マッシーパパの遠吠え

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なぜ、消費税増税の理由に「世代間格差」が・・

2012-01-24 22:37:28 | Weblog

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野田総理が、24日の施政方針演説で、「与野党が信頼関係の上に立ってよく話し合い、結論を出し、国政を動かすことこそ政治の責任だ」、「これ(消費税を含む税制抜本改革)は子や孫に負担を先送りしないためだ」と前政権の福田、麻生氏の演説を引用したという。

いやはや恐れ入りました。きっと、本人はこの言い回しで一人悦に入っているのだろうが、それでは”政権交代”を全否定するようなもの。 

前政権の福田と麻生氏のやり方でいいのなら、何も民主政権でなくとも、自公政権に戻してからで遅くない。

それに、「子や孫に先送りしない」というフレーズも何か変。

まるで、社会保障の行き詰まりや財政破綻が老齢者の一人責任のように言い募っているようだし、あたかも子や孫との世代間格差を強調しているごときである。

従って、マッシーパパには財務省のよこしまな狙いが透けて見えて仕方ない。

確かに、世代間では保険料と支払い年金額の比較において、格差が見られるのは事実であろう。

が、それは現役世代が年金者を支えるという順送り制度の故である。解決するには抜本的見直しが先決、単純に消費税増税でどうにかなるものではない。

又、年金だけを俎上に上げ、「不公平」を論ずるのも公平といえず、むしろ、比較するなら、一生涯でみる必要があるのではないのか? 例えば、

今、老人世代と言われる人たちの大半は戦中・戦後に生まれた世代。彼らは戦後のどん底社会で飢餓に耐え、欲しいものも買えず、「我慢」を強いられた幼少年期を過ごしている。

又、長じても、進学できずに早くから就労するものも数多く、稼いだ金も他の家族を養うのに消えたという例も珍しくない。

そして、結婚、家庭を持てばもったで、子どもを育てるのに必死。夫は働きバチの如く、妻は家族のために身を粉にして働いたものである。

勿論、今のように、「子ども手当て」も「教育費無償」もないから、子育ても働いて稼いだ報酬だけが頼り。

いや、それだけでない。貧しい戦後の住宅事情から、せめて独立すれば自分の力で、「庭付き一戸建て」を手に入れたいと、苦しい家計のうちから節約して、頭金を作り、残余は今では信じられない高利の住宅ローンを借りて、夢を実現。

そして、子育ても、ローンの返済も終わって、ようやく、肩の荷を降ろして、ゆっくりと老後の生活に入れると思ったら、今度は唯一の虎の子の退職金も超低金利で、減らさないでおくのがやっとのこと。

翻って、今の若い世代はどうであろう。生まれついてすでに、何不自由しないモノ余り社会。

努力さえすれば、一流大学入試も大企業就職も自在だし、結婚すれば、「子ども手当て」、「教育費無償」等、国が面倒見てくれるありがたい制度もある。

ないのは老齢世代ですら経験しなかった「就職難」と「嫁ムコ探し」の難しさ。

だったら、これって、世代間格差でなく、格差社会が生んだ後遺症じゃん!?

いつの間にかあれほど、批判された小泉改革の光と影、即ち、勝ち組と負け組みに二極化された格差社会も、今は遠い語り草の如く、「財政改革」の言葉とともに、「世代間格差」に塗り替えられ、

公平な税という名の下、消費税増税で老齢世代の虎の子の貯金まで狙い出したのである。

それもこれも、官僚の特権を未来永劫、護持するため、「改革」の二文字で増税を正当化、その実、得するのは国民でなく、官僚と政治家と財界。いわゆる特権階級なのだ。

そして、彼らに与(くみ)する御用学者。「子と孫の代にツケを残してはならない」といかにもカシコぶる。

はてさて、いい加減、彼らの術中にはまるのだけはご免こうむりたいものである・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
世代間格差 (ヤマセ)
2012-01-26 11:32:30
「世代間の格差などない。あるのは格差社会だけ」というご意見に賛同します。
結局、日本の政界、官界、経済界の劣化が平成のカオスを生み出したのだと思います。
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