まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

ご飯

2011年07月31日 20時57分48秒 | Weblog

今日は作業小舎の前でご飯を炊く。

本当は釜戸が欲しかったのだが予算の関係で今回は作れなかった。。今後自分達で作る予定?是非とも欲しい。。


という事で外で火を焚いて飯を炊く。
夏は野外が良いかもしれない。


便利さを無くす方向へと向かうとまた見えてくるものがある。
「食べる」という当たり前のことでも、気づいているのか気づいていないのか、普段便利と言う生活の中では働かない意識が見えてくる。

それはやはり大切なことだろう。

キャンプに行って薪を使って料理した時きっと多くの人は感じる部分があるに違いない。
それを普段の生活に取り込みたい。

「昔は忙しかったはずなのに時間があったなぁ、今は洗濯機や便利なものがあるのに時間がない」と言う祖母の言葉の答えが出てきたように思う。

手間をかける(現代からみた価値観で昔は手間ではなく、生きることに必要な仕事、暮らし方だった)ことで人はその手間の時間が与えられる。
考えたり、無心であったり、眺めたり、感じたり・・・。

私は最近、携帯電話を持っていないのだけど何か嫁さんに連絡したい事があっても、そこまで会いに行かなければいけない。その時間もきっと必要な時間なのだと、このことを通しても見えてくる。


次回の 小さなお話会 で薪を使ってご飯を炊きます。

お題は~暮らし~。

普段の食事に薪を使ってとは難しいですが、こういう機会を通して暮らしを振り返るとまた違った側面が見えるかもしれません。
意外と簡単にできます。
皆さんとこういう機会を増やせるよう「ご飯を炊く会」もしたいなと密かに。。

世間話の延長線上のような会、そんな雰囲気にするにはどうすれば良いのかな?と考えます。
私も含めここに集まる皆さんが肩肘張らずに話せる場にしなければいけません。

すでに今回申し込みを頂いている方は第1回、2回と参加くださった方々で友人のように親しい間柄です。
私はここに集う方全ての方にそのように接したいです。
そして皆さんもそう思う心が持てる会にしたいです。

皆さんとお会いすること楽しみにしています。


小さなお話会 第3回 ~暮らし~

日時  2011年8月20日(土) ※小さなお話会は毎月第三土曜日開催予定
    14:00~ 夕食(カレー ←また!)付き 18:00ぐらい終了予定
会場  まつなが畑 作業小舎
     (奈良県御所市僧堂113-2)
バスでお越しの場合は近鉄御所駅から13時17分発のバスで船路で下車ください。山側に徒歩3分です。

費用  大人800円 子供400円(まつなが畑のお客さん以外の参加も是非お待ちしています)

詳細→小さなお話会

かぼちゃ

2011年07月30日 01時38分23秒 | Weblog

ボンボンかぼちゃを放り投げる。
嫁さんがキャッチする。

かぼちゃや冬瓜の収穫です。

なかなか一人でこの収穫は大変で、二人(+娘)ですると、まぁそれなりに楽しい。
今年も見事に草に覆われているかぼちゃ畑。
足で探りながら、毎年のことながらかぼちゃにつまずいて気づくというありさま。。


バターナッツ。
なんとも愛らしい身なりのかぼちゃだがポタージュにするとコーンポタージュのような味になる。
セットにはもう少ししてから入る予定です。

赤いかぼちゃもきれい。












野菜と交換で我が家にパンが届く。
何時も売っているものよりも、大きくしたカンパーニュを特別に焼いていただいているのだけど、「できればもっと大きなカンパーニュを・・・」とお願いしてみたところ・・

大きくなって届きました。


なんともおいしい。。

田舎パンという風格が出てます。
少し荒々しさが出てきて、こういうパンが食べたかった・・・。
上田さんありがとうございます。

そして空(娘)もかぶりつく。歯はありません。







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8/20 小さなお話会 第3回 ~暮らし~

ハラペーニョとバジル

2011年07月27日 20時59分29秒 | Weblog

ハラペーニョ。。
これをソース(つまり緑のタバスコ)に。奥は赤い唐辛子。

ハラペーニョと酢、水、塩でフードプロセッサーにかけるだけ。

これが美味しい!
3ヶ月ほど熟成させた方が美味しいのだそうだが、作ってから毎日のように使ってしまう。
カレーに入れ、豚汁に入れ、納豆にもかける。
一味をかける感じで何でもいける。

