久しぶりに持ち出してきたオリンパスペンです。近接以外の被写体を選べば無難に撮影できますし、何しろ構図以外はすべてカメラにお任せのイージー・スタイルで手軽に撮影できる優れものカメラです。ピント合わせの必要もありませんし、露出はセレン式EEカメラです。気にせずに撮影してもネガ濃度はほぼ満足できる範囲にありますから、手放せなくなるカメラです。
以前はハーフ・サイズのカメラが、あまり使われなくなっていた時期もあったように思います。何しろAPS-Cサイズのカメラが手っ取り早くてそれなりに写ります。35mmフィルム自体も安くなりましたのでそれほどハーフ・サイズの有り難味を感じなくなったことによるかもしれません。しかし、APS-Cサイズのフィルムが売られなくなってからは、俄然ハーフ・サイズのほうにも目が向き始めたという感じです。
オリンパスペンのレンズは高解像が売りと考えています。しかし、カメラのほうが少し先行していた感じで、当時はフィルムの粒子も粗くどうせ撮るならフルサイズと、コンパクトカメラもフルサイズ35mmフィルムカメラが売れていたと言う訳です。今となってみればスキャナも35mmハーフ・サイズのモードがありませんので、フルサイズ35mmフィルムカメラがハーフ・サイズカメラを駆逐したように感じていました。
しかし、数年前からフィルムがグレード・アップした印象が強く、ISO100フィルムが従来のISO20~50クラスの低感度高精細フィルムに取って代わり、従来のISO100フィルムが現代のISO400~800のフィルムになっています。ISO400のフィルムがISO1600位の現代フィルムと粒状感が同じくらいですから、時代が変わったことを痛感します。逆にISO20~32の低感度フィルムは姿を消してしまい、残っているのがベルビアのISO50フィルムです。
この様な時代になって、やっと日の目を見たのがオリンパスペンと云った感じでしょうか。チェキや写ルンですと同等の画質で写せて、コマ数は倍になる訳ですから、コスト・パフォーマンスも良い感じです。更に格好がミニサイズですから、手軽に持ち歩いて2Lサイズまで引き伸ばせます。現像の手間が掛かりますが確実に撮影できますから、失敗コマも少なくなって、イージー撮影にはもってこいです。
最近では若い方にも受けている様で、小さくて軽くて渋いカメラなのですが、手に取る方も多いと聞きます。明るい屋外であれば1m~無限大まで大体ピントが合いますから、暗いところは遠慮なくフラッシュを焚く様にすると好結果が得られます。解像度が一番高くなる距離、すなわちピント位置の距離はおおよそ2.5mの所にありますので、三人分の立ち姿が枠内に入る距離がベストであろうと思います。
36枚撮りフィルムを半分にして、大体30コマ撮影できますからカラーフィルムでも1コマ当たりのコストが30円位になって、何かしら得をした気分になります。現像後のスキャニングはフルサイズで2コマ分をスキャンして、後から1コマずつトリミングして現像します。画質を良くする為にもISO100のエクターを使うと好結果が得られて、得をした気分になります。
現代になって見直されるカメラ、オリンパスペンはその様なカメラです。
それでは、今月半ばに撮影した写真から掲載します。

Olympus-Pen EE-3 D.Zuiko 28mmF3.5
撮影データ:ISO100 Auto Kodak Ektar100
雪が降って、公園のけやきの木も凍える冬の空です。光量が十分にあるときはハーフサイズのペンでも充分に高精細な画を得ることが出来ます。
以前はハーフ・サイズのカメラが、あまり使われなくなっていた時期もあったように思います。何しろAPS-Cサイズのカメラが手っ取り早くてそれなりに写ります。35mmフィルム自体も安くなりましたのでそれほどハーフ・サイズの有り難味を感じなくなったことによるかもしれません。しかし、APS-Cサイズのフィルムが売られなくなってからは、俄然ハーフ・サイズのほうにも目が向き始めたという感じです。
オリンパスペンのレンズは高解像が売りと考えています。しかし、カメラのほうが少し先行していた感じで、当時はフィルムの粒子も粗くどうせ撮るならフルサイズと、コンパクトカメラもフルサイズ35mmフィルムカメラが売れていたと言う訳です。今となってみればスキャナも35mmハーフ・サイズのモードがありませんので、フルサイズ35mmフィルムカメラがハーフ・サイズカメラを駆逐したように感じていました。
しかし、数年前からフィルムがグレード・アップした印象が強く、ISO100フィルムが従来のISO20~50クラスの低感度高精細フィルムに取って代わり、従来のISO100フィルムが現代のISO400~800のフィルムになっています。ISO400のフィルムがISO1600位の現代フィルムと粒状感が同じくらいですから、時代が変わったことを痛感します。逆にISO20~32の低感度フィルムは姿を消してしまい、残っているのがベルビアのISO50フィルムです。
この様な時代になって、やっと日の目を見たのがオリンパスペンと云った感じでしょうか。チェキや写ルンですと同等の画質で写せて、コマ数は倍になる訳ですから、コスト・パフォーマンスも良い感じです。更に格好がミニサイズですから、手軽に持ち歩いて2Lサイズまで引き伸ばせます。現像の手間が掛かりますが確実に撮影できますから、失敗コマも少なくなって、イージー撮影にはもってこいです。
最近では若い方にも受けている様で、小さくて軽くて渋いカメラなのですが、手に取る方も多いと聞きます。明るい屋外であれば1m~無限大まで大体ピントが合いますから、暗いところは遠慮なくフラッシュを焚く様にすると好結果が得られます。解像度が一番高くなる距離、すなわちピント位置の距離はおおよそ2.5mの所にありますので、三人分の立ち姿が枠内に入る距離がベストであろうと思います。
36枚撮りフィルムを半分にして、大体30コマ撮影できますからカラーフィルムでも1コマ当たりのコストが30円位になって、何かしら得をした気分になります。現像後のスキャニングはフルサイズで2コマ分をスキャンして、後から1コマずつトリミングして現像します。画質を良くする為にもISO100のエクターを使うと好結果が得られて、得をした気分になります。
現代になって見直されるカメラ、オリンパスペンはその様なカメラです。
それでは、今月半ばに撮影した写真から掲載します。

Olympus-Pen EE-3 D.Zuiko 28mmF3.5
撮影データ:ISO100 Auto Kodak Ektar100
雪が降って、公園のけやきの木も凍える冬の空です。光量が十分にあるときはハーフサイズのペンでも充分に高精細な画を得ることが出来ます。