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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

今年一年を振り返る

2013-12-31 19:10:17 | いろいろあります
まだ大みそかまであるだろうと思っていたら、もう今日が大みそか。早いものです。先週に年賀状をしたためていたら、プリンタが壊れてしまい、急遽プリンタを購入して再挑戦。やっとのことで年賀状を出したら、もう大みそかです。今年一年の画像から選りすぐって、来年のカレンダー作り。せっせと書いています。

さて、ここ大みそかに近くなってきて、いよいよ石川県内も冬景色になってきました。これまではあられは降るのだけれど積もらない冬になっていましたので、いよいよ冬将軍到来と云う雰囲気になってきた感じです。この分ですと春の気配は半月くらい遅れてやって来そうな感じで、思わず厚着をして暖かくなって過ごします。

それでは、今年一年のあるいてみつけたものの中から、選りすぐりで振り返ってみましょう。

Qで明けてQで暮れた一年でした。
Q10を購入して、スタンダード・プライムの写りの良さに感激した一年でした。暮れにはQ7も仲間入りして、描写性能の高さに驚かされている毎日です。スタンダード・ズームも購入して、これで旅行の際に、ポケットに忍ばせる事が出来る一眼レフが出来たと思います。

タクマーの写りに驚かされました。
無印タクマーは、私の歳と同じくらいの古いレンズです。写りに関しては期待感をかなり持っていましたが、何分にもプリセット絞りですから、一抹の不安感がありました。しかし、タクマーのプリセット絞りはほぼ円形絞りで、絞り込んで使う分にはボケの角張りが無く、逆光特性もかなり良くなって昔のレンズとは思えない様な写りの良さを提供してくれました。中古価格は安いレンズですが、お勧めできるレンズです。

ニコンFが我が家にやってきました。
ニッコールHオート50mmF2をジャンク箱から救出して来て、何とか写せないものかと思案していましたら、ニコンFが我が家にやってくることとなりました。撮影してみて、50mmF2のレンズが持つ底力に感服しました。昔のレンズでも何とかすれば撮影が出来ると実感しています。おかげでニッコールHオート50mmF2も、晴れて現役復帰です。

マクロスイターといかないまでも…。
瓜二つの外観をしているチノンMCマクロ50mmF1.7が、我が家にやってきました。雑誌で紹介されているマクロスイターの作例と、ほぼ同じな柔らかい後ボケが得られ、ピント位置の解像感が高い名レンズです。買って良かったと思えるレンズで、これから春先の雰囲気にはぴったりな感じです。

フィルム撮影が増えました。
ディジタル・カメラではフィルムと現像代が要らないために、リーズナブル撮影が出来て便利なのですが、その分諧調感やグラデーションに不満が残ります。その気持ちを満足させるためにはフィルム撮影です。フォトCDの作成を依頼することで、しっかりとした画像を手にする事が出来ます。結果としてフィルムの利用が増えました。また、黒白フィルムも仲間入りして、さらに増殖を続けています。

そんなこんなで年の暮れ、来年はどの様な発見があるのでしょうか。アンテナを広げて撮影を行っていきたいと思います。それでは、先週木曜日に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 135mmF2.5
撮影データ:1/125sec F4 ISO400
いつも通る木橋が苔むしてきました。木の雰囲気が良く出てくる感じは、SMCタクマー135mmF2.5の特徴と思っています。
それでは、本年も残すところあと数時間になりました。ご覧になっている皆様、良いお年をお迎えください。
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SMC Takumar 135mmF2.5(前期型)

2013-12-29 09:53:01 | タクマー・レンズ
久しぶりの青空が広がりましたので、正月休みに入ったと云う事もあり、持ち出してきました。エルノスター構成とテレフォト構成、SMCタクマー135mmF2.5には前期型と後期型の2種類があります。レンズ構成が違うと、描写がかなり違ってくるはずなのですが、見分けがつかない位に描写を合わせ込んであります。

厳密に見ていると、ハロの優しさや柔らかさでは前期型が勧められますし、線の細いしっかりとした画像を得たい時には後期型がお勧めの感じです。特にポートレイト撮影では前期型の方が雰囲気良く仕上げる事が出来ますが、元来柔らかめの画像となるレンズですから、硬い事抜きで使うのが良いと思います。

