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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

2016年を振り返る

2016-12-31 11:28:31 | いろいろあります
大晦日に書いて一年の締めくくり。今年一年を振り返ってみることにします。何かと出張が多かった一年でしたが、その分スマートフォンやカメラを持ち出していますので、色々な景色を写すことが出来たと思っています。その分家で練習しているピアノは余り練習出来ずに本番ということで、少し残念な気がしました。来年もゆっくりと愉しみたいと思います。

・フィルム三昧の撮影行になりました
今年はフィルム撮影をメインにという感じで、35mmフィルムやブローニー・フィルムを沢山使って撮影が出来た一年でした。細かなところまできれいに写せるディジタルカメラですが、トーンの幅の広さと生々しさ感はさすがのフィルムです。最近では安売りフィルムが無くなってしまって、業務用のフィルムを紹介されてメインのフィルムとして使っています。
今年は写ルンですも30周年で、なおさらフィルム撮影に力が入りました。ネガフィルムのラチチュードは本当に広くて、多少の露出誤差も気にならないくらいにしっかりとした結果を残してくれます。フィルムケースの横に表示してある露出表の指示値に合わせるだけで無難な画像を得ることができますので、露出計要らずの撮影行も多くなりました。

・レンズが年末に増えました
もう買わなくても良いだろうと思っていたレンズも、気がつけば3本買っていました。レンズのお値段分だけフィルムを消費したいと考えていましたが、やはりまだ持っていないレンズの誘惑は留まるところ知らずで、おおっと思った瞬間に購入していたりします。一本数千円のレンズ価格も魅力的で、3本合わせても新品一本分の価格に届かないところが悔しい限りですが、おかげで撮影の選択肢がまた増えました。
魚眼コンバータ・レンズは、手軽に35mmフィルムカメラでも全周魚眼や対角線魚眼が楽しめる優れものレンズで、過少な出費で思い切り楽しめる感じです。フィッシュアイ・タクマーも欲しかったのですが、これで探す気にならなくなりました。
ペンタックスQ用のレンズで、望遠ズーム・レンズをやっと手に入れました。以前は35mmフィルム用50mm標準レンズがその代役をこなしてくれていましたが、これで出張時の持ちやすい望遠レンズが増えた感じで、歪曲補正も優秀ですからこれからの出張時にはバッグの中に忍ばせて持っていくことにしましょう。キット・レンズなのですが実力を見直したという感じです。
タクマー300mmF4の希少品レンズが手に入りました。SMCタクマー300mmF4を持っていますので、もう手に入らなくても良いという感じはありましたが、手に入れてみてその実力に脱帽です。出来栄え良く写す方法は、とにかく深めの大きなフードを被せる事で、バズーカ砲のように勇ましくなりますが、内蔵フードよりもよっぽど良く写せます。絞りが壊れていたのを直してくれた長谷川工作所さんに感謝です。

さて、来年はどのような年になるでしょうか。今年増えたレンズで四季の移ろいを撮影してみたいですし、今までに手に入れたレンズの虫干しをかねた撮影行も行う必要がありますので、またもや忙しい一年になりそうです。がんばって色々試してブログにしたいと思っています。

それでは年末に撮影した写真から掲載します。


Nikon F Nikkor-H Auto 50mmF2
撮影データ:1/60sec F5.6 Kodak Tri-X400
わびすけの葉に水滴が乗って、年の暮れの寂しげな雰囲気を演出しています。少し硬調なトライXのおかげで、雰囲気が出せた感じです。
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なんだかんだと年の暮れ

2016-12-30 09:40:05 | いろいろあります
12月に入ってからは毎週日曜日の天気が悪くて、余り撮影行に出かけられない感じでした。年の暮れになっても同じ感じで、雪が降っていればまたシチュエーションも変わってきて、新たな気持ちで撮影行になるのですが、雨続きの天気で少し積もった雪もすぐに溶けてなくなってしまいました。