赤よりも緑の方が香りが良く、辛さもスッと引くから結構辛くても食べられる。

こうして我が家に調味料がまた一つ増える。
日本は四季があるからこそ北から南の野菜が作れるし、料理ができる。
夏は辛いものが美味しい。



定期便のお客さまご連絡頂ければ販売します。
インターネット販売のお客さま、注文時に「ハラペーニョ」と入れていただければセットに付け加えさせて頂きます。

ソース(タバスコ)に、ピクルスに、サルサに・・・
お試しください。


そしてバジル。
一番好きなハーブだろうか。

香りのものがあるだけで料理がガラっと変る。
今年からセットに入れているのだがなかなかお客さんに届くまで傷めないようにするのが難しい。







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8月20日(土)小さなお話会 第3回  ~暮らし~



作業小舎改装工事 終了報告

2011年07月25日 23時22分56秒 | Weblog


19日、工事終了し正式に引き受けました。



完成前にこの家は「小さなお話会」でデビューしました。その時すでにこの家の答えを知ったように思えます。




森田さんご夫婦が初めてここに来て下さってから一年が経ちました。
その間の時間を思い返せば色々な事がありました。


奥の電気が点いているところが元々玄関があったところです。北側は今では作業場、出荷場、野菜の一時保管として使います。
右、東側が玄関になりました。
玄関の建具は古建具を探し、作業がしやすいように両扉とも左側へ納め広く開口を取れるようにしてあります。


森田さんにお願いしてから何度も打ち合わせをし、この家のことを知っていきました。
二転三転と要望が変り森田さんには大変ご苦労をお掛けしました。

打ち合わせ段階でも私たちの暮らしは変化し、進んでいきました。

この家の台所にあったタイルの流し台。外の手洗い場に付きました。
そしてキッチンは・・・


大工さんに作業台を作っていただきました。わびすけ と言う塗料を塗れば完成です。
作業台の正面には小窓を設けて、奥は物置、さらにその奥に小窓が設けてあり、開ければ物置を通して外が見えます。明り取りにもなっています。

工事開始予定の時期に震災が起きました。
大工さんがこの家の前に取り掛かっている現場に資材が入らないなどで工事開始が延期。最後の最後まで「遅くなって悪かったなぁ」と言ってくださいました。
その時期に工事することに少し立ち止まって考えましたが止まってはいけません。私たちの農業もです。




引き違いの棚、奥行が広く使いにくかったのを奥へ狭めてもらいました。
キッチン、南側の戸棚の戸を大工さんに古材で作ってもらいました。

天井は付けずむき出しです。
この家を建てた棟梁の名前が出てきました。
この工事の途中、近所のおじさんが「あの家を建てたのはなぁ私の友達で・・・・」と言うお話しを聞く事が出来ました。
昔はその地域に大工がいて、その地域にあったつくりになっていたのでしょう。生活に密接していたことを教えられます。
天井裏の隠れた所に名前を残すのは、その責任と誇りでしょうか。



玄関入ってすぐ上にロフトが付きました。
むき出しの土壁に白熱球が美しく照らします。
息子が脚立を使って喜んで登っています。頼むから落ちないでくれよ・・・。

南側は井戸があり、この水を使っています。キッチンでは井戸と水道両方が出るようになっています。
大きなびわの木はこの家を使って初めてその存在の意味を教えられました。

実家から持ってきた建具です。
昔、風呂のドアに使っていました。タイル張りでの隙間風が入る風呂は寒かったぁ。。
実家は築100年の先祖が作った家で生活スタイルの変化と共に改装して現代風に変化してきました。

この家にあった、まだ奇麗なホウキ。使わせて頂いています。

毎日牛乳もそのまま。



曲がった梁がこの場所を演出してくれます。

板の間から玄関を見ます。脚立はロフトへ。
玄関から出ればすぐ下が私が借りている畑になります。
新規就農にはこれほど条件が揃った家はないでしょう。場所、大きさ・・そして貸してくださる家主さん、地主さん、とても恵まれています。



3.11以降、私達がどれだけ「生きる」ことに日々暮らし仕事をしていないのか。という事に気づかされました。
あらゆる物や資源に頼った暮らしは、いつの間にか「生かされている」ことを忘れ自分たちが日々行なっている愚行にすら気づかなくなってしまう。
そんな恐怖に気づいて、私たちはこの行いの意味を知ったのかもしれません。

