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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

東西文化の交流点

2013-01-30 20:43:15 | いろいろあります
出張から帰って来て気付く事が多いのですが、東京と大阪の間の所に行っていて、色々と思いつく事があります。話題の中心は専ら晩ごはんの話ですが。それからすると、石川県も良く似た環境にある訳で、思わず、面白いと感じてしまいます。

とにかく、大阪でよく食べるものと東京で食べるものが、一緒になっている感じを受けます。店によって違うのですが、おでんの味も関東風と関西風があります。他には京都の練り物など、興味深くいただきました。

写真に撮れなかったのは、残念と云うところですが、石川県のスーパーを、眺めてみると面白く感じます。今月初めのお正月、酢だこも売られていれば、ゆでたこもあります。その他いろいろなものが混ざり合っているのですね。細かく見ると色々混ざり合っています。
味付け海苔と焼き海苔ですが、どちらもあって、普通に両方とも食べています。

一つの場所に住んでいながら、色々な食文化を堪能できるのも、真ん中程の場所に住んでいる人の特権かもしれません。うどんの味は、どちらかと云うと関西圏に近いかなと云う感じですが、時々真っ黒なうどんのつゆが恋しくなる時があります。

食ばかりではなくて、植物の植生も面白いものがあります。たとえば、げんのしょうこの花がありますが、白色の花が関東・東北にあるものだそうですが、関西では紫色です。では、その中間点の石川県では、両方咲いています。流石に混ざったピンク色は無い様ですが、面白いものです。

今回の出張では、この様な食文化に触れて楽しかったと思います。石川県特有のものもありますので、手に入ったらまた、紹介したいと思います。

それでは、出張途中の駅ホームから何気なく撮影した写真から掲載します。


Panasonic DMC-FH5 DC Vario-Elmar 20mm(換算140mm)
撮影データ:1/250sec F6.5 ISO100
岐阜城は金華山の山のてっぺんにあります。いつかは登ってみたい山ですが、結構高いところにあります。夕日に照らされて、金色になりかけてとてもきれいでした。風景モードでは、絞り込んで撮影しますので、画像が締まってきれいに見えます。
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SMC Pentax 120mmF2.8

2013-01-28 20:48:26 | Kマウントレンズ
M42マウントのレンズは沢山あるのですが、Kマウントのレンズは、ズーム・レンズを除くと1本しかありません。思えば、M42マウントの代表がSPだったりする訳ですから、Kマウントのレンズを購入すると、ディジタル一眼レフのK-5しか使えなかったりします。また、いちいちM42のマウントアダプタを外して付け変えるのは面倒くさい訳で、ついついM42マウントレンズの中から選んでしまいます。

SMCペンタックス120mmF2.8のレンズがその一本だったりします。以前にSMCタクマー120mmF2.8がどうしても見つからず、諦めていたころに偶然見つけたレンズだった訳です。最初は買うかどうかすごく迷ったのですが、このレンズにはなぜか惹かれるものがありました。

タクマーの120mmよりも鏡胴が太く設計されているのです。思わず、相当に写りも改善されているかも、等と期待した訳です。この後直ぐに発表されたSMCペンタックス-M120mmF2.8では、基の鏡胴の太さになっています。すなわち、最もゆったりと作られているレンズが、このレンズでもある訳です。

買った後で判った事なのですが、生産期間がSMCタクマーよりも短い訳で、あまり生産されていない貴重なレンズだと云う事です。Kマウントになって、レンズの固定位置が明確になったためでしょうか、レンズの最後面に四角のスリットが設けられています。この四角のスリットは、ハロやフレアを防いでくれる役割を果たしますので、くっきりとした画像を得やすくなる期待がありました。

撮影してみると、質感描写の良さと諧調感の高さはそのままに、収差がかなり少なくなっている感じがあります。鏡胴の太さと後面のスリットが効いている感じがします。すっきりとした描写のおかげで、ピント合わせも楽に行えます。と、ここまで書くと抜群のレンズであるかもしれませんが、実は、少々難点もあります。

