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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

Finepix AV250

2023-01-31 06:51:28 | コンパクトデジカメ

以前フジフィルムさんが作っていた、単3の電池で駆動するコンパクト・ディジタルカメラです。今となってはコンパクト・ディジタルカメラも、使っているバッテリーはリチウムイオン専用電池ばかりになってしまって、メジャーな乾電池を使うことができるカメラは、無くなってしまったのではないかと思います。

昔々の電池が使えるカメラなのですが、電池を使い切るように出来るカメラとは違います。電池電圧が下がってくると早々とバッテリー切れの表示が出てしまう、昔々の電池大量消費型のカメラです。ニッケル水素電池では元々電池電圧が低いがために、充電後の電池を入れてもすぐにバッテリー切れ表示が出てしまって、アルカリ電池でないとまともに動きません。

とにかくアルカリ乾電池を大量消費するのですが、昔々の画素数競争時代に誕生した1,600万画素機です。付いているレンズは無敵のフジノンレンズですから、画像の破綻も少なくて満足できる画像を得ることができます。なんとも歯がゆい感じなのですが、このカメラを使うときには電池をいっぱい準備して撮影をしていたという事になります。

マクロモードにすると、確かに近接撮影が行えるようになるのですが、電磁石でレンズを動かしているみたいで、このモードにすると一遍で電池がなくなってしまいます。何ともはやという感じなのですが、この癖がある事が判った後は、なるべくマクロモードを使わないようにして撮影を行うようにしていました。

それでも電池を大量消費してしまうカメラという事で、後継のJX600を手に入れてからは、だんだん第一線から退いてしまったというのが正直なところです。リチウムイオン電池のJX600は、数回撮影行に出向いても電池がなくなりませんので、そればかり使うようになってしまいました。しかし、電池を入れないでおくと設定を忘れてしまいますので、定期的に単3電池を交換しながら使っていたという事になります。

昨年単3型リチウムイオン電池を見つけて、もしかしたらこのカメラに使えるかもと購入しました。単3アルカリ乾電池の数倍の容量がありますし、電圧も1.5Vですから相当長持ちするのではと考えたわけです。実際に電池を入れて使ってみると、複数回の撮影行ではびくともしないと言った感じで、マクロモードも平気で使えます。

昔々の乾電池使用のディジタルカメラが、リチウムイオン電池でよみがえったという訳で、喜んで現役復帰をさせたという訳です。この頃のディジタルカメラは高画素と高画質の競争を行っていましたので、フィルムの性質を知り尽くしているフジフィルムさんならではの発色と、高解像の画像が堪能できるという訳です。

ずんぐり・ぼってりの昔ながらのディジタルカメラなのですが、かなり手に持った時のホールド感が良くて、手振れを起こしにくいという感じです。手振れ補正機能はついていないのですが、反面ISO感度や絞り値を巧みに変えてくれることや、手振れ注意サインが出てくれることで、手振れを起こしにくいといった親切なサポートが付いています。

お正月休みが終わって、次の週はと予報を見てみると、ドカ雪にはならないけれど雨と雪の面白くない雰囲気です。それならばと、まだ晴れているうちに家の周りを撮影しようと考えて、さっと撮影行に出かけてきました。雨や雪の時は家の中で色々機材のメンテナンスをしていますから、予報を見ながら画像データを先に見繕っておくことも必要と感じた次第です。

それでは、今月上旬に撮影した写真から掲載します。

FinePix AV250 Fujinon5.7~17.1mmF2.9~5.2

撮影データ:1/125sec F2.9 ISO200

どうだんつつじの芽が大きく膨らんで、赤く色づいてきました。例年まだ小さいのですが、今年の春はなんだか早くやってきそうで、びっくりという感じです。

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Finepix JX600

2022-12-11 06:52:10 | コンパクトデジカメ

フジフィルムさんのコンパクト・ディジタルカメラで、昔はカメラ屋さんで良く売っていた廉価版のカメラと言う事になります。一通り売るとお正月の福袋に入ってくるわけで、このカメラを入手した経緯も福袋と言う事になります。小さくて軽いカメラですから、旅のお供に丁度良い訳で、出張の時などはバッグの中にいつも入れていたカメラです。

