なんだか急に涼しくなってしまって、今までは冷たいお茶かアイスコーヒーという感じだったのですが、こうなってくるとホットコーヒーもという訳で、暖かい飲み物に目が向くようになります。寝苦しい熱帯夜と真夏日が一挙に解消されたわけですから、さてこれからは優雅にドリップコーヒーでもという気持ちになります。
それでも毎朝ドリップコーヒーは飲んでいるのですが、これはコーヒーメーカーという訳で、粉と水さえセットしてしまえば後はお任せという感じです。夏の暑さが始まる時にドリッパーも購入していましたので、いざこれからが本番という事になります。やはりハンドドリップしたコーヒーは美味しいという訳なのですが、Webで探るといろいろなことがわかってきます。
それはコーヒーを入れるときのお湯の温度で、何だか結構うんちくがありそうです。コーヒーの袋を見ていても80~90℃位のお湯でと書いてあるのですが、今まではコーヒーメーカーか、ハンドドリップでも沸きたてのお湯を使っていましたので、ここは一つという事で温度計が付いているドリップポットを買ってきたという感じです。
付いていた温度計は、バイメタル式のよくありふれた丸い表示のタイプなのですが、調べていくと結構評判は良くなさそうで、ディジタル式の温度計との差が気になるという事でした。バイメタルといえば鉄板の温度制御のやり方で、金属を使っていますし歴史も古いので精度もかなり出ているという印象を持っています。
docomo F-05F 4.8mm(35mm換算26mm)
撮影データ:1/121sec F2 ISO78
そこで、同じ鉄板の温度計測法である熱電対と、広く普及しているサーミスタを組み合わせて、ディジタル表示とアナログ表示対決という事で計測してみました。水を入れてしばらく待った状態では3者共表示はほぼ同じになっています。さて、火をつけてじわじわ温度が上がり出すと、表示温度が上がり出すのですが3者共に表示がバラバラになります。
docomo F-05F 4.8mm(35mm換算26mm)
撮影データ:1/121sec F2 ISO63
温度が90℃位になったところで、一旦火を弱くして同じくらいの温度を示すまでなじませたところ、3者共に大体±1℃位の表示の所に収まります。また、100℃に沸騰させてしばらく置いたところでは、また3者共に±1℃位のところに収まってきます。熱電対の温度計が一番正確ですから、サーミスタもバイメタルも結構健闘している印象です。
結論とすれば測定部の比熱がカギを握っていて、体積が大きいサーミスタやバイメタルはなかなか暖まらないし冷めにくい訳で、大体1~5分くらいのタイムラグを持っています。熱時定数がある訳で、あまり早く計測してもばらつきが大きいという事になります。4℃位の差が出ていても2分ほど待てば同じになる訳で、さすがは歴史のある温度計測方法と感心した次第です。
熱湯をドリップポットに入れても、じ~わじ~わと温度が上がっていって、慌てて水を少し入れるとまたじ~わじ~わと温度が下がって慌ててお湯を入れるという繰り返しになったりします。このため、バイメタル式でもお湯を沸かして目標温度から4℃位低いくらいで火を止めて、しばらく待っていると目標温度になっているという事になります。かなり正確に測れますので安心という感じです。
台風一過で涼しくなりましたので、我が家の温度計もまんざら捨てたものではないと安心して、撮影行に出発していきます。これからしばらくは秋空とはいかなくても結構気持ちの良い毎日になりますから、いろいろなところを回って始まった秋を堪能しようと思います。カラッとした秋の雰囲気になってきたという所です。
それでは、先月下旬に撮影した写真から掲載します。
PENTAX K-5 SMC Pentax-D FA Macro 50mmF2.8
撮影データ:1/320sec F5.6 ISO100
涼しくなってきたのでそろそろと思って探したら、シャクチリソバの花が咲きだしていました。結構長い間咲いて実をつけていきますので、これからの撮影行の良い被写体になってくれます。
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