全てを無くし出来たこの家は「生きる」という問いかけに共に歩んでくれるに違いない。
そう思っています。



森田建築設計事務所の森田徹さん、大工の亀井さんを始めこの家に関わった全ての方に心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。

森田さんのブログで紹介してくださっています。

<お知らせ>

小さなお話会 第3回 ~暮らし~ をここで行ないます。
皆さんお気軽にご参加ください。詳細


小さなお話会 第3回  ~暮らし~

2011年07月20日 22時59分16秒 | Weblog


小さなお話会 3回目は「暮らし」について。
1回、2回と福島原発事故について深めてきました。今回は私たち自身に向き合って話をしたいと思います。
事故を通して私たちはどう暮らせば良いのか?
私達に出来ることは?

全ては暮らしの延長線上にあること。まずは身の回りを整えることだと思います。
その在り方についてそれぞれのライフスタイルについてお話しませんか?
「暮らし」はその人の住む場所、仕事、考えなどそれぞれ違うもの。それぞれが、それぞれの形を模索できればと思います。

お話しすることは
3.11以降の、暮らしの変化、何時かはこう暮らしたい、節電の工夫や日々気をつけていること、変化はないけどこうしたい、保育所や学校との関わり、食べ物について、活動など日々暮らしの中にあること何でも構いません。思うことを話してください。
一度、皆さんの暮らしに耳を傾け、聞くことでそれぞれが話せる場にしたいと思います。


そして、作業小舎の完成もあり、この場所の始まりとしてこのお題に決めました。
皆さんの暮らしとこの場が繋がっていきますように。



日時  2011年8月20日(土) ※小さなお話会は毎月第三土曜日開催予定
    14:00~ 夕食(カレー ←また!)付き 18:00ぐらい終了予定
会場  まつなが畑 作業小舎
     (奈良県御所市僧堂113-2)
バスでお越しの場合は近鉄御所駅から13時17分発のバスで船路で下車ください。山側に徒歩3分です

費用  大人800円 子供400円


【お申込み先】メール又はお電話にてお申し込みください。
        ※申し込み締め切り 8/12
メール matsunaga.y.y@dolphin.ocn.ne.jp
TEL 0745-66-1217

1.お名前
2.人数
3.ご連絡先(携帯電話をお持ちの方は携帯電話番号)

その他、ご不明なことなどありましたら、ご遠慮なく問い合わせください。
※メールでお申し込みいただいた方には必ず返信いたします。
 3、4日経っても返信が無い場合には、何らかの不具合が考えられます。
 その場合にはお手数をお掛けいたしますが、再度ご連絡ください。 





1回目2回目の反省を踏まえて「小さなお話会」を改めて考える。

私たちはここに集まる皆さんを友人のように迎えたい。それは世間話のように楽しく気軽に心許し合いお話しをしたいからです。
何か答えを導き出す為ではなく、私達が生きていく一つの話す場としてここがあれば嬉しいです。
大切なのは知識や理解ではなく、人としてお話しをすること。何気もない話しこそ学びがあります。

そしてここは私たちの“食べる物”、野菜 が出来る場所。
その畑の隣にあるこの作業小舎は生きる営みに密接に関わりある場所です。

ここで皆さんと心と心を合わせお話しをすることで始まり多くを生み出していきます。
何時か何かが結果として現れたらと希望を持っています。


今回のお話会はこの場所で~暮らし~について考え、話し、聴きます。
答えは出ません。
ですが一人一人持ち帰ったものが暮らしに寄り添う、そんなお話しが出来ればと思います。

皆さんにお会いできること楽しみにお待ちしております。





情報と人

2011年07月18日 20時25分42秒 | Weblog

情報化の怖い部分って何か?

情報社会に付いての議論は今まで随分なされてきたのだろう。

3.11以降、多くの人は放射能について良く知ることになる。以前ではキチガイとも思われかねないその事柄に今では多くの人が知識として持っている。
それは恐らく新聞、テレビの情報だと思う。

今ではタイムラグ無しに何百キロと離れた場所の情報がリアルタイムに入ってくる。
それはどういう事だろう?

