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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

黒白フィルム雑感

2025-03-10 06:51:18 | フィルムで行こう

昔は1本500円くらいで購入できた黒白フィルムなのですが、その頃の高級品はイルフォードのフィルムで、高級フィルムらしく写りも素晴らしいので、大切に使っていた記憶があります。その頃でもフォマのフィルムは安くて、普段使いをするならバルクフィルムという訳で100フィート巻きのフィルムを買っていたりしました。

その後フジフィルムさんが、最後に残ったネオパンアクロスを生産終了という事で、一時期大騒ぎになったのですが、無事生産再開となったところで価格がかなり上がってしまいました。やはり芸術の視点から、黒白フィルムはそれなりの価値がありますので、他の黒白フィルムもじわじわと値段が上がっていって、倍くらいの値段になってしまいました。

同時に自家現像の薬品もじわじわと値段が上がっていきますので、今では1コマ撮影すると100円くらいは優にかかってしまいます。どうしようという感じで、一時はカラー撮影したディジタルカメラのデータを、黒白データ化しようという事で、シルキーピクスのモノクロコントローラで変換するのですが、あまりぱっとしません。

やはりフィルムとディジタルでは表現の仕方が違いますので、結局はディスプレイの黒白フィルム撮影という感じで、フィルムにしないとしっくりとこない印象です。黒白フィルムの持っている感色特性や粒状性は、ディジタルカメラでは真似ができないという感じですから、あとから色々といじくっても真似ができないという感じです。

それと感色特性から来る独特の質感描写があって、特に川の流れや構造物、そして木の葉の雰囲気など、見事に質感をモノトーンで表現してくれるのですが、これがディジタルではなかなか表現できない技ということが出来ます。撮影してみて表現にびっくりという事もある訳で、どのように表現してくれるだろうかとワクワクしながら現像をする楽しみも与えてくれます。

また、赤色を黒く落とすオルソパンクロマチックのネオパンアクロスや、ニュートラルだけれどコントラストの比較的高めなフォマパン、青空を黒く落とせるローライのスーパーパンなど、いろいろな個性を持つフィルムがありますので、その日の雰囲気に合わせてチョイスする楽しみがあります。

最近では36枚撮りフィルムを半分にして、少しずつ使うようになったという感じですが、その様なときの救世主がフォマパンだったりするわけで、100フィート巻きのバルクフィルムを購入して大切に使っています。その他にも映画用フィルムよろしく中間トーンを奇麗に出すオルヴォのフィルムも併せて使っているという感じです。

また、使う現像液によっても表現が変わりますから、数種類の現像液を持っていて撮影当日の雰囲気を鑑みて現像液をチョイスすると、満足できる画が得られるという感じです。色々なレシピがありますので、自家現像の工程まで含めて楽しんでいます。高価なフィルムになってしまって、なかなか普段使いが出来なくなってしまった黒白フィルムですが、大切に使うことでコストを抑えているといった感じです。

今ではディジタルカメラを持ちだすことが多くなりましたが、やはり1か月に1度くらいはフィルムを使いたくなるわけで、今ではハーフサイズのカメラでもしっかり描写してくれますからオリンパスペンを持ち出す機会が多くなりました。

最強寒波が2回押し寄せてきたという感じですが、その間には3日間ほど春のような雰囲気がある訳で、オリンパスペンを早速持ち出して撮影行に行ってきたという感じです。今のうちに雪の雰囲気でも記録に残しておこうという訳で、今はまだ厳冬の雰囲気ですがチャンスを狙って撮影しているという感じです。

それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。

Olympus-Pen EE-3 D.Zuiko 28mmF3.5

撮影データ:ISO100 Auto Foma Fomapan100(ISO100)

冬の地下道は、雪が積もっていませんので撮影行の休み場所になります。フィルムで撮影すると暗部のトーンがよく出てきますので、見たままの雰囲気を表現することが出来ます。

