まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

風向き

2011年03月30日 20時10分24秒 | Weblog
前のブログ更新からの数日で変化があったように思う。


首相が「原子炉の津波の予測基準が低すぎた。」と原子力における安全基準の間違いを認めた。
それに乗っかて朝日新聞の天声人語では東電を批判的に書き、過去の反原発側の科学者を持ち出し、原発は間違いだと言わんばかりだ。
「東電や国と同罪だろう!新聞社として今までの在り方に反省しろ!」と言いたい。

政府もメディアも自分達を保つので必死だ。
これほど原発、放射能に関して間違った記事を見ると、どれだけ今まで無関心で無知であったかが伺える。しかも、まだ相手の機嫌を伺ったような記事の書き方には腹が立つ。

しかし、世間の風向きは少し変ろうとしているのか?
最悪の事態への予兆なのだろうか?

何十年という長い年月を伴う被害者の賠償に追い風になってくれるだろうか?



そしてお客さんからようやく、メールが届く。
それまではなぜか田舎の知り合いからばかりだった。

「一緒に声を出してくれる」と言うメールが嬉しい。
私達が希望を持てるとしたらお客さんしかないのだから。


セット野菜の販売、毎月のお便りはこういう時こそ力になるはずだったのに、いっこうに声が聞こえてこなかった。
もうお便り辞めようか?セット定期便もあまり意味がなかったかな?と落ち込んでいたときのメールだった。そしてお客さんではないけれど、手づくりの市でご一緒したことのある方のブログにも前回の記事を貼り付けてくれていると教えてくれる。

気付いたのは今まで「やっぱり知らなかった」「気付いていなかった」のだ。
今回どれだけの人が気付いたのだろうか?しかし代償は大きすぎた。
悔やんでも悔やみきれない。
せめて私たちの周りだけでも地震が起こった直後に原発に意識が向いて欲しかった・・・
原発を語る息苦しさを言い訳にしてはいけない。もっと発さなければいけなかった。。



一人のお客さんでも共に歩んでもらえることが嬉しい。
孤独や無関心はやはり辛い。


誰しも正しさなんて持っていない。
ただそこへ歩む歩幅は縮めてはいけない。



これから原発は最悪の事故に向かっているに違いない。
すでに多くの人が被曝しているはずだが、最悪を考えるとその数十倍、数百倍・・・放射能は確実に私たちの生活圏まで及ぶだろう。
チャイナシンドロームという言葉がある。米国で炉心溶融事故が起こった時、地球の反対側の中国まで放射能が及ぶという意味である。
恐らくその大きさは誰もが予測できないだろう。チェルノブイリでの死の灰(放射能物質)を含んだ雲はヨーロッパ全土を覆った。


今私たちにすべきことは関心を持ち、知ろうとし、考え、話し合うことだろう。
そして声を出していくこと。

考えたくない、言いたくもないが、4年後5年後に、この国の子供たちに癌や白血病が確実に増えるだろう・・・。
胸が張り裂けそうである。
そして今の報道、政府の会見が許せない。

10年もすれば国は白を切っているに違いない。
そんな時私たちの関心が薄れていることが怖い。



大事な話し程、家族で話し合わなければいけない。
その為に夫婦は存在する。






福島原発で何が起きているのか

2011年03月26日 04時57分14秒 | Weblog
DAYS JAPAN創刊号 23年前(1988年4月号)に広瀬隆さんと広河隆一さんが大特集した四番目の恐怖。

「チェルノブイリ、スリーマイル島、ウィンズケール、そして青森をつなぐ運命」と書かれてある。ウィンズケールはイギリスの再処理工場、青森は六ヶ所。23年前のその頃、六ヶ所村に再処理工場の誘致が始まった為の警告だった。


その時から何も変らなかったのだなと感じる。

23日、このお二方が再び一緒になり、講演会 緊急報告「福島原発で何が起きているのか」を開いた。

緊急報告「福島原発で何が起きているのか」



事実を知らなければいけないと思う。




2時間と長いですが、見て欲しい。最後まで。

そして声を出してください。

ブログされている方、貼り付けてください。
広めてください。
メールでも何でも良いので少しでも多くの人に。


震災から2週間経ち、メディアはこぞって「福島原発はもう安定している」かのように伝える。
原発に関してはいつもそうだ。
政府、メディアの情報では真実が曲げられている。
私達が本当に知るべきことは知らされない。

真実に向かい合わなければいけない。
声を出さなければいけない。

向き合って

2011年03月24日 07時04分16秒 | Weblog
ラジオを聴いていて応援のメッセージやこれに答える被災地のメッセージが多い。

アンパンマンマーチを聴いて改めて子供達もそこにいることを再認識する。


だが怒りの声、物資が届かない、政府の説明がない、などの不安の声は少ない。
そして連絡が取れない避難所が山ほどあって、瓦礫の下で息をしている人、途絶えた人がまだまだ沢山いるはずだ。
果たしてどれだけ・・・

甲子園も始まってこれから先の希望の光に日本中が進み始めているようにも見える。だがこういう方たちがまだ沢山おられることを忘れてはいけない。
原発もまだ放射能物質が舞い上がっている。

これから先、例えば8人が希望の光を見出せたとしても2人が見出せないなら、私はこの2人に目を向けて行きたい。



「種を播く季節だが誰も買ってくれないから播いても仕方が無い」

原発から近い地域は救援物資も燃料も届き難い状態が続く。
皆放射能が怖くて引き返してしまう。

多くの人が生まれ育った地元を離れ原発から逃げる。いつ帰れるか?帰られないかもしれない、という思いの中。


巨大地震に津波、さらに追い討ちを掛けるように原発事故は多くの人の気力を奪っている。

食べ物という生きる基本の部分である作る事を許されず、物資も届けてくれず見放され、故郷を失う辛さは私たちには想像できるはずも無い。
果たして現地の人たちが希望があるのかすら私たちは知らない。


