「浮世絵師 溪斎英泉」展（千葉市立美術館）を見た

千葉市立美術館の企画展を見に行くべく再び千葉へと行きました。連続して見るなんてどうやら千葉市立美術館の企画と私は相性がいいようです。今回の展覧会は浮世絵絵師・浮世絵師　溪斎英泉を紹介するもの。英泉はあまりなじみがない浮世絵絵師で、私もその名前は知らなかったのですが、前の展覧会「蕭白ショック!!」展でそのチラシを見て、英泉が「江戸の媚薬」なんて評されていることもあって惹かれるものがあり、ぜひ見てみた . . . 本文を読む

「高橋由一」展（東京藝術大学大学美術館）を見た

上野の東京藝術大学大学美術館で「高橋由一」展を見ました。展覧会のチラシに印刷されたキャッチコピーには「ああ、思い出した、あの鮭だ。」とあるように、高橋由一といえば直ぐに鮭の絵が浮かびます。しかし、今回の展覧会で私の印象に大きくのこったのは、風景画でした。高橋由一＝鮭の絵と私のイメージにもきまりきったものがありながらも、実際は、私自身は日本の美術史などくわしくなく、これもそのチラシにあったのでしょう . . . 本文を読む

「ボストン美術館 日本美術の至宝」（東京国立博物館）を見た

もし日本に目の前に展示されているものがあれば国宝級のものばかりという、東京国立博物館で開催中のボストン美術館の日本美術コレクション展（６／１０まで）に行ってきました。たしかに、展示されているものは存在感のあるすごいものばかり。いいものというのは専門的な知識はなくとも、やはりオーラのようなものが出ており直感的にわかる。どれもすごいと感じさせてくれるものばかりでしたが、特に目を引いたのは一番最後にまと . . . 本文を読む

「ＫＯＲＩＮ展」（根津美術館）を見た

今日も、会期が終了してしまった展覧会についてです。この展覧会、「ＫＯＲＩＮ展」は昨年の東日本大震災によって開催が中止された企画であります（５／２０で終了）。あの地震が起きたしばらくは放射能の問題を含めはたして今後日本で、一級の作品を集めた展覧会が開催されるのだろうか？と思ったことを思い出します。地震や放射能汚染のリスクによって作品が海を渡ってこないのではないのかと。しかし、こうして中止された展覧会 . . . 本文を読む

「蕭白ショック！！ 曾我蕭白と京の画家たち」展（千葉市美術館）を見た

遅くなりましたが、先月、奇想の画家として注目度も高い曾我蕭白の展覧会「蕭白ショック!!　曾我蕭白と京の画家たち」展へ行きました(5/20で終了）。曾我蕭白の絵をまとめて見ることができるまたとない機会、比較的足を運ぶことが多い千葉市美術館へと行ったのです。（とは言いながらもやはり私の住んでいるところから千葉はさすがに遠い印象がありますが）展覧会のタイトルは「蕭白ショック」とあるように、曾我蕭白の絵は . . . 本文を読む

映画「キラー・インサイド・ミー」（監督：マイケル・ウィンターボトム）

■製作年：２０１０年■監督：マイケル・ウィンターボトム   ■出演：ケイシー・アフレック、ケイト・ハドソン、ジェシカ・アルバ、他 映画「キラー・インサイド・ミー」は救いがないというか、こう描くか？って感じで、主人公の保安官補のルーという男は平静な日常生活を送りながらも、その実は狂っており、極悪非道の男だ。彼に共感するという感情を全く排除する映画でした。ただ実際、この映画のよう . . . 本文を読む