まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

草取り

2008年11月30日 20時14分35秒 | Weblog
 何だか久しぶりに丁寧に草取りをする。人参以来かな。
 研修の時は常に草取りをしていたように思う。有機農業は草取り農業だと思ったくらい。その反発もあるのだろう今では最小限、必要以上の草取りはしない。というか出来ない。

 ニンニクの草取り。丁寧と言っても雑。大まかにする。これすら殆どの作物はいていないのだから手抜き農業である。
 ある程度大きくなった草。上から肥料を撒き抜いた草を上に被せる。これで有機肥料が分解され養分となり易くなる。草も立派な肥料そこの養分を吸った草は光合成によりさらに養分を高める。再びそこに返すことで土は肥えていく。少しづつだけどそれが自然のスピード。

 玉葱に籾殻を敷く。霜よけ雑草の抑制。畝間にも籾殻と糠を敷く。来年の春には堆肥化する予想。堆肥を作るには重労働だし機械もいる。これなら省力的に出来る。分解もかなり緩行的なので環境負荷は極めて小さい。もしこれが大きすぎるとバランスが崩れ害虫が発生したりする。試験的にする。

 玉葱はヨトウとタネバエに相当やられている。実家の大阪では水田後なのでヨトウはいないしタネバエもいない。玉葱は害虫とは無縁だったが土地が違うと害虫も変わる。仕方ないがバタバタ倒れていく。5000本以上は植えたがどれくらい出来るのだろうか。

食べ物

2008年11月29日 21時44分50秒 | Weblog
 食べ物は体と心を育みます。
 肉を多く食べれば体は大きくなり心は闘争心が湧いてくる。草食は比較的おとなしい。自然界の動物を見れば分かります。雑食の人間でも肉を沢山食べる西洋人と野菜中心の日本人では体つき気質も違います。もちろん食べ物だけではないですが。
 
 今では食べ物で自分の体が出来ているという事に意識を持っている人が少ないように思います。
 農業をしていると体は土から出来ているのだなと思うようになりました。それは野菜は土から出来ているという当たり前な意識からです。ですから土は汚してはいけない。健康でなければいけないのです。

 以前ある有機農家の野菜を買いました。それは立派な人参でした。私達はそれを蒸し煮したのですが食べきれず残してしまったのです。
 その農家は牛糞を大量に入れます。そうするととても色、そして味の濃いものができあがります。しかし私達にとってあまりにもくどかったのです。
 私は思ったのですがメタボリックな土から出来た野菜はとても太って不健康な野菜ではないのか。確かに肥やした生き物は肉にしろ野菜にしろ濃くなる。

 これを食べ続けたら不健康になるような気がしました。
 土に山ほど牛糞を入れるのはあまりにも不自然すぎる。確かに丸々太るけれどそれは肥満ではないかと。そして栄養分が地下水に流れ込み環境汚染を招きます。それは農業の2大汚染の一つです。私は現代の有機農業に疑問を常に持ています。
 私の野菜は出来は悪いですが進む方向は間違っていないそう思いました。

 

再出発

2008年11月27日 19時28分35秒 | Weblog
 路上販売最終日。今日は太陽と嫁さんも一緒。

 ブログでは伝えきれない人達に知らせるために行ったのだけど多くの人が駆けつけてくれました。
 そして、駐車場を借りれないか大家さんに聞いてくれる方、自宅の駐車場でどうですかと言ってくださる方、事前にメールで多くの出展場所を紹介していただいた方など沢山の心遣いを頂きました。
 セットのお客さんも送料がかかるにもかかわらず継続していただけると言って下さいました。

 本当にありがとうございます。

 嫁さんと二人で「何て良い方たちなんだろうね。」と一年目の私たちをこんなに応援していただけることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。


 農業を始めた当初はと言っても9ヶ月ぐらい前のことなのだけど、どうやったらお客さんが見つかるのかと悶々とした日々。まさか一年も経たない内にこんなに良いお客さん達に囲まれているとは想像もしていなかった。
 