もし私なら・・・種を大地に落とす事が許されなくなれば・・
恐らく希望は持てないだろう。幾ら目の前に札束を積まれても。放射能という得体の知れないものに汚染されてしまったその大地に何を思う。お金なんて欲しくないから日々の暮らしに戻りたい、戻る希望を持ちたいと強く思うに違いない。

避難所に救援物資が届かなく寒さに震え、このままでは餓死してしまう恐怖の中に希望はない。
何を信じれば良い?原発よりも何よりも早く助けてくれと思うに違いない。

放射能による子供達への不安は計り知れないし、避難所にいる子供達の様子も心配が尽きないだろう。



私たちは安易に希望を見出してはいけない。
遠く離れているからこそ、見守り、向き合い、考え。
静かに、力強く生きたい。

震災直後の絶望は今も続いている。
にも拘らず「希望を持とう」なんて誰が言える。
誰しもがあの時希望なんて持てなかったはずなのに。。

個の弱さの逃げ場にしてはいけない。
きっとあなたが被災地に行くと希望なんて持てない。と言いたい。
静かに涙し、食いしばることしか出来ないだろう。
きっと。

しっかりと向き合ってもらいたい。
今は希望が持てなくても、その遠い先にはきっと希望があることを胸の奥底に。


今は静かに、静かに。






セット定期便のお客さまへ

2011年03月23日 11時22分59秒 | Weblog
(セット定期便のお客さまへお知らせ)

野菜セット定期便はお休みさせて頂いていますが、大根の間引き菜がたくさんあります。その為、セット定期便のお客さま限定で端境期野菜セットを販売します。カーボロネロの花芽まだ入ります。

セット内容 大根間引き菜、人参、ブロッコリー、菜の花、キャベツ、カーボロネロの花芽、等予定です。

お届け日  26日(土)
価格    1500~2000円(送料500円別)

品目が少ないですが野菜が欲しいという方おられましたら左のメッセージ、もしくはメール、FAX、TELにてご注文ください。
※前日まで注文お受けします。

無関心

2011年03月19日 07時40分56秒 | Weblog
震災から一週間が過ぎた。

朝から大根のマルチに穴を空けて種を播く。
風が強い。明日は雨でまた数日後に最低気温-1度の予報。

昨日18日は私たちの結婚記念日だったのだが式のときも雪が降ったのを思い出す。

午前中大阪からお客さんが訪ねてくれたらしい。
足裏マッサージをされている方で近々イベント出展を控えているようで私のブログにドキッとしたようだ。けれども被災の時こそ足裏が必要と感じられたようで今はここでしか出来ないけれども出来ることをしようとイベント出展するとのこと。

私は今もこの事態にイベントは控えるべきと言う考えは変わらないが、正しさなんて誰にも分からない事、各自が考え正しいと思うことを今はしなければいけないと思っていますのであまり気にされないでください。



私はこの一週間、肥料は近い店で買い、作業は相当遅れを取った。
今は正しい情報を取り入れ見定め、関心を持つことだと思っている。
そして何より平常を保つこと。



今こそ原発の正しい認識を身に付ける時だと思う。
それを怠っての行動はとても危険なことだという事は知っておかなければならない。


この世の中で、誠実な無知と良心的な愚行ほど
危険なものはない。
--- Martin Luther King, Jr.




上関原発の工事が一時中断となった。
祝島の人たちは30年と言う時間を反対運動に費やしてきた。それはどちらにとっても悲痛の30年間だったに違いない。
それがこんなことで一時中断となったとは・・・その代償としては大きすぎる。
この最大の原因は私たちの無関心が引き起こしたものだ。

月に1回のお便りで折に触れ原発のこと、上関原発のこと等、時間を割きページを割き特集してきたが、こうゆう時のお客さまの反応は無く、唯一「心に留めておきます」の一言だった。

愛の反対は憎しみでなく、無関心である。
--- Mother Teresa

「この社会の変動期における世界最大の悲劇は、
悪人たちの暴言や暴力ではなく
善意の人びとの不気味な沈黙と無関心であった」
と歴史に記録されるべきだろう。
--- Martin Luther King, Jr.




加工前の牛乳とホウレンソウから放射性物質が検出された。
何故牛乳と思われた方はいないだろうか?
原理は生物濃縮と同じ、今は少ないがこの牛が放射能物質を取り入れ続けると濃縮が起こる。肉よりも牛乳の方が危険だ。

原子力については私は無知に近いが農作物については少しコメントしたい。

この報道について本当に馬鹿げていると思う。
農薬と全く同じ考え方なのだが、「牛乳は1年間摂取でCTスキャン1回分」だと言う。
しかし私たちは牛乳しか口にしないのか?
私達が日々あらゆる食べ物を摂る。その全てのうちどれだけ放射能汚染があるかが問題なのだ。
今回は牛乳とホウレンソウだけであったが今放出された放射能物質はこの二つに限定されたものではないはず。



福島原発の正門付近で高い放射能とヨウ素やセシウムが観測されているが放射性物質というのは花粉よりも小さいと言う。
爆発や蒸気によって放出されているとしたら上空に大量に出ているのではないか?

それは雲に乗り雨で降り注ぐ。
もしくは風に乗って雨によって振り落とされる。

その場合、その地域だけホットスポットと言うが高濃度の放射能汚染される。
そこの作物などを食べればとうぜん放射性物質を体内に取り込むことになる。
セシウムは放射能が半減する半減期が30年とされる。セシウムなら30年以上体の中で被爆し続けることを意味する。
ヨウ素で8日。


果たして誰が予測できるだろう。
川の上流に降り注ぐと?その下流の農作物や家畜。水道の水源なら。
今回すでに広い範囲で水道水に確認されている。
降り注いだ海の魚は生物濃縮を繰り返す。


これを書いている時「ヒバクシャ」 という鎌田ひとみさんの本を嫁さんから渡され印された部分をサラッと読んだのだが微量神話と専門家のデータ神話この危険性を訴えている。
微量だから安心、データ、データと専門家が言うことに今まで過去どれだけ騙され、過去の三大公害と言われる被害者がどれだけ苦しめられてきたか?私たちはもういい加減に学ばなければいけない。

放射能は特に子供達に影響がある。
次を担う彼ら彼女らの為に、さらにその次の次の世代に繋げていく為に私たち大人はもっと関心を持ち声を上げていく責任があるのではないだろうか?

