まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

「道明寺天満宮 手づくりの市」出展します。/小売とセット 

2008年11月13日 23時10分29秒 | Weblog
 11月16日 「道明寺天満宮 手づくりの市」に出展します。
 今回も野菜+ニンジンケーキ、サツマイモケーキを持って行きます。雨天中止なので詳しくは「手づくりの市 ホームページ」で確認してください。
http://www.kawachi.zaq.ne.jp/tedukurinoichi/

 ようやく小売が充実してきた。小売の難しいのはある程度量と品質が求められる所。セットならチョコチョコ作って少ない量でもいいし少々品質が悪くても一言添えれば入れられる。
 少量多品目栽培の中に小売用に大量短品目栽培をする。それが負あたりを出すと一定期間品物が無いという事になる。同時に収入も減る。
 今回サツマイモを失敗した。しばらく小売が乏しかった。セットなら小さくても入れられる。品目が多ければ一つ二つ悪くても他でカバーできる。そこがセットの魅力でもある。

 しかし一年7品目を切らさずに作るのは簡単ではない特に栽培期間が長期に渡る夏野菜は収穫量の変動も大きい。良し悪しがある。
 だが自分達が生活するには多品目を栽培しなければならないのだからセットの意義みたいなものはそこらへんにある。
 自分達の生活の延長線上にセット野菜があるのだ。


 ホット梅酒が美味しい季節になってきた。うちはブランデーに漬ける。これが美味いんだわ。夏はソーダ割りにする。しかしこの夏は昼休みを自宅で過ごし車でまた畑へ行くから昼間飲む機会がなかった。というかソーダを買う余裕もない。ロックで飲むぐらいだからまだ沢山残っている。時間が経てば美味しくなるから良いのだけど。早く畑の近くに住みたい。


 

明日販売行きます/今日の作業

2008年11月12日 21時15分50秒 | Weblog
 明日堺市中百舌鳥、販売行きます。場所はブックマーク「なちゅらぶ」さんの前の路上です。10時から12時までです。
 小松菜、大根、ニンジン持っていきます。

 今日はタアサイの草取りと間引き、追肥。そして夏から荒れ放題の小屋を片付けました。

 実はタアサイ私は食べたことがなく、当然作ったこともなく。出来ている所を一回ぐらい見たかな?というところ。
 出来ていく所をまったく想像も出来ず・・。本を見て株間40cm!?こんな広いの?こんな感じかなぁなんて思いながら、出来るのかこれと思いながら。特別魅力がある訳でもなく、そこまで気合も入れずという感じ。播くの遅かったから出来るかね?
 
 これからセットの種類がどんどん減っていく。今が一番種類が多い。17品目。落花生がなくなり、里芋がなくなる。インゲン、生姜。最低ラインは7品目これ以上減るとセットが組めない。これからは一つでも多く入れられるものがあればいい。タアサイが出来るとありがたい。

 小屋はそろそろ限界。物が入りきれなくなってきた。この冬新しい小屋を建てる予定。まず農業出来る体制を整えるのにお金と労力が掛かる。3年は入って出ての繰り返しなんだろうな。初期投資を考えれば3年後から返済し始めることになる。実質、経営として成り立つのは10年かかるかな。それまでつまずけない。
 

ソラマメ

2008年11月11日 20時00分05秒 | Weblog

ソラマメの品種は河内一寸。大阪の在来種でまだ全国的には珍しい品種ではないだろうか。試験栽培をしていた時から通う種苗屋には他にも泉州の水ナスなど本物が他では手に入りにくい物が揃う。
 このソラマメ私も大好物で莢ごと直火で焼くと絶品。しかし、粒揃いが悪く市場出荷には向かないので栽培農家が減っているらしい。今のうちに自家採取して増やしておこう。

 自生しているニラが種を結んだ。何故かこの辺あちらこちらにニラが自生している。種屋に行かなくても種が手に入る。それも自然農法?こういう種は生命力が強く優秀。自家採取している農家が自生しているものを好んで採種するという話も聞いたことがある。


