まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

トマト

2012年07月29日 19時05分07秒 | Weblog


私は欲深い人間である。
食べたかったら利益云々よりまずは作る。
まつなが畑の根底にあるのはもしかしたら私の欲かもしれない。

野菜が特別好きだと言うわけではない。
好物はアサリ。。ありつけるのは年に数えるほどだが農家なので仕方が無い。
アサリを作っている方と知り合う機会があれば、是非物々交換していただきたい・・・。


だが野菜を作るって面白い。

年間何品目の野菜を作っているのだろう?
多品目栽培の農家の中でも種類は多いように思う。実に効率が悪いが、根底にあるのは私の食べたいという欲。

土があれば種を播いて育てる事が出来る。

どの野菜も私が食べたくて作っている。



そんな野菜の中でもトマトは別格。
露地での栽培は難しいが、見ていて飽きないその姿。

品種選びでは味ももちろんだが、見た目の美しさも重要だ。



加熱用のトマトは最高に美味しい。
生食用も好きだが加熱して料理する楽しみもトマトの醍醐味。日本の主流の生食用トマトでは出ないコクと旨味がある。



トマトを糖度という一つの指標で食味を決めてしまうにはもったいない。
多用なその味はそれぞれの美味しさがあり、料理法があり、時にはブレンドしてトマトソースを作る。

これほど幅の広い食材も珍しい。



去年のように出来なかった年もあって良いと思うが、出来るとやっぱり嬉しい。

忘却

2012年07月15日 16時36分24秒 | Weblog


人は忘れる事で希望が持てると最近実感している。

どんな苦しみも悲しみも時間が解決してくれる部分があるのだろう。
苦しみを感じ続けるのではなく、幸せを感じ続けること。



最近の暑さはキツイ。
梅雨が明けて夏本番。

午前中にクタクタになり、昼寝をして午後は日が暮れるまで農作業をする。
再びクタクタになって帰路につく。




こんな日々は何てありがたいのだろうと感じる。

生きる希望さえ人が持てたなら行く先が見える。
シンプルな生き方がここにある。




我が家のおかあちゃんが作るキッシュ。
子ども達も大好物で季節の野菜がドンッと入る。



研修生が来てくれるようになってから私も台所に立つ機会が増えてきたように思う。
味噌と茄子を合わせた茄子味噌。

貧乏人の肉味噌である。

お客さんから頂いたパスタマシーンを使って麺を打って、ダシをとって、ジャージャー麺風に。





くらしを紡ぐネットワーク 7月の集い 報告

2012年07月11日 22時19分46秒 | Weblog
7月はシガセイサクショさんによる 無漂白綿ネル生地で作る 『ゆる~く ちくちく 布ナプキンをつくる会』をしました。


女性が縫い物をする姿っていいですねぇ。

指先に集中している静かな空気の中には、確実に意識が存在し、作られていく確かなものがあります。
ゆっくり、ゆっくり流れる時間の中に私達が必要とするとても大切なものがあります。

外では子ども達が遊んでいます。


便利さや効率、時間とお金がモノサシになった時、私たちは忘れてしまったのかもしれません。
日々の暮らしの中にあった確かな感覚を再び取り戻したような時間でした。




衣・食・住。

生きる為には必ず必要なもの。
ただし、これさえあれば生きていけるもの。

だから、これに纏わる仕事を生業として、真っ当な仕事をこの手に取り戻したい。

その中で子ども達は育ち、大切だと思う感覚を子ども達の心奥底に刻みたい。
次に繋ぐ為に。



普段、農作業小舎として使っているこの家で女性達が縫い物をしている。

こんな風景が日常にあると良いなぁ。



<援農のお知らせ>

今月は24日(木)、28日(土)です。

10時ぐらいに何時も皆さんこられますが、暑いので8時ぐらいにこられる良いかもしれません。
ご都合に合わせて来て帰って下さい。

持ち物:長靴、作業着、着替え、帽子、弁当、水筒

場所:まつなが畑作業小舎(奈良県御所市僧堂113-2)駐車場あります。
バスでお越しの場合は近鉄御所駅を出て、道を挟んで向かい側、左へ徒歩1分、ガソリンスタンド奥の一番のりばから特急新宮駅行き9:47発のバスで船路駅で下車してください。(10時到着予定の場合)奈良交通→
下車後道を渡り山側に登り徒歩3分です。

