秋になって空が高くなってくると、夏の間の照りつけるような光とは違って、少し斜めから入ってくる光が木の葉を通ってやさしげな光に替わります。紅葉も始まってきていますので、緑だけではなくて色々な色の光が透けて見えてきます。
葉裏の光が楽しめるのは、冬になると葉が落ちてしまう木で、晩秋になると枝だけになってしまいますから、お楽しみは今のうちでこの季節になると葉裏に透ける光を捜して撮影行に出かけていくことになります。葉の紅葉は一斉に変化する訳ではありませんので、まだら模様状に変化をしていきます。
このために、毎日同じ状態ではありませんし、同じ雰囲気の日が続くこともありません。つまり、毎日違った模様や色合いに出会うことになります。夏の間は一面の緑色で、毎日が大体同じ様な印象で過ぎていくのですが、朝晩が少し冷えてきて紅葉が始まりだすと、今までは一様に見えていた風景に変化が起き始める事になります。
木々の紅葉は枝の先にある葉から順番に始まって行きますので、この時期は望遠レンズを用い、手の届くような幹に付いた葉が紅葉を始めるころには、標準レンズから広角レンズへとレンズの焦点距離が替わっていくことになります。狙うのはいくつもの色が混ざり合った場所で、葉裏に透ける光がとても印象的になります。
丁度ステンドグラス。その様な感じで記録されていきますので、この時期は葉裏の光を求めて印象的な部分を探して歩き回ることになります。葉裏を撮影する時には少しコントラストが高くなるカメラが有利で、ディジタル一眼レフ・カメラで撮影するとコントラストが少し上がりますので、好都合なカメラになります。
フィルムで撮影する場合にはリバーサル。カラーネガ・フィルムでは少し軟調に記録するフィルムが多いために、フィルムの粒子間と相まって柔らかく写ってしまいます。このようなシチュエーションではリバーサル・フィルムが好適で、微妙な色の変化を上手く出したい時にはプロビア、かっちりと写したいときにはベルビアと使い分けています。
10月2週目の休日は朝から曇り空の予報だったのですが、予想に反して晴れ間がどんどん広がってきました。青空の下で被写体を追いかけるとコントラストもぐっと上がってはっきりとした画像になります。普段はあまりぱっとしない画像になるSMCタクマー200mmF4レンズも、上手く写せる条件が整ってきました。
それでも、ディジタルカメラを使って、コントラストを上げる操作は必要です。ネガフィルムではいまいち輪郭が甘くなって面白くはありませんし、ポジフィルムで何とか満足できる画像にはなりますが、今回はディジタル一眼レフ・カメラのK-5に任せることとします。SMCタクマーとはいえ、逆光雰囲気での撮影にはフードは必須です。
小一時間歩き回って、気に入った葉の裏に透ける光を映していきます。この時期は木の葉も紅葉してきていますから、色の変化が楽しめて被写体には好適な素材になります。まだ残暑が残る季節、汗だくになりますが涼しい風に心を癒されながら撮影することが出来ました。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 SMC Takumar 200mmF4
撮影データ:1/125sec F8 ISO200
まだ紅葉してはいませんがねむの木の葉裏に透ける光がからっとした秋晴れの雰囲気を伝えてくるようです。もう少しすると直ぐに紅葉して落葉してしまいます。
葉裏の光が楽しめるのは、冬になると葉が落ちてしまう木で、晩秋になると枝だけになってしまいますから、お楽しみは今のうちでこの季節になると葉裏に透ける光を捜して撮影行に出かけていくことになります。葉の紅葉は一斉に変化する訳ではありませんので、まだら模様状に変化をしていきます。
このために、毎日同じ状態ではありませんし、同じ雰囲気の日が続くこともありません。つまり、毎日違った模様や色合いに出会うことになります。夏の間は一面の緑色で、毎日が大体同じ様な印象で過ぎていくのですが、朝晩が少し冷えてきて紅葉が始まりだすと、今までは一様に見えていた風景に変化が起き始める事になります。
木々の紅葉は枝の先にある葉から順番に始まって行きますので、この時期は望遠レンズを用い、手の届くような幹に付いた葉が紅葉を始めるころには、標準レンズから広角レンズへとレンズの焦点距離が替わっていくことになります。狙うのはいくつもの色が混ざり合った場所で、葉裏に透ける光がとても印象的になります。
丁度ステンドグラス。その様な感じで記録されていきますので、この時期は葉裏の光を求めて印象的な部分を探して歩き回ることになります。葉裏を撮影する時には少しコントラストが高くなるカメラが有利で、ディジタル一眼レフ・カメラで撮影するとコントラストが少し上がりますので、好都合なカメラになります。
フィルムで撮影する場合にはリバーサル。カラーネガ・フィルムでは少し軟調に記録するフィルムが多いために、フィルムの粒子間と相まって柔らかく写ってしまいます。このようなシチュエーションではリバーサル・フィルムが好適で、微妙な色の変化を上手く出したい時にはプロビア、かっちりと写したいときにはベルビアと使い分けています。
10月2週目の休日は朝から曇り空の予報だったのですが、予想に反して晴れ間がどんどん広がってきました。青空の下で被写体を追いかけるとコントラストもぐっと上がってはっきりとした画像になります。普段はあまりぱっとしない画像になるSMCタクマー200mmF4レンズも、上手く写せる条件が整ってきました。
それでも、ディジタルカメラを使って、コントラストを上げる操作は必要です。ネガフィルムではいまいち輪郭が甘くなって面白くはありませんし、ポジフィルムで何とか満足できる画像にはなりますが、今回はディジタル一眼レフ・カメラのK-5に任せることとします。SMCタクマーとはいえ、逆光雰囲気での撮影にはフードは必須です。
小一時間歩き回って、気に入った葉の裏に透ける光を映していきます。この時期は木の葉も紅葉してきていますから、色の変化が楽しめて被写体には好適な素材になります。まだ残暑が残る季節、汗だくになりますが涼しい風に心を癒されながら撮影することが出来ました。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 SMC Takumar 200mmF4
撮影データ:1/125sec F8 ISO200
まだ紅葉してはいませんがねむの木の葉裏に透ける光がからっとした秋晴れの雰囲気を伝えてくるようです。もう少しすると直ぐに紅葉して落葉してしまいます。