふれています。
 ②『あのね あのね』 内田麟太郎/山﨑おしるこ 303BОOKS 2025.3 ダンゴムシもテントウムシもアリに助けてもらっても、もじもじしてなかなかありがとうと言えない。でも春風がみんなの心を開いてくれます。絵はお笑い芸人の、ダンゴムシ大好きの山崎おしるこさんです。
◆広野多珂子さんからいただきました。
 『みんな いいかお』 ひろのたかこ 月刊誌こどものとも0.1.2 2025年4月号 福音館書店 猫も犬もうさぎもやぎも男の子もみんないい顔で正面を向いています。赤ちゃんに喜んでもらえそうです。
◆近内知佐子さんからいただきました。
 『ふくろ小路一番地』 イーヴ・ガーネット作 石井桃子訳 岩波少年文庫 1971.7 3月のレンゲの会で取りあげた作品です。日本での初版は1957年で、いただいた本は岩波少年文庫の75年の歴史の中でも最もぜいたくな装丁で出版された第3期のもので、ハードの表紙と、立派な箱カバーが特徴です。貧しいながらも、ごみ収集の仕事をしている父ちゃんと洗濯屋をしている母ちゃんと子どもが7人の、ラッグルス一家の愉快な物語です。子どもたちの冒険が愉快です。イギリスで1937年出版の作品です。
◆汐﨑順子さんからいただきました。
 ①『東京子ども図書館50周年記念 松岡享子からの贈り物 本とおはなしの楽しさを子どもたちに』 ギャラリーエークワッド 2024.12 松岡享子さんの足跡をたどる展示会(2024.11.29~2025.3.13)の図録です。たくさんの写真とたくさんの方の言葉で、松岡さんの業績が語られています。
 ②『先輩の言葉に学ぼう! 児童図書館研究会の歴史をつなぐ』 児童図書館研究会 2025.1 2023年10月に創立70周年を迎えた児童図書館研究会。それを記念して開かれた「先輩の言葉に学ぼう!児童図書館研究会の歴史をつなぐ」(2024.1)の記録をまとめたものです。
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