 今回こういうことに改めて気づかされ帰り道車の中で嫁さんと今後のことについて協議。

 物事というのは事前に幾ら考えても出てこないけど、その時になったら自然と道筋が現れてくるように思う。と言うのも良い案が一つ浮き上がった。
 10年掛けてやろうと思っていたことの先駆けが今出来るのではと思いついた。自分たちは思いも寄らないことだった。なんせ10年先の目標、この事に手を付け始めるのが何年後からなんてことも全く考えていないことだったから。

 決まり次第、始動していきたいです。

明日

2008年11月26日 21時41分07秒 | Weblog
 明日販売ではないですが行きます。(理由は昨日のブログで)10時から12時までです。


 今日は羽曳野の保育園へ行く。途中、太陽のお友達とお母さんを乗せて。
 この保育園は子供を自然の中で保育するための敷地を持っている所で菜園があり、木があり、山があるところで今日は「リズム遊び」という親子で体験する会に参加。
 私のところは自然は山程あるのだけど、子供を預けると考えた時に保育士なら誰でもいいという訳ではなく・・。私達に重ね合わせて考えるのだけどその道のバカであってほしい。野菜バカ、保育バカ。自分達が心から信頼の出来る人なら安心して預ける事が出来る。そして食べ物、環境。
 と言っても男は保育に関して鈍い所があるので嫁さんにまかせっきりなのだけど・・。

 私は保育園という場所が苦手。でも2回目で少し慣れたかな。それもここ、親も一緒に動くのだけどそれが結構辛い。
 なんだか農業して体鈍ったみたいで・・・。よく農業は体動かすから健康体というイメージがあるみたいだけど走る訳ではないので、同じ姿勢を長時間するとヤッパリ体は硬くなるし重いものも常に持つ訳でもない。昔は腕立て100回は出来たけど今無理だろうなぁ。自慢じゃないけど親指と人差し指で腕立ても出来た・・。

 今日行った保育園は認可が無く保育料が高い。それに遠い。でも通う事が出来なくても近くにあればいいなと思う。
 私達みたいな変人が納得するところもそうないか。
  

路上販売中止のお知らせ

2008年11月25日 06時47分07秒 | Weblog
 路上販売中止いたします。警察の3度の注意を受けました。これ以上の続行は出来ません。急なことですいません。今まで買って頂いたお客様ホントありがとうございました。
 次回27日はブログを見られていないお客様に口頭でお伝えするためそちらへは行きます。販売は行ないません。
 今後の予定ですが今までの場所の近くに駐車場を借りることが出来れば月に一回再び販売を開始したいと考えています。駐車場を借りるため経済的にも毎週という訳にはいかないと思います。
 決まり次第ブログにて連絡いたします。

 今回を良い機会として今後の販売体系を考える。一時的な収益は減るけれどもその後増えれば良い。自分達の求める“お客様の顔が見える販売”“地産池消”“普段の食生活に有機野菜”。どういう形であろうとこれさえ見失わなければ良い。
 そして実現する為にはセット野菜が中心の販売体系が必要。対面販売はこの広報活動の一つ。
 最近は小売のお客さんが常連化し新規の方は少なかった。私にとっては心地よい一時ではあったのだが、今後セット販売のお客さんを増やす広報としての意味は薄くなっていた。もう潮時だという事か?

