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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

2本を並べると

2024-04-14 06:51:16 | レンズいろいろ

D FAマクロレンズが2本揃ってしまって、色々撮影しながら比べているという感じです。旧来レンズの持っている限界が解消されていて、マクロ域から遠景までしっかりとした描写をします。以前からマクロタクマーを使っていて、遠景域はあまり面白くない描写と言う訳で、解決されるとこれ一本で済んでかなり便利です。

やはり今流のレンズですし、分散レンズとはいかないまでも改良は進んでいます。コーティングも旧来smcコーティングから進化していますので、コントラストもかなり向上してくっきりとした画像になります。旧来タクマーと比べてかなり抜けが良くなりましたから、明るくて躍動感のある画になります。

もう一つはフローティング機構で、旧来マクロレンズは全群繰り出しのレンズでしたから、レンズの構成枚数が少なくなっていたのですが、このレンズ構成に前群と後群のレンズを追加して、ヘリコイドの動きと少し違わせることで、マクロ域から遠景域までの解像度と写りの雰囲気を同じにすることが出来ます。

旧来レンズでは諦めていた遠景域の写りも、心配することが無くマクロ域と同じ雰囲気で撮影が行えます。ある意味画期的な事なのですが、ディジタル対応ではないニッコールのマイクロレンズではすでに搭載されていて、多少悔しい感じがしたものでした。実は同じ時期に*ist用として提供されていた感じなのですが、気付かなかったと言う事になります。

2本並べて動かしながら比較と言う事を今まで行っていなかった訳で、これ幸いとしげしげ眺めてみました。そうすると色々な事が判ってきます。良くクローズアップ・レンズか、それとも接写リングかというところで、色々装着しながら確かめたことが今回のマクロレンズでも反映されているという感じです。

良く広角レンズとクローズアップ・レンズの相性が良くて、反対に望遠レンズと接写リングの相性が良いと言う事なのですが、この逆を行うとあまり面白くない訳で、拡大率が思ったよりも稼げない状況になります。広角と標準レンズはクローズアップ・レンズの方が満足できますし、望遠レンズは接写リングの方が効果が出てくる感じです。

これと同じことが何となく反映されている感じで、100㎜マクロレンズでは後群レンズを固定して中群レンズの動きを微妙に変えています。反対に50㎜マクロレンズは前群のレンズと中群の距離を微妙に変えていると言う事になります。結構面白い発見で、面白いと思いながら妙に納得した感じです。2本のマクロレンズを並べて比較しない事には、なかなか判らないと言う事になります。

いよいよ桜が咲き始めたという感じなのですが。桜の撮影は望遠レンズよりも広角や標準レンズの方が花びらの積み重なりが良く表現できるという感じです。加えてしっかりマクロ撮影というところなのですが、例年この時期は風が強く吹く時期でもありますので、そこそこマクロで撮影したというところです。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-1 SMC Macro Takumar 50mmF4

撮影データ:1/250sec F5.6 ISO200

アケビの木も花芽が伸びていたと思ったら、次の週には葉も伸びてしっかりと花を咲かせていました。そろそろ虫も飛び回っていますので、実がついてくれることを期待といったところです。

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150㎜マクロ

2023-11-13 06:51:25 | レンズいろいろ

昔望遠マクロレンズが欲しくて、100㎜マクロレンズのタクマーでは、やはり少し物足りないという感じでした。この時にニコンさんが出していた150㎜マクロレンズが欲しくて、色々中古品を探していた感じです。やはり150㎜マクロレンズになると、かなり離れた場所からマクロ撮影が行えるわけで、当時フィルムを使う我が身とすれば、欲しかったレンズと言う事になります。

丁度その時、シグマさんの望遠キットレンズがマクロ機能を持っていますから、300㎜のテレ端でマクロ撮影を愉しんでいたと言う事になります。しかし、ズーム・レンズのテレ端ですからものすごく画面が暗くなって、シャッター・スピードも稼げませんから明るい場所専門で手振れと格闘していたと言う事になります。

しかし、物は考えようでAPS-Cサイズのディジタルカメラを使えば、画角換算の焦点距離が1.5倍になる訳で、K-5に100㎜マクロタクマーを装着すれば、画角だけは150㎜の画角になります。ボケ量はあまり増えないのですが、そこはマクロレンズですからふわふわのボケが得られるチャンスが増えるというものです。

