春から行ってきたボランティア教室も秋になって一段落という事で、これからは自分の行ってみたいことをやってみようという所です。気付いてみればこれからが受験のシーズンでもあり、中学校や高校は大忙しという感じです。年金生活者になってやりたいことはいろいろありますので、これからはじっくりと腰を据えてやっていこうという感じです。
やってみたかったことは、自分のための電子回路設計で、かねてから押しボタン一つで電気のONとOFFが行える回路です。今ではマイコンICを使えば簡単にできるのですが、わざわざそのためにマイコンICとインターフェイスを買うと、結構なお金が要ります。今の手持ちの実験部品は抵抗にコンデンサ、そしてトランジスタがありますから、これが使えれば、結構安価にモノづくりができます。
Webページをなんとなく見ていた時に、ヒントがありました。それはトランジスタを組み合わせて作る回路で、サイリスタ回路を構成すれば一応ONの状態を持続させることができます。しかし、OFFにするためには別の押しボタンでトランジスタの相互連携を切ってしまう事が必要になります。結局押しボタンが2個要る訳で、あまり面白くありません。
目標は1個の押しボタンですので、さらにトランジスタを組み合わせる必要があります。そこで、出力電圧を使って押しボタンの設定電圧をトランジスタでONとOFFにするようにしてやればよい訳です。色々トランジスタを点ける位置を探りながら、抵抗とトランジスタで回路を構成しましたが、どうもうまく動作しません。
一応は一瞬ONにはなるのだけれどONしないとか、その反対もあるようで動作が一定しないという事になります。押しボタンスイッチのチャタリングもありますし、トランジスタの応答速度ばらつきもあるかもしれません。仕方がないので、コンデンサも付加してある程度応答速度を遅くすることにしました。
コンデンサと抵抗で1秒ぐらい遅らせようとすると、結構大きなコンデンサ容量と抵抗値が必要になります。コンデンサはあまり大きなものは小型化できませんので、小さなコンデンサで勝負します。結局は色々つぎはぎをして、どうやらまともに動くものが出来上がりました。コンデンサを付加したおかげで結構動作も緩慢になって、押し間違いも起こらない雰囲気です。
台風が過ぎると晩秋になってしまう予報で、寒くて雨が降りますので外にも出られない週にもなりそうですから、台風通過後に組み上げようと思ったのですが、その前にとブレッドボードに回路をくみ上げてしまいました。実際につないで動作を確かめてみると、それなりに動いてくれますので、まずは大成功という事になります。
docomo F-05F 4.8mm(35mm換算26mm)
撮影データ:1/40sec F2 ISO280
後は身の回りの部品で何とかなりそうですし、今回はリレーももう使わないからと置いてあったソリッドステートリレーも使えますから、後は使わなくなったテーブルタップを切り貼りしてつなげばOKという事になります。ケースは身の回りの物入れに活用している100均の金属製の物入れを活用しようという事で、出費はほとんどなかったという感じです。買ってきて作ったとしても1,000円くらいの感じですから、かなりリーズナブルです。結局は台風通過前に出来上がってしまったわけで、あららという感じです。
docomo F-05F 4.8mm(35mm換算26mm)
撮影データ:1/60sec F2 ISO300
出来上がって動作を確認すると、結構よく動くという感じで、実験用電源やノートパソコンの電源ONとOFF用に使う事にしました。今まではテーブルタップでやっこらせとつないでいましたので、机の横に置いた押しボタンスイッチで出来ると非常に便利です。結構頭の体操にもなりましたので、週末の撮影行に張り切って出かけたというところです。
それでは、今月上旬に撮影した写真から掲載します。
PENTAX K-1 Super Takumar 85mmF1.9
撮影データ:1/100sec F4 ISO200
夏の猛暑のおかげでなかなか花を付けなかった菊も、ようやく小さな花を数輪付けてくれました。菊の花もあまり見かけなくなりましたので、貴重な一輪です。
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