3.11以前は探し出すように求めていた情報が今では寝転んで画面を見るだけで頭に入ってくる。
以前と以後の情報は同じであったとしても果たして同じなのだろうか?と私は思う。




私はここ田舎に来て人と話すときの感覚が都会にいるときと明らかに違うことに気づく。
都会では溢れる情報の中で、その情報、知識で話をしている感覚(その場にいれば気づかないけれども)がある。話の内容というのは受け取った情報の横流しのように、知っていることで話が進む。
ここ田舎では私よりも何周りも上の方と良く話しをするのだけど、その経験の中で得た確かなものを感じる。それは人付き合いからあらゆる知識、人として話している感覚を持つ。

と、書いても何が違うのかよく分からない。でも明らかに都会と田舎では違った。

それを私はローカルとグローバルの違いだと思う。


ローカルな地域では情報量に乏しい為一つの情報にたどり着くまで時間が掛かる。追い求めたり、考えたり、想像したりという過程を経る。

包括的な社会は多くの人が速い速度で情報を共有する。
情報が均一、単一化されやすい。それは情報への依存度が高く、時には電気はエコだと思い込んでオール電化を求めていた人が、ある時突然そのエコなハズの電気が制限され大きな環境破壊に気づく。

一つの情報に自分の心の部分の関わりがどれだけあるか?でその情報は違うものとなるように思う。
経験上から考えたり、想像したりして導き出した答えは心の部分に深く結びつく、しかしテレビで与えられた答えは軽い。すぐに忘れる。
そこから発せられる言葉はまた軽い。だから人と話すというよりはその軽い情報や知識で話していると感じるのかもしれない。

勉学も心と結びつけて学ぶ人(社会的責任)と詰め込む人(自己責任、自己満足)では違うのだろう。

私はこれが田舎の人と都会の人の違いのように思う。
(誤解があってはいけないので全ての田舎の人、都会の人に対してではなく、私の経験上の話で何か根拠があるわけでもない。今私の周りにおられる方は都会に住んでおられても心と心でお話する尊敬する方ばかりです。)



今では多くの人が原発、放射能の知識を持つようになったが果たしてどれだけの人が心と繋がっているのだろう?と疑問を持つ。
3.11以降溢れる情報の中で短期間に得た知識とそれ以前に探し出すように獲た知識では違う。そこに気づかず議論されてしまうと思わぬ方向へと進む可能性があるのでは?と私は危惧する。

どんな問題も心の部分で感じ、想像力を働かせて人として考え、選択していかなければいけない。
そうでなければ「自分だけは」「我が子だけは」になりかねない。




















2011年07月15日 19時29分41秒 | Weblog
ズルズル日が過ぎる気がする。

気づけば7月も半分過ぎている。

今年は何かと作業が遅れたのだけど珍しく鍬を使って除草を良くしている。
今まで伸び放題伸ばしていた・・伸びてしまう草だったが今年は鍬を使って削る。

いい加減、機械ばかりに嫌気が差してきたのかもしれない。



鍬を使うと、たまにミミズを切るぐらいのことはある。

草刈機を使うとカエルが逃げ回り、たまに足を切り落としたり、皮膚を削ってしまったり、申し訳ないと思う。

トラクターを使うと機械音と耕された土が残るだけ。




鍬を使う農業って今の時代だんだん出来なくなってきた。
除草剤を使えば畑一面草がないキャベツ畑が出来る。
有機農業も効率化が求められれば鍬を出来るだけ使わない農業がこれからの農業かもしれない。
だんだん農民は生き物を見ずに作物を作れるようになってきた。


どのような農業がしたいのだろう?
どのような暮らしがしたいのだろう?

鍬を振るうと初めのころを思い出す。


作業小舎が完成した。と言ってもまだ色々と手を加えて行かなければいけないのだけど。
後は正式な引き渡しを待つだけ。


週に一度か月に何度かお客さんが自由に来ていただける日を作りたいと思う。
日々仕事はしているので少し手伝って頂いたり、昼食だけでも良いし、今は昼間休んでいるので話す時間にしても良い。

何か雑談できる時間が欲しい。
作業小舎がお客さんと近くなる場所になれば良いのにと思う。

コーンポタージュ。
どこか缶詰の味に近づけようと頑張る・・・
いやいや当然缶詰よりも旨い。


ピーマンの丸焼き。
かつお節と醤油で丸ごと茎まで食べる。これがまた旨い。
わりと焦がすぐらいに焼くのがコツ。

ジャガイモ掘りありがとう!!