うっかりとしていましたら、もう年賀状の印刷を行わなくてはならない時期です。大急ぎでプリントアウトして投函し、もうひとつ忘れていたカレンダーの製作に取り掛かります。今年一年分のブログ用写真がたまっていますので、さっと見返しながら各月の写真を見繕います。そうしているうちに早くも明日は大晦日という感じで、一年がたつのが早く感じるこのごろです。

気ぜわしい年末の中で慌しいだけでは面白くありませんので、大阪へプチ旅行に出かけて来ました。新年の準備で大忙しの雰囲気でしたが、無事にお好み焼きとグリコの看板を見て充実した一日になりました。ついでに大阪のカメラ屋さんのショウ・ウインドウを見ながらの移動も楽しいものです。

帰ってきてからはそれなりに部屋の片付けと掃除を行います。本格的な掃除は雪が溶けた春に行うのですが、やはりお鏡餅や正月飾りを行うためにもきれいに掃除します。近年では元旦から開いているお店も多くて、おせち料理の必要性も少し薄らいでいる感じです。元旦の朝に食べる分だけを作って、後はスーパーに買出しに行くという感じです。

それでも撮影行に出かけたい気分になりますので、時間を見つけて運動がてら出かけます。やはり週に一回くらいは長い距離を歩かないと、体がなまってしまいますので晴れ間を見計らって歩き回ります。この頃になると寒いのは当たり前ですから、厚着をして手袋も付けて撮影行になります。カメラ撮影用に指先が出ている手袋は便利で、余り寒さを気にしなくても澄みます。

一通り準備が済んで、明日はいよいよ大晦日です。神棚に供えるお神酒やおせち料理の準備をゆっくりと行って、新年に備えることとします。加えて明日は今年一年を振り返ってブログも書き仕舞いな感じで、また新年からの掲載に備えて書き溜めをすることにしましょう。年の暮れはブログ記事の溜めが一番少なくなる感じで、新しい年からまたせっせと書き溜めていきます。

それでは、今月末に撮影した写真から掲載します。


Nikon F Nikkor-H Auto 50mmF2
撮影データ:1/125sec F8 Kodak Tri-X400
つたの葉が全部落葉して、枝の部分が壁にしがみついています。黒白フィルムを使って絵画的な雰囲気を出してみました。
コメント (2)
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ピアノと撮影行

2016-12-28 12:07:15 | 趣味のピアノ
師走も押し詰まった頃に、ピアノの発表会がありました。夏の発表会が終わった後の4ヶ月間は出張続きでしたから、ほとんど練習もまともに出来ないままにもうあと2週間という有様で、毎日を有効に使いながら何とか間に合わせたというのが本音です。ピアノを始めて9年目になろうとしていますが、結構上手くなってきている事を実感しています。

音符見ただけで、何とかまともな音が出てくるのが進歩したところで、所々は勘違いもありますがそこは先生に直してもらって、2週間もあれば何とかなっている感じです。しかし、出張に出てしまうと半分位忘れてしまって、またやり直しになるのですが元に戻る時間も短くなっていますので2ヶ月くらいあれば何とか全部を覚えているという感じになります。

両手を動かしていますので、右脳も活性化しているみたいで仕事をやっている中でも新しいアイディアが出やすい感じです。思わぬところで効果満点なわけで、左手と右手は別々な感じで動かしますからさらに活性化しているというわけです。加えて演奏に慣れてくると両足も別々に使ってペダルを踏んでいますから、順序機能も働くようで一日の内で色々な仕事をてきぱきとこなせるようになります。

テンポと強さを考えて演奏しますから、段取りを考えられるようになってきて、同じ仕事を延々と続けるのではなくて、集中力を高めて20分くらいで仕事をこなしながら、数種類の事柄を替えながら効率よく進めることができます。これもピアノ効果でしょうか、ピアノをお子さんに習わせることが良いといわれていますが、今まさにおっさんになってから痛感しています。

