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「起訴は法曹の良心に恥じないと思っている」。
これは小沢一郎元代表を強制起訴した指定弁護士・大室俊三氏の記者会見での発言だが、早速、スパモニのKY俊太郎が噛み付きました。
彼のいわく、「強制起訴は検察の起訴と違う。検察起訴なら99.8%の有罪率だから理解できるけど、検察が公判維持できないとあきらめたのを強制起訴したのでは、何を言いいたいのかよくわからない」と。
だが、これに即、反論したのが天敵・大澤先生。
「私はよくわかります。普通、裁判では相手弁護士の反証もあるから検察は120%の証拠を集めるものだ。だが今回はそこまでいけず起訴できなかっただけで決して(検察も)証拠不十分と言っていない。
それを指定弁護人が時間も権限もない中で精一杯努力、「多くの事実から立証ができる」と手ごたえを感じたのであろう。
強制起訴が民意で行われている重要性に鑑みれば、同じく、民意で選ばれた小沢氏も真摯に受止めるべきでないだろうか」と、小沢代弁人のKY俊太郎に苦言を呈するのであった。
ま~、確かに、壊れたレコードのように同じコメントしか論じられないKY氏ではこれ以上の論戦にならず、空気を読んだ落合女史が「まあ、いろいろあるだろうが、この問題を政局だけにはしないでほしい」とそらせて、二人の論争を引き取った・・。
処で、肝心の裁判だが、ここにきて、小沢側弁護士の弘中氏が強気。
会見でも、「検察が『有罪間違いなし』と起訴したものでも崩れる。検察審査会は、検察が調べたことの一部である調書だけをもとに起訴議決をした」といい、無罪判決に向けて自信を見せている。
おそらく、理由の一つは強制起訴の根拠の一つとされた4億円の不正記載の顛末、すなわち、小沢氏との共謀疑惑を二度にわたり証言したとする石川議員の供述が、実は検察の誘導だったとする証拠の録音が存在していたこと。
又、指定弁護士が検察審の議決になかった小沢氏の手持ち資金4億円の不記載を起訴内容に含めたこともルールになく、異議申し立てが可能と見ているようだ。
ともあれ、弘中先生、ロス疑惑や薬害エイズ事件、郵便不正事件など社会的に注目された事件で無罪判決を勝ち取っている凄腕だけに、時間的、精神的ゆとりのなかった指定弁護士など何ほどのものと自信を持っているのだろう。
でも、考えれば何か変? 大澤先生も言ってるけど、よしんば裁判に勝ったからといって、はたしてそれで無問題といえるのだろうか?
そもそも、検察審の強制起訴とはなんだったのか?
検察の不起訴を奇禍に自分は免責されたと、国会でカネの出所を明らかにしなかった小沢氏に、
(検察審の)疑惑が高まったからこそ決議され、民意がそれに同意したのではないのか。
なのに、今にいたるも国民への説明から逃げ回り、
「強制起訴は確信があって行うのではなく、法廷で『白黒』をつけるために行うものだ」としらばくれる。
いやそれどころか、小沢氏の政治とカネを追及する立場の野党も与党の反小沢派も批判はするが肝心のザルだらけの法律改正にはこれっぽっちも触れない。
つまり、小沢問題はこの法の欠陥をついた巧妙な脱法行為であるとお互い承知しながら、身がいずれ自分に及ばないとも限らないから法改正もせず、ノタリクタリとやり過ごしているだけなのだ。
ま~、せいぜい、まともなのはこの問題に真摯に取り組む共産党ぐらい?
そして、この党が調査したところでは、小沢氏が新政党、自由党と次々解党した際に、政党助成金の残余23億円を懐にし、
民主党幹事長時代にも23億円の組織対策費などを流用、ほかにももろもろをあわせると実に83億円が不正蓄財されているというのである(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-02-01/2011020115_01_1.html)。
まさに文字通り「解党ビジネス疑惑」である・・。
ともあれ、この問題が解明されない限り、いくら裁判に勝っても国民の大多数は絶対、納得しないだろう。
つまり、大澤先生の、「小沢氏も国民に選ばれたのだから真摯に受け止めよ」というのはこのことで、「裁判はそこまでやらないから政治の場で説明しないかぎり、免責したことにならない」のではないだろうか。
その意味では、マッシーパパはこの指定弁護人たちのご苦労、金にもならない仕事に身を粉によくがんばってくれたと思う。
後は弘中氏が何を言おうが、少々、ルールに外れてもいい。この不正蓄財を洗いざらい、世間に明らかにしてほしい。
それこそ、「法曹の良心に恥じない」ものとして、国民が喝采を贈るのではないだろうか?・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