2011年07月10日 11時59分46秒 | Weblog

お客さまに来ていただいてジャガイモ堀り。
5組16名のご家族が来てくださいました。


去年から始めた企画なのだけど何時もタイミングが難しい。
ちょうど梅雨時期で天気も変りやすく、前日が雨だったりして土が湿っていると延期になる。
今回も前前日が大雨でどうかな?と思ったけれど前日が晴れてくれたおかげで、少し湿り気があって掘りやすくちょうど良いコンデション。
当日も去年より暑くなくって良かった良かった。

で、実は私の体調が最悪で・・・こちらの方が開催するか?どうか?で・・悩む。
数日前から全身筋肉痛のような痛みが出だして木曜日には足を引きずって歩いて、桶を持つだけで筋肉が張り裂けそうで・・それが治らない。。今日も仕事をしたいのだけど自宅で休んでいる。

お客さんに愛想悪くなかったかなぁ?と心配していたのだけど嫁さんに聞くと「そうねぇ」と。。すみません。

体調悪い時で申し訳ないと思いつつ、助かりました。。


また来てくださぁ~い。



今年のジャガイモはやっぱり少ないかなぁ。
早い梅雨入りで土寄せが一回しか出来ず、草もすごかった・・・。
で腰ぐらいまで伸びた草を前日に草刈機で刈って掘る。

昼食、まつなが畑の野菜のカレーを食べて解散。
(嫁さん、今回は1,5升の米を炊く。)



ありがとうございました!


作業小舎も大体完成してきました。
この冬には片付けや、色付けなど自分達で仕上げていこうと思っています。

そこで手伝ってくださる方、募集します。



ご興味ある方は左のメッセージからメールください。(お客さまでなくてもどなたでも)
折り返しこちらから作業日等、連絡いたしますので、アドレスをご記入するの忘れずにお願いします。





小さなお話会 第2回 ~振津かつみさんを囲んで~

2011年07月03日 05時44分50秒 | Weblog
作業小舎、まだ完成前のデビュー。。

大工さんにご無理をお願いし、一通り片付けて頂いての開催。ありがとうございます。

お客さまからボランティアスタッフ2名、近所の方に仮設トイレを貸して頂いて、お花も生けてもらう、託児は御所市のおばあちゃんたちによるボランティア、ある方にはマイクを貸して頂いて・・・多くの方の助けの上で今回の「小さなお話会」は開催されました。
そして振津かつみさんは長い道のりを、スタッフ2名と共に来てくださいました。

皆さま心からお礼申し上げます。



今回は まつなが畑 のお客さんの範囲を超えて幅広く集まってくださった。

セット販売のお客さま、そのお知り合いの方、そして地元の方、家主さん、地主さん、保育所の所長先生、農家の先輩。
若い人から私の祖母と同じ年齢まで幅広く集まってくださった。


この開催に当って募集の仕方や私達がどういう方に聞いてもらいたいか?に悩んだのだけど・・・結果、少人数の中にそれぞれ色々な方々が集まって頂いてとても嬉しく思う。




振津さんからはチェルノブイリ、福島、ウランの採掘場まで幅広く分かり易い講演。
不安に思われる方、テレビや新聞では知れなかったことに気づいた方、色々な方からの質問にも答えてくださいました。

そして何より振津さんをはじめ、その付き添いで来て頂いた皆さんはとても気さくで、その人柄に心引かれました。
30年間のあいだも活動をされていて、振り返れば私たちと同じ年齢の時からとお話しを頂く。

感謝の念が沸いてくる。
今こそ原発について世の中も関心があるが、3.11までは風当たりは強かったに違いない。。



私たち、今の若い世代は、改めて「どう生きるか?」を考えさせられる。
社会問題という事に関心を持って生きるか?持たずに生きるか?
行動を移す側に居るのか?移さないのか?

それが解決されるかどうかは関係なく、どちらに立って生きるか?

私はどう生きたいか?

生きている間に解決されることで無くても(結果)、どういう生き方をしたいか(過程)の方を重視した生き方を私はしたい。


講演後、「こうして集まった仲間は絆が強いのよ」と言うお話。
チェルノブイリ事故における辛い現状を現場まで出向き調査され、それに向かい合いながらも“生きる”という喜びを強く感じる。
それは無関心よりも関心(愛情)を持つという生き方の方が強いように思う。



愛の反対は憎しみでなく、無関心である。
--- Mother Teresa



この「小さなお話会」は今後も続きます。


最後に振津かつみさんを初め関わった全ての方々、来てくださったお客さまに感謝を申し上げます。
ありがとうございました。