起こってからでは遅いのだ。

きっとこの恐ろしさを本当に知る人は日本では一部ではないか。

長年原発反対を訴え続けて多くの著書がある広瀬隆さんが記事を書かれた。
そこには長年の圧力と無関心による怒りが込められているように感じる。


破局は避けられるか――福島原発事故の真相
ジャーナリスト 広瀬隆







17日(木)にお届けした定期便のお客さまへ

2011年03月18日 17時18分22秒 | Weblog
端境期野菜セットを17日(木)着でご注文いただき、お届けしたお客さまへ。

セットの中に、
人参のできそこないのような形をした、白い野菜
が入っていたと思います。
野菜セット内容のお便りに記入し忘れました。
「これはなんだろう・・・」
と悩まれたことと思います。
申し訳ございませんでした。

バースニップ
我が家ではよく、
人参と玉ネギと重ね煮し、水と牛乳(と豆乳半々にしたり)でポタージュにします。
あとはソテーしたり、スープに入れたり。

人参より甘味と香りが強いので、それを上手に生かせると美味しいです。
よろしくおねがいします。



洋子






事態に備えて

2011年03月18日 07時45分47秒 | Weblog
雪が降って畑が白くなる。

被災された方を思うと苦しい。
そして雨や雪は大地に放射性物質を降り落とす。



yahooトップの記事で30㎞圏内で自宅待機している方からの
「生活物資も燃料も無くなる。このままでは見殺しか。」と
「もし爆発したらどこまで危険なのか?政府の説明が必要だ。今からでも他県へ退避させてもらいたい。」
というようなコメントが書かれていた。

当然だと思う。

原発においては特に関西ではまるで人事のような雰囲気を感じてしまう。
遠く離れたここでは物事を良いように捉え、「チェルノブイリにはならない。」と言う情報を信じ、都合の悪い情報はデマと疑い聞く耳を持たなくなっているように感じる。
もし福島原発がすぐ隣にあると考えて欲しい。

本当に必要なの情報が欲しい。ただ都合が悪い情報にも色々な目線から正しいか良く良く耳を傾けるべきだ。
もっと危機感をもって今の状況を見守る必要がある。
現地に居る人たちは「大丈夫。チェルノブイリにはならない。」とは思えないはずだ。
爆発する可能性があるなら一刻も早くその場を離れたいと思っているに違いない。

起こってからでは遅い。

想定される最悪の事故に対して政府は対策を準備しているのだろうか?
もしくは今の時点では救援、救助活動に支障が出る為に打ち出す事ができないのかもしれない。

ただ民間レベルで正しい認識の上で事態に備える必要がある。
最悪の事態が起こればここ関西でも必要とする事が求められるだろうから、それに備えて今は見守る事が今必要だろう。

即刻、イベントの中止を呼びかける。
義援金は各自できる。人が動き、生活の場を離れるという事は混乱をさらに拡大する。

今関西の私達に出来ることは見守ることだ。
そして小さい単位で話し合うこと。
日常を大切に平常を保つこと。

本当に今しなければいけない事が見えてくるかもしれない。







以下原子力資料情報室からの添付です。

今現状から予測される可能性を分かりやすく纏めています。
今後起こりうる危険性

今後起こりうる危険性 動画

地震・事故:福島原発 : 放射線被ばくを考える投稿者: 原子力資料情報室 投稿日時: 2011/3/17 18:46:48 (7437 ヒット)
モニタリングのデータが公表されるようになった。一時、公開が止められていたとの報道もあった。ただ、公開と同時に添付されている被ばくの影響に関する説明は誤解を招くものだ。また、報道で専門家が「直ちに人体に影響を与えるものでない」と説明することに憤りを感じる。

そこで、放射線被ばくの考え方を整理してみた。

被ばく線量の推定には、本来ならどのような放射能がどれだけ放出されたのかという基礎的なデータが必要だが、これが公開されていない。そこで、今の段階では、かなり粗いものであっても、各個人が自分の被ばくを推測して、判断する目安を得ることは有益だろう。

①単純に被ばくを計算する

例えば、住んでいる地域で20マイクロシーベルト/時の線量が測定されたと仮定しよう。

この線量の状態が続くと仮定して、時間を掛けると、とりあえず被ばく線量が出てくる。24時間では480マイクロシーベルトとなる(20×24=480)

②内部被ばくを計算しよう

人間は呼吸をしているのだから放射能を体内に取り込む。この線量を計算することは難しいが無視することはできない。初めに書いたようにどの放射能がどれくらい出ているか分からないからだ。ここでは大まかに2倍とする。そうすると、24時間で960マイクロシーベルトとなる(480×2=960)

③乳幼児や子供は放射線への感受性が高い

乳幼児や子供、成長期の若者は放射線への感受性が高いと考えられている。ここでは2倍とする(ヨウ素131では10倍になるとの評価もある)。

乳幼児や子供は、24時間で1,920マイクロシーベルトとなる(960×2=1920)。

④被ばくの影響を考えよう

専門家がいう「直ちに人体に影響を与える量」とは急性障害を与える量250ミリシーベルト(250,000マイクロシーベルト)のことを意味しているようだ。あるいは、人によっては100ミリシーベル トの被ばくのことを意味しているように思われる。これを基準に考えることは高い被ばくを容認することになる。

微量は被ばくでも発がんのリスクを高める。発がんのリスクは被ばくの量に応じて高くなる。例えば、国際放射線防護委員会は1ミリシーベル トの被ばくで、将来10,000人に1人のガン発生が考えられるとしている。この評価には、倍くらい厳しく見るべ きとの意見もあり、その場合5,000人に1人となる。