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フィルムも使おう

2025-02-22 06:52:27 | フィルムで行こう

何だか最近はフィルム自体の価格が目いっぱい上がってしまったおかげで、もったいなくてなかなか使う気にならないというのが正直なところです。加えてフィルム自体の供給量もかなり下がってしまって、昔はメジャーであったローライのフィルムもとんとご無沙汰になってしまいました。国内唯一のネオパンアクロスもカメラ屋さんにほんの少し在庫してある状態です。

勢いほんの少しずつ使うという事になってしまうわけで、36枚撮りのフィルムは半分にして、大体15枚撮りのフィルムとして使っています。そのような中で昔も今も同じ値段で売られているのがフォマパンのフィルムで、これだとリーズナブルでいっぱい使えそうと、いろいろ試しながら使っています。

フジフィルムさんのネオパンアクロスは、ここぞという時の勝負フィルムになってしまったわけで、主に撮り溜めたディジタルデータを精査して、フィルムにすると良さそうなカットを選び、ディスプレイのフィルム撮影という形でフィルムの味わいを堪能していたりします。撮影行の全カットをフィルムでというと、なかなかフィルムに合う被写体がない訳で、ずっとカメラの中にフィルムを入れたままにするのも忍びないので、ディスプレイのフィルム撮影という事にしています。

そんなこんなで1か月の間で1回は何等かフィルム撮影を行っている訳で、自作の回転現像機がこの時とばかりに稼働しています。その時の状況に合わせて、今回はこの現像液にしようとレシピを組み立てていますので、仕上がりが狙い通りになると満足といった感じになります。しかし、相手はアナログのフィルムですから、毎回同じような雰囲気にはならないといった感じです。

それがアナログの良さという感じで、だ~いた~い同じであれば、あとはそのばらつきを楽しむといった事になります。中間トーンをあまり攻めすぎるとざらざらした雰囲気になりますし、コントラストを上げるとコピー機のような仕上がりになったりします。いずれにしても温度と時間は大体同じですから、微妙な雰囲気の違いを楽しんでいるという事になります。

昨年の暮れに冬枯れの雰囲気を結構撮影しましたので、さて年が明けたらと期待している風景が雪景色だったりします。しかし、なかなかそのような雰囲気にはなってくれませんし、ドカ雪だったりすると撮影行よりも除雪といったことになってしまうわけで、なかなか撮影のチャンスがやってこないという事になります。

大体こんなもんかと割り切って、まずはディジタル撮影をいっぱい行って、その中から黒白フィルムに合いそうなカットを選んで、あとからディスプレイの黒白フィルム撮影という事にしています。1回の撮影行で2カットくらいは黒白フィルムでも行けそうというカットが見つかります。あとはそのカットを集めておいて精査して撮影という事になります。

何しろディジタル現像で一番トーンが美しいように微調整を行っていますから、黒白フィルムで撮影しても殊更撮影時や現像時の鼻薬が要りません。すなわち撮って出しでも満足できるわけで、あとは使うフィルムの癖に合わせた現像液と現像時間の微調整という事になります。

そんなこんなで、1月の撮影行は沢山行えましたので、黒白フィルムで表現したいカットを集めて撮影してしまいました。冬はやはり鉛色の空と雪ですから、撮影行に出かけられない日はこの様な事をしています。あまりそぐわないカットもある中で、これはと思わせてくれるカットもある訳ですから、面白いといった感じです。早く春が来ないかなと思いながら、フィルムも楽しんでいるといった感じです。

それでは、先月中旬に行った撮影分から掲載します。

Olympus-Pen EE-3 D.Zuiko 28mmF3.5

撮影データ:ISO100 Auto Foma Fomapan100(ISO100)

冬の公園に光が差すと、太陽の光も弱くて弱弱しい影が出来ていきます。冬の情景といった感じで、オリンパスペンはこの様な描写もしっかり行ってくれます。

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直角に切りたい

2024-10-25 06:51:53 | フィルムで行こう

フィルムの自家現像を行っていると、何かしらバルクのフィルムを買ってきた方がコスト的にも安あがりという事で、フィルムローダーも中古品でいろいろと手に入れて使っています。中にはバルクフィルムでしか手に入らないORWOのフィルムもあったりしますから、色々使って楽しんでいるという事になります。

