ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

上海会議から帰国

2005年07月18日 | ましこノート
16日夜上海に着き、二日間の日程を終えて今成田に帰って来た。
復旦大学日本研究センター理事長始め、七人の教授と日本と中国の間の懸案について率直に本音で議論を行い、今後の日中関係を改善するための具体的な政策提案を出し合った。
中国側の参加者は全員北京政府に影響力を持つメンバーであり、今回の上海会議の成果は間違いなく反映される。
特に民主党との関係構築を今回図ったのは、日本政治の現状分析の結果、ポスト小泉の政権交代の可能性が高まり民主党の外交政策の確認と人脈作りのためである。民主党四人の国会議員と四人の高名な大学教授が参加した。
基本的にクローズされた会議の条件のため内容は詳しくは公表出来ないが、靖国、エネルギー、領土、東アジア、歴史認識、為替、両国内政、常任理事国など幅広くじっくりと長時間議論を行った。
今後とも定期的に開催することも確認し有意義な会議だった。また後日出来る限りの報告したい。
最後に上海は初めてだったが大変魅力的な大都市だった。

明日から上海

2005年07月15日 | ましこノート
国会はあと一ヶ月を切った。衆議院は十日前の喧騒が嘘のように開店休業状態が続く。
外務委員会も今日の質疑で今国会に提出された条約九本が全て可決された。
外務委員会野党筆頭理事として最後の条約質問に立った。日本とフランス及びベルギーとの社会保障条約協定である。加えて六カ国協議と拉致被害者家族に関する質問だった。詳細はHPを見てください。

明日から18日まで上海に行ってきます。民主党国会議員と大学教授が経済都市上海の政治・経済関係者と定期的に日中間の中・長期的な課題について率直な意見交換を行い、日中関係の事態の好転を図るべくクローズドな交流会議を行う事が目的である。
久しぶりの中国であり、ましてや上海は初めての訪問であるだけに楽しみであり、自分の眼でしっかり社会主義市場経済のメッカを視察し、本音で日中関係改善のための議論を行ってくる。

障害者自立支援法案可決

2005年07月13日 | ましこノート
多くの問題点を抱えた障害者自立支援法案が衆議院厚生労働委員会で可決され参議院に送付された。
障害者にとっては自立出来ない法案である。長期に渡るハンストでの抗議も残念ながら自民党・公明党には通じなかった。民主党が要求した九項目の修正協議もゼロ回答で打ち切られた。
郵政民営化より遥かに重要な法案である。
この法案も参議院で充分な時間をとり審議のうえ自立出来る修正をして欲しい。

天下り禁止は困難か?

2005年07月12日 | ましこノート
日本経団連は11日の正副会長会議で中央省庁幹部の天下り受け入れ停止が談合根絶の手段の一つになるとして、奥田会長が天下り自粛を提案するはずだったが見送られた。
これは官庁や企業から猛反発があったためである。橋梁談合で経団連幹部を含む加盟企業から多くの逮捕者がでた時、奥田会長は日本社会から談合を無くすのは難しいと記者会見した事に失望したが、今回の天下り自粛提案で汚名返上と期待したが、またまた裏切られた。
そして今日また、道路公団元理事ら五人が公団発注橋梁談合疑惑で逮捕された。逮捕者が出ている最中も平然と談合が行われている程、根が深く組織的である。
道路公団から民間企業にやはり多くの役員・職員が天下りしている。日本全体に蔓延っている官製談合を根絶する事が本当の構造改革であり、それを実現するのは政権交代でしか出来ない。
解散・総選挙の可能性が高まっている。天下り、官製談合を根絶し国民のために税金を使う政治家を選んで欲しい。

視点

2005年07月11日 | ましこノート
我々が考える政策や視点は、時々国民の皆さんと違う事がある。
先週末いくつかの会合で若い人達と話し合う機会があった。
子育て支援政策について活発に意見交換をした中で大いにその違いを知らされた。例えば、教育費の支援や児童手当を考え、施設の増設や拡充を訴える。
しかし子育て真っ最中の父親は学校への通学費の支援を望む。こんな事が結構多い。
自分達が考える政策が1番だと思い込んでいるケースが多い。反省していく必要がある。