⑤被ばくは極力避ける方が望ましい。が、少しの被ばくで大慌てする必要もない。

被ばくを低く抑えるには、①離れる、②時間を短くする、③身に付かない(吸入しない)ようにすることが原則。モニターの値が高い時にはできるだけ外出を控える、外出は短くする、マスクなどで防護する、などの対策 が考えられる。屋内は屋外に比べて、被ばくは2~3倍くらい少なくなる。

モニターの数値は首相官邸「平成23年東北地方太平洋沖地震への対応」で得ることができる。

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/index.html




--------------------------------------------------------------------------------


私達に何ができるか

2011年03月16日 14時17分00秒 | Weblog
こういう時こそ日常を丁寧にくらしたい。

そう思いながらもこの状況の中、保つのは容易ではない。
忙しく農作業をする時だけ少し気が休まる。
まずは状況を見守り、自分に何か出来るときに備えたい。

そういう中、本当に今の状況が分かっているのだろうか?という人たちや、
こんな時に何でその行動を・・・と目についてしまう。
情報の多い状況の中、本当に心へ届いている人はどれだけいるのだろう?
情報として感情だけがコントロールされているなら危険だ。
この関西に居て思うことが多い。
早く自分が動かなければいけない と焦る気持ちが出てくる。




こういう時こそ日々どう暮らしてきたかが問われる。

今何をしなければいけないか?とても難しい。
だからこそ日常をと思う。
だがもし、日常が消費と外出なら今何をしたら良いのだろう。

私が思うのは出来るだけ小さい単位でいること。
企業は経済活動を控え、外出は皆が控え、消費を控え、近くの住民同士で話し合うこと。井戸端会議をすること。「私達に何が出来るのか。」をその小さな単位の繋がりの中で考え、祈り、願い、想う気持ちを持つことではないだろうか、と。

そして
燃料が不足していると言う。
今は、外出も消費も、特に最小限に控えたい。



自分達に何が出来るかを考える。

お金はいくらあってもいい、義援金は必要、だと思うけれど「お金を集めて終わり」と皆が何かした気分になってしまうことは危険に思えてならない。
イベントのように盛り上がって集める必要は無い。
各自が落ち着いて、責任を持って、信頼できる形で と思う。

物資についてはまずは、私たち自身が買うことを控えることが先だろう。




私達に何が出来るか?

ラジオで以前の地震で被災した方が
「時間が経てば必ず復興する。私は今では再び牛を飼う事が出来たから希望を持って頑張ってください。」
というコメントを出していた。
だが今回はその希望も断たれた被災者が居ることを忘れてはいけない。

放射能汚染された地域は立ち入り禁止になり故郷を失い、帰るところを失う。
復興という希望が断たれてしまう。
土を耕し、種を播くことすら許さない。
想うだけで悔しい。苦しい。

原発は人災である。
私たち一人一人に責任があるとキモに命じなければいけない。
電力会社や政府、地震学者や設計者に責任を押し付けられることではない。
このような事故に至ったのは、私たちの「無関心」が原因に他ならない。

情報を情報として受け取るのではなく、しっかりと心で受け止めるべきである。
この負の遺産は、私たちの次の次の・・・世代に、有無を言わさず押し付けられる。
感情だけで受け取ってはいけない。




きっと被災された方の受け入れ先が必要になると思う。
もし原発が最悪の事故を起こせば多くの人が行き場を失う。 

その為に今は備えよう。と夫婦で話し合う。
「WWOOFだ!」と思いつき、すぐ申込書が届いていたWWOOFに「ホストが被災者の受け入れ先になるようにできないか」と提案の電話をしてみた。
すると、既にそういう方向へ動いているとのこと。
我が家もまだ会員にはなっていなが受け入れる気持ちを伝え、連絡先を伝える。
そして急いでホストとして会員になる手続きを済ませる。



1人単位では、良い考えは浮かばないし、出来ることはあまりにも小さい。
逆に大きすぎる単位では、本質、本音は必ず置き去りにされてしまう。

小さな単位での繋がりの最小は、家族。そして次に地域や団体。
私たちも、まずは夫婦で話し合いを積み重ねることで糸口をたどっている。


まずはくらしを大切に。(=消費や外出を控えること。)
そしてその上で「私達に何が出来るのか。」を小さな繋がりの中で真剣に話し合おう。

もし自分が被災したのであればと考え(被災者の気持ちは被災者にしかわからないことは前提であるけれど。私達が想像をはるかに越えた状況だと思う。)遠く離れたその地のことを思いたい。
自分が被災して苦しんでいるとしたら、本当にして欲しいことは何か?
私達に出来ることは何か?


自立した小さな繋がりが集まってこそ大きな力になる。
小さな繋がりが自立しないまま大きく集まる時ではない。

今こそ人が人として試される時だと私は思っている。




広河さんの呼びかけが昨日3月16日(水)の朝日新聞全国版朝刊社会面に掲載されていた。
そして浜岡原発のこと、上関原発のこと。
DAYS JAPANブログ





ボランティアについて
焦る気持ちを持った時、まず現地へとボランティアを考えた。
しかし、まだその時では無いようにも感じる。


全国社会福祉協議会

現地に向かうだけが支援ではない。
精神的に弱い人は行くべきではないだろう。

嫁さんを見て・・彼女は行くべきでは無いなと思う。。
包丁で指を切ったり、給油口を空けて車を走らしたりと・・・


必要な時に必要な人数が求められます。
休日に向かう時は十分な確認が必要かと思われる。

(と書きましたが彼女は平常を保とうと心がけています。普段より少し失敗が多いだけです。ご心配無く。)






早い対策を

2011年03月15日 20時23分58秒 | Weblog
DAYS JAPANブログ
(現地にいる広河氏からの情報が更新されています。)
原子力資料情報局
(今ここからの情報を頼りにしています)

朝日新聞トップ炉心溶融と大きな文字。

ことは事後報告ではなく起こりうる事態を正確に伝えてもらいたい。

車を走らすと奈良でも避難所が設置されていたり、ホームセンターでは灯油のタンクや水のタンクがレジ前に並べられていた。
予測できない事態に備えてだろう。

多くの国民が正確に何が起こるのか把握できない中、不安を抱いている。


事態は悪くなる一方で、もうそろそろ最悪のシナリオに備えた方が良いのではないだろうか?

