昨日(日曜日でしたが)、2011年度センター数学についての問題研究会が、駿台予備校名古屋校にて開催されました。
多数の先生方が参加され、約2時間の解説があっというまに終わりました。分析してくださった内容は、ほぼ自分自身の所感と同じでした。数学は2011年度は比較的穏やかだったと思います。しかし、2007年から2009年までのように、再び時間攻めが起きないとも限らないので、時間対策も忘れず、念頭におく必要があります。印象的だったのが、数学1Aの第3問(平面幾何)で、ある辺が円の直径であることに気づかないと、先に進めないところが、「センター幾何」の特徴かもしれません。と講師の先生が指摘されておりました。(そうBDが直径になるのです!!)
問題を解くことばかりに気をつけるのではなく、解いた結果相互の関係を意識しろと言うことでしょう。問題が難しければ、それほど差はつかない。(昨年の数学1A)
正答率が悪いのはなぜかと分析すると、受験生の弱点が見えてきました。
受験生の皆さんとしては、「数学1A、数学”B」をそれぞれ学び終える段階で、センターレベルの問題が自在に解けるようにすることを目標とすると良いと思います。3年生になってからおもむろにセンター対策をするのでなく当該学年でかたを付けておくことです。
英語、数学に関しては、二次試験レベルの実力を高校3年生の7月くらいまでには完成させておきたい。また志望校の過去問も高校3年になりたてのころから、解いてみるようにしよう。そのとき、出来なくても気にしないこと。解答をじっくり読んで理解しよう。この作業を先延ばしにすると、本番直前で問題が解けなくて、志望校を変更する羽目になることもありえます。
あまりはやくから、センター、志望校の過去問を解くと、直前期にやるものがなくなる。といって過去問を先延ばしにする人がいますが、直前期まで伸ばすのはやめよう。かならずパニクリます。