毎回私のメールにご意見・批判をくれる人がいる。仕事を終えてから会社のパソコンからくれるそうだ。熱心に意見・批判をくれる。謙虚に受け止めていきたい。
全く視点の違う所からのものであり、大いに参考になる。

許せない爆弾テロ

2005年07月08日 | ましこノート
天国から地獄とはまさにこの事だろう。
2012年オリンピック開催が逆転勝ちでロンドンに決定し、G8サミットがイギリス、グレンイーグルズで開催されており喜びと興奮のさなか、連続爆弾テロが発生し死者55人重軽傷者700人が犠牲になった。
どんな理由があれテロは絶対に許す事は出来ない。一ヶ月前にイギリス、エジンバラ会議に参加したばかりだけに他人事ではない。
犠牲者、負傷者の皆さん及び関係者に心からお悔やみとお見舞い申しあげます。
二度とテロが起きないよう万全の対策を講じる必要がある。国民の生命と財産を守る使命と責任が国と政治家にはある。いつ何時日本にテロがやってくるかもしれない。「備えあれば憂いなし」日本は勿論のこと世界中からテロを撲滅するあらゆる手段を講じなければならない。

ハンスト

2005年07月07日 | ましこノート
障害者の人達が国会前でハンストに入っている。開店休業状態の国会で目立っている。
障害者自立支援法案に抗議をしての行動である。
拉致被害者家族の座り込みと同様、体を張っての抗議行動である。
形ばかりの修正をしてお茶を濁してしまう政府自民党のやり方で、本当に障害者の人達が自立して生活出来るのだろか?NOである。
ODAもいいが税金の使い方が間違っている。障害者自立支援法案は障害者のためにだけにあるのではなく、自分達のためでもあると考えて欲しい。
いつ自分達も障害者になるかもしれないのだから。

採決から一夜明けての反響

2005年07月06日 | ましこノート
昨日の本会議での興奮が覚めやらぬ今日、早速地元郡山市に戻り、駅前での街頭演説や多くの支援者に会い昨日の状況を報告した。
実に多くの人達が固唾を飲んで採決のテレビを観ていたようだ。久しぶりに永田町劇場は面白かったようだ。
何はともあれ政治に関心を持って貰う事はいいことだ。
郵政民営化は難しいと思っている人達が圧倒的に多い。衆議院は会期末までほとんど開店休業状態になるが、私の外務委員会はまだ四本の条約審議がある。また障害者自立支援法案や臨床心理士と医療心理士の法制化など重要法案がまだまだある。
郵政民営化法案を廃案に追い込むと同時に、これらの法案のしっかり審議していく。
解散含みの終盤国会になってきただけに国民の眼が厳しいことを自覚する必要がある。

あと一歩で否決

2005年07月05日 | ましこノート
郵政民営化法案が衆議院本会議で採決された。際どい票差だった。
反対228、賛成233、僅か5票差だった。
私の予想を上回る自民党の反対派に敬意を表したい。今後の行方は、かなり緊迫してくるだろう。

参議院は衆議院とは違い、独自性を持っているので法案がすんなり成立しないだろう。
むしろ小泉首相の求心力が急速に落ち込んできたのでどうなるか分からなくなった。場合によっては継続審議にして秋の臨時国会で解散前提で勝負を賭けるかもしれない。

久しぶりに緊張した記名採決に11年前の政治改革関連法案採決を思いだした。当時自民党議員として党議拘束に反対して賛成票を投じて法案が成立した。
信念と勇気を持たなければ自民党で造反することは出来ない。
舞台は参議院に移ったが廃案に向けて頑張って行こう。


郵政民営化法案採決へ

2005年07月04日 | ましこノート
郵政民営化特別委員会で法案が可決された。いよいよ本会議で採決される。
自民党から何人の反対者がでるかが焦点である。私の自民党反対派と接触している読 みではまだ否決の47名には達していない。
現時点では最大32名、最小18名程と思う。官邸と自民党執行部の締め付けと脅しがど のように表れるのか?
反対派の議員には信念と良識を持って反対して欲しい。是非否決したいものだ。
勿論私は明確に反対を投じる。