マッシーパパの遠吠え

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追い詰められた北の湖理事長に明日はあるのか!?

2008-09-05 07:59:17 | Weblog

「スポニチ」に『北の湖理事長を糾弾する声 協会に電話殺到』とある。それも、内容のほとんどが力士への不満でなく、北の湖理事長に関するもの。「これだけ問題が続いたのだから言い逃れできない」や「これまでの不祥事でも常に師匠と弟子の問題と言ってきたのだから、今回は自身もけじめをつけるべき」など、責任を問う声ばかりだったとか(http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2008/09/04/09.html)。

つまり、朝青龍サッカー事件(07.8)、時津風部屋力士暴行事件(07.9)、武蔵川部屋の暴行事件(07.10)と相次ぐ不祥事のつど、理事長の責任が問われて、「全て師匠の責任、協会としてはとやかく言えない」と責任回避。だが、まさか、今回の露鵬(28)、白露山(26)兄弟の大麻汚染疑惑で、自らが親方責任を問われるとは思いもしなかっただろう。

それにしても、この事件、不可解なことが多すぎる。まず、①先月18日、若の鵬が逮捕されたとき、彼と親交の深かった兄弟が事情聴取されたが大麻使用を全面否定。もちろん、親方も直接弟子から「絶対白」との言質をとっている。それがなぜ、今回の抜き打ちのドーピングテストで引っかかったのか?そして、協会が何のためにテストを実施したのか?だ。どうやらこれには、「ゲンダイネット」が『北の湖の首差し出し「相撲協会 生き残り」画策か』と、相撲協会、反理事長派の画策だと種明かしをしてくれている(http://gendai.net/?m=view&c=010&no=21227)。

②次によくわからないのは、今回実施の簡易テストでは「吸引」か「伏流煙」か区別が困難なため、同じ検体を精密検査すべく専門機関に依頼している(結果は8日以降判明)。がしかし、肝心の検体が41時間、協会の冷蔵庫に無造作に置かれていたというから、一体、本気に究明する気があるのかないのか? それに、陽性反応がすでに出ているなら、吸引、伏流煙どちらでも「吸引に関与している」ことに違いなく、罪は罪では?・・。

③つめは、警察が協会の検査結果を知らされあわてて、再度事情調査するとともに家宅捜査をしたようだが、ブツも器具も発見されなかったこと。そらそうだよね。常習者だと、「大麻は吸ってもいいが、所持してはヤバイ」と承知の介。当然、とっくに捨てたか、持ってても天井の裏か冷蔵庫のキャビアのビンの中にでも入れているわさ(?)。それに、隠し物を見つけるなら、警察より税務署を連れて行くほうが早いのだが・・。ま~、警察のなぜか、大相撲協会に遠慮っぽいのも不思議といえば不思議。

いや、不思議のきわみは④この兄弟がいかにも自信ありげなこと。たとえ、簡易テストでも2回も3回も陽性反応が出れば、十分吸引の可能性が高いと聞く。それを「大麻はやったことがない」と終始否定しているというのだ。それに、この力士らの出身地は世界でも有数の大麻の里。おまけにロシアは大麻が合法とくる。しかも、若の鵬と竹馬の友というからきわめて疑惑は高まって当然。なのに、この自信は那辺に(?)、と思うがおそらく、法律の中身にあると思われる。

すなわち、この「大麻取締法」はそもそもが、許可を得て大麻を栽培する人か研究する人を対象とするもので、一般の人がただ吸引しただけでは罪にならないとある。そして、同法第3条に「大麻取扱者でなければ大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、又は研究のため使用してはならない」と、「所持し、譲り受けない」限り、法的には吸っても罰せられないのだ。

ま~、平たく言うと、手元に持っているか、譲渡現場を現行犯で抑えない限り、まず逮捕はないそうだ。従って、この二人もきっと、逮捕はないと踏んで、「いくらでも調べてくれ」と強気なのだろう。ただし、精密検査で、完全に陽性反応が出ると少し厄介である。つまり、「相撲道」がこのところ、とかく問題にされており、協会もまさか、「逮捕」がないので無問題と口を濁すわけには行かないだろう。となれば、何らかの処分、普通、この種のドーピング違反は一定期間の出場停止が相場だが、そうすると間違いなく、「親方責任」、つまりは理事長の問責問題が浮上してくる。そして、もちろん、監督官庁の文科省も大相撲協会にお仕置きをせぬわけにいかないので前述の日刊ゲンダイの記事になったのでないだろうか?・・。

となれば、わかりにくいのはむしろ事件そのものでなく、「大麻取締法」の方かも知れない。何しろ、吸っても「所持しなければ」、あるいは「譲ってもらわなければ」いいというから、まるで禅問答。そしてその答えはといえば、「残さないで吸ってしまう」か、「買(貰)わないで盗むか拾う」かすればいいということになる。なんとも、中途半端な法律なのである。だからこそ、世間でも大麻取締法の廃止を求める意見が出てきたりするのだろう。そして、海外でも合法だという国が増えているのかもしれない・・。

ともあれ、マッシーパパにはなんとも腹に落ちない事件だが、理事長が責任を取ってやめ、協会が改革されるなら望むところではあるけど。さて、したたかな北の湖のこと、沈黙を決め込んでいるのもなにやら怪げ・・。♪

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