ヨーボの現像タンクを横向きにして、回転現像を手で行えるようにしたローラーを手に入れましたので、これで中判フィルムも35mm判フィルムも同じ様に300ccの現像液で済む事になります。現像液の使用量が半分になると、廃液の処理費用も少なくなりますので、行きつけのカメラ屋さんに余り負担を強いる事も無くてよさそうです。
これからは回転現像で、エコに現像液を節約できそうです。しかし、35mm判フィルムになると150cc程になるのですが、液の調合むらが起きそうで面白くありませんので、35mm判フィルムは今までどおり手攪拌で行なう事にするほうが良さそうです。やはり中判フィルムの方が影響が大きくて、使用量が35mm判フィルムと同じになるといったメリットを活かしたいと思います。
手っ取り早く、確実に撮影したいときにはヤシカDが好都合です。何しろレンズは交換できませんし、シャッター系はコパルさんの優れものが付いています。シャッターと絞り関連が確実に動作して、確実な露出計があれば適正な濃度のネガ画像が出来上がります。今回は中判フィルムの回転現像パラメータを探すためですので、ヤシカDが好都合だった訳です。
レンズも富岡光学製のしっかりとしたものが付いていますので、解像度は折り紙つきといった感じです。またコンパクトで軽いカメラですから、夏の暑い日にへばらなくて済みます。丁度被写体が少なくなる盛夏の時期ですから、身近にある被写体を探して撮影し、現像方法を変えながら確認していく事が一つの楽しみになります。
手で攪拌する場合は1分に1回攪拌するだけで目標のトーンが得られましたが、回転現像の場合はかなりゆっくりとまわす必要があるかもしれません。現像液がタンクの半分しかありませんので斑にならないかひやひやするのですが、フィルムの隙間にも毛細管現象で現像液が残りますので、ゆっくり半周して10秒ほど置いて、またゆっくり半周でも良さそうです。
同じ様な感じで、停止液も定着液も半分しか要りません。つまりエコに自家現像が行えますから、今まで撮影をためらっていた中判カメラも、35mm判カメラと同じ様に積極的に使えそうです。しかし、面積的に4倍ある6×6判のフィルムですから、銀塩粒子が見えてくることもありませんし、しなやかで細かな描写を愉しむ事が出来ます。
夏の暑い日はヤシカDを使うと、かなり気楽に撮影が行なえます。さすがレンズ・シャッター機だけあって、手振れもほとんど無くてクリアな画像を簡単に手に入れることが出来ます。ファインダー像も素通しで見やすいですから、正確な手持ちの露出計を準備する事で、失敗の無いネガ像を手に入れることが出来ます。
もう一回現像を行うことができますので、お盆休みの休日にもう一回撮影して、現像のパラメータを探る事にしましょう。今回は早く回しすぎて、濃すぎるネガが出来上がってしまいました。むらは有りませんでしたから、次回はもう少しゆっくりと回す事に心がけたいと思います。
それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。

Yashica-D Yashikor 80mmF3.5
撮影データ:1/60sec F8 Neopan Acros100
夏の日差しを避けて、良く木陰で一休みしたりしています。アメリカ楓の葉も緑が濃くなって、格好の涼風を送ってくれているようです。
これからは回転現像で、エコに現像液を節約できそうです。しかし、35mm判フィルムになると150cc程になるのですが、液の調合むらが起きそうで面白くありませんので、35mm判フィルムは今までどおり手攪拌で行なう事にするほうが良さそうです。やはり中判フィルムの方が影響が大きくて、使用量が35mm判フィルムと同じになるといったメリットを活かしたいと思います。
手っ取り早く、確実に撮影したいときにはヤシカDが好都合です。何しろレンズは交換できませんし、シャッター系はコパルさんの優れものが付いています。シャッターと絞り関連が確実に動作して、確実な露出計があれば適正な濃度のネガ画像が出来上がります。今回は中判フィルムの回転現像パラメータを探すためですので、ヤシカDが好都合だった訳です。
レンズも富岡光学製のしっかりとしたものが付いていますので、解像度は折り紙つきといった感じです。またコンパクトで軽いカメラですから、夏の暑い日にへばらなくて済みます。丁度被写体が少なくなる盛夏の時期ですから、身近にある被写体を探して撮影し、現像方法を変えながら確認していく事が一つの楽しみになります。
手で攪拌する場合は1分に1回攪拌するだけで目標のトーンが得られましたが、回転現像の場合はかなりゆっくりとまわす必要があるかもしれません。現像液がタンクの半分しかありませんので斑にならないかひやひやするのですが、フィルムの隙間にも毛細管現象で現像液が残りますので、ゆっくり半周して10秒ほど置いて、またゆっくり半周でも良さそうです。
同じ様な感じで、停止液も定着液も半分しか要りません。つまりエコに自家現像が行えますから、今まで撮影をためらっていた中判カメラも、35mm判カメラと同じ様に積極的に使えそうです。しかし、面積的に4倍ある6×6判のフィルムですから、銀塩粒子が見えてくることもありませんし、しなやかで細かな描写を愉しむ事が出来ます。
夏の暑い日はヤシカDを使うと、かなり気楽に撮影が行なえます。さすがレンズ・シャッター機だけあって、手振れもほとんど無くてクリアな画像を簡単に手に入れることが出来ます。ファインダー像も素通しで見やすいですから、正確な手持ちの露出計を準備する事で、失敗の無いネガ像を手に入れることが出来ます。
もう一回現像を行うことができますので、お盆休みの休日にもう一回撮影して、現像のパラメータを探る事にしましょう。今回は早く回しすぎて、濃すぎるネガが出来上がってしまいました。むらは有りませんでしたから、次回はもう少しゆっくりと回す事に心がけたいと思います。
それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。

Yashica-D Yashikor 80mmF3.5
撮影データ:1/60sec F8 Neopan Acros100
夏の日差しを避けて、良く木陰で一休みしたりしています。アメリカ楓の葉も緑が濃くなって、格好の涼風を送ってくれているようです。