東京の弟に連絡を取ると仕事があるという理由で帰ってこない。
こんな時に・・・休止できる経済活動は即座に止め、関東より南へ帰省出来る人はしていかないと、もしもの時には大混乱が予測できる。
そしてエネルギーは最小限に留めることが必要だ。

起こってからでは遅い。
人は一気には動けない、関西でも受け入れ態勢を整え早い段階でこちらに人を動かしていった方が良いと思うのだが。

とにかく正しい認識と早いテンポで正確な情報が必要だ。

サラリーマンは自らの意志で行動がし難い。
政府のリーダーシップと早い段階での対策が必要だ。








食べることを大切に

洋子です。


このことが起こってから、
無心になって台所に立ち、なんとなく玄米を炊き、野菜の味噌汁を、いつもより丁寧に作り・・・
端境期の為、海藻類もたくさん食べていました。


それが大事・・なようです。



私の好きな農家さん 七草さんのブログからの情報。

以下転送です。




放射線の問題点は、それを過剰に浴びると甲状腺ガンや白血病を招いたりすることで
す。まだ、成長段階にある細胞が放射線を受けると、遺伝子が損傷し、プログラムミ
スによりガンや奇形といった成長・発育障害が引き起こされます。ですから、大人よ
りも子供にその害が出やすいということになります。また、放射線により大量の活性
酸素が発生することで、血液や細胞、血管の油に過酸化脂質というサビがとりついて、
それらの機能の低下を招き、生活習慣病などの老化現象が起こりやすくなることです。

陰性の性質は「冷やす」、「ゆるめる」、「溶かす」働きなどで代表されます。言葉
を換えれば、広がって行こうとする拡散性や遠心性と見ることができます。それに対
して陽性の性質とは「温める」、「しめる」、「固める」働きに象徴されます。言い
換えると縮こまって行こうとする収縮性や求心性ととらえることができます。この陰
陽の尺度をつかって放射線を見ていくとその対策を講じることができます。

放射線の性質は、物を透過して遠くに広がろうとする強力な拡散性です。ですから原
爆症は、爪や皮膚が溶けてケロイド化し、毛穴が開いて髪の毛が抜けたり、原爆の場
合は熱線によって一瞬で体が溶けて揮発してしまうという点です。放射線治療などで
被曝した場合は、赤血球や免疫細胞が溶けて貧血の傾向や白血病が起きたり、腸がゆ
るんで便秘をしたり、体が冷えてだるくなったり、髪の毛が抜けたりといった陰性化
した症状が現れます。

この時に、陰性の強い砂糖を含む食べ物や、果物、アルコールなどを摂取すると、非
常に危険であるということです。反対に塩は砂糖と比べると陽性で収縮性が強く、きゅ
うりやナスを塩でもんだり、塩漬けしておくと縮んでいきます。ですからこの塩を上
手に使うことで、放射線から身を守ることができるのです。30cmの塩の壁を造る
と放射線は透過できないといわれています。人間の場合も同様で、海水を煮詰めて作っ
たよい塩気をしっかり補給して体内に循環させておけば、放射線の害からかなり身を
守ることができます。

また、アミノ酸やクエン酸などの酸には放射線を排泄する力があるといわれています。
ですから塩気で放射線をブロックし、酸で排泄すればよいわけです。そこで注目され
ているのが伝統製法の味噌や梅干し、醤油、漬物といった発酵食品です。それらの食
品には塩気とアミノ酸、クエン酸などの酸の両方が含まれるので、放射線対策にぴっ
たりの食品です。実際、味噌のジコピリン酸に放射性物質を排泄する働きが強いこと
が報告されています。チェルノブイリ原発で事故が発生した当時、ヨーロッパの自然
食愛好家の間で味噌を食べようという運動がおこり、日本から大量の味噌が援助物資
として送られたそうです。

さらに、海藻のヨードにも放射線の害から身を守る働きがあることが知られており、

原子力発電所でもヨード剤が配備されているそうです。ですから昆布でダシをとり、
ワカメやフノリを入れた味噌汁であれば、放射線対策に抜群の威力を発揮できるはず
です。昆布の黒焼きもよいでしょう。放射線治療やレントゲン検査を受ける前は味噌
汁や梅醤番茶、鉄火味噌、梅干し、ごま塩等を、飲んだり食べたりしておくとその害
から身体を守ることができます。

玄米を火で焼きしめて陽性化した黒炒り玄米に少しの塩か梅干しを入れて煮だした黒
炒り玄米スープにも、陰性な放射線を吸着する働きがあります。コバルトを照射して
芽が出ないように加工された玉ねぎやじゃがいもなどの照射食品に対抗するためには、
時々、このようなスープを飲んで身体を浄化しておくとよいでしょう。また梅干しを
焼きしめて作った梅干しの黒焼きも常備しておくと、放射能漏れ事故が起きた時など
に役に立つと思います。

このような伝統食品を活用して放射線に負けない身体づくりをしていきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かつて長崎原爆投下の際、秋月辰一郎先生の玄米菜食の病院では塩気の強い玄米ごは
んと塩気の強いみそ汁の食事で、原爆症が出ない、または軽いといったことになりま
した。それで、チェルノブイリの際は、その経験からオーサワジャパンのみそが日本
にほとんどなくなったのです。



岡部賢二



玄米菜食は、その人によって合う合わないがあること、
また健康論ばかりが先行し地に足をつかずになりがちのことも多いいけれど、
ゆるむ、しめる 等、頭においておくこと、心しておくことは大事なことかもしれない。