多少絞りこんでも、背景のボケが硬くなりません。ボケの形もそう角ばりませんから、積極的に絞りこんでいって撮影する、従来からの撮影方法がそのまま踏襲出来て便利です。自身の好みからはF4からF5.6位に絞り込むことで、ピント位置の解像感とふんわりボケが得られる感じで、一番好きな設定になっています。

なかなか中古品では顔を出してくれませんが、あってもそれほど中古価格は高くありませんので、見つけたら購入しておくのが良いと思います。スーパータクマーから始まるこのレンズは、時代の変遷とともに数種類のバリエィションがあります。描写の癖は僅差な感じで、よくぞユーザーの好みをつかんで合わせ込んであるなと感心します。旭光学工業の配慮が現れている製品の一つで、庶民のカメラとして普及していた要因にもなっていると思っています。

しかし、太い鏡胴内にレンズがみっしりと詰まっていますから、重量感も相当にあります。ディジタル一眼レフのK-5やペンタックスSPでは、重量的に負けてしまいますので、レンズの方を振ってしまって手ぶれ量産のをしてしまいます。ペンタックスSPの場合は、シャッター・スピードを1/250秒以上にして、手ぶれを防ぐ事が必要になります。

レンズ自体の貫録は充分過ぎる程にありますから、持ち歩くと人目を引きます。明るい標準ズーム・レンズ位はありますから、単焦点レンズである事を説明するのに苦労したりします。しかし、昔レンズと云えども単焦点レンズで、しっかりと設計してあって特徴もはっきりと持っているレンズですから、現代にあっても遜色のない画像を得る事が出来ますし、むしろこのレンズの方が主張がはっきりとしていて、良い写りとなる事が多い感じです。

色々な配慮が効いた大口径望遠レンズですが、ファインダー像も見易くて、仕上がった写真も満足できる優秀なレンズです。優秀な割には中古価格があまりぱっとしませんので、あまり話題にも上らないレンズですが、この様なレンズを発掘できるのも、M42の昔レンズならではと云うところでしょうか。

35mm・50㎜・135mmのレンズは、昔からカメラメーカーが覇を競ったレンズ群で、安い割にはしっかり描写となっているレンズが多いのです。このレンズ群でケチがつくと、他の高級レンズを買ってくれませんので、自ずと力を込めて設計・生産したと思われます。

それでは、木曜日に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 135mmF2.5
撮影データ:1/125sec F4 ISO800
玄関先のやぶこうじが赤い実をつけています。別名十両だそうで、お正月の寄せ植えなどに良く使われています。柔らかく写せるSMCタクマー135mmF2.5は、赤い実を引き立たせてくれます。
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バージョン・アップ

2013-12-27 21:12:27 | いろいろあります
ディジタルカメラやフィルムスキャナを使っていると、避けて通れないのがバージョン・アップです。日々機能は進化していますから、今度のバージョン・アップではどの様に良くなっているのだろうと、期待感を込めたりしています。しかし、フィルムカメラでは今でもなおペンタックスSPやニコンFを使っていますので、古き良き時代のものがこれからも使えていくことを大切にしてもらいたい感があります。

プログラムでも、日々進化して使い易くなってきているのは大変に結構な事なのですが、反面設定値やオリジナルの好み等のデータは、新しいプログラムでは反映できにくいのも実際の所です。せっかく自分好みに仕上げてきたのに、バージョン・アップで振り出しに逆戻り。これではバージョン・アップもやらない方がましなような気がします。

特にOS等の基本ソフトウエアでは、体が慣れてきていますので、操作方法が目で見て判る事は良い事なのですが、反面ショートカット・キー等の昔から存在するスピード・アップ方法が判りづらくなっています。昔に戻る設定があると非常に楽なのですが、これも時代の流れなのかと思ってしまいます。

今回バージョン・アップしたのはRAW現像ソフトウエアで、早くなったとの触れ込み通りに処理がサクサクと進みます。思わず嬉しくなってしまうような改良で、大喜びな訳なのですが、旧バージョンの設定をエクスポートして新バージョンにインポートしようとしてもなかなか上手くいきません。