Kマウント移行初期のレンズは、現代のディジタル一眼レフカメラと露出の形態が合っていないので、マニュアル露出になります。ペンタックスの一眼レフであれば、グリーン・ボタンが効きますので、マニュアルモードでもなんとかなるのが実際のところです。タクマーであれば、Avモードでの絞り込み測光が効いており、被写界深度も目で確認できたのですが、完全解放測光になるために、グリーン・ボタンを押した瞬間に、深度確認を行うと云った離れ業が必要となります。

そのようなために、絵作りはすごく良いレンズなのですが、出番はあまりありません。今週の末でも連れ出して、久しぶりに撮影してみようと思います。

それでは、一昨年に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Pentax 120mmF2.8
撮影データ:1/60sec F3.5 ISO100
うわみず桜の実を撮影しました。描写感抜群のレンズですが、Avモードのつもりで撮影してしまうので、露出失敗がかなり多くなります。しかし、適正露出で撮影すると、びっくりするほど質感描写も高く、かつコントラストも高く撮影出来ますので、大好きなレンズです。
出張から帰ってきましたので、また、色々と投稿しようと思います。スーパータクマー135mmF2.5も入手できましたので、撮影してみようと思っています。
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ボーエンレンズが増えてきた

2013-01-23 20:26:12 | レンズいろいろ
ボーエンだよボーエンだよ、ワイドだよ~。今から40年ほど前のペンタックスの宣伝にもありました。望遠レンズですが、不思議といっぱい集まってきます。一番集まってくるレンズが、135mm系で、とにかくたくさんいるのですね。全部同じ描写ではなくて、それぞれのレンズで個性を持っています。

遠くを見つめて、一点を凝視する。あ、この一部分が見てみたいな。等と思う事が多くあります。その時に、凝視した一点を拡大して、あたかも近くにいるような錯覚を抱かせてくれるレンズが、望遠レンズな訳です。反対に多くの被写体を集めて、一枚の画像にする時は広角レンズなのですが、あまり出番がありません。

では、マクロレンズはどうでしょうか。望遠レンズみたいな描写となるために、不思議とマクロレンズも好きだったりします。小さな被写体に近寄って、小さいものだけど大きく写し込む事の出来る、マクロレンズは好みです。また、広角レンズでも近接撮影が出来るレンズは、好みのレンズでもあります。それこそレンズの前玉に被写体がくっつきそうになりますが、大きく拡大された被写体と、ある程度姿が判る広い背景は、近寄って凝視している感じで、悪くはありません。

昔、ある本で男性は外に出て、色々なものを見つけるため、凝視するために望遠レンズが好みであり、女性は家の中にいて、周り中を見渡す事が多いので、広角レンズが好き。と云う記事を見た事があります。なるほど、結構面白い表現と言えるかもしれません。

そのような訳で、持っている望遠レンズの層は厚く、色々な焦点距離で、色々なコーティングが施された新旧取り混ぜた形で存在しています。85、100、105、120、135、150、200、300mmと、いっぱいあるのですね。しかも、新・旧のコーティングで分かれていますので、まさに沢山ある訳です。

では、標準レンズはどうでしょうか、等と云う事になるのですが、人間が普通に被写体を見ている時の画角と同じですから、見たままそのままの表現にしたい時に使っています。しかし、それでは味気ない感じですので、多少近接撮影で、望遠レンズのような雰囲気にしています。

望遠レンズ独特の浅い被写界深度と、背景の圧縮感は私の好みでもあります。花や木の大きさや厚みで、取り付けるレンズは変わっていきますので、この被写体を撮影する時はこのレンズ。となってくる訳です。

これからも、望遠レンズは増えていくと思います。また、ペンタックスQ10では、広角レンズも立派な望遠レンズに早変わりします。応用を考えながら撮影する事も、結構愉しみである訳です。

