小島教育研究所

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いよいよ国立大学入試(二次試験)が来週月曜日(25日)から始まります。

2013-02-22 | 大学受験
 現役の諸君はいよいよ待ちに待った二次試験です。浪人生の方は、捲土重来(「けんどちょうらい」と読みますね。念のため。)昨年の雪辱に大いに燃えてください。とはいっても、極端に身構える必要はありません。リラックスしたなかにも、落ち着きを持って努力をしてください。明日の土曜日を移動日に当てている方は多いと思います。寒気が再びぶり返しそうですが、風邪など召さぬよう、細心の注意を払っていただけたらと思います。
 さて、皆さんが入学を希望しておられる大学も、学士課程の見直しを迫られているのではないかと存じます。海外の各種メディアが作成する世界の大学のランキング表の中に、多くの日本の大学が入っているかというと、必ずしもそうではありません。東大、京大等の大学がランキングはしていても、かなり低い位置にあるのです。これには、大学当局はもとより、統括する立場の文部科学省も、ショックを受け、その対策を模索しています。大学も、一国の中だけの評価ですむ時代ではなくなってきているのです。大学でも分野別質保証に関する議論も活発で、数理科学分野においても、日本学術会議を中心に、分野別質保証のための基準作りが始まっています。
 大学で学んだことによって、当該の学生が「何が出来るのか」が厳しく問われる時代になってきたということです。学生としては、在学中に、「アクティブ・ラーニング」を利用して、企業での活躍準備をすることも出来ます。またキャリア・パスの目的で、様々な学習機会が用意されるようになりました。
 入学までの勉強と、これから始まる大学での勉強とは、当然大きく質的に異なってきます。「学びの質が転換する。」ことを意識しよう。与えられたものから、何を何を学び取るかが問われるようになります。
 大学の4年間、あるいはさらに修士課程で2年間学んだ後に、自分がどんなことをなしうる人間になるかを、常に意識し、多方面に向上して頂きたいと存じます。
かけがえの無い、貴方の貴重な若い時期を、是非、有意義にお過ごしください。
 

 「桜咲く」の朗報を、こころよりお待ち申しております。

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