 写真が複数アップできることが分かり調子に乗って3枚目。雑草の花。家のお母ちゃんが好きで摘んで帰るとすぐに萎れてしまうことが多い。写真では分からないが淡い紫色。

二日ぶり

2008年11月10日 20時52分36秒 | Weblog
 雨が明け2日ぶりに畑を見る。ん~悲惨だな。
 何故か大きくならないイタリアのホウレンソウや木の木陰で黄色くなった大根、ルッコラ。苗は肥料が切れてきて耐えている状態。それなりに育てばこの広さで一日10セットは可能だな。
 気になっていたソラマメの苗を見るとデカイ。豆は基本は直播か小さいうちに植えつける。根が弱く再生能力が低いからだ。そんで急遽玉ネギ用に作っていた場所に植える。あまりこういう事はしたくないのだが仕方が無い。今後の輪作体系があるので。


 カボチャ後地の菜っ葉類、間引き後ビニールトンネルで来年の収穫。ハウスがなくても結局ビニールを使用しなければならない。塩ビではなくポリ。燃やしてもダイオキシンが出ないので環境に良いというがよく分からない。機能は塩ビの方が保温性があり優れている。今は特殊加工によりポリの機能も上がったが割高な上、塩ビには敵わない。

イベント

2008年11月09日 19時45分43秒 | Weblog
 名古屋から嫁さんのご両親が来られる。玉ネギの植付けを手伝ってもらおうと企んでいたら・・雨・・・。
 午前、午後で2つのイベントに行く。

 午前は五条の食のイベント。午後は御所の霜月祭。
 イベントというものは行って何かを得て帰らないと面白くない訳で。欲を満たすだけのイベントって面白くない。何も残らない。何かって“衝撃”とか“共感”とか。良く分からないけど、知って知識になったり自分の思いと重なり胸が高鳴ったり。

 ただ食べるだけで生産者の話も聞けず、どうやって育てているのかとかどういう思いなのかという“こだわり”みたいなものが見えないと面白くない。熱く語る人がいると面白い。しゃべり出したら止まらなくて仕事あっちのけないみたいな。

 

 霜月祭は実際住まれている古い町家を見て周り、幾つかのイベント出展がある。午後から行ったので人は少なかったが御所町の雰囲気は大いに楽しめた。普段は寂れている商店街だがロケーションは最高で本当残したいなと思う場所。若い人が何か店でもしないかななんて思う。本当寂れているのがもったいない。
 ここで知り合った酒蔵の人、醤油蔵の人は“こだわり”があり面白い。来年は私もこのイベントの参加したい。
 こだわりの酒、こだわりの醤油そして町家、商店街。こんな絶好なロケーションはない!そして駅から近いのだから。ここなら自分達の伸び代があると思う。人が多くなくていい、自分達のあり方が全てなのだから。
 

 霜月祭に行く途中とてもレトロな耳鼻咽喉科。その横に「寒蘭咲きました」の看板が。入って見てみるとおじいさんが部屋で焚き木を焚いて「どうぞ」と。そこにはカワイイ蘭が。話を聞くと野生の蘭だとか。洋蘭とは違い小さい。これはいい物を見せて頂いた。そして面白いおじいさん。来年も見に来よう。

 11月16日「道明寺天満宮 手づくりの市」出展します。詳しくはブックマークからHPへ行けます。

玉ネギを植える

2008年11月07日 20時14分23秒 | Weblog
 玉ネギを植え出すがこれがなかなか進まない。一人で一日掛けて1700本。65mの畝一本もいかない。
 どれだけ植えれるか分からないがとりあえず植えれるだけ植える。11月いっぱい掛けて植える。苗は少し種を多く落としすぎで細い物が多い。玉ネギ苗なんて作ったことはなかったが何とかなる物だなぁと。来年はもう少し改善の余地あり。

