お盆休みは中判カメラということで、重たいカメラを持ち歩いて撮影を行ってきました。重たいとは言ってもD200とニッコールHオート300mmF4.5の取り合わせのほうが重たい訳で、軽い標準レンズを装着したゼンザブロニカECのほうが重量バランスがとれて、撮影が行いやすい感じです。
とはいえ、35mmフィルムの実質4倍強の面積があるブローニー・フィルムを用いますので、シャッター幕やミラーの面積が大きく、そして重い訳でシャッターを切ると体で感じるような豪快なショックがあります。これらの中判カメラは、レンズ・シャッター以外のものは三脚が必須で手持ち撮影はあまり行わないのが無難であるといえます。
シャッターを切ると、さすがにフル・メカニカルのゼンザブロニカSシリーズのガシャーンという豪快さはありませんが、バシャコンと少しおとなし目の感じになります。上下に二分割して開閉するミラーのおかげで、シャッター・ショックの方向が相殺され、ショックが少なくなっています。おまけに電子シャッターですから、シャッター・スピードも経年変化で狂うという心配も無く、電池さえ持てば充分に機能する優れものカメラです。
電池が4SR44と、割と高めですが現代でも存在する電池ですから、一度装着すれば数年はつかえる持ちの良さも有り難い所です。インジゲータがあまり光らなくなったらお取替えなのですが、2年を経過した現在でも減っている様子は見られませんので、相当に長持ちするといった感じです。電池をつけないとバルブ以外のシャッター動作が出来ませんので、無くなった時用に予備電池を持っています。
標準レンズとして供給されていたニッコールP・C75mmF2.8は、隠れた銘レンズです。標準のキット・レンズという位置付けと、このレンズだけでほとんどの撮影が行える便利さも加わって、ブロニカが修理不能になって余剰で出てくるのがこのレンズです。中古価格も可哀想な位安いのですが、かびなければほとんど稼動部分が無いレンズは長持ちします。実際レンズに付いているのは絞り機構のみで頻繁に動かしませんから、長持ちするという訳です。
写りも良いニッコールですから、失敗写真も少なくて、おまけに最新のコーティングが施されているCタイプですから、逆光にも強くて昔カメラと思えないような描写をします。何を撮影しても無難にこなしますから、撮影する被写体を選ばず手軽に使用できます。しかし、現代の分散レンズや非球面レンズは用いられていないと思われますので、フード装着は必須です。
何しろカメラ自体が希少品のゼンザブロニカですから、大切に取り扱っています。本来であればプロテクト・フィルタも付けないのですが、近接撮影や藪の中での撮影も行いますので、前玉傷を恐れて装着しているのが現状です。傷を付けたら交換できない恐怖感がありますので、保険のために装着している感じです。
お盆の旅行はブロニカ持って、車移動ですから重たいカメラでも平気です。細かな部分まできっちりと描写してくれるブロニカは、頼もしい相棒です。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8
撮影データ:1/250sec F8 Kodak Ektar100
今ではあまり目にする機会がなくなったがまの穂です。結構大きめの花穂で遠いところからも良く目に付きます。
とはいえ、35mmフィルムの実質4倍強の面積があるブローニー・フィルムを用いますので、シャッター幕やミラーの面積が大きく、そして重い訳でシャッターを切ると体で感じるような豪快なショックがあります。これらの中判カメラは、レンズ・シャッター以外のものは三脚が必須で手持ち撮影はあまり行わないのが無難であるといえます。
シャッターを切ると、さすがにフル・メカニカルのゼンザブロニカSシリーズのガシャーンという豪快さはありませんが、バシャコンと少しおとなし目の感じになります。上下に二分割して開閉するミラーのおかげで、シャッター・ショックの方向が相殺され、ショックが少なくなっています。おまけに電子シャッターですから、シャッター・スピードも経年変化で狂うという心配も無く、電池さえ持てば充分に機能する優れものカメラです。
電池が4SR44と、割と高めですが現代でも存在する電池ですから、一度装着すれば数年はつかえる持ちの良さも有り難い所です。インジゲータがあまり光らなくなったらお取替えなのですが、2年を経過した現在でも減っている様子は見られませんので、相当に長持ちするといった感じです。電池をつけないとバルブ以外のシャッター動作が出来ませんので、無くなった時用に予備電池を持っています。
標準レンズとして供給されていたニッコールP・C75mmF2.8は、隠れた銘レンズです。標準のキット・レンズという位置付けと、このレンズだけでほとんどの撮影が行える便利さも加わって、ブロニカが修理不能になって余剰で出てくるのがこのレンズです。中古価格も可哀想な位安いのですが、かびなければほとんど稼動部分が無いレンズは長持ちします。実際レンズに付いているのは絞り機構のみで頻繁に動かしませんから、長持ちするという訳です。
写りも良いニッコールですから、失敗写真も少なくて、おまけに最新のコーティングが施されているCタイプですから、逆光にも強くて昔カメラと思えないような描写をします。何を撮影しても無難にこなしますから、撮影する被写体を選ばず手軽に使用できます。しかし、現代の分散レンズや非球面レンズは用いられていないと思われますので、フード装着は必須です。
何しろカメラ自体が希少品のゼンザブロニカですから、大切に取り扱っています。本来であればプロテクト・フィルタも付けないのですが、近接撮影や藪の中での撮影も行いますので、前玉傷を恐れて装着しているのが現状です。傷を付けたら交換できない恐怖感がありますので、保険のために装着している感じです。
お盆の旅行はブロニカ持って、車移動ですから重たいカメラでも平気です。細かな部分まできっちりと描写してくれるブロニカは、頼もしい相棒です。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8
撮影データ:1/250sec F8 Kodak Ektar100
今ではあまり目にする機会がなくなったがまの穂です。結構大きめの花穂で遠いところからも良く目に付きます。
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