また、マクロ機能も有ってほどほどの近接撮影が行えますから、報告書や手順書を作成するときの撮影用として大活躍してくれることになります。SDカードに画像を保管しますので、撮影後は取り出してパソコンで画像編集を行えば、直ぐに画像を使うことが出来て便利でした。一眼レフ・カメラとなると結構面倒くさいのですが、煩わしさを感じないカメラですから、さっと取り出して使うことが出来ます。

それでもこの手のカメラは、スマートフォンの普及と画質性能の飛躍的な向上により、段々メリットが薄れていって、ほとんど淘汰されてしまった感が有ります。フジフィルムさんのコンパクト・ディジタルカメラは、手振れ補正機能が搭載されていませんでしたから、スマートフォンにどんどん乗り換えが進んだと言う事になります。

フジフィルムさんのディジタルカメラは、使っていて面白いギミックも有って、1台持っていると活用できますし、色々な場面で記録用カメラとして活躍してくれます。何しろ小さくて軽いカメラですから、ポケットの中に入れて持ち運べますし、ズーム・レンズも付いていますので、広角から望遠まで一通りの撮影が出来ると言う訳です。

それでも最近のカメラに良く付いている、手振れ補正機能は付いていません。代わりにISO感度が自動で変わって行って、手振れが起きにくいシャッター・スピードで撮影が行えます。しかし、薄暗い場所ではこれ以上ISO感度があげられない訳で、その時は後ろのTFT画面に手振れのマークが点いて、注意を促すようになっています。

しかし、何分にも昔のコンパクト・ディジタルカメラです。解像度は1,400万画素機の雰囲気なのですが、レンズ性能と撮像素子があまりにも小さい事があって、細かな部分までしっかり解像すると言う訳ではありません。そこはやはり無理な注文というところで、解像度を求める時にはペンタックスQと言う事になります。

細かな部分の粗探しをしなければ、それなりに満足できる結果を提供してくれますし、記録用と割り切ってしまえばそれなりに使えるカメラと言う事になります。付いているレンズは流石フジノンという感じで、逆光には弱いのですが描写能力は流石という印象です。雰囲気良く撮影してくれますし、白色部分のトーン変化もしっかりと出てくる、頼りがいのあるレンズになっています。

ここの所休日は雨降りというパターンが定着してしまって、撮影行に出掛けると雨に降られそうな予報が出ていました。この様な時はコンパクト・ディジタルカメラが活躍してくれると言う事になります。あれよあれよという間に今年の紅葉が盛りを過ぎてしまって、多少寂しい晩秋の風景なのですが、撮影行に出掛けられて良かったという感じです。

それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。

FinePix JX600 Fujinon4.6~23mmF4.8~6.3

撮影データ:1/110sec F6.3 ISO200

今年の秋は足早という感じで、ケヤキの木もあっという間に紅葉して、落葉してしまいました。残った葉も少なくなったのですが、少し残っている枝を探して撮影します。

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Finepix JX600

2022-03-02 06:51:02 | コンパクトデジカメ

フジフィルムさんは現在のミラーレス一眼レフ・カメラを発売する前に、色々なコンパクト・ディジタルカメラを製作していました。小型のカメラで一通りの撮影が行える便利なカメラです。また、位置合わせ式のパノラマ撮影が出来て、広い場所を撮影するときにはとかく重宝するといった技も持っています。

ファインピクスはレンズもフジノン・レンズですから、写りも満足できるというところです。現代のEBCフジノンとは違うのですが、抜けが良くて解像度も高く、満足できるコマをいっぱい作ってくれます。しかし昔からのフジノン・レンズですから逆光で攻めるのは少々酷で、あくまでも順光重視でしっかり撮影すると好結果が得られます。

このJX600はリチウム・イオン電池を用いているのですが、その前の機種であるAV250は単3電池仕様のユニバーサルに使えるカメラになっています。何しろ電池切れになった時にコンビニに飛び込んで電池を買ってくれば撮影が継続できますので、一時は便利に使っていました。しかし、マクロモードにすると一気に電池が無くなってしまう欠点も持っています。

電池に関する不満を解消したのがJX600と言う事が言えそうで、一回充電すれば1日位の撮影は十分にこなしてくれる便利なカメラになっています。撮影モードはAV250と同じですから、リチウム・イオン電池仕様にして不満を解決したというところでしょうか。しかし、予備の電池が無いと多少は不安に感じますので、予備の電池を購入して一緒に持ち歩いていると言う事になります。