しかし、マクロタクマーも撮影倍率がK-5に装着しても最大0.75倍な訳で、明るさが欲しいという被写体の時にはニコンさんの105㎜マイクロレンズとD200を使っていたと言う事になります。昔のレンズは全群繰り出し式のマクロレンズですから、近寄れば近寄るほど画面が暗くなっていって、手振れを起こし易くなってしまいます。

最近手に入れたD・FAマクロ100㎜F2.8は、まさに150㎜マクロレンズになってくれる優秀なレンズです。フルサイズでもAPS-Cサイズでも対応していますので、本来の100㎜マクロレンズとして撮影したいならばフルサイズのK-1ですし、逆にもう少し撮影倍率を稼ぎたい時にはK-5に装着すれば、150㎜マクロレンズに早変わりするという感じです。

中群と後群レンズの位置を調整して、マクロ域でも遠景域でも破綻のない画像になるフローティング機構を搭載しているのですが、反面レンズ全群を動かすレンズと違って、近接時に拡大倍率があまり上がらないジレンマが有ります。もう少し画角的に絞られてくるはずなのにと考えてしまうレンズなのですが、マクロ域ではしっかりと像が拡大します。

とにかくなんちゃって150㎜マクロレンズになる訳で、しかも明るいレンズですからマクロ域でもシャッター・スピードが稼げて良い感じです。おまけにカメラにも手振れ補正機能が付いていますので、ピントさえしっかりと合わせこむことが出来れば、はっきりとした画像を容易く得ることが出来ます。写りは流石の現代レンズですから、写りにも満足できると言う訳です。

何だかいきなり秋になってしまった感じで、秋の草花も面食らっているような感じです。朝晩はしっかりと気温が下がって、肌寒い毎日ですから、一気に秋めいてきたという感じで、これからの撮影行は気楽に行えるという感じです。気付くと秋の定番のイヌタデが花穂を伸ばしてきて、秋も本番と言う事を感じさせてくれます。いよいよ清々しい季節がやってきたというところです。

それでは、先月上旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 SMC Pentax-D FA Macro 100mmF2.8

撮影データ:1/160sec F3.5 ISO200

秋の遠足の時の定番といえば引っ付き虫のイノコヅチだったわけで、ズボンによく付いて外すのが大変でした。秋になると一斉に生えてきますので、これも秋の風物詩といったところです。

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最初は画角を狭めて

2023-04-09 06:50:26 | レンズいろいろ

なんだかいきなり春の雰囲気で、先週までの雪や雨の降る寒い日が嘘のようになってしまって、暖かな晴れた日が続くようになってきました。それでも少しだけ雪が降る時があって、雪が降る時間帯だけは気温が急降下するのですが、雪が止むと気温もまた上がってくるという感じです。朝晩の冷え込みが少し和らぎましたので、お布団の中に入れていた電気あんかももう必要がないという感じです。

こうなってくると道端の草花も咲きだしてきますし、何よりも取り残されていた雪の塊までもきれいに無くなって来る訳で、残るはスーパーの駐車場にうずたかく積み上げられている雪の塊位になってしまいました。春に咲きだす草木と言えば、先ずはマンサクと椿で、今ではほぼ満開の勢いで咲いています。いきなり春の雰囲気になってしまって木々や草花も多少は面食らっている感じですが、ようやく暖かくなって足並みがそろってきたというところです。

これからは色々なところを歩き回っても、それなりに被写体が見つかる季節という事になりますので、毎週忙しくなると同時に撮影の満足感も得られるという事になります。最初の春の花は椿のように大きな花もあるのですが、道端の雑草やマンサクの花のように小さなものが多くて、スタートはマクロレンズからという感じです。

一番最初の時はそれでも拡大倍率を稼ぎたくて、等倍マクロ撮影が行えるD FAマクロ100mmF2.8を購入してよかったというところなのですが、それでも拡大倍率が少ないという事が起こります。何しろ小さな花ですし、被写体ぎりぎりまでレンズの先端を持ってくる50㎜マクロレンズでは、木の枝に阻まれて思ったように撮影できません。

100㎜マクロレンズを使えば、ある程度ワーキングディスタンスが稼げて良いのですが、ここで一思案という事になります。APS-Cサイズのディジタル一眼レフ・カメラを使うと、画角冠山の焦点距離が1.5倍に伸びます。このため少し離れた場所でも大きく拡大して撮影することができます。換算150㎜画角のD FAマクロ100mmF2.8を使うと、撮影時のストレスがかなり軽減できるという訳です。