結局はまた設定をして覚え込ませる事を、繰り返さなくてはならないようです。この作業は結構疲れます。ディジタルカメラでも、操作メニューに幾分変更がある場合が多く、操作していると、昔のコマンドや設定になかなかたどりつけなくて、時間を無駄に費してしまう事がたまにあります。

ソフトウエアもディジタルカメラも、新製品は何かと苦労させられます。こうなってくると、あまり変更しないでほしい感が強くなってきてしまいます。ベーシックな操作部分はそのままな、昔からのフィルムカメラでは、体が操作方法を覚えていますから、他メーカーでも特に違和感なしに操作できますので、ストレスをあまり感じません。

そんなこんなで、年賀状印刷をしているときに、プリンタが壊れてしまいました。バージョンアップがいっぱいあった後に、とどめのプリンタ購入となってしまった訳で大変な感じですが、反面プリンタが壊れてしまうと今まで使っていたインクも同時に使えなくなってしまうのは、少しもったいない気がします。

暮れの出費が多くなって、新しいディジタルカメラはQ7のみと云う事になりそうです。K-3にも食指が動いていたのですが、ニコンDfが発売されて、そのコンセプトに今後の期待する方向が向いてしまい、結局は今後の新製品に期待する事にしました。ニコンDfに対抗してペンタックスさんからもスロー・テンポな撮影が行えるカメラが出て来てくれると、嬉しい気がします。その点Q7は、スロー・テンポにじっくり撮影出来ますから、満足感が高くなります。

それでは、先週土曜日に撮影した写真から掲載します。


AsahiPentax SP SMC Takumar 105mmF2.8
撮影データ:1/60sec F3 Fujicolor 100
なんてんの実が赤く色づいて、正月の飾りになります。うかうかしていると鳥に食べられてしまいますので、刈り取られてしまってあまり残っていません。運良く残っていた実を撮影出来てほっとしています。
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SMC Takumar 105mmF2.8(Pentax SP)

2013-12-25 21:31:52 | フィルムで行こう
この所、ペンタックスのフィルムカメラを使った撮影行がありませんでしたので、久しぶりに連れ出してみました。日曜日からは天候が少しずつ回復してきましたので、フィルムを詰め込んで撮影行となりました。しかし、天候は回復してきたとはいえ、厚い雲がかかっていますから、自ずと柔らかな雰囲気になります。また、ネガフィルムではあまり硬調になりませんから、レンズも選ぶ必要があります。

この様な時にはSMCタクマーが有利です。結構硬めに描写してくれますから、画面の硬さが丁度良くなって、雰囲気が上がります。しかし、曇りの天気であまり光量も期待できませんから、シャッター・スピードは遅め、加えて絞りは開放付近を狙う事となります。やはりおひさまの光が恋しいですね。

フィルムはフルサイズですから、ボケ量も大きくなって背景のざわつきもかなり緩和されます。しかし、絞り開放付近で周辺の画質がかなり低下しますし、光線状態によってはボケの変形が起こってしまいます。いつもの通りに画面周辺を使わない、ある意味画面中心部付近に的を絞った日の丸構図で撮影します。

薄暗いところでは、F2.8の明るい望遠レンズがとても重宝します。0.5段くらい絞りこむと画面が引き締まってきますので、F3.5位からほぼ満足できる画像を手に入れる事が出来ます。また、カラーネガ・フィルムは黒白フィルムに比べて粒子の粗さが目立ちますから、迫力を持たせるためにも明るさが幾分欲しくなります。

絞り開放付近で撮影している事から、被写界深度は浅くてピントが合わせ辛くなりますし、シャッター・スピードが遅くなりますので、手ぶれにも気を遣う必要があります。撮影したフィルムを現像に出すとピント外しと手ぶれが数コマありました。しかし、一眼レフ・カメラとレンズはレンズをわしづかみする事が出来ますから、手ぶれ自体は少なめです。

やはり、明るい場所で撮影した写真は失敗が少ない感じです。加えてネガ濃度を幾分上げておきたいために、わざと半絞り位は明るくしていますので、余計手ぶれが目立ちます。この様な日には失敗を続けるリスクが高くなりますので、意識的に明るい被写体を選んで撮影します。