流石はフジフィルムさんと感心するのが、各種フィルムのモードを持ち合わせている事で、ごく普通の撮影モードやリバーサル・フィルムのテイストにすることが出来ます。流石はフィルムも提供しているメーカでもありますから、フィルムの味わいも楽しむことが出来るのは抜きんでた性能と言う事が出来ます。

しかし、今ではどのカメラでも持ち合わせている、手振れ補正機能が付いていません。レンズにもカメラ本体にも付いていませんが、その分意図的にISO感度を上げてシャッター・スピードを上げる操作を行ってくれますので、手振れをしないようにしっかりとカメラをホールドすれば大丈夫といった感じです。

微ブレも判るとあまり面白くないものですから、AV250と同じカメラなのですが意図的に画素数を一段低い1,400万画素にしています。画素数が低くなれば微ブレも目立たなくなりますので、この様なところにフジフィルムさんのこだわりが光っていると言う事になります。リチウム・イオン電池にした分カメラもスレンダーで軽くなっていますので、手軽に写し易くなっている印象です。

手軽に撮影できて、満足できる画を出してくれる優れものカメラですから、雪がちらつくあいにくの天気でもさっと被写体に近寄って写せるのが有難くて、家の周りの花や実をスナップ撮影して帰ってきます。マクロ撮影も拡大倍率が小さいながらしっかりと写せますので、結構色々なシーンが撮影できて満足したという感じです。

それでは、先々月末に撮影した写真から掲載します。

FinePix JX600 Fujinon4.6~23mmF4.8~6.3

撮影データ:1/125sec F3.5 ISO125

せっかく沈丁花のつぼみも大きくなってきましたが、しばらくは雪模様の天気です。暖かくなるころに咲き始めますから、今から楽しみといったところです。

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Finepix AV250

2019-03-02 06:57:05 | コンパクトデジカメ
現在保有しているディジタルカメラの中で、唯一乾電池が使えます。この様なカメラは出だしの頃の主流でしたが、コンパクト・ディジタルカメラの衰退とリチウムイオン電池の普及により、真っ先に無くなってしまいました。今ではカメラ屋さんの中古品棚に並ぶ事が少なくて、置いてあるとすればジャンクかごなのですが、完動品を見つけるのが困難になってきています。

かなり希少品になっていたカメラを保有しているのですが、電池駆動にしても1,600万画素機です。おまけにレンズはフジノンレンズですから、写りの確かさでは信頼がおけます。しっかりとした写りが期待できる高画素のコンパクト・ディジタルカメラですから、もう無くなってしまった事に一抹の寂しさを覚えます。

手振れ補正機能は付いていませんので、コンパクトなカメラなのですが、しっかりとカメラをホールドして撮影しないと高画素機ですから見事に微ブレを乱発してしまいます。しかし光量の具合を良く見計らって、明るい雰囲気で撮影する限りは微ぶれも気になりません。カメラ自体も感度を上げてシャッター・スピードを早くしてくれますので、明るい場所ではどんどん撮影が行なえます。

アルカリ乾電池を使うとかなり長持ちして、足を延ばして1時間位の撮影行であれば、ほぼ問題なしに使えます。最近流行の高出力電池を使えば、更に使用時間が増やせそうですから、今度トライしてみようと考えています。どうやら電池電圧でバッテリーの消費量を判断しているようで、使いにくい印象を受ける電池が存在します。

マニュアルにも記載してあるとおりに、ニッケル水素充電池はあまり面白くはありません。通常の乾電池の公称電圧が1.5Vに対してニッケル水素電池は1.2Vですから、数分使っただけで直ぐにバッテリーが切れている表示変わってしまいます。数分しか使えないカメラに化けてしまいますので、最初は期待しましたが今では乾電池に変えて撮影しています。

使っているときに見つけたウィークポイントもあります。それはマクロ撮影で、マクロ・モードにすると数分で電池がなくなってしまいます。どうやらレンズ群の移動を電磁石で行なっている様子で、結構電気を食いますからあっという間に電池を使い果たしてしまうという感じです。

このためにマクロ機能を使わないで撮影を行なうと、かなり電池が長持ちします。マクロ撮影を行わない撮影行では、2回ほど行なう事ができますから、風景やスナップ撮影を意識した撮影行のときに持ち出すことにしています。道の途中で小さな花を見かけると、思わずマクロ・モードを使いたくなるのですが、今のような殺風景な風景や雪景色を撮影する時にこのカメラを持ち出して来るといった具合です。