放射能汚染に関わらず、こんな時こそくらしをしっかり、食べることを大切に。
そして意識的に睡眠をしっかりとること。

生きることを丁寧に、ていねいに・・・。



どんな時でもその社会の歪は一番弱い部分に最初にあらわれる。
被災地の方達はもちろん、
子供たちを守りたい。

こどもたちをまもりたい。






こういう時こそしっかりと生きよう

2011年03月14日 20時02分41秒 | Weblog
車のラジオをつけて農作業をする。




地震が発生してから思考が停止し情報を得ることだけに集中していた。
特に原発についての本当に必要な情報は少なかった。

そんな時、原発資料情報室の動画を見てフォトジャーナリストの広河隆一氏が測定器(放射能の)を持って現地にいることを知る。何か情報が無いかとDAYSのHPを見ていたが、これと無かったのは現場に向かっていたからだった。
DAYSは創刊号から原発に警鐘をならしてきた。そして広河さんはチェルノブイリの取材にとても力を入れていた。地球上の今起こっていることの中で、チェルノブイリの事故が(25年経った今でも)最もひどい「人間と自然の尊厳を危機にさらすもの」の一つだったからだろう。

今回のような原発事故を無くす方向に向けたいと思うならDAYS JAPANを購読し続けるのも一つの方法だろう。情報を得ることとDAYSの存続は大きな力だ。

そして福島原発が、出来るだけ早く収束し、放射能汚染がこれ以上広がらないことを・・・現場の作業員、住民、そしてその大地、空気、水・・これ以上被害が拡大しないことを祈る。祈る。







朝、携帯が鳴る。
新しい取引先のNさんから。嫁さんの前の職場の野菜担当の方なのだが、よく話を聞くと嫁さんが早朝に思い募って、携帯にメールをしたようだ。(我が家は携帯が夫婦で1台なので・・・)
もしこのブログを読まれていたら、
突然、早朝のメールを、申し訳ありませんでした。
そして嫁さんのことをご心配いただき・・ありがとうございました。


お話の中で
「僕に何が出来るかな?と考えた時、こういう時だからこそ日々を大切に過ごさなければと思うし、何かしなければいけない時にはすぐに動けるように体調も整えておかないと と思って。」
と言われたのを聞き、心の中がスッと整理されていく。

ちょうど出荷が終ったときだった。
実はこの出荷はどうしようかと一度悩んだ。
事態の深刻さから出来るだけ活動は停止しエネルギーを最小限に保っていたほうが良いのでは?
と考えていた。
しかし、私たちも日々平常に保とうという考えでいたから、お客さんに対しても同じで食べ物の供給は止めてはいけないと思いなおした。
特にセット定期便のお客さんとはどんな非常事態でも出来るだけ繋がり合えることが大切で、定期便という積み重ねはそれだけ大きなものがそこにはあると思ったのだ。


電話のあと改めて夫婦で話し合い、自分達は日々の生活と農作業(定期便の出荷も含め)をし、それ以外のことは最小に留めようという事にした。
そして、今日の「森の勉強会」をキャンセルし、来週の「ももの会」シュタイナーの勉強会もキャンセルする。

まだまだ先が見えない時。
こんな時だからこそ自分たちの毎日の暮らしを大切に、何か出来ることがあれば、その時行動できるよう今は最小限に留め、備えておきたい。







DAYSを含め多くの機関が常に警鐘を鳴らしてきた。
原発事故は偶然でもなければ想定外のことでもない。必ず起こりうることだった。

しかし、今後日本から原発が減っていくのだろうか?

地震が発生した時ちょうど確定申告を出しに行き、共産系の集会の途中だった。
私は共産党支持者ではないのだけど資本主義の中にも共産主義的な要素が必要だと思っている。
そこで大店舗法の話を聞く事が出来た。
この法律が廃止されてから大型店舗が商店街の近くに出来るようになったのだが、近くに作る理由は商店街を閉鎖に追い込むため。その後違う交通の便が良いところに、さらに大きいショッピングモールを作り商店街の大型店舗を閉鎖し集客するという手法をとるという。
ちょうど集会の近くにあるイオンは閉鎖され、商店街はガランとした状態。車で20分の所には最近大きなイオンモール出来たところだった。

私がこの話と原発に思うのは、自営業者が減りサラリーマンが増えるという仕組みにどうしようも無いと思い募ってしまうことだ。

経済活動には電気が保障され、使うことに何一つ疑問を持たない。それは企業にとって当然のエネルギーである。

一部の権力者(社長や上司など)の支配する中では、なかなか一人一人が意志を持つのは難しい。社員の多くが原発反対と思ったとしてもその経済活動は止める事が出来ない。
サラリーマンと言う歯車が一つ一つが繋がり動くエネルギー源が原発ならどうすればいいのだろうか?
例えばイオンで働いていて「原発反対だから夜間の営業を辞めましょう。」と誰が言えるだろうか?誰も夜間なんて働きたくないはずなのにサラリーマンは経済活動に背を向ける意志を持つ事が許されない。

原発反対と言ってもその歯車が外れていかない限りは動き続けてしまう。

自営業者が多ければ多くの意見と変化が期待できる。
皆一人一人が考え意見を述べることが出来、小さいというのは身軽で変化も速い。そして、その意志と言うのはきっと、とても大きい力となるだろうと思う。
大きな企業になるほど意志が少なく野望が多い、大きな力がある変わりに身動きが取り難い。止まれば潰れてしまう。だから政治にも経済界の力はとてつもなく大きい。

原発を考えた時、まずは自分達の生活の在り方、そして出来るだけ小さい単位で個が独立した形が必要だと思う。
人が人として意志を持ち生活をすることが世の中をより良くしていく最低条件ではないだろうか。

だが私が農協を辞めるとき多くの人が反対し、理解を示してくれなかった。それはもしかしたら原発が止まらないことを意味しているのかもしれない。



原発さえなかったら・・・
今そこに費やしている多大なエネルギーを被災した人々の救済に当てられるのに・・・

悔やまずにはいられない。






17日(木)出荷致します。
まだご注文お受けします。





福島原発は危機的状況です。

2011年03月13日 19時31分04秒 | Weblog
原子力資料情報室 3/12

原子力資料情報局 3/13




我が家ではNHKニュースでの情報を得ていましたが、混乱を起こさないよう、重要な事が隠蔽されている情報しか流れないことに苛立ちを感じていました。

ようやく本当に知りたい情報が得られました。
出来るだけ多くの人に渡るよう皆さんもご協力ください。



2時間半と長い動画ですがどうか最後まで見ていただきたいです。   

福島第一原発 緊急事態宣言へ

2011年03月11日 20時32分54秒 | Weblog
福島第一原発では非常用の発電機が使えなくなり原子炉を十分に冷却できないようです。
電源車が自衛隊、東京電力から出発した模様です。


東京の為に作られた原子力発電所。
原発周辺の人々は今地震よりもさらに大きな2次災害の危険にさらされています。

そして日本全土、近隣諸国に死の灰の雨が降り注ぐかもしれません。

最新の情報では、福島県 第一原発3キロ内避難を呼びかけているようです。

原発の危険な情報は多くが隠されてきました。
そして今現時点もです。
ですから日本全体で本当に関心がある人もどれくらいいるでしょうか?