元々はフィルムにはフィルムカッターという事で、以前フジフィルムさんがアクセサリとして販売していたものを今でも使っています。しかし、フィルムの衰退と併せるようにこのアクセサリも生産終了になってしまい、今ではオークションでも時々見かけますが、途方もないような高額で競り落とされていたりします。

しかし、このフィルムカッターもバルクフィルムの切り分けなどで、ダークバッグの中で作業をするには格好が大きすぎて、結局切り分けるときにははさみという感じで使っているのが現状です。いくら明室で使えるフィルムローダーとはいっても、セッティングや切り離しを明室でやってしまうと、フィルムの両端が感光して真っ黒になってしまいますので、結局はセッティングと切り出しはダークバッグの中という事になります。

その時にはさみで切るのですが、なかなかフィルムを直角に切ることが難しくて、次のセッティングの時に使用済みパトローネのフィルム先端になかなか装着できなかったりして、ダークバッグの中で何度もやり直しをする羽目になります。ワンタッチパトローネを使う事も多いですが、その時はなかなか合わせ辛くてくんずねんずという事になります。

docomo F-05F 4.8mm(35mm換算26mm)

撮影データ:1/125sec F2 ISO100

要はフィルムの送り方向に対して直角に切りたいというだけで、ガイドがあると便利という事なのですが近年なかなか見つからないというか、そもそも存在していないという感じです。それならばいっそのこと作ってしまえという事で、もう使わない実験用の基板を切って貼り合わせ、はさみ切断用のガイドを作ってしまいました。

docomo F-05F 4.8mm(35mm換算26mm)

撮影データ:1/60sec F2 ISO180

要はダークバッグの中でも存在感を示さないように、かなり小型に作ってあるわけで、このガイドの位置に沿わせてフィルムをセッティングして、はさみもガイドに沿わせて切れば、見事送り方向に対して直角にフィルムを切ることができます。そしてフィルムカメラは結構フィルムの終わりぎりぎりまで使えるようになっていますから、使用済みのパトローネはほんの少ししかフィルムが出てきていません。

docomo F-05F 4.8mm(35mm換算26mm)

撮影データ:1/40sec F2 ISO410

そこで下駄をかませるという事になるのですが、使ったフィルムの先端部分は真っ黒になっていますので、そこを使って少しの長さだけ切り取ったものをあらかじめつけておけば、それも送り方向に対して直角に切ってありますから、以降のセッティングがだいぶん楽になります。明るい部屋で行う作業はフィルムカッターが使えるのですが、何しろガイドさえあればもっと簡単にできるわけで、作ってよかったという感じです。

秋になってきて、そろそろフィルムでもという感じなのですが、まだまだ周囲の景色がわびと寂の世界にはなっていませんし、カラフルな被写体が多くてここ当分はディジタルカメラオンリーになりそうな状況です。もう少しすれば紅葉から落葉になってきますから、さみしさの表現にもつながってくるのですが、今のところは雰囲気が夏という感じで、なかなか思ったような被写体に巡り合いません。

今のところは作るだけ作って自己満足の世界なのですが、もう少しすれば出番が出てくる訳で、今のうちに作っておいてよかったという感じです。何しろダークバッグの中で見えないですから、少しでも楽に作業ができると助かるという感じです。今年の秋は錦繍の衣をまとった木々を鑑賞できるかという感じで、今から期待しているという感じです。

それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-1 SMC Takumar 150mmF4

撮影データ:1/160sec F5.6 ISO200

ついこの間花が咲いたと思っていたアキニレの木は、すでに実が大きく育っていたという感じです。短い秋の間に実を実らせて、雪の降るころには茶色のさやから実が落ちるようになります。

