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中国のブログに「現代中国語では多くの日本語が使用されているが、漢字は日本語のコピーなのだろうか?」とする投稿があり、話題となっている、と「サーチナ」の記事。
要するに、和製漢字といわれる、「解読」、「新鋭」、「職場」、「新人類」、「視点」、「親子」、「達人」、「放送」、「完敗」、「完勝」、「上位」などの熟語と、「超」「真」などの接辞(、語の前後に付いて派生語を作り、元の語の意味を補ったり、変えたりする)が氾濫、
もはや、これらを使用せずには会話が成り立たないと、冒頭の疑問になったようである(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0721&f=national_0721_017.shtml)。
ただ、今回、話題になっているのは、かって、韓国人が「孔子は韓国人。漢字も韓国人が作ったもの」と主張した際に、「荒唐無稽」と中国人が憤激したものとは少し趣が違う。
むしろ、おおげさとも取れるのだが、この記者子も言っているように、「上海万博・公式テーマソングのコピー騒動があったので中国国内でも日本の模倣に神経質になっている所以」かも・・。
ともあれ、こんな自嘲的な言葉が出るのも、急速に中国の国際化が進み、外来語が巷にあふれている証拠。
そこで、一足早く西洋の先進文化を取り入れるのに成功した日本の翻訳漢語が便利になるという次第。
そのことは、陳舜臣の「日本語と中国語(徳間文庫)」にも書かれているが、戦前、多数の中国人留学生(孫文、魯迅等)が日本から帰って和製漢語を広めた由。
「手続、取消、文明、演説、人道、現在、現実、原則、反対、会話、計画、交通」等々、又語法の分野でも、「民主化、機械化」の「化」、「民族性、安全性」の「性」や「・・・的」、「・・・界」「・・・観」のように語彙の末尾にくっつける用法がそれである。
又、「wikipedia」の「和製漢語」にも、毛沢東自身、「整風運動といった共産党の作風を改善する運動を喚起した際、文書の表現を豊かにするために、外国語から学ぶことの重要性を呼びかけた。演説中で言及した学ぶ外国語の例は、「幹部(但し中国漢字では「干部」)」という和製漢語だった」とある。
尤も、和製漢語を送り出した本家の日本も心もとない。あれほど先人が英知を絞った名訳も戦後は占領軍の進駐とともに、カタカナが氾濫。それでも細々と、映画のタイトルの世界で名訳が残されていたが最近はそれもなく、ほとんどカタカナ題名。
ところがどうだろう。中国にはカタカナのような便利なものがないから外来語はすべて漢字で表記しなければならない。
そこで、漢字の音をあてた、「可口可楽(コカコーラ)」「尤尼克羅(ユニクロ)」「馬拉松(マラソン)」「巴士(バス)」のような漢字や完全に意訳した「電脳(パソコン)」「電梯(エレベーター)」「足球(サッカー)」「黄油(バター)」等々、翻訳に苦労の跡が見られるのである。
ま~、このあたりはさすが漢字の国の中国と、ほめられるのだが、中には自動車レースで用いられる用語の「フォーミュラ」を「方程式」と訳すなど、“珍訳”もあるとこれまた、「サーチナ」の記事(http://news.livedoor.com/article/detail/4906550/)。
どうやら、「フォーミュラ(Formula)」を中国語のもうひとつの意味である「方程式」を対訳にしたためとか。
処で、日本人はというと、同じものもとっくに翻訳をギブアップ。そのまま「フォーミュラ」とし、挙句「F1」略して、国民も意味不明のままに、権威ある自動車レースと理解しているようである。
かくいうマッシーパパもこの記事が出るまで、「フォーミュラ」を固有名詞に捉えて「F1」もレースのNO.1程度に理解していた。
でも、ウエブで調べて見たら、「フォーミュラカーとは厳しい規格に基づき競技専用に開発されたレーシングカーのことで、一般的には4個のタイヤが露出した形式のレース専用車両を指します」云々とある(http://www.f-nippon.co.jp/outline/whats_fn.html)。
ま~、確かに、科学が発達しすぎると、語そのものも一言で説明するのが困難であったり、誤訳の恐れがある。それでも中国のように、完全な意訳に勤めるか、それとも日本のように端から翻訳をあきらめるか、判断に難しいところがある。
ただ、少なくとも漢字や日本語を守る観点からは可能な限り、意訳が望ましいと思うのだが、
いかんせん、知識人と言われる人ほど、鼻持ちならぬネー恥部英語をひけらかす風潮があって思うようにならない。
いやそれどころか、どこかの変わり者の様に「2012年末までに社内で英語を公用語にする」と言い出す輩もいるからやっかいだ。
ホント、どんどん、日本はおかしくなっていくようで、そのうち、気がつけば沖縄、対馬は外国領になり、日本の公用語は英語になるなど、おそろしい時代がくるかもよ・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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