それでは、昨年撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 300mmF4
撮影データ:1/125sec F8 ISO800
玄関先のあせびのつぼみです。もう少し春めいてくると咲きだすのですが、1月の今も、同じようにつぼみのままです。絞り込んでも柔らかく写るSMCタクマー300mmF4の写りは、結構気に入っています。
偶然かも知れませんが、スーパータクマー135mmF2.5が手に入る事になりました。フィルター枠に少し曲がりがあるようですが、入手したら何とか元に戻してみようと思います。線の細い、しっかりした画像が得られそうで、今から期待感がいっぱいです。
来週月曜日まで、出張に出て来ます。しばらく更新は無くなりますが、また、帰ってきたときに更新しようと思います。
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SMC Takumar 35mmF2

2013-01-21 19:52:22 | タクマー・レンズ
小さな大口径広角レンズです。タクマーやオートタクマーは、前玉が大きい横綱クラスのレンズでしたが、スーパータクマーになった後、しばらくして小型化が図られました。何故小型化できたかなのですが、トリウム入りのレンズを採用しているから、と言えるでしょう。そのため、現在では小型大口径の35mmF2レンズは、皆黄変していると云う問題があります。

購入したSMCタクマー35mmF2も、見事な飴色になっており、何とかこの色付きを無くせないかと思い、殺菌灯の近くに置いて紫外線照射を行ってみました。結果として薄い飴色程度まで退色しましたので、効果はあったように感じます。しかし、また年月の経過とともに変色していきますので、定期的な紫外線照射は必要と思われます。

トリウムレンズと云う事は、アトムレンズでもある訳です。手持ちの放射線計キットで確認したところ、スーパータクマー50mmF1.4と比べると、35mmF2のレンズの方が高い数値を示しています。混ぜる量が多い様な気がしますが、それでも一年間レンズ後面を肌に付けておくと、影響が出るかどうかの範囲ですので、特に気にする事ではないような感じですし、通常そんなことは無いと思います。しかし、レンズ・エレメントを外して、紫外線照射を行った場合に、万一削れたガラスの粉を吸い込んでしまうと、内部被爆をしてしまう事になりますから、分解清掃は行わないようにするのが無難であると云えます。

撮影した場合、昼間でも少し夕方のように写りますので、色味を気にする場合やポジフィルムを使用する場合は、シアン系の有色フィルターを装着するのが良いと思われます。ネガフィルムやディジタルカメラの場合は、後から色味の調整が楽に行えますので、特に問題は発生しません。

高屈折率のレンズを用いて、小型化してあるからかも知れませんが、ぐるぐるボケが出て来ます。しかし、背景ボケは35mmF3.5のレンズと比較して柔らかく、被写体が浮き上がったように撮影する事が出来ます。絞り開放では、かなり柔らかく写りますので、F3位に絞り込むとすっきりとした画像を得る事が出来ます。絞り込むとボケの角が立ってきますので、あまりざわざわした背景を持ってこない事も必要です。

小型化が図られているのですが、レンズ全長は少し長めです。フードを付けた場合、ちょっと長めのレンズの先にちょこんとフードがのっかる形になって、あまり格好良くはなりません。色々フードを変えて試したのですが、居心地はあまり良くない感じです。APS-Cサイズのディジタル一眼レフカメラに装着すると、レンズの画角は50mm標準レンズになりますから、標準レンズ用のフードを装着することで、バランスがとれるようになります。

色々と描写の癖や、使い難いところもありますが、きちんと対処をすれば質感描写や空気感の描写にすぐれたレンズですので、デメリットをあまり気にせずに使いこなすのが必要なレンズであると云えます。あまり気にしないで使ってください。とレンズが主張しているように感じます。

