実際に物を見ているのに、特徴を覚えていなかったり、しっかり聞いたはずなのに、大切なことを聞き漏らしたりすることは多い。
日頃、しっかり学んだはずなのに、試験では、さっぱり出来なくて、学べていないことがある。視覚と聴覚それぞれの神経系統は脳の中で複雑に絡み合っている。視覚に関しては、平面的な座標系の理解も、学習が必要だ。しかもその前提に、左右、上下の識別能力が関わっている。また、空間認識もさらに相対的な位置関係の理解が欠かせない。これは普段から無意識のうちに学習しているのだが、その体験的な知識が脳内で一つの枠組(framework)として出来上がっているようだ。従って、何らかの原因でそれが形成されていないと、正しく空間認識が出来ないようである。目の見えない人が、角膜の移植を受けて視力を回復したとしても、0歳から幼児期に先の空間認識のフレームを形成していないと、「見えども、見えず。」の状態になるという。関数のグラフがかけない生徒がいたら、単なる怠慢ではなく、ひょっとして「空間認識能力に問題があるのではないか。」と疑う必要があるのではないでしょうか。出来ない、その原因を探すことの大切さを再認識する、今日この頃。
日頃、しっかり学んだはずなのに、試験では、さっぱり出来なくて、学べていないことがある。視覚と聴覚それぞれの神経系統は脳の中で複雑に絡み合っている。視覚に関しては、平面的な座標系の理解も、学習が必要だ。しかもその前提に、左右、上下の識別能力が関わっている。また、空間認識もさらに相対的な位置関係の理解が欠かせない。これは普段から無意識のうちに学習しているのだが、その体験的な知識が脳内で一つの枠組(framework)として出来上がっているようだ。従って、何らかの原因でそれが形成されていないと、正しく空間認識が出来ないようである。目の見えない人が、角膜の移植を受けて視力を回復したとしても、0歳から幼児期に先の空間認識のフレームを形成していないと、「見えども、見えず。」の状態になるという。関数のグラフがかけない生徒がいたら、単なる怠慢ではなく、ひょっとして「空間認識能力に問題があるのではないか。」と疑う必要があるのではないでしょうか。出来ない、その原因を探すことの大切さを再認識する、今日この頃。