マクロ機能を使った撮影では、リチウム電池仕様のファインピクスJX600がありますから、撮影行に行く場所の雰囲気を考えて、カメラを選択していくという事になります。また、ディジタルカメラやフィルムカメラで撮影していて、フィルム切れや電池切れのときに、リリーフ・カメラとしても活躍してくれますので、電池を抜いてバッグの中に仕舞いこんでいる時があります。旅行のときなどは電池を買ってくれば撮影できますから、重宝な訳です。

たまに使って風通しをしておく事で、ずっと大切に使えそうです。今では希少品になってしまったカメラですから、色々考えて使っていこうと言う感じです。

それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。


FinePix AV250 Fujinon5.7~17.1mmF2.9~5.2
撮影データ:1/100sec F9.9 ISO100
玄関先のあしびもここ数日の寒さで開花のほうは一休みといった感じで、なかなかつぼみが膨らみません。暖かくなると一気に咲いてきますので、今から愉しみな毎日です。
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Finepix JX600

2019-02-22 07:08:00 | コンパクトデジカメ
フジフィルムさんのコンパクト・ディジタルカメラで、かつてはどのカメラ屋さんでも多く売られていた定番のカメラです。色々な種類があってより取り見取りであったファインピクス・シリーズも、時代の流れでスマートフォンが普及するにつれて、商品棚から福袋の中に移動して、最後にはなくなってしまった感じです。

やはり簡易的に写せて、写した結果はSNSで拡散できるし、友達同士で瞬時に共有できるメリットの方が大きくなり、ディジタル一眼レフ・カメラもあまり無くなってしまいました。それでも昨今の手間ひまをかける行為を愉しむことが見直されて、フィルムカメラもかなり所有されている感じです。

しかし、コンパクト・ディジタルカメラとなると、所有される方が大分少なくなったように感じます。自身で設定が行なえる自由度が少ないですし、それ以上の機能拡張は行なえません。ある意味中途半端な経ち位置であったがために、撮影を趣味とする方々からはあまり積極的に見られなくなったと考えています。

しかし、お仕事用と考えるとこれ以上コンパクトにまとまったカメラは少ないと考えています。ズーム機能はあるし、マクロ機能も十分すぎるほどにあります。そして暗い場所ではフラッシュ機能がありますから、まさにオール・イン・ワンな状況であり、今までフィルムカメラで苦労して撮影して、スキャナで取り込んで原稿作成としていた我が身からすれば夢のようなカメラです。

しかし、中古品としてみてみるとまだまだ在庫はかなりあるようで、中には完動ジャンク品として破格で売られているような感じです。苦労せずともリーズナブルな価格で手に入りますから、今の手持ちのカメラとともに大切に使っていこうと考えています。ポケットにも楽々入って必要な機能は全て入っていますから、これで十分仕事に使える訳です。

しかし、趣味の写真撮影にも結構使えます。フジフィルムさんのカメラの場合は、カメラそのものが、フィルムの写り方を知っているメーカが作っている訳ですから、フィルムの写り方を忠実に模写しているという感じです。ノイズや暗部の粒子荒れ等は結構出てきますし、色合いもフジフィルムさんのフィルムの雰囲気を再現しています。

この様な事がありますから、フィルム撮影の前座として確認用に撮影しておく事を良くやっているわけです。まずファインピクスで撮影してみて、中間調部分の荒れ具合や色温度表現などを確認しておくと、色かぶりやホワイトバランスに付いて確認が行なえる事になります。あまり色温度の高い日陰などで撮影すると、色合いが変になってしまいますので、フィルムで撮影する前に確認しておく訳です。

しかし、ファインピクスには定評のあるフジノンレンズが付いていますので、そのままブログ掲載用写真として撮影しても何ら不足はありません。多少描写が甘くなりますが、十分に使える範囲内で、機動性も加味すると簡易に目標のシーンが得られるカメラでもある訳です。使わなければ勿体無いかめらでもあり、今後も活用しようと考えています。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。


FinePix JX600 Fujinon4.6~23mmF4.8~6.3
撮影データ:1/180sec F8.8 ISO100
公園のベンチも雪に埋もれてしまいましたが、今週は雪遊びをする子供も流石に減ってしまって、足跡や雪だるまが残っていないのが寂しい所です。
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