まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

寄贈本 3月

2018-03-21 16:43:38 | 文庫のページ
ありがとうございます。
◆◇◆汐﨑順子さんからいただきました。
『おひとよしのりゅう』 ケネス・グレアム 石井桃子訳 寺島竜一画 学研 2018.1
 1966年、石井桃子さんの訳で学研から「新しい世界童話シリーズ・8 おひとよしのりゅう」が出版されているのですが、長いこと絶版でした。これはその本から「おひとよしのりゅう」だけを掲載する形で復刻したものです。
 闘うことよりも詩を楽しむことが好きな竜と、男の子と、セント・ジョージの物語。竜とセント・ジョージの闘いを望む村人たちの前で、竜と男の子とセント・ジョージはひと芝居打つことにします。誰もが満足する結末が心にのこります。
 2006年に徳間書店からインガ・ムーアのカラー版のすてきな絵のついた『のんきなりゅう』(中川千尋訳 2006)も出版されています。
◆◇◆福岡県春日市で文庫をなさっている徳永明子さんからいただきました。
『原子雲のかなた ―新しい出会いと繫がり― 』 徳永徹 西日本新聞社 2018.2
 徳永さんのご主人の著書です。90歳のご主人は長崎で小学5年生から中学生まで過ごし、ちょうど原爆が投下されたときは熊本の高校に通っていて、被曝は免れましたが、親友を亡くしています。2015年、戦争中の自分たちのことを書いた『少年たちの戦争』という本を出版します。それをきっかけに、この数年徳永さんの周りで起きたことをまとめた本です。長崎の原爆がどういうものであったか知ることができます。
 被曝の体験を風化させずどう語り継いでいくか、若い人達にどうバトンを渡していくか、長崎の方たちの熱い思いが伝わってくる本です。ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思い、10冊取り寄せました。読んでくださる方はどうぞ申し込んでください。
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