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政権選択を最大の焦点にした衆院選はご案内のようにマスコミのアナウンスメント効果もなく、大方の予想通り、民主圧勝、自民惨敗で決着がついた。
意外だったのは、「敗軍の将、兵を語らず」のはずの与党党首。
麻生閣下は「自分の責任」と認めつつも、「積年の不満をぬぐい去ることはできなかった」、「政局より政策というのは間違っていなかった」と、それでも「地球は丸い」とうそぶく。
又、公明党の太田代表も「政権交代の波が押し寄せ、生活を守り抜いてきた(公明党の)実績を浸透させられなかった」と風のせいにする。
又、刺客・田中康夫に敗れた公明の元幹事長・冬柴鉄三氏も、「敗軍の将、兵を語らずでね。兵にしてしまったら悪いけどね。人のせいにはしたくないんでね。私が負けた」と兵を語ったとか。
どうでもいいけど、これって、おかしいと思いません!
普通、「兵を語らず」の「兵」とは「兵法」、兵隊のことではないですよね。きっと、公明党の選挙だけに、学会員の人海戦力と自民の組織票頼りの癖が出た? ほんでもって、彼らの「責任」だといいたいのを、ぐっと男らしく、<私が負けた>」と抑えたのでしょう・・。
いや、おかしいのは、これだけではないですぞ。
公明党は太田代表、北側幹事長、冬柴氏党幹部はすべて、比例代表に重複立候補していないのに、自民は現職大臣、元大臣、党幹部、及び、派閥の長までオール重複。わずかに単独候補は閣下と古賀選対本部長代理のみというから酷い。
それも、有権者から小選挙区でことごとく「ノー」を突きつけられたのにゾロゾロ比例候補で復活する、なんともおかしな次第なのだ。
そして、これにもえげつないカラクリがありました!即ち、05年の郵政選挙で大挙当選した小泉チルドレン83名を犠牲にしての話とか・・。
たとえば、純粋比例の上位に掲載したのは山古志村の長島忠美とジャーナリストの近藤三津枝氏のみ。ジュンイチローとの2回の優遇約束を反故にされた猪口邦子はこれを嫌ってやむなくリタイヤしたぐらい。
又、佐藤ゆかりや鈴木馨祐氏などは強制国替え。そして、国替えも無所属で立つことも出来ぬ西本勝子氏ほか6人は比例で立つも、小選挙区候補の下に列する冷遇ぶり。
つまり、この逆風下の選挙では陣笠連中は弾除けにするという、まさにベテラン将兵を優遇する戦前の陸軍の手法を用いたのである。
なるほど、「保守の自民、真正保守」と声高に閣下が叫んでいたのはこういうことだったのか(?)・・。
おかげで、小泉チルドレン73人の立候補のうち、再選されたのはたったの10人。まさに、「一将功成って万骨枯る」の類。
とうとう、自民は将校ばっかの頭でっかち集団。汗を流す兵がいなくなったようである。
処で、マッシーパパも昨日の開票速報は8時からTVにかじりつき、小選挙区の自民の大物が、武部勤、町村信孝、額賀福志郎、与謝野馨、小池百合子、甘利明、、高市早苗、伊吹文明、野田聖子、大村秀章と、次々落選するのを目にし、(心の中で)喝采。
これこそ、数だけでなく、真の意味での圧勝だと満足して眠りについたが、なんと、翌朝、目を覚まして新聞見たら、彼ら全員が復活当選??、「・・・・」と苦虫を噛み潰した思いをしたのだ。
ルールとはいえ、こんな馬鹿が許されていいのだろうか? これでは小選挙区制を採用した意味がないではないか?
確かに、完全小選挙区制では「死に票」がでやすいというのも分かるし、少数政党が二大政党制に埋没するという危惧も理解はできる。
だからといって、「この人はいらない」と選挙民が言っているのに、「寝ている間」に甦(よみがえ)って来るのでは夏のホラーになってしまう。
大体が参院で、少数政党でも通るように二人区、三人区の中選挙区を認めたり、比例代表も設けている。考えようによっては、それで十分でないのか?
少なくとも、似たような選挙区と比例代表をともに並立するから参院も衆院も変わらなくなるのだ。そして、参院などあってもなくてもいいとねじれ国会に腹を立てた自民党の先生方の目の敵になったのではないのか?。
ともあれ、いまさら、比例代表制を廃止せよとは言わぬが、少なくとも、比例議員180名は衆院議員総数480名に比しても多すぎる。
しかも、自民の場合、比例当選者55名中、42名(76%)もが重複候補というのは酷い。又、全当選議員119名に比しても35%に及ぶのも異常。
ぜひ、民主も自民も次の総選挙から、比例議員を減らすといった、マニフェストを何よりも優先して実現してもらわねば困る。
それが、国民に約束した責務でないだろうか。そう、麻生閣下も確か記者会見で言ったよね。「国家・国民のために利益になると判断すれば当然、新政権に協力する」と・・。
【参考】
『国会議員の定数削減が決定!? 後は次の国会で実施時期と人数を詰めるだけ?(http://blog.goo.ne.jp/massypapa/e/d85a3f43dbc495e8b9c1ae242b9a6558)』(09.7.30)
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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