 しかし常連のお客さんとのお別れは寂しい物がある。対面販売というのはただ流通に乗せての販売と違い温かみがある。お客様だけど少しはその人の事が分かってくる。顔、声、何をやっているか、どういう性格か何てことも少しずつ分かってくる物で。お客様だけど知り合いみたいな。
 だからサービスをしたり、世間話をしたり、利益には直接結びつかない愉しみがある。

 本音はもう少しここでスローマーケットをしたかった。
 
 

花巴

2008年11月24日 20時50分27秒 | Weblog
 午後から雨の予報なので午前中に出荷作業を終え午後からは少しドライブ。

 奈良の酒って美味いんだと思うきっかけになった「花巴」。この蔵元に行く。入った瞬間なんとも良い香り。吉野川に面した古い作りの蔵はこの環境だけで美味しい酒が出来るような気がしてくる。

 幾つか試飲が出来るのだが、残念、残念ながら私は運転手なので変わりに嫁さんが・・・。私は香りだけ。同じ蔵の酒でも香りだけでそれぞれ個性がある事が分かる。その中で私が香りだけで選んだのは、というよりまずはこれだと思うお酒を選ぶ。山廃仕込み無濾過生原酒。山廃はその蔵にある酵母で仕込んだ物を言う。いわゆるその蔵オリジナルみたいなもの。蔵にはそれぞれ違った酵母が住んでいてその蔵、蔵で出来が違うと言うもの。と言っても酵母添加した酒でも蔵それぞれ違うのだけど。そして火入れをしないで絞ったままの状態の生原酒。こういう生きた酒は開けてから時間の経過と共に酸化が進みまた味わいが変わる。この変化がまた面白い。


 このお酒は一言で個性的。色はうっすら琥珀色。口に含んだ瞬間強い酸を感じるのだけどその後キリッと引き締まり、まったりした甘みが余韻を残す。このコクが奈良酒の特徴らしい。東北のお酒は端麗辛口で癖の無いあっさりしたお酒が多いが奈良は逆で味の濃いお酒が多い。実はこちらの方が作るのが難しい。
 そして東北は料理の味が濃いので水のように洗い流すような酒が合う。一方関西は薄味なので味のあるお酒が合う。というよに理にかなっている。お酒だって地産池消が良い。

 その後「こばし」というお饅頭屋さんに行きたかったのだが今日は売り切れ。ここの饅頭本当に美味い。饅頭なんて作り方がシンプルだけに特別美味い饅頭なんてあるのかなぁなんて思っていたけど、ここのは美味いんだわ。

 そして大宇陀に行くが期待はずれ。田舎って競争が無いから雑誌に載っている所でもヒドイところがある。奈良は特にそういうところが多いような気がする。結構あちらこちらに行ったが、ここは良かったなというところはホント少ない。まぁ一つづつ潰していかないと。
 
 奈良に住んでいるのだから奈良の自慢を話せる農家でありたいと。そして自分達の生活の楽しみも奈良のものでありたいと。

幸福の時

2008年11月23日 21時06分11秒 | Weblog
 家に帰ると良い匂いが。セロリの入ったスープの香り。

 今日はセロリ尽くし。農業をしていて一番の幸せは自分の好きな野菜が出来た時だろう。「これがあるから農業は辞められないな」というと「そう言うと思ってた」という嫁はん。

 今日のスープは夏に水煮しておいたトマトと玉ネギ、セロリの黄金トリオ。そこにじゃが芋、ニンジン、ヒラタケ、大根が入る。ホントこの三種があると鬼に金棒。良い出汁が出る。私が好きな野菜は自然と出汁が出る野菜であるように思う。うちは当然ブイヨンキューブやら味の素なんてものは無い。出汁はカツオ、煮干、野菜。我が家にとって出汁の出る野菜は貴重。

 セロリがあるだけで食卓が豪華になる。四季それぞれにこの喜びがあるから農業は楽しい。辞めたくない。

セロリが入ったスープはなんとも言えない香りが。セロリは作るのが面倒だけど一度この幸福を味わうと作らずにはいられなくなる。

 生でも良し。サラダもセロリが入るだけで違うよね。

 炒めて良し。万能野菜。ツナとセロリの炒め物。軸の良い所は生でサラダに。細い所はスープに。葉は炒め物に余すことなく食す。

 今日はエンドウの植え付け。5月の忙しい時、収穫に追われるので少なめ。

 今植えつけて取れるのは四月の春キャベツ。何でもそうだけど冬をまたいでジックリ育つ野菜は美味しい。

法律違反

2008年11月22日 21時02分37秒 | Weblog
 前回の路上販売また警察に注意を受けた。もうダメかなぁ。次回は検討中です。また連絡します。

 違法には間違いないのだから仕方が無い。恐らく田舎だと何も言われないのだろうけど都会はそういう訳には行かない。自分は仕方ないと思い違う方法を考えれば良いのだけど来ていただいていたお客さんの多くが常連様。近くで場所を借りようか?全く違う方法でしようか?