結果として、満足できる仕上がりのコマが少しありました。光量の大きな雪景色や春先の晴天時まで、フィルム撮影はお預けにした方が良いかと思います。

SMCタクマー105mmは、フィルムで使うとAPS-Cサイズのカメラで、70mm相当のレンズを装着した感じになります。思ったよりも広い範囲が写りますが、反面周辺画像が少し甘めになります。しっかり写す時にはある程度絞り込む事が必要になります。考えて撮影する事が必要なレンズですが、手軽に中望遠の雰囲気が味わえますので、手放せないレンズの一つになっています。

それでは、日曜日に撮影した写真から掲載します。


AsahiPentax SP SMC Takumar 105mmF2.8
撮影データ:1/125sec F4 Fujicolor 100
畑のねぎがもう収穫の時期を迎えています。これ位光量が確保できると、鮮明でしっかりとした画像になります。土のグラデーションも良く再現されて、雰囲気の良い画像に仕上がっています。
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寒い毎日が続きます

2013-12-23 20:35:17 | いろいろあります
11月から、毎週日曜日は冷たい雨の降る日が多くなりました。季節は冬へと向かっている感じです。早々に車のタイヤを冬用のスタッドレスに履き替えて、写真の撮影行もしばしお休みと言っているうちに、紅葉していた葉があっという間に散ってしまい、寒々とした枝だけが残っています。

今回の雪は、あられや雹の形で降るのですが、道に積もる事が余りありません。おかげで、雪の撮影はまだおあずけになっています。今回の冬はあまり雪が積もらないでほしいなと思っています。しかし、新雪の積もった朝は格好の被写体になりますから、今から期待している感じでもあります。

太平洋側に出張すると、まだ紅葉の葉が残っている感じで、空っ風は今からと云った感じです。寒々とした冬の景色を撮影する時は、夕暮れ時の黄金色が印象に残ります。しかし、寒くなるとバッテリーの持ちが悪くなってきて、寒い外でカメラを取り出すと、そう多くの枚数を撮影出来ません。バッテリーを手で温めながら、撮影を行います。

寒くなって葉が落ちてしまうと、葉に隠れて今まで見えなかった実が顔を出してきたりします。さんしゅゆの赤色の実は今が見頃ですが、もう少しすると実がしおれてしまって、写りが悪くなりますから、今の内に撮影するようにしましょう。また、なんてんの赤い実と緑の葉がちょうど補色の関係で、ひときわ鮮やかに目に飛び込んできます。

太平洋側を走る電車の車窓からは、大きなみかんの実が目につきます。みかんの実と緑の葉、そして青空は同じように補色に近いためか、鮮やかに写ります。このみかんは夏みかんでしょうか、今が収穫時期なのですが、夏まで置いて熟成させないと酸っぱくて食べられないので夏みかん。的を射たネーミングです。

さて、周りの景色から暖色の色が失せてしまうと、硬調に写せるレンズがまたもや出番となってきます。タクマーであればSMCタクマーと云った感じです。また、寒々とした感じを切り取るために、フレクトゴンやトリプレットのドミプランも活躍の場が出来て来ました。後は雪が積もると、その強烈なコントラストをうまく表現できるレンズが必要になってきます。

色々と撮影のチャンスが巡って来て、晴れた日が待ち遠しいこの頃ですが、正月休みの期間はチャンスが巡ってきそうですので、その時に撮りだめをしようと考えています。何しろ休日になると雨模様の数週間でしたから、撮影を強行すると、この季節でもレンズがカビてしまいます。

そんなこんなで、出張の帰り道に駅のプラットホームで、見かけた景色が印象に残りました。淋しい夕暮れ時は、弱い夕日が周りを薄く黄金色に染めていきます。思わずカメラをバッグから取り出して、数枚撮影して帰ってきました。撮影のチャンスは不意に訪れるものです。

それでは、先週金曜日に撮影した写真から掲載します。


PENTAX Q7 Standard Prime 8.5mmF1.9
撮影データ:1/800sec F2 ISO200
弱い夕日が線路を薄く黄金色に染めます。あたりも薄暗くなってきて、信号機の赤色が目立ってきます。駅のホームからの情景で、この様な雰囲気が好きだったりします。
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