ラミ・デュ・ヴァン・エフ シェフのブログ ~言葉の錬金術~

フランス料理に限らず、色んな話のブログ内容です。

3年ぶりの話は粉っぽい話から、と言うと勘違いされるのだろうか

2024-10-04 19:53:00 | Weblog
 9月並みの暑さ、9月並みの豪雨など「何とかならんのか」感が渦巻く10月初旬、プラス山形はカメムシが大量発生していて困ってしまう今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか。
 ブログの存在すら忘れかけていたような私でありましたが、先日、ふと思い出し(忘れるなよ!)ブログの管理画面を覗きましたところ、こんなブログでもまだ読んでくれている方々がいらっしゃるのだな、と思うくらいの閲覧数を目にしました。
 ほぼキーボードさえも触れていなかった状態でしたので(タブレットは常に触れるのですが)「久しぶりにブログでも…」とそんな気分になったのが先月でございまして、今こうしてタイピングしている次第であります。(行動が遅いだろ…)
 久々にブログ管理画面を確認しますと何故なのかは不明ですが「不味いと決めつけてはいけない。そこには見えない美味しさが隠れているから」というタイトルの記事が閲覧記事でトップになっておりました。
 確か「ハックルベリー」のコンフィチュールを題材にした記事だったと記憶しておりますが、アップした年が「2014年」でありますから10年前の記事であります。そんなに時が経っているのか…
 その流れで前回書いた記事(本来ならば「アップした記事」という表現なのでしょうが何となく「書いた」という表現の方が好きなので、スミマセン)の年も調べましたところ「ドラマや映画は休みを使ってイッキに観たい派です、というかそうでしか観れない男の話」という文章もさることながらタイトル字数も多い記事で「2021年」でした。これでも3年前…改めて、時が経つのは早いものです、それだけ歳を取ったという事なんでしょうが。
 それはさておき(オイオイ)、相変わらず何を書こうか考えずにキーボードを叩いているわけですが、先日「豚肉のリエット」を仕込みまして、アミューズにお出ししておりました。
 「豚肉のリエット」に添えるパンは常に店でお出ししているパンで、一応、自分で焼いているバケットなのですが、全粒粉を加えたパンも良いな、との考えの元、全粒粉入りパンを焼く事にしました。
 パンドカンパーニュ用の丸型の発酵用籐籠を持っていますので丸型に焼こうと思いましたが、よくよく考えるとリエットに添えるのにパンをスライスしなければならず太めの棒状に焼いた方が使い勝手が良いと判断しました、(丸型のパンは放射状にスライスしなければならず一枚の量的に多めになるんですよね)
 そして焼いたものがコレです。




 粉的に全粒粉は北海道産のものでメインの小麦粉は山形県庄内産の「ゆきちから」という粉を使用しております。
 常にお出ししているバケットはこの「ゆきちから」100%なのですが、この粉に切り替わった経緯というのが偶然という言いますかご縁と言いますか、色々ありまして、以前は業者さんの展示会で紹介された「メゾンカイザー トラディショナル」という粉を使用しておりました。
 サンプルで頂いた粉でバケットを焼いてみたところ小麦の香りが素晴らしく、入手単位が「10キロ」と使い勝手も良い、という良いことずくめ。すぐに取り寄せてずっと使っていたのですが、突然「10キロ」袋での販売が中止になり次からの単位が「25キロ」に。しかも山形県という場所がそうさせるのか使用している人がいないのか「納品まで注文から2〜3週間後」という制約が付きまして「粉は大好きなのに使い勝手が…」の気持ちが大きくなり代替粉を探しましたら違う業者さんに「ゆきちから、っていう粉有りますよ」とさらっと紹介されたのです。
 「ゆきちから」名前は知っていたのですが「山形県産小麦粉」くらいしか頭になく、どういう小麦粉なのかも調べずにすぐに取り寄せてバケットを焼いてみたら、何と!香りも味も良いんですよ。
 その後、焼いたバケットをインスタにあげましたら「ゆきちから」を唯一製粉している県内の製粉所の方から連絡があり、担当の方とお会いして話をしたら直接取引できる事に、という正にご縁の流れで現在に至るわけです。
 
 実はこの「ゆきちから」にも全粒粉はあり今うちの店にも在庫しているのですが、なぜ今回「北海道産全粒粉」なのか?

 理由は簡単です。

 以前取り寄せた北海道産全粒粉があるからでございます…(全く持って簡単な理由ですね)

 しかし、この全粒粉も風味が良く美味しいと思うんですよね。

 調子に乗ってまた長文になりました。

 タイピングの感が戻ってきましたので近々、作り方も含めてこのパンの話の続きを。

 多分近日中です!






 





 
コメント
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