まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

新規就農

2008年11月21日 20時39分14秒 | Weblog
 新規就農する友人が来る。近くに土地を貸してくれるという地主さんがいるので紹介しようと思ったのだが留守。
 少し農作業を手伝ってもらってから近くの有機農業をされている先輩の所へ。

 先輩は奥さんが学校の教師をされているので一人で農業をしている苦労人。始めはポンプも買わず、雨後に耕運したりといわゆる土素人から出発。でも今では7年続けているベテランに。それでも成り立たない現実を話してもらう。害虫の多発で八割がたニンジンがやられ「バイトしないといけないかなぁ」という先輩。

 一人でやる難しさ。私は嫁さんが子育てのかたわら手伝ってくれる。2人分とはいかないが1.5人分ぐらいにはなる。   
 それでも辛い所は沢山ある。友人がここで就農してくれたら沢山共同できるものがある。機械、小屋、共同栽培など
 有機農家、特に否認証の有機農家は立場が弱い。社会的に認められない農家である。行政からは見捨てられていると思ったほうが良い。こういう中で“共同”と言うのは大きな意味がある。
 ここに来てくれないかなぁ~


 野菜セットが17品目から10品目ぐらいに落ち込んだ。品質も低下気味。今ならキャベツ、白菜、ブロッコリーがあるはずなのに・・。来年の課題だけど。今のお客さんには申し訳ない。
 一年通して買って頂いたら恐らく損得はないと思う。ただ一時的注文の方は損得がある。これがセットという物だと思うけど・・。その季節、季節で種類、量が変わる。畑の状態そのものがセット。
 ニンジンなんかは夏と冬では全く違う。初冬と真冬でもこの変化を感じられるのは継続的にセットを買って頂くお客さんだけ。私達自身もこの変化に幸せを感じるのです。

 セロリが黄化してきたため収穫する。木曜のお客さんには入りました。月曜のお客さんは次回から。
 イタリア種子から育てたセロリ。もう少し大きくなるのだろうが。難しい。軸は細いタイプ。軸から葉まで余すことなく食べる。この香りがなんとも言えない。生で良し、炒めても良し、煮れば良いダシが出る。万能野菜。作るのが手間なので本当に食べたいと願わなければ作れない野菜。
 好き嫌いがあるだろうけど・・。自分達の好みにお客さんをつき合わせてしまってるようにも思うけど・・。