 違法は良くないが田舎だとノーヘルで原付を乗っているおっさんは沢山いる。ある少年はそれが田舎の嫌なところと言っていた。ナンバーの無い軽トラだって走っている。シートベルトなんてしている人の方が少ないのでは。私はこれが田舎の良いところだと思っている。都会がそうであれば良いという訳ではないがこれがゆとりある社会だと思う。

 田舎は危険が多い。例えば溜池にフェンスなんてない。都会では考えられないこと。軽トラ一台分の農道。横は2メートルの落差。トラクターだって一歩間違えば横転しかねない。
 全ては自己責任。自分で自身を守らなければいけない。こういう所にいるとシートベルトなんてバカバカしく思える。自己責任の範囲を超えた法律だと思っている。社会の一員として義務はもちろんあるがバカバカしい。

 法律違反はもちろんいけない事だけど全てが法律で固められる世の中は息苦しく絶対に良くはならない。全ては心の問題だと思っている。心が育まれない世の中は良くはならない。現に都会と違い田舎は平和だ。
 自殺、暴力、いじめ、虐待などは全て心の悲鳴。心が育まれれば法律はあまり意味しなくなる。


 私が遊んでいたおもちゃを実家からもらってくる。押すとカランカラン。こんなデザイン、音は今では無いだろう。私の祖母が修理してくれたのだが直して使えるおもちゃがあるなら新しい物は必要ない。十分楽しんでいる。

 洗いゴマ。水の中にゴマを入れ浮いたゴミを取り沈んだ石を取り除く作業。中間のゴマを救い上げると綺麗になるという方法だがなかなか上手くいかない。今年は自家用に作ったのでセットには入りません。結構手間が掛かるので来年はどうしようか。

 沢庵用の大根を干す。始めての試みなので上手くいくか。

 

新規就農

2008年11月21日 20時39分14秒 | Weblog
 新規就農する友人が来る。近くに土地を貸してくれるという地主さんがいるので紹介しようと思ったのだが留守。
 少し農作業を手伝ってもらってから近くの有機農業をされている先輩の所へ。

 先輩は奥さんが学校の教師をされているので一人で農業をしている苦労人。始めはポンプも買わず、雨後に耕運したりといわゆる土素人から出発。でも今では7年続けているベテランに。それでも成り立たない現実を話してもらう。害虫の多発で八割がたニンジンがやられ「バイトしないといけないかなぁ」という先輩。

 一人でやる難しさ。私は嫁さんが子育てのかたわら手伝ってくれる。2人分とはいかないが1.5人分ぐらいにはなる。   
 それでも辛い所は沢山ある。友人がここで就農してくれたら沢山共同できるものがある。機械、小屋、共同栽培など
 有機農家、特に否認証の有機農家は立場が弱い。社会的に認められない農家である。行政からは見捨てられていると思ったほうが良い。こういう中で“共同”と言うのは大きな意味がある。
 ここに来てくれないかなぁ~


 野菜セットが17品目から10品目ぐらいに落ち込んだ。品質も低下気味。今ならキャベツ、白菜、ブロッコリーがあるはずなのに・・。来年の課題だけど。今のお客さんには申し訳ない。
 一年通して買って頂いたら恐らく損得はないと思う。ただ一時的注文の方は損得がある。これがセットという物だと思うけど・・。その季節、季節で種類、量が変わる。畑の状態そのものがセット。
 ニンジンなんかは夏と冬では全く違う。初冬と真冬でもこの変化を感じられるのは継続的にセットを買って頂くお客さんだけ。私達自身もこの変化に幸せを感じるのです。