チェルノブイリが日本で起こるのではないか?
私は心配しています。

そして何よりも東京の為に作られた原発の為に現地の人々が危険にさらされ、被災者の一人でも多く救助しなければならない時に原発の復旧に労力を費やさなければならないことに憤りを感じます。
何故東京に作らなかったのでしょうか?


起こってからでは遅いのです。
祈るばかりです。



歩み

2011年03月09日 20時52分44秒 | Weblog
昨日、朝起きると体が気だるく胃も痛い。。
起きてウダウダしていると晴れてきて慌てて育苗ハウスを開けに行く。しかし、調子悪く自宅に戻り布団にもぐりこむ。
気付いたら夕方・・・。

夕方からは確定申告の取りまとめる続きをして、ハウスを閉めて一日を終えた。

どうやら疲れが溜まっていたようで体力があれば、この一日を無駄にすることは無かったのにと、仕方が無い。

「体力も気力もお金も無い。」
農業を始めて恩師からの言葉を思い出す。。(恩師から賛成を頂けなかった)


で、お金も無いのは相変わらずなのだが3年目にしてようやく黒字申告をする。
今まで赤字申告だったので・・記念すべきと言うのかぁ??
今年も赤字だと思っていたので嬉しいのだが、就農当初からの目標3年目で黒字がなんとか達成できた。
後は2年後の5年目で生活費をという目標がある。



近すぎず、遠すぎずの目標を立て、
走るのではなく、歩む。

気付けばその目標に立っている 
が一番良い。

何か営業を特別している訳でもなく、国から大きな助成金を貰った訳でもない。
一歩づつ着実に進むことで今ここにいた。

もちろん、その一歩一歩には色々な事があったが、どんなことにも跳び抜かさず一歩づつ向き合って進んできた。

新規就農とは2年で利益を出す人もいれば、10年やっても出せない人もいる。
でも難しいのは生業として10年続けることだと思う。

これからもこのペースを崩さず歩んでいく。
5年後、目標としている所に立っていることを信じて。
そして10年後を見据えて。

今日セットに入ったカーボロネロの花芽をアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノで炒める。
ニンニクはオイル漬けしてあったもの。

端境期でどんな野菜も味を落とすが白菜や菜っ葉のトウ立ち菜やカーボロネロの花芽は例外。
この時期しか味わえない美味しさがある。

少し苦味のあるこれらは春の訪れを知らせてくれる。自給的な農業をしていて良かったと思えるときである。

希望の光 上関原発のこと

2011年03月04日 09時49分45秒 | Weblog
こんにちは、突然ですが・・・
洋子です。

 


上関原発のこと。
どうしても紹介したくて。



つい2月21日、1年3ヶ月ぶりに工事が始まったと朝日新聞で読み、ずっとそわそわ心にひっかかっていました。

つながったユーチューブで見る光景は、1年半ほど前に見た光景となんら変っていない。

【拡散希望】中国電力 約600人動員し作業強行! 2011.2.21~






その光景からは色々なことが伝わってきて、涙が止まらない。
1人の人の人生の中での30年と言う時間は、あまりにも長すぎる。
その時間を、命をかけて抗議してきた島の人たち。

でも、原発の歩みはそれ以上に長い時間、そして多大なコストと労力と・・・
中電の工事をする現場の人たちにも、抗議をうけるあの無表情のおじさん達にも、現場には殆ど来ないであろう権力のある人たちにも、当たり前に家族がいて、暮らしがある。


この止められない歯車を止められる時がくるのだろうか。
来るとしたらどんな時だろうか。

原発の問題はいつもここにぶちあったって、最終的には、じゃあ自分達は地に足をつけ、自分たちの暮らしをしっかりと生きよう ということで胸の中にしまい日々の生活に戻る
のですが
今日は、辻井さんと言う方の声
「希望の光」
に出会いました。


いろんなブログでも紹介されています。
多くの人に知ってもらえたら・・・。

以下、ミクシーへの投稿文を紹介します。


 




辻井です。
以下は僕の考えです。流れを壊しそうで、ずっと怖くて言えなかったけれ
ど、思いきって伝えてみます。

--------------------
「いつか、全員で作業を止めて、お願いしに行きましょう。そのタイミン
グが来るまでは、お互いに苦しいでしょうが、頑張りましょう」

初日から無表情だった中国電力の人が、僕の目を見て頷き、小さなガッツ
ポーズをしてくれた。

やっぱりここは希望の光だ。

敵も味方もなく、本当に必要な人たちがここに集って来ている。

今まで無かった「真に平和的な新しい変化」が近づいて来てる。

--------------------

「こんな仕事よくできるね。」作業員の人が僕たち反対派の誰かに責めら
れている。

僕なら、知らない人に責められて、病気の家族を捨てて仕事を辞めること
ができるだろうか?

「~さん、上に話をしてきてください。どうしてできないの?」現場監督
さんが名指しで僕たちの誰かに問いかけられている。

自分が監督なら、どうせ無駄に終わるだろう話を、わざわざ上役に持って
行くだろうか?

そして、もし、自分が山口県知事や、中国電力の社長だったら、計画ス
トップの「ボタン」を本当に躊躇なく押すことができるだろうか?
押したらどうなるだろう?