加えて拡大倍率も1.5倍になりますので、より拡大したマクロ撮影が行えるという訳です。しかし、レンズそのものは100㎜望遠レンズですから、ボケ量はそれほど増えるという訳ではありません。大体0.75倍くらいですから、被写体と背景の雰囲気に気を付けるという事になります。加えて拡大倍率も1.5倍まで増えますから、あまり拡大倍率を上げないように撮影する必要もあります。

それでも150㎜マクロレンズの設定になるK-5を使うと、小さな被写体がすごく撮影しやすくなるという訳で、早春のこの時期はK-5を活用するか、それともフルサイズのK-1をクロップ・モードでAPS-Cサイズに切り替えて使っていたりします。これよりも拡大倍率を稼ぎたいときにはペンタックスQにマウントアダプタを装着してマクロレンズという方法があるのですが、三脚必須の撮影になりますのであまり行わないという事になります。

いきなり春になった陽気で、撮影行に出かけてもかなり気温が高くて汗をいっぱい書いてしまいます。もうそろそろダウンジャケットも終わりかと思いながら、普段よりも足を延ばして色々な場所を観察して行きます。日が射してくると一気に暑くなりますので、ジャケットのジッパーを少し下すなどして体温調節を行います。

先週はまだ少ししか咲いていなかったリュウキンカも、だいぶん花の数が増えてきてボリューム感が出てきましたし、雪解けの季節に入ったようで川の水かさも増えてきて、見栄えのする被写体になってきました。もう1週間もすると川の土手がリュウキンカの花で黄色に染まりそうですし、マンサクの花も満開になってきそうです。やっと春が来たという感じで、幸せな気分になった1日でした。

それでは、先月初めに撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 100mmF4

撮影データ:1/400sec F5.6 ISO100

撮り比べてみようというところで、マクロタクマーでも撮影してみました。椿の花はマクロタクマーのほうが発色が落ち着きますので、程好い雰囲気になってくれます。

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今まで気づかなかった事

2023-03-24 06:51:12 | レンズいろいろ

D FAマクロレンズを入手して、さてどうしようかというところなのですが、とりあえずはカメラに装着して動作を確認します。現代のレンズはレンズの焦点距離や絞りの値など、色々な値をカメラ側とやり取りしています。レンズの設定はすべてカメラ側でコントロールできますので、面白いといった感じです。

反面昔からのフィルムカメラでも、絞りの値が絞り込み伝達レバーを通じて知ることが出来ますから、絞り環さえついていれば昔からのフィルムカメラでも問題なく使えます。それならばとK-1に装着して使うと、色々な撮影モードが駆使出来ますし、設定された絞り値も読み取って表示されます。Exifデータにも残りますので、嬉しいといった所です。

Kマウントのカメラであれば問題なく使える訳で、後は電子接点が付いているAレンズ対応のカメラ以降であれば、プログラムモードも難なく使えます。もちろんAモードを外せば絞り値が表示されなくなりますが、昔ながらの絞り優先AEモードが使えますし、マニュアル・モードにすればフル・マニュアルで操作が行えます。

それならば昔から使っているK-5ではどうだろうと、K-5に装着すると何だか様子がおかしいという感じです。レンズをAモードにしているのに絞り値が表示されないと言う事で、色々調べますが原因がなかなかつかめません。そういえば今まで電子接点の付いているレンズを使っていなかった訳で、ペンタックスMレンズ以前のレンズですから、カメラ側の不具合に気付かなかったと言う事になります。

今まで電子接点自体を使っていなかった訳ですから、不具合があっても判らないと言う訳で、修理かとも考えていましたがここは一思案です。今まで電子接点が付いていなかったレンズばかり使っていましたので、当然ながら汚れがついてしまいます。そこでK-5の接点を改めて見てみると、結構汚れていたと言う事になります。

これだと接触不良になるかもしれないと、少しアルコールを含ませたティッシュ・ペーパーで接点を拭くと、見違えるようにピカピカになりました。それでもレンズを装着すると絞り値が出てきません。何回か様子を見ているうちに、絞り環をAモードにしないと連動しないことを思いついて、絞り環をAの位置にすることで、初めてカメラ側に絞りの値が出てきました。

接点が汚れているとダメと言う事が判りましたので、K-1も同じように接点清掃を行っておきました。きれいにしておかないとそのうち起こる不具合ですから、これからは1か月に1回ほど接点クリーニングを行おうと思っています。何しろ昔々のタクマーも併せて色々使いますから、レンズも併せてクリーニングは必須という感じです。