 セロリが黄化してきたため収穫する。木曜のお客さんには入りました。月曜のお客さんは次回から。
 イタリア種子から育てたセロリ。もう少し大きくなるのだろうが。難しい。軸は細いタイプ。軸から葉まで余すことなく食べる。この香りがなんとも言えない。生で良し、炒めても良し、煮れば良いダシが出る。万能野菜。作るのが手間なので本当に食べたいと願わなければ作れない野菜。
 好き嫌いがあるだろうけど・・。自分達の好みにお客さんをつき合わせてしまってるようにも思うけど・・。
 
 

まつなが畑のお客さん

2008年11月20日 19時25分48秒 | Weblog
 直売って本当おもしろい。

 膝カックンしてくるヨガの先生。カレーを作って持って来てくれる方。手づくりの市に出展されていた方が来て頂いたり。今度新規就農する友人が駆けつけてくれたりと今日も色々な方が野菜を買いに来てくれました。

 「まつなが畑」が少しずつ形作られて来たなと。
 
 もし「まつなが畑」の自慢はと聞かれると「良いお客さん」と答える。自分は未熟だけども周りが支えてくれているという安心感がある。
 
「野菜が無い時は私で調節してね」といってくれるセットのお客さん。一人二人ではない。「何時も少しでゴメンネ」と毎回買ってくれるお客さん。残りの全部頂戴と言って買って行ってくれるお客さん。友人のお母さんも定期的にセットを取ってくれる。友人も取ってくれたり などなど。

 通り掛りにしゃべってくる90歳ぐらいのおばあちゃん。「何時も良いなと思うけどここの野菜は高いやろ~」何時も去っていくので。たまに興味を示した野菜は安く分けるようにしている。こういうお客さんも「まつなが畑」の大切なお客さん。

 「まつなが畑」のお客さんはお客さんではなく神様でもなく知り合いみたいな感じ。この人たちのために野菜を作っているという感じ。不特定多数ではなく特定少数。

 みんなの健康が私に託されているという責任感。みんなに助けられているという安心感。 

 自分が目指す小さい単位でのコミュニティーが出来つつあるのかな。
 農業経営はどうのこうのなんて言う人がいるけど。きっとそういう人は“共同”という言葉が好きではないだろう。競争するから良いものが残り自立する力が付くと思っているのでは。その中で格差が出来れば永続的社会は可能なのかと問いたい。資本主義の競争社会にあっても“共同”というものが無ければ“永続”という事はありえない。
 田舎に移り畑をして良く分かった。一人では何も出来ないと言う事が。

 周りをコンクリートで固めてしまえば。あちらこちらにコンビ二を作れば。お金を稼ぐ大きな会社があれば。
 必要ないこと。
 でも周りに木があり土があり。自分達で食べ物を作り。生活をする。この中に“共同”が無いとその村は持続しない。道は荒れ、山が荒れ、食べ物が豊かにならない。(出来たものの物々交換や機械、作業の共同、田畑が荒れたり)
 都会は田舎という場所無しには永続可能な場所だろうか。私は田舎を消費して成り立つ都会は好きではない。

 でも都会の方は良い人が多い。情報が多いためか意識が高い。またその反対のギャップも大きいけど。田舎は基本的に意識が低く皆都会に目が向いている。
 だから「まつなが畑」のお客さんは都会の方が必然的に多いのかも知れない。
  
 小さいコミュニティーが出来ればきっとそれは大きな力になる。そう信じています。

明日販売行きます/突風

2008年11月19日 20時25分37秒 | Weblog
 あす堺市中百舌鳥で販売します。あさ明けるのが遅くなってきたので前日採りになりました。水菜、小松菜、ニンジン、大根持って行きます。