 どれだけ売れるかは分からない。当てがない。とりあえず作って何とかなるだろうなんて思う。ジャガイモもいきなり40キロ植えた先輩に売り先ないのにそんなに植えてどうする?と言われたが何とか捌けた。物がなければ売りようがないがあれば売れる。収入に出来る。とりあえず前へ進む。
 臆してチマチマしてると何時までも前へ進まない。挑戦して失敗してはじめて前へ進むことができる。

 就農するとき嫁は3反ぐらいでアルバイトと平行して少しずつやって行くと思っていたらしい。今ほど協力的でもなかった。機械を買い揃えて5反農地を借りた時は不安を覚えたに違いない。私自身も不安があった。
 でも今思えば3反ではなく5反でよかった。機械も買い揃えてよかったと思う。とにかくお金がなければ時間がない。2年でするところを1年でしなければならない。

 今の新規就農者で1反で生産者なんて言っている人がいるがその先に結びつく物がどれだけあるか??1反では家庭菜園となんら変わらない。ある程度の量を生産できる技術があるのが生産者なのに。1反からでは何年かかるか?
 私が学生の時、試験栽培していたところが1反だったのだから。

中学生

2008年11月06日 20時45分14秒 | Weblog
 今日路上販売の帰りに自然食品店「根っこや」に寄る。中学生だろう体験学習に来てる様子。
 それが何だか気ダルそうに「いらっしゃいませ~」なんて言われ・・・。そらぁ面白くはないだろうけどよ。仕事もやる気がないのが見え見えで。
 
 イヤなら何処かで遊んでいたらいいのになぁなんて思う。反抗して自由にやればいい。中学ってそういう時期だと思う。
 最近の子は真面目だと良く聞くがただ自分に正直になれないだけ。イヤな事をイヤと言えず言われたことをする。ただそれだけのことだと思う。私の師匠が「昔の子は叩いても立ち上がってくるが、今の子は叩くと潰れてしまう弱さがある」と言っていた。
 
 今の社会のあり方が中学生を見て思う。
「この中学生に夢は?」なんて聞く気にもならない。以前サラリーマンの時に体験学習で来た中学生もそうだった。
 今の競争社会は子供達から夢を奪っている。そして競争の中に巻き込んでいる。しかし、子供達はその競争にすでにしらけている。これが自分達が作り上げている社会だと思うと恥ずかしく思うのだ。
 
 自由に生きるって本当に難しい世の中だと思う。でも死ぬことはない世の中。私だってこれが失敗してもサラリーマンに戻るか、自然農法に切り替え自給8売り買い2の生活にすればなんとか生きていける。ある意味挑戦できる環境でもあるのだが・・・。社会はそうさせない。 

 しかし、この中学生を見て将来自分が自由に生きる一つの道筋になれればなと思う。サラリーマンに落ち着くのはなんともかわいそうに思う。
 なんとしてでも農業で食っていけるようにしなければ。

明日販売行きます/虫

2008年11月05日 21時43分58秒 | Weblog
 堺市、中百舌鳥駅近くの「なちゅらぶ」というお菓子屋さんの前の路上で販売します。10時から12時までです。小松菜、チンゲンサイ、大根もっていきます。

 家の中に蛾の幼虫が這っていてうちのお母ちゃんに「これ見てみ」と。すると「うん見た」「ほっとくで」「うん」以上。

 農業を始めて虫に対する抵抗感が減ったのか。あまり気にしなくなった。私というよりお母ちゃん。農業を特に有機農業をしていると虫がいることが当たり前になる。この狭いアパートの中にじゃが芋、サツマイモ、玉ねぎなど多くの作物を置いている。虫がいて当然。半分諦めているところもあるだろうか。

 抵抗感がないのも困ったものでお客さんはそういう訳にもいかず注意して箱詰めしなければいけない。あまりにも虫が多いものは一度水に潜らせて振り洗いをする。これが結構手間で時間を取られる。採ってそのまま箱に入れれたら楽なのにななんて思う・・。
 でも虫食いの野菜でも買ってくれるお客さんがいるこんなありがたいことはない。私のわがままでしかない。