きっと30年無駄に続いた時間の責任を問われるだろう。発注や契約
も30年分も進んでいる。その責任を問う流れは、自分だけでなく、
きっと他の誰かにも飛び火するだろう。

もし自分なら本当にその「ボタン」を簡単に押せるだろうか?

たとえ、どんなに権力があっても、きっと、その「ボタン」は誰か1
人の手には余ってしまう。原発建設というシステムは、誰かが動かしてい
るのではなく、長い間、自動的に動き続けてしまっているのだ。

--------------------

「もし、本当に何かが変わるとしたら、その時、いったいどんなことが起
こるんだろう??」

田ノ浦にいながら、僕はずっとそれを考えていた。

中国電力の人、警備員の人、作業員の人、推進派の人、マスコミの人、警
察の人、海上保安庁の人、祝島の人、僕たち…

田ノ浦には様々な立場のたくさんの人達がいる。

立場が違っても、毎日、顔を見合わせていると、だんだん仲良くなってく
る。

本当に変えたいのなら、ここにいる全員で止めなくては止まらないのでは
ないだろうか?

今すぐに誰か一人が手をあげても、きっと潰されてしまう。

でも、もし、ここにいる人たち全てが同時に手をあげたら?

「みんなで手を止めて、みんなで考えてみよう」と、全員で一緒に、柵の
向こうにいる人達にお願いに行ってみたら?

そうしたら、そのひと達も一緒になって山口県や中国電力の本社にお願い
に行ってくれるのではないだろうか?

そして、もし、そこまで辿り着ければ、今度は別の何かが自動的に動き始
めるのではないだろうか??
きっと、その火は全国の他の場所にも飛び火するだろう。何かすごいこと
が起きるかもしれない。

--------------------

「誰か1人に責任を負わせるのではなく、みんなで同時に手をあげ
る」

もし本当に何かが動き出すとしたら、僕には、その形以外、思いつかな
かった。

どうしても原発を作りたい人など、きっと、ほとんどいない。

県知事や中国電力の社長さん1人に責任を負わせるのではなく、
「誰の手にも余るボタン」を、みんなで押してみるのだ。

そして、それはもう少し先のタイミングだろうと思う。今はまだ、誰かが
手をあげても、その一人が潰されてそれで終わってしまう。今はまだ時が
満ちてはいない。

立場に関係無く田ノ浦にいる人たち全員の心がきっと少しずつ動いてい
る。「立ち止まってみよう」とみんなで言えるようになる日がきっと来
る。

それまでは、理由も分からず進めなくてはいけない作業、それを必死に止
める僕たち、という不毛な行為の繰り返しに耐えながら、少しずつ小さな
勇気を拡げていくのだ。

1年先か、2年先。みんなの心が少しずつ動いて行って、同じ思いを
みんなが抱えはじめたとき、あるタイミングで、みんなが同時に手を止め
て立ち上がる。

そういうイメージを、こころにずっと描いている。

--------------------

「いつか、全員で作業を止めて、お願いしに行きましょう。そのタイミン
グが来るまでは、お互いに苦しいでしょうが、頑張りましょう」

柵の向こうに立っていた中国電力の人へ、返事はしなくて良いから、と、
話しかけてみた。

返事をしてはいけないといわれているであろう、初日から無表情だったそ
の人は、僕の目を見て、頷いて、小さなガッツポーズをしてくれた。みん
な一人の人間なのだ。

作業している人達も心の中では抵抗してくれている。

きっと、何かが少しずつ動いている。

小さな勇気が満ちていって、大きな勇気に変わるタイミングがきっと来
る。

やっぱりここは希望の光だ。

--------------------

辻井岳士
ミクシィもツィッターも
pulsemoon
です。賛同してくれる方はどうぞ繋がってください。












皆共に歩んでいる

2011年03月04日 06時43分11秒 | Weblog
雪が降る。
今年も春寒いのかなぁ。。

3月に入ってようやく春だと喜びたいのだけど寒い。一週目にはトンネル無しで種蒔きが出来たのに去年に引き続き今年も出来なさそうだ。


種芋を取りに種苗屋に大阪まで車を走らせる。
「北海道はジャガイモも玉ネギもあかんから、今年は値良いで」から始まり「九州は火山灰で菜っ葉全滅やし四国は水無いし・・」と全国的に不作が続いていると言う。

帰り道ガソリンの値段が上がっている事に気付く。

燃料費もそうだが資材や肥料も上がっている。
私が知る範囲では700円の肥料が今では1000円、資材も1万円のものが1万3千円と上がっている。それはどんな肥料、資材も値段は確実に上がっているだろう。
原料が値上がりすると商品も値上がりするのがどんな物作りの世界でも当然の事。原油高や作物高は資材や肥料の値段が上がる。
だが日本では農作物の値段が下がっている。
いつか日本車をアメリカに輸出し貿易摩擦が起きたように安い農産物が日本に大量に入ってこようとしている。

有機農産物も近年価格が下がっているようだ。
理由はなんだろう?
有機野菜が市場原理に取り込まれたからだろうか?資材の普及や栽培技術により品質、生産共に向上した事もあるのか?

いづれTPPにより農産物の価格は下落する。

だがそれよりも、それよりもだ。
自然災害で農産物が不作になるのは日本の中だけのことではないとは誰しもが知っていること。世界中で起こっていることで原油高も中東の情勢不安もいつまで続くか分からない。
いつか冷害で米が採れなかった時のように輸入先が次々に不作になるということは十分ありえる時代になった。そうなった時どこから輸入するのだろう?


ガソリンの値段を見た瞬間、宅急便の価格交渉を、ふと思う。
でもよくよく考えると宅急便も辛いだろうなぁと思う。
今560円で名古屋でも翌午前中に着く。どんなサイズでも。これは安い。

あるお客さまが「送料は無駄なお金」と言われたが・・・自分で取りに来て頂いても構わない。そうでなければ感謝すべきことと思う。

宅急便に価格交渉する前に定期便の500円の送料を客さまに全額負担のお願いをすることが先かもしれない。