ダムの訪問記

星田池

2016年12月23日 星田池
 
星田池は岡山県井原市美星町星田の高橋川水系小田川左支流星田川上流部にある灌漑目的のアースフィルダムです。
ダム便覧では星田池土地改良区の事業により1950年(昭和25年)に竣工となっていますが、現地竣工記念碑および改修記念碑を読み解くと少し事情が異なってきます。
小田川下流の矢掛町の水田向け灌漑用水源として戦時中の1942年(昭和17年)に耕地整理組合の事業によって着工され、戦後1951年(昭和26年)に竣工しました。
1975年(昭和45年)より美星町の丘陵地帯を畑作開発する県の畑地帯土地改良事業が着手され、星田池はこれら畑地向け水源に転用されるべく新たに揚水機場や大規模な農業用水路などが整備されました。
この事業は1990年(平成2年)に竣工し、現在は受益者で組織される星田池土地改良区が受託管理を行っています。
その補填として小田川流域向け灌漑用水源として星田川下流2キロ地点に1983年(昭和58年)に星田第2ダムが建設されました。
 
井原市街から県道166号を北上すれば星田池に到着します。
池周辺は整備され、湖岸にはベンチが設置されています。
 
右岸の洪水吐
トンネル式導流部になっています。
 
天端は県道166号でそこそこ交通量があります。
 
上流面は草で覆われていますがコンクリートで護岸されています。
 
取水設備。
 
堤体から下流を見下ろすと
噴水のように見えるのは放流設備でたぶんこれが河川維持放流になるんだと思います。
 
洪水吐からのトンネル式導流部吐口。
 
洪水吐からの流路。
 
放流設備の噴水と揚水機場。
 
噴水と堤体下流面
左手は洪水吐からの流路。
 
池周辺は公園として整備され、噴水のような放流設備もそれに合わせたものだと思います。
ただせっかくの公園も遊歩道は草で覆われやや荒れている印象を受けました。
桜の木が多く花見のころは人出があるんでしょうか?
 
追記
星田池は洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により豪雨災害が予想される場合には事前放流により新たに10万1000立米の洪水調節容量が確保されることになりました。
 
1865 星田池(0738)
岡山県井原市美星町星田
高梁川水系小田川
 
27.2メートル
140.3メートル
井原市
1950年
◎治水協定が締結されたダム
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