何とか発表会ではそこそこの感じで弾ききって、後のお茶会では練習話に花が咲きます。皆さんもご苦労されている感じですが、やはり効果のほうは感じておられるようで、苦しいや辛い話は出てきません。思うに皆さんも仕事を持たれている訳で、効果があるからこそ続けようという感じになっていると思います。ためになる話を色々と聞かせていただきました。

発表会が終わった後はペンタックスQを連れて撮影行。バッグの中に忍ばせておきましたので帰り道に色々と周りを見ながらシャッターを切っていきます。金沢市内の中心部は郊外に比べて気温が高めなのか、紅葉と落葉も遅めです。家の近所では落葉してしまったアメリカ楓の紅葉も、まだ葉が残っていましたので撮影して帰ってきました。

カメラもレンズ自体はアナログですし、個性が出てきますし良い雰囲気を提供しないと満足できる結果にはなりません。ピアノのほうは純然アナログですから、例年発表会の前には調律してもらいます。カメラもピアノもアナログの雰囲気満載ですから、毎回結果が違って面白さが増して来ます。

久しぶりの休日は午後から晴れてきて、寒いけれど充実した一日になりました。それでは今月半ばに撮影した写真から掲載します。


PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/200sec F5.6 ISO100
アメリカ楓の葉がまだ残っていましたので、急いで撮影します。雌木の様でとげとげの実が付いています。
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06 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8

2016-12-26 08:40:21 | ミラーレス一眼レフ
少し前に購入したペンタックスQ用のレンズですが、その後は魚眼レンズアダプターが見つかったり、タクマー300mmF4が見つかったりして、その分疎かになっていました。35mm判換算で70-200mmになる望遠ズーム・レンズです。かなり前から売られていたQシリーズのキット・レンズですから、その分中古価格もこなれてきており、今が買い時と購入に踏み切ったわけです。

望遠レンズであればそれほど購入意欲もわかないといった感じで、広角域をカバーするレンズのほうが欲しかった感じです。何しろ広角レンズでも望遠レンズに早代わりするペンタックスQですから、気楽に持っていけて広い場所が写せるレンズが重宝するわけです。その様な感じですから、55mm標準タクマーをマウントアダプタを介してつなぐだけで、しっかりとした200mm望遠レンズになります。

しかし、敢えてテレフォトズームかというと、それは歪曲収差補正という機能がペンタックスQに備わっているということが要因にあります。レンズの焦点距離情報がカメラ側で判りますから、自動的に歪曲を補正することが出来ます。ほぼまっすぐというよりも、歪曲が目立たない感じで、遠景から近接まで破綻の無い画像を提供してくれます。

この補正は、ペンタックスQ用の純正レンズで無いと効きませんので、少し歯がゆい感じですがこの補正が効いているということがあって、唯一購入しているズーム・レンズということになります。Q用以外で所有しているズーム・レンズはわずかで、今では歪曲を後から現像ソフトウエアで補正する事も難しいので、今では使用しなくなってしまいました。

もうひとつの理由はレンズ解像度で、短焦点レンズであれば絞り開放からの解像感はかなり出ているのが普通で、2段ほど絞り込むとはっきりとした画像になります。ズーム・レンズではどうしても構成枚数の多さから無理をしていますので、絞り開放では余り期待できる画像になってくれません。数段絞り込むとかなりはっきりとするのですが、今度は被写界深度がかなり深くなって、ボケも硬くしまりますので余り満足する画にはなってくれません。

その点、このテレフォト・ズームはF2.8固定ですから、少し絞り込んでF5.6位になり解像感もかなり上がりますから、普及型のF3.5-5.6レンズに比べてかなり有利になります。少し絞り込んで解像感を出していくのは、昔も今も同じような感じですので単焦点レンズのほうが圧倒的に多くなるのは判る気がします。ズーム・レンズではF8以上で同じ解像感になるのですが、背景ボケがすごく硬くなって扱いづらくなります。

