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ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

第2星田ダム

2016-12-26 17:40:44 | 岡山県
2016年12月23日 第2星田ダム
 
第2星田ダムは左岸岡山県小田郡矢掛町と右岸井原市美星町の境界の高梁川水系小田川支流星田川にある灌漑用重力式コンクリートダムです。
もともと小田川下流域の矢掛町の灌漑用水源としては当ダム上流2キロ地点に1950年(昭和25年)竣工の星田池がありました。
ところが井原市美星町の丘陵地帯で県による畑作開発事業が実施され星田池はその灌漑用水源に転用されることとなりました。
その代替水源として1970年(昭和45年)より事業着手され1983年(昭和58年)に竣工したのが星田第2ダムで、運用開始後は矢掛町が受託管理を行っています。
なおダム便覧では住所は井原市美星町となっていますが、これは間違いで左岸は小田郡矢掛町宇内、右岸が井原市美星町となります。
 
ダムの左岸を備中西武広域農道、通称『星の里街道』が通っており、星の里街道から星田川に沿って西進すると第2星田ダムが見えてきます。
クレストは自由越流式洪水吐が3門、前夜の雨のせいで越流していました。
 
 
ダム右岸に展望台があり側面から堤体を見ることができます。
 
減勢工。
 
天端は立入禁止。
 
取水設備
手前のクレーンは流木やゴミの排出用でしょうか?
 
左岸に浮き桟橋が見えます。
 
星の里街道から俯瞰。
 
竣工記念碑。
 
星田第2ダムと命名されていますが、上流にある星田池が美星町星田地区への灌漑用水の水源になっているのに対して、こちらは星田川下流の矢掛町の灌漑を目的としています。
 
追記
第2星田ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により豪雨災害が予想される場合には事前放流により新たに12万4000立米の洪水調節容量が確保されることになりました。
 
1900 第2星田ダム(0739)
左岸 岡山県小田郡矢掛町宇内
右岸 岡山県井原市美星町
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
高梁川水系小田川
 
42.6メートル
108.0メートル
千㎥/千㎥
矢掛町
1983年
◎治水協定が締結されたダム


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