お申し込み:Eメール:matsunaga.y.y@dolphin.ocn.ne.jp
        TEL/FAX:0745-66-1217 

明日のお知らせ

2012年07月06日 21時17分40秒 | Weblog

明日の芋掘り援農ですが、雨の予報なので芋掘りは出来ないと思います。

ですが、来て頂いても大丈夫です。

ふらり
お話しをして
お弁当を食べて帰っていただいても大丈夫ですので遊びにくる感覚でお越し下さい。

作業小舎に居なければご連絡ください。
0745-66-1217


東京新聞

2012年07月01日 22時17分12秒 | Weblog

東京新聞の記事から

以下

分裂騒ぎの民主 国民への造反者は誰か

2012年6月29日


 小沢一郎民主党元代表が反対し、撤回を求めた消費税増税法案。野田佳彦首相は「造反」議員らの厳正な処分を表明したが、公約破りは首相の方だ。どちらが国民に対する造反かを見極めたい。
 二〇〇九年衆院選マニフェストを反故(ほご)にした首相が悪いのか、実現できない公約を作った小沢氏の責任がより重いのか。
 民主党内ばかりか自民、公明両党からも厳しい処分を求める声が相次ぐ小沢氏の方が分は悪そうだが、公約に期待して民主党に政権を託した有権者は、野田氏の方にこそ問題ありと言いたいのではなかろうか。
 有権者は「生活が第一」「官僚主導から政治主導へ」「税金の無駄遣い根絶」「緊密で対等な日米関係」など、自公時代とは違う政権の実現を目指して票を投じた。
 もちろんそれらは難題だ。官僚機構や既得権益層の厚い岩盤を穿(うが)つのは容易でない。だからこそ政権交代という権力構造の歴史的変化に実現を託したのではないか。
 民主党議員の多くは、それらの実現は難しいと言うが、どこまで死力を尽くしたのか。抵抗が強いが故に早々に諦め、増税路線になびいたと疑われても仕方がない。
 できない約束を作った方が悪いという指摘もある。実現困難だと決め付けるのは早計だが、仮にできない約束だとしても、それを掲げて選挙に勝ったのではないか。
 実現に努力するのは当然だし、できないと考えるなら、作成時に疑義を申し出るべきだった。納得できないのなら民主党以外から立候補すべきではなかったか。
 公約破りの消費税増税を正当化するのは信義に反する。
 小沢氏は、民主党を離れないように求めた輿石東幹事長に対し、消費税増税法案の撤回を求め、話し合いは平行線に終わった。
 両氏はきょうにも再会談するが小沢氏らが新党結成に踏み切れば民主党が歴史的役割を果たせずに瓦解(がかい)する。残念だが、国民との約束を守れないなら仕方がない。
 そうなれば、民主党は政権政党としての正統性を失う。首相は消費税増税法案成立を強行せず、衆院を早急に解散すべきだ。そのためにも違憲・違法状態にある衆院の「一票の格差」を是正する必要がある。
 民主党が提出した一部連用制の導入案は複雑で、解散先延ばしが目的と疑われかねない。選挙制度の抜本改革は次期衆院選以降の課題とし、今国会では「〇増五減」案の実現を急ぐべきだ。

以上




世論やら支持率ってなんだろう?
情報ってなんだろう?

どのテレビも主要な新聞も同じような論調を繰り返し、世論や支持率はそれに平行して動く。

国民の力は強く恐れられている。
だからこそ情報は利用される。


今、低所得者となり苦しむ若者はかつて小泉純一郎を支持した。
構造改革によって格差が広がり苦しむ若者が増えた。果たしてあの時若者は何を支持したのだろう?

8割サラリーマン社会の脱原発。
大阪の橋下徹。

結果を見据えての
脱なのか?
支持なのか?


農家の私たちは原発の即停止は大歓迎だが、この問題は弱者と言われる都会の低所得者、中小企業の問題だと私は考えている。


競争の中に敗者は必ず生まれる。
敗者をどれだけフォローしようが勝者の勝者にはなれない。

社会と言うのは個々の天の才を発揮してそれぞれの才が集合して形成するものであって、勝者が敗者を従え一部の権力者によって成り立つものではない。競争と言うのはお互いを高め合うものであって、野望や名誉の為に利用してはいけない。弱者は弱者にならなければ分からないのだ。



まずは教育がそれぞれの天の才が発揮できる為の教育でなければいけない。20歳で真の自由を獲得し、社会の一部となる。


私はここ御所に天の才を発揮できる場所、自由に生きられる場所の一つとして最小の形で実現させたい。子供たちに20歳で自由を獲得し社会へと送り出したい。
その為に私はこの時を生きている。


結果、現象として原発が無い世の中を望むし、誰かの思惑に左右されない思想を持つ世の中を望む。


お客さんがトウモロコシが届くと必ず作ると言うトウモロコシごはん。
味つけは塩と酒だけ。

美味しい。。