休日は雨続きでなかなかチャンスに恵まれませんが、絞りをF5.6固定にしてシャッター・スピードと後ぼけ量を稼ぎながら撮影していきます。少し柔らかめの感じですが、それでもそこそこ満足できますので、近い範囲での撮影を愉しみました。

それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。


PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/200sec F5.6 ISO3200
玄関先のわびすけが今年も咲き始めました。薄暗い雨の日で感度が上がってしまってノイズだらけになりましたが、咲き分けの様子が写せてよかったと思っています。
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Yashica-D(Yashikor 80mmF3.5)

2016-12-24 15:20:06 | 二眼レフで行こう
薄暗い小雨の日にはヤシカDが便利です。何しろレンズシャッターでほとんどシャッター・ショックを感じませんので、雨や雪の降る天気の時に1/30秒のシャッター・スピードでしっかりと構えれば、ぶれの無い高品質な中判フィルム独特の世界を愉しむことができます。旅行の時には色々な場所で撮影しますから、どのようなシチュエーションでも、ISO100フィルムを使っていても楽しめるのが凄いところです。

おおよそ35mm判フィルム換算で40mmの準広角域をカバーしますから、風景から少し近接した撮影まで、幅広い撮影に無難に対応します。ズーム・レンズで無い分被写体がしっかりと捕らえられる位置まで移動する必要がありますが、それも昔からの単焦点レンズで実践していたことであり、さして苦にもなりません。

F3.5のレンズですから多少ファインダー像が暗い感じですが、それでもピントグラスに写る画像はほぼ素通しの状態ですので、明るくはっきりと見えるファインダー像になっており、ピント合わせも苦労しません。ビュー・レンズとテイク・レンズは同じレンズですから、大体この様に写るといった感じで、気楽に考えて写せます。

問題は被写界深度の確認が取れないことで、これはフィルムの画像を良く観察して覚えてしまうしかない様に思っています。しかし、絞り込んでいっても被写界深度はあまり変化しない、すなわちボケ量の変化も少ないのが中判フィルムの特徴で、絞り込むとピントが合った部分の解像度が上がっていきますので、しっかりと絞り込んで撮影するスタイルが基本になります。

F3.5のレンズでも、35mm判フィルム換算でボケ量は2段分位あけた事と同じになりますので、F1.8位のレンズと同じ様な感じになります。ボケ量の変化ぐらいも同じ感じですから、F11まで絞ってもF5.6位のボケ量があって、解像感が一番上がる感じですから晴れた日の屋外はF11で、曇りや雨の日でもF8位に絞り込むと好結果が得られます。

クラシックな格好良さを持つカメラですが、レンズもヤシカは富岡光学製で抜群の写りをします。ヤシコール80mmF3.5は、トリローザーの流れを汲むと考えられる3枚玉のトリプレット構成で、絞り開放では頼りないのですがしっかり絞り込むと抜群の写りに変貌します。フィルムカメラですが、35mm判では粒子の関係からあまり細部までは写らないのですが、6×6判では気になる粒子も目立たなくなって、しっかり細部まで描写します。

フィルムで撮影したくて、フィルムカメラを購入する人も最近では増えてきたと聞く事が多くなりました。細部のディティールまで表現したい方で、気楽に撮影したい方にお勧めのカメラと言えます。単焦点レンズ固定でクラシックな雰囲気満点のカメラですが、一回撮影して結果を見れば、また撮影したい気分にさせてくれる不思議なカメラです。

それでは、今月半ばに撮影した写真から掲載します。


Yashica-D Yashikor 80mmF3.5
撮影データ:1/100sec F8 Fujicolor PRO160NS
雪が積もる前につたの葉が真っ赤に紅葉します。雪が降る前の貴重な赤色です。
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