問題点も解決できましたので、晴れてペンタックスD FAマクロ100㎜F2.8を装着して撮影行に出掛けたと言う訳です。今まで問題化しなかったので気にも留めていなかった事ですが、色々と勉強になってこれで少しは扱いにも慣れたかという感じです。後は写してみて絞り値の一番良い所を掴んだり、描写の癖を掴んだりして以降の撮影行に反映させるという感じです。良い勉強になって良かったという感じです。

それでは、先月下旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-1 SMC Pentax-D FA Macro 100mmF2.8

撮影データ:1/500sec F3.5 ISO200

サザンカもお仕舞頃になると、椿が次々に花を開いていきます。いっぱい模様や色の種類がありますので、これからの季節のお楽しみになっています。

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最新でない訳

2023-03-14 06:51:58 | レンズいろいろ

いよいよレンズの仲間に最新レンズをといったところで、いろいろ探したのですがあまり思わしくありません。最新のレンズはそれこそ分散レンズや最新のコーティングが施されて興味心をくすぐるのですが、何か一つ足りない部分があって購入に踏み切れないもどかしさがあります。結局は*istD時代のレンズとなってしまったのですが、これでも良いかという感じです。

大体ディジタルカメラが出てきた頃に、レンズのほうもフィルムからディジタル仕様に変わっていって、それと同時に昔から綿々と受け継がれてきた殻を脱いだ感じがします。マクロレンズもその代表例で、旧来タクマーからのF4仕様からF2.8の明るさに変わりました。同時に全群繰り出しのマクロに的を絞った仕様から、フローティング機構を採用してマクロ域から遠景まで破綻のない画像が得られるようになってきています。

そして最新のレンズではコーティングも新しくなって防水仕様になり、全天候で撮影が行えるように工夫されました。さらに新しい変更では分散ガラスを投入して、収差の影響を徹底的に抑え込んでいます。カメラのほうも日進月歩で色々な機能が追加されて、好みのテイストも増えてきたことがあるのですが、レンズもしっかりと見えないところで改良がされているという事になります。

こうなってくるといざ最新のレンズとなってくるわけなのですが、カタログを見てみるとなんだかしっくりときません。確かにサンプル画像をよく見ると、細かな描写と抜けの良さが目立つ素晴らしい画像なのですが、いざ自身のカメラシステムで使うという事になると不安がいっぱいという事になります。

何しろディジタルカメラになると、ISO感度や絞りの値、そしてシャッター・スピードまですべてカメラ側からコントロールすることができます。これはこれで良いことなのですが、レンズの方は何とも寂しい雰囲気になってしまいました。最初に絞り輪が消えてしまって、マニュアルで合わせ込むことができなくなってしまいました。

しかし、ペンタックスさんのフィルムカメラというと、カメラ側ですべてコントロールが行えるフィルムカメラというものがあまり見当たらなくて、最終の*istあたりが全自動なのですが絞り輪が付いていなくてもコントロールできるといった具合です。つまり、フィルムもディジタルもという気持ちで使っているユーザは最新のレンズは使えないという事になります。

このことはしっかりとカタログに記載されていて、何とも歯がゆいという感じなのですが、とりあえずはフローティング機構が付いて明るくなった仕様のレンズで購入しようと、中古品をWebページで探します。このくらい古くなってくると中古価格もリーズナブルになってくるわけで、これなら即購入できそうと予約を入れてしまいました。

オート・フォーカスは、ペンタックスさんの面目躍如といったところで、一旦オート・フォーカスで合わせ込んだ後で、ピントリングを回すとピント位置の微調整が行えるようになっています。マクロレンズになるとかなり有り難いと思える機能で、目標の場所にピント位置をしっかり合わせ込むことができます。そしてピントリングも大きいので、猶更合わせやすいといった感じです。

季節はそろそろ春に向かって歩みを進めているといった感じで、雪もほとんどなくなってしまいました。晴れの日が多くなった休日ですから、手に入れたマクロレンズを持って撮影行に出かけます。強烈寒波に悩まされた冬でしたので、陽光の温かさが身にしみるような撮影行になりました。

それでは、先月下旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 SMC Pentax-D FA Macro 100mmF2.8

撮影データ:1/160sec F3.5 ISO800

暖かくなると咲き出すほとけのざですが、今はまだ準備中といったところです。暖かくなると咲き出しますので、今から楽しみといったところです。

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