太平洋側のさくら開花はとても早くて、石川県側のさくらはまだまだと思っていましたら、3月末にはあっという間に開花といった感じで、咲き初めを撮影してご満悦となったわけですが、その後は週の真ん中で満開になってしまって週末には散り初めとなってしまいました。なんだか悔しい今年の桜ですが、さくら見物の方は肩透かしとなったようで、葉桜を見ながらさくらの木の下で宴会みたいな感じです。
おまけに週末の日曜日は突然の寒波襲来で、まだ少し残っていた花びらの上に雪が積もってしまいました。あらら、という訳で花びらがすべて落ちてしまって今はがくの赤い部分だけが残っています。悔しいので土曜日に少しだけ空いた時間を利用して撮影した写真が、満開の丁度良い雰囲気の写真となりました。まさにぎりぎりセーフです。
さくらの花を撮影するときに、ペンタックスさんのカメラはぴったんこの相性で、独特の青空と緑色の葉を鮮やかに写し込むテイストは好感が持てます。さくらのピンク色は少し控えめで、葉が少し出てきたときの緑色と掛け合わせると、とても鮮やかに写せます。多少曇っていても空の少し晴れた部分を背景に持ってくると、きれいな青色になってくれますので、気楽に思い通りの結果を得ることが出来ます。
この色調は何もディジタルカメラになってからという訳ではなくて、タクマーのレンズ時代からずっと受け継がれているような感じです。スカイライト・フィルターをかけなくても、元々がその様な感じに写りますから、自然撮影の方々には受けていたといった感じです。タクマーは緑色と青空で、フジフィルムさんのカラー・フィルムを使うと、青空がくっきりと写せますから、これもまた相性が良かった訳です。
最近のペンタックス・レンズはもともとの個性に加えて、分散レンズや非球面レンズが付加されていますし、元来の設計でメニスカス・レンズを良く使う感じですから、色のにじみが少なくなってはっきりと写りこみます。少し味気ない感じもしますが、昔からの色味は変わらないのでさくらの撮影時はペンタックスといった感じです。
何しろ週末は低気圧が通過したり、寒気が入って雪が降ったりと散々でしたから、撮影行も少しの晴れ間を見つけてさっと行います。昨年は結構長持ちしたさくらの花ですが、今年は一瞬といった感じで、遠出をしてさくら見物といったわけではなかったのが残念でしたが、その分家の周囲のさくらを満喫したという感じです。
今回の撮影行はさっと済ませる感じでしたから、あまりかさばらないペンタックスQの出番になります。少し離れた枝の先も写したいので、テレフォト・ズームを取り付けて撮影スタンバイといった感じです。後は晴れ間を見計らいながらさっと目的のさくらの場所へ移動して手短に撮影して戻ってきます。
やはり満開のさくらは見応えがあって美しい。しかし、さくらの花だけになるとのっぺりとしてしまって面白みに欠ける感じです。満開も少し過ぎて花の間から緑の葉が伸びて来ていますので、緑の葉をアクセントにして撮影すると、丁度補色の関係ですから画面全体が引き締まるといった按配です。
それでも曇り空、少しの晴れ間がありましたが全体的にコントラストが低くて、ねむた目の結果になります。このような時は現像ソフトウエアで+1段くらい露出補正とダイナミックレンジを下げる事で、鮮やかな雰囲気を醸し出します。ばっちりの天候は少ないですし、アマチュアの方が愉しむとすればこの様な補正もありといった感じです。
きれいに補正して、青空だったらこんな感じと想像しながら写真を愉しむ。これもひとつの愉しみ方と考えています。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。
PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/250sec F5.6 ISO100
桜より少し遅れて咲き出すはなももの花です。今年は桜と一緒に咲きだしましたので、桜よりも長持ちしますが、暖かくなった頃には散ってしまう感じで、少し寂しい感じです。
おまけに週末の日曜日は突然の寒波襲来で、まだ少し残っていた花びらの上に雪が積もってしまいました。あらら、という訳で花びらがすべて落ちてしまって今はがくの赤い部分だけが残っています。悔しいので土曜日に少しだけ空いた時間を利用して撮影した写真が、満開の丁度良い雰囲気の写真となりました。まさにぎりぎりセーフです。
さくらの花を撮影するときに、ペンタックスさんのカメラはぴったんこの相性で、独特の青空と緑色の葉を鮮やかに写し込むテイストは好感が持てます。さくらのピンク色は少し控えめで、葉が少し出てきたときの緑色と掛け合わせると、とても鮮やかに写せます。多少曇っていても空の少し晴れた部分を背景に持ってくると、きれいな青色になってくれますので、気楽に思い通りの結果を得ることが出来ます。
この色調は何もディジタルカメラになってからという訳ではなくて、タクマーのレンズ時代からずっと受け継がれているような感じです。スカイライト・フィルターをかけなくても、元々がその様な感じに写りますから、自然撮影の方々には受けていたといった感じです。タクマーは緑色と青空で、フジフィルムさんのカラー・フィルムを使うと、青空がくっきりと写せますから、これもまた相性が良かった訳です。
最近のペンタックス・レンズはもともとの個性に加えて、分散レンズや非球面レンズが付加されていますし、元来の設計でメニスカス・レンズを良く使う感じですから、色のにじみが少なくなってはっきりと写りこみます。少し味気ない感じもしますが、昔からの色味は変わらないのでさくらの撮影時はペンタックスといった感じです。
何しろ週末は低気圧が通過したり、寒気が入って雪が降ったりと散々でしたから、撮影行も少しの晴れ間を見つけてさっと行います。昨年は結構長持ちしたさくらの花ですが、今年は一瞬といった感じで、遠出をしてさくら見物といったわけではなかったのが残念でしたが、その分家の周囲のさくらを満喫したという感じです。
今回の撮影行はさっと済ませる感じでしたから、あまりかさばらないペンタックスQの出番になります。少し離れた枝の先も写したいので、テレフォト・ズームを取り付けて撮影スタンバイといった感じです。後は晴れ間を見計らいながらさっと目的のさくらの場所へ移動して手短に撮影して戻ってきます。
やはり満開のさくらは見応えがあって美しい。しかし、さくらの花だけになるとのっぺりとしてしまって面白みに欠ける感じです。満開も少し過ぎて花の間から緑の葉が伸びて来ていますので、緑の葉をアクセントにして撮影すると、丁度補色の関係ですから画面全体が引き締まるといった按配です。
それでも曇り空、少しの晴れ間がありましたが全体的にコントラストが低くて、ねむた目の結果になります。このような時は現像ソフトウエアで+1段くらい露出補正とダイナミックレンジを下げる事で、鮮やかな雰囲気を醸し出します。ばっちりの天候は少ないですし、アマチュアの方が愉しむとすればこの様な補正もありといった感じです。
きれいに補正して、青空だったらこんな感じと想像しながら写真を愉しむ。これもひとつの愉しみ方と考えています。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。
PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/250sec F5.6 ISO100
桜より少し遅れて咲き出すはなももの花です。今年は桜と一緒に咲きだしましたので、桜よりも長持ちしますが、暖かくなった頃には散ってしまう感じで、少し寂しい感じです。