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14日にも都知事選立候補を表明する意向だった東国原英夫氏(53)が、出馬を見送る方向で検討を始めたという。
「日経」によると、その理由は「石原慎太郎都知事(78)の4選出馬表明などの状況の変化を考慮して」とか。
それにしても、出ないと思っていた知事の突然の出馬表明で、さぞショックが大きかったのか、「適切な日時、方法で報告する」と又々、態度表明を延期。
おそらく、石原再選では勝ち目も薄く、かといって、衆院解散も東日本巨大地震の発生で遠のいたこともあり、予定がたたず往生しているのか、それとも尚、知事の敵失を期待して日和っているのだろうか?・・。
一方、してやったりは狙い通りの展開で高みの見物を決め込んでいる当の慎太郎知事。
そもそもが、78才の高齢、最近は議会でも居眠りが目撃されるなど、身体的にきつくなって辞めたいのが本音。
だからこそ、関東連合の盟友・神奈川県知事の松沢氏も石原知事の後継にと名乗りを上げたのではないか。
それが、直近の選挙結果予想では石原氏が出ない場合、東国原氏がトップ。
松沢氏など足元にも及ばないことを知って愕然。
「逡巡(しゅんじゅん)、呻吟(しんぎん)の末、出馬を決心した」と苦渋の選択をせざるを得なかったと「時事通信」も書いている(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011031100913)。
確かに記事のいうとおり、「『東国原氏には都政を任せておけない』という気持ちになった」ようである。
それほど、この石原知事の東国原氏嫌いはマッシーパパの比ではないのだ(?)。
憂国の志士を自認する知事にとって、パフォーマンスにせいを出す芸人のような彼のタイプは好まない。
それに彼は口先だけで世渡りしているのも許せない一つ。
何しろ、宮崎県知事に立候補したときには、「私は故郷の宮崎に骨をうずめるとです」と絶叫し、当選してからも任期の途中にもかかわらず、自民の落ち目乗じて「総裁やらせて!」と笠に着る。
勿論、全国民のバッシングに会えば、「宮崎を良くする為に国政に行く」と具にもつかない言い訳に終始する。
いやそれどころか、衆院解散のメドがたたないと見て取るや、「宮崎県知事は限界だが都知事ならその限りにあらず」と立候補にいろ気を出す。
それも、かっこよく、宮崎県民には「どこで何をしようとも、心はいつも宮崎に、片足は宮崎に軸を置いて汗を流していきたい」という。が、この発言は裏返せば、都民を愚弄するもの。
だからこそ石原知事もこんな無責任男を知事にしてはならないと、重い腰を上げたのだとマッシーパパは確信する。
尤も、かく言う都知事も、こと都政に関しては東京マラソン以外、目覚しい成果はない。
というより、新東京銀行、築地移転など失政とも取れるだけに、それでも勤まる都知事は、官僚の御輿に乗るのが得意な彼に、万一にも上手に都政を切り盛りされるとたまらない。
ここはなんとしても、タレント知事候補だけはつぶしておかないと己の評判も危ういと考えたとしてもおかしくない。
そこで、とっておきの手、即ち、引退宣言の後撤回して、慎太郎知事を破った美濃部都知事3選のひそみに習った(人のまねをすること)のであろう。
ともあれ、マッシーパパは石原氏の4選に賛同するものではないが、彼の、「『東国原氏には都政を任せておけない』という気持ちは痛いほどわかる。
一層、東国原氏を蹴散らすために2年だけ知事を石原氏に任せ、知事選で堂々と善戦する予定(?)の渡辺美樹氏を副知事に迎えて、都の財政赤字を再建してもらってはどうであろうか?・・。
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