それでは、日曜日に撮影した画像を掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 35mmF2
撮影データ:1/125sec F3 ISO200
庭の蝋梅の花が咲き始めています。最短撮影距離付近でも被写界深度がある程度確保されていますので、撮影が行い易い様に感じます。グラデーションも良く表現されています。
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広角レンズを使う

2013-01-20 11:16:43 | レンズいろいろ
広角レンズは、あまり興味の乗らないレンズでもありました。結構広い範囲が写りますので、狭い部屋などの中にある色々な被写体を、まとめて写す時に好都合です。しかし、人間の視野範囲を超えて写し込むようにしてしまうと、違和感が出てきたりします。人間は元々凝視して物を見たりしていますから、望遠レンズとマクロレンズは、さほど違和感が無いように見えます。

広角レンズを使う時に、結構気にしているのが歪曲収差です。焦点距離が短いレンズになるほど、目立ってきます。四角いものが樽型に膨らんだり、丸みを帯びて変形してしまったりと、特に被写体に人の顔を入れたりする時には、気を使います。入れる位置によってふくらみの程度が違いますので、気にならないような位置を探して、結構時間を取ったりします。

しかし、単焦点レンズでは、昔からあるレンズもかなり収差を取り除いていますので、それほど気にはなりません。ズームレンズでは、この点はかなり苦しくなり、余程高いレンズを買わない限り、収差の補正が取られた状況を実現する事が出来ません。ですので、広角レンズを求めだしたのは、M42のレンズ群に気がついて、使いだした後と云う事になります。

広角レンズを使うなら、近接撮影が行えるものが便利です。しかし、近接撮影が楽に行えるレンズは、中古品とはいえ、結構高価です。やっとのことでフレクトゴン35mmF2.4を入手しましたが、入手が容易なレンズでは、それほど近寄る事が出来ません。広角レンズで広角マクロ。ある意味夢でもありましたが、意外なところで気がつきました。

コンパクトディジタルカメラ。そうなんですね。マクロ・モードが付いていて、広角域でも、かなり近接して撮影が行えます。一時期夢中になって撮影していました。今でも、小さなものを背景がおぼろげながら判るようにして、取り込んで撮影する。マニュアルや操作方法を説明する写真の撮影用として、コンパクトディジタルカメラは実に重宝します。マクロレンズでは、近接時に被写界深度がすごく浅くなり、背景が一様に溶け込んでしまいますので、やはり、広角マクロを手っ取り早く行う手段として、コンパクトディジタルカメラは、大事な存在です。

今一番使っている広角レンズは、と聞かれると、35mm系のレンズと答えてしまいます。歪曲収差が少ないので、直線が直線として表現できますし、安心して人の顔を入れる事が出来ます。また、レンズ構成に無理がありませんので、くっきりとした画像が得やすいのも特徴であろうと思います。加えて、あまり注目されない焦点距離のレンズでもあるため、比較的入手は容易であると云う事は、助かる要素です。APS-Cサイズのディジタル一眼レフでは、しっかり写る標準レンズとなり、多少暗いですが集合写真など失敗したくない撮影などで、実力を発揮してくれます。

35mmレンズは広角レンズの中で、一番沢山持っていたりします。しっかりと写したい時にスーパータクマーがありますし、少し柔らかめの収差を出した撮影にはオートタクマー、コントラストをはっきりと出したい時にはSMCタクマーですね。また、色合いをはっきりと出して、見た目にもおいしそうに写したい時にはフレクトゴンでしょうか。また、柔らかな背景ボケを得たい時には、ぐるぐるボケとレンズ焼けに気を遣いますが、SMCタクマー35mmF2があります。

それでは、先週土曜日に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 35mmF3.5
撮影データ:1/125sec F5.6 ISO400
木の葉が落ちると、幹の部分に貼りついた苔の緑が鮮やかに見えて来ます。色の無い季節に見つけた緑色です。
本日は午後から晴れて来ますので、晴れ間を見計らって撮影行に出ることとしましょう。
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