まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

食べ物

2008年11月29日 21時44分50秒 | Weblog
 食べ物は体と心を育みます。
 肉を多く食べれば体は大きくなり心は闘争心が湧いてくる。草食は比較的おとなしい。自然界の動物を見れば分かります。雑食の人間でも肉を沢山食べる西洋人と野菜中心の日本人では体つき気質も違います。もちろん食べ物だけではないですが。
 
 今では食べ物で自分の体が出来ているという事に意識を持っている人が少ないように思います。
 農業をしていると体は土から出来ているのだなと思うようになりました。それは野菜は土から出来ているという当たり前な意識からです。ですから土は汚してはいけない。健康でなければいけないのです。

 以前ある有機農家の野菜を買いました。それは立派な人参でした。私達はそれを蒸し煮したのですが食べきれず残してしまったのです。
 その農家は牛糞を大量に入れます。そうするととても色、そして味の濃いものができあがります。しかし私達にとってあまりにもくどかったのです。
 私は思ったのですがメタボリックな土から出来た野菜はとても太って不健康な野菜ではないのか。確かに肥やした生き物は肉にしろ野菜にしろ濃くなる。

 これを食べ続けたら不健康になるような気がしました。
 土に山ほど牛糞を入れるのはあまりにも不自然すぎる。確かに丸々太るけれどそれは肥満ではないかと。そして栄養分が地下水に流れ込み環境汚染を招きます。それは農業の2大汚染の一つです。私は現代の有機農業に疑問を常に持ています。
 私の野菜は出来は悪いですが進む方向は間違っていないそう思いました。