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飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

コング!/1933年「キングコング」

2006-02-07 | 心躍らせる特撮映画
キングコング
■制作:1933年
■監督:メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シュトザック
■出演:フェイ・レイ、ロバート・アームストロング

“そして預言者は言った;「そして見よ、野獣は美女の顔を見上げた。が、その首を絞めようと伸びた手はとどまり、その日を境に野獣は抜け殻のようになった」古代アラビアの諺”

1933年の映画とは思えないほどテンポは小気味よい。神秘的・幻想的な島、原住民はペイントを施し儀式を行う・・・。否が応でも西洋文明が未開の地へと踏み込む冒険譚が盛り上がる。ヒロインは「黄金の女」と呼ばれ、原住民の女6人と交換したいという申し出