 朝雨が降っているので止むのを待って畑へ。
 今日は寒いうえに強風。トンネルが剥ぎ取られる。直すがすぐに強風にやられてしまうので本腰を入れてトンネルを張り直す。ようやく終わったら昼前。
 帰り際これで大丈夫だろうと見ているとあたりが響めき出した。再び真っ直ぐ立ていられない程の突風が。トンネルが波打ちながら外れる。おまけにしっかりと留めたせいで穴が開いたりと傷めてしまった。
 悪足掻きをやめてトンネルを取ってしまうことに。初めからそうすればいらない苦労をせずにいられたのに・・・。

 資材にお金を掛ければ丈夫なトンネルは作れるのだけど・・。貧乏百姓なので仕方ない。

 金剛山を見上げると雪が・・。今日は強風に寒さにみぞれも降った。
 こういう時の収穫は辛い。菜っ葉の水分が手に付いて感覚が無くなっていく。ニンジンとか大根は濡れる事がないからまだマシ。
 でも井戸の水があって救われた。研修の時真冬に井戸水で大根を洗っているとよく「冷たいやろう」と声を掛けられた。でも実は暖かい。水を触っている方が暖かい。
 井戸は夏は冷たく、冬は暖かい。本当良く出来ている。昔のように井戸水が普段の生活に使えたらなぁなんて思う。

 パンプキンスープを飲んだ太陽。家の中は暖房をあまりつけないのでジャケットを羽織る。私達は半纏。
 うちは生クリームもブイヨンも入れない。パンプキンと玉ネギと牛乳だけ。これが重ね煮すると玉ネギの香りが出てウマイ。太陽も大好物。

うろちょろ

2008年11月18日 22時35分44秒 | Weblog
 一昨日「手づくりの市」が無事終わり。実家が近いので実家で12月の「お便り」を仕上げる。嫁さんの仕事。

 昨日の朝、奈良の自宅に戻り出荷作業。今まで最高の9件。来年の目標10件には届かないが良い経験に。
 だが重大な問題が・・・。
 大阪の実家に「お便り」の原稿を忘れてくる。そんで大阪にトンボ帰り。

 収穫を終えたのが5時過ぎ。7時には宅急便が閉まるのでそれまでに「お便り」をコピーして入れないといけなく。高速を使ってぶっ飛ばして何とかぎりぎり7時に間にあった。良かった。
 それからお客さんの近くまで来たので直接宅配して一件落着。

 そんな訳で昨日はうろちょろしていて。再び実家に泊まりようやく今日の朝奈良に帰ってきました。
 
 午後から畑に行くが少し雨がパラつき、そして寒い。本当寒い。なので小カブとタアサイに保温用のビニールを掛け、種苗屋に頼まれた大根4種を収穫して持って行って今日は終わり。

 明日はちゃんと働きます。

 

「手作りの市」が開催されました。

2008年11月17日 07時25分57秒 | Weblog
「手づくりの市」開催されました。

 朝起きると雨が。これはダメだなと思っていた私達ですがHPを見ると昼から雨が上がる予報なので検討中と。am7:00。お!粘ってるなぁでも雨は降っとる。「いやぁ~無理でしょ」とまだ思っていた私達ですが・・。am8:00。昼からの開催決定。
 
 慌てて雨の降りしきる中収穫に。収穫量どうしようか?時間もない?忘れ物は無いか?色々と頭の中を巡りさせながら。
 まだ成り立っていない農家だけど・・。ある程度の形にしないと。出展するということはそこで自分たちのイメージが決まってしまう。そして、主催者の方に迷惑も掛けられない。



 午後からは予報通り雨は上がり。見事に開催させた主催者の方には本当頭が下がります。

 自分たちなら「前日か前々日には決めてしまうのになぁ~」なんて勝手なことを言う。(失礼)自分たちと比べたらいけないが思いの違いだろう。どれだけ思いがあるか?強いか?