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フィルム解禁

2024-10-17 06:51:52 | フィルムで行こう

昨今はフィルム自体も少なくなってきて、価格もかなり上がりましたのでおいそれとは買えない存在になってしまいました。それでもヨーロッパのフィルム関連の会社は元気で、いろいろな新製品が出てきたりしています。黒白フィルムも先月はバルクフィルムが無くなって補充しましたので、いつでも撮影できるという感じです。

しかし残暑が厳しくて、部屋の温度がなかなか下がりませんから、夏の間は黒白フィルム撮影は行わなかったという事になります。現像液の温度が高い状態では、真っ黒というよりはコントラストのかなり上がった、違和感ありありの仕上がりになってしまいます。このため気温が少し下がることを期待していたのですが、流石に9月末になると朝晩が涼しくなって、日中も猛暑日にならなくなってきました。

夏の間は熱中症が心配ですから、ほとんど家の中でエアコンを点けて耐えていたという感じです。このため黒白フィルムの準備という事で、現像液や定着液を作ったり、ボトルなどを準備して回転現像に備えていたりしました。準備万端という感じで廃棄薬液もカメラ屋さんにお願いして処理を行ってもらいました。

そして台風が過ぎ去っていくと、秋雨前線が下りてきて雨の後は秋の空になってきたという感じです。朝晩が結構涼しくなって日中はまだ暑いのですが、過ごしやすくなってきました。しかしこの時でも一応は秋のお彼岸だったのですが、秋の草花はさっぱりという感じで、先に庭の枝剪定と草刈りを行っていたという感じです。

この夏は結構猛暑だったおかげで、刈り取った草や枝はかなりの量になりましたが、無事にゴミ出しが終わってほっとしたという感じです。そうこうしているうちに段々日中も寒くなってきていよいよ秋という雰囲気になってきました。もうそろそろフィルム解禁でもよさそうと考えて、カメラにフィルムを詰め込んで出発したという次第です。

いきなり秋らしくなって植物の方もびっくりという感じだったのですが、偵察の撮影行に出かけてみると、秋の草のイヌタデやキクイモも花を咲かせていて、やはり秋という事を実感させてくれます。お彼岸の頃と期待していた彼岸花もようやく花芽が土の中から出てきて、少しほっとしたという感じでした。

気になるシモツケソウの花ですが、何しろ花を咲かせる頃に猛暑になってしまいましたので、ずっと蕾のままで耐えていたという感じです。ようやく涼しくなってきて花を咲かせ始めましたが、もう少し寒くならないと花を開かないみたいで、今のところはしべの部分だけが先に伸びてきているといったところです。

それでも順調にフィルムでのテスト撮影は進んで、帰ってきてからは恐る恐る現像といった感じです。現像液の液温もまだまだ高いですから、少し水道水で冷やしながら現像作業を進めたという所です。もう少しするとストーブの出番にもなってくるのですが、この時はボトルをファンヒータの前に置いておくだけで液が暖まりますから、夏の時と違って扱いが楽という事になります。

出来上がったフィルムを乾燥させながら、トーンの具合を確かめます。結構中間調のトーンもしっかりと出てきていますから、少し灰色気味に仕上がったフィルムを見て少しほっとしたという所です。スキャンしてみるとかなり中間調の雰囲気が出ていて、これからはフィルムでも楽しめそうという仕上がりになりました。

なんだかんだともう10月で、いよいよ食欲の秋といったところです。夏の間はさみしかった魚屋さんにも結構魚が並ぶようになってきていますし、野菜の方もいっぱい並ぶようになってきました。これからが楽しみといった感じで、コーヒーもアイスコーヒーからホットコーヒーに鞍替えして楽しんでいるという所です。

それでは今月初めに撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-1 SMC Pentax-D FA Macro 50mmF2.8

撮影データ:1/160sec F5.6 ISO200

秋になって色の付いた花が多くなりましたので、フィルムはもう少し後という感じでディジタルカメラに切り替えます。ふと道のわきを見るとヤブランが花を咲かせていて、もう秋という雰囲気を漂わせています。