 中間業者を通すとこういう訳にはいかず破棄するしかなくなる。まつなが畑のお客さんは本当良いお客さんばかりで日々感謝。ほぼすべての人の顔を思い浮かべることが出来る。就農直後はどうしたらお客さんが付くのかと不安だったがなるようになった。そういうものなのかも知れない。そうでなければ自分達に問題があると思わなければならない。
 こういう形でもう少し自分達が食っていけるぐらい拡大できたらなと思う。  

玉ねぎ

2008年11月04日 20時35分42秒 | Weblog
 今日は玉ねぎの畝立て、元肥を入れる。明後日から2日間雨の予報なので明日1回目の植付けをする。
 
 玉ねぎは作付けが多くマルチ栽培をしようか迷ったが無マルチですることにした。マルチは出来るだけ使用はしたくないという事と無マルチ栽培は食味が良くなるらしい。手間を考えればマルチ栽培の方が楽なのだが一度やってみなければ分からないので無マルチに挑戦することにした。

 8ヶ月間も畑を占領する玉ねぎは有機栽培で特に味に表れる作物の一つ。長い時間をかけて出来る作物は養分をじっくりと溜め込んで春から初夏にかけて甘みを十分溜め込む。そして完熟するまで置いておくとさらに味がのってくる。
 
 常に美味しい玉ねぎが食べたいと願いながら作業をする。どんな作物もそうだが最大の原動力となる。

 写真は左の空いている所が玉ねぎ予定地。約50メート畝が3本あるがまだ足りないのでその下の畑に今日作った所がある。右側がニンニク。

マイケル・シュナイダーの講演に行く

2008年11月03日 21時49分38秒 | Weblog
 原子力先進国フランスの再処理の現状を学ぼうという講演。
 マイケル・シュナイダー。エネルギーと原子力政策に関する独立コンサルタント機関代表を務めベルギーのエネルギー大臣の顧問を務めるなどエネルギー問題のスペシャリスト。もう一つのノーベル賞とも言われるライト・ライブリフッド賞も授賞している。
 
 彼の講演はフランスの原子力産業の構図を分かりやすく説明してくれた。
 原子力産業界、フランス政府が思い描く核燃料サイクル。しかし、それは問題ばかりで理想までは程遠い。しかし、多額資金をつぎ込んだ結果後戻りできず他の方法へと進む。多くの廃棄物を出しながら。だが世界は原子力から撤退する方向へと。フランスの原子力産業は衰退へと向かっているというものだった。
 フランスでは原子力学を学ぶ学生がおらず、今年は2名卒業生が居ただけだという。世界中で卒業生を探しまくっているらしい。

 フランスがやってきた核燃料サイクルは多くの放射能汚染廃棄物、そして海への放射能廃棄物の垂れ流しなど多くの傷跡を残している。今まさに息途絶えようという時だが再処理工場はまだ17年稼動可能だという。
 もし明日息途絶え稼動停止となった時3㌔平方メートルの施設の廃棄物はどうするのだろうか。

 今、日本はこの世界が見放した原子力産業に足を踏み入れた。

レタス

2008年11月01日 07時42分55秒 | Weblog
 秋の種蒔きが一段落するとタマネギの植え付け。そして春キャベツの植え付け。
 毎度のことだが苗が出来上がっているのに植えるところがまだ出来ていない。場所も減ってきて新たに3箇所追加。これで70aぐらいだろうか。1haまで残り30a。
 
 レタスの直播栽培をしてみる。播種機で種を播き間引きながら生育させる。ベビーリーフとして利用も出来るし育苗の手間も要らない。種自体もそれほど高いものでもない。間引く手間と除草。後は夏の暑い時期の発芽率の問題がある。
 どちらが省力的かは分からないが一つの方法として試してみるのも面白い。