 自分たちにも通じるところがあるが成功するか否かはただそれだけの事だと思う。その時の判断が正しいかどうか?ということよりもどれだけ思いを持ってこの判断を下したか。
 もし雨が止まず失敗に終わっていたとしてもそれは間違った判断ではないと思うし将来の糧に必ずなる。
 
 しかし、今回の判断はすごかった。朝雨が降っている中で止むのを見越して開催の判断はなかなか出来ないと思う。主催者の方の心行きが違います!

 自分たちは従うだけなので気楽なものです。でもこの主催者の方だからこそ着いていこうと思えるし、安心して判断を任せられるのです。





 

「手づくりの市」前日

2008年11月15日 21時26分40秒 | Weblog
 天気予報を何度見ても雨。でもざぁっと強い雨が降ったり止んだりという予報。もしかしたら。

 夫婦の間ではすでに諦めモード。「明日何する?」の会話。「せっかく休みになるなら将来の糧になることをしたいよね」「農園の手伝いに行くとか」

 ケーキも焼く量を減らし。野菜も収穫せずに待機している状態。明日朝天気を見てとりあえず自分達で判断しよう。開催なら大慌てで用意をしなければならない。しかし収穫間に合うか?


 今日は朝、雨が降ったが午後は晴れたので何とか畝を立てれた。
 少し上で有機農業をされている先輩の所へ行くが不在。というか4時過ぎに何時も行くがいない。

 私がサラリーマンの時に取っていたセットがこの農園のセット。畑に押しかけ見せてもらった時からここの景色と水に引かれた。この地で農業する大きなきっかけになったように思える。
 今私がやっている所から2,3分の所だが景色は全く違う。周りの山よりも高く見晴らしがいい。

 それに水が綺麗だ。金剛山の湧き水が抱負に流れ出ている。

 しかし、山に近いため害獣被害が多く。ここら辺は全て周りをトタンで囲ってある。それに傾斜が急な為畑と畑の間の斜面が広く草刈が大変だ。形も悪い。


 こういう所で農業をしたいと一度は思うが。現実性は低い。作物を作る以外の手間は出来るだけ少ない方が良い。
 それに湧き水は冷たい。井戸水は冬は暖かく、夏は冷たいから助かる。
 
 この方だから出来る。私はとうてい出来ないだろう。環境はとても良いのだけど・・。

耕運機

2008年11月14日 21時47分30秒 | Weblog
 明後日の手づくり市。何だか天気が思わしくない様子。前回も雨が降って途中で中止になった。今回はと自分達もブラっと回って楽しもうかと思っていたのだが・・。これも一つの楽しみかな。天気を見てハラハラ ドキドキ。

 そんで明日も雨が降るみたいで。慌てて玉葱の場所を作る。トラクターは地主さんに貸していただけるのだが。今日はお客さんが多い様子。車で出られない。
 何だか声も掛けづらいので。耕運機で耕すことに。トラクターだと地盤を踏み固めてしまうので耕耘機の方が良い。本当はトラクターを使わずに農業がしたい。
 耕作幅は540cmトラクターの1/5ぐらいだろうか。スピードも遅い。草が多いので一度荒起こしした後に高速回転でまた耕す。二度目は整地も兼ねるので一度起こした所を半分踏んで耕す。540cmの半分になる。
 耕運機の使い方も少しづつ分かってくる。

 昔、牛で耕していた時は画期的だったのだろう。私はこのスピードが好き。トラクターに乗って神経だけ使うのはなんだか。農業も時代が進むにつれスピード化してきた。
 今の時代このスピードでは。

 耕運機は農機具屋に頼んで15万で作ってもらった。胴体とエンジンが違うので少しバランスが悪い。
 使って行くうちに癖が分かってくる。


 日も暮れてきたので慌てて畝を立てるが上手くいかず諦める。慌てると真っ直ぐ行かないんだよな。急いでも綺麗に畝が立てられる技術がほしい。
 ホント百姓屋はすごい。