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昔はイーゼル

2024-10-13 06:51:21 | フィルムで行こう

何だか今ではイーゼルの話をすると分からない方も多い訳で、フィルム撮影を行うと出来上がってくるのが現像されたフィルムで、その画像を印画紙に焼き付けるか、それともプロジェクタを使って壁に投影しない事には判るような画像にならなかったわけです。印画紙に焼き付ける際に使われるのがイーゼルで、引き伸ばし機のヘッドを上下させながら、目標の部分がイーゼルの印画紙部分に入るように調整していたわけです。

とにかくこのようなことをしない事には鑑賞できないわけで、引き伸ばし機を操ったりプロジェクタで投影したりしながら鑑賞していたということになります。今ではディジタルカメラという感じで、わざわざ紙に焼き付けたり壁に投影したりしなくても、パソコンの画面上で鑑賞が出来ます。

フィルム画像を見ながら、イーゼルの印画紙範囲内に目標の画像を映すのですが、この作業が面白くてずっと暗室にこもってしまう感じです。これで鑑賞できる訳ですから、不必要な部分がなるべく少なくなるように、引き算の構図で最終的にトリミングを行います。撮影しているのがネイチャー写真ですから、立ち位置の制限や自然が相手ですから、どうしても不必要な部分も一緒に写ってしまいます。

今はディジタルカメラですから、ディジタル現像ソフトウエアのシルキーピクスをよく使います。何しろいろいろなカメラを使いますので、どのカメラでも対応できるようにと、選択をしている感じです。結構昔からの暗室現像を行っておられた方がソフトウエア開発をしていた様子で、暗室作業が結構好きだった自身の心をくすぐるギミックが多く盛り込まれています。

その中でもやはりイーゼルと同じような使い方でトリミング作業が行える訳で、トリミング領域外の部分もうっすら見えているようにしてあるのは、昔のイーゼル作業の時とよく似ていて嬉しいという感じです。一回領域を決めた後は、領域自体を縦横に微妙にずらしながら最終的に一番よく表現できる位置にするのですが、このやり方も昔のイーゼル作業とそっくりで、つい熱が入ってしまいます。

さすがにピント合わせはないのですが、しっかりと露出を決めてタイマーをセットします。この時に画像の調子を確かめながら、調整するように印画紙をセレクトして、イーゼルに印画紙をセットして露光開始となる訳です。今では現像ソフトウエアで画像を直接見ながら調整が行えますので、至極便利というわけでこの作業も熱が入るということになります。

今ではディジタルカメラが絞り値さえセットしておけば、ISO感度もシャッタースピードもという感じで、すべて自動で行ってくれます。気になる色の調子も自動的に補正してくれますので、便利な時代になったものです。これだけ調整してあるわけですから、あとの補正もほとんど不要という感じで、逆光などのチャレンジさえしなければ、そのままの画像でも満足が出来ます。

今では暗室というと家の中には設置できないですから、もっぱらディジタルカメラという感じで、フィルム現像までで引き伸ばし作業は難しくなったのが現状です。その中で昔の暗室作業を思い出させてくれる現像ソフトウエアは大切な存在で、写真をやっているという気分にさせてくれます。昔は黒白だったのですが、今はカラー調整もできますのでびっくりという感じです。

台風一過でやはり暴風雨になったのですが、能登では洪水被害が起きて加賀でも大雨ということになってしまい、台風一過の秋空が出てきたときにはホッとした感じです。何しろ熱帯夜も真夏日も一挙になくなってしまいましたので、久しぶりの撮影行に出かけてきました。いきなり秋で草木もびっくりという感じなのですが、これからは秋の草木が花を咲かせていきますので、今からが楽しみといったところです。

それでは、先月下旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 SMC Pentax-D FA Macro 50mmF2.8

撮影データ:1/125sec F5.6 ISO100

シモツケソウがなかなか満開にならないのですが、木のシモツケはもうそろそろ花も終わりです。近くによってみると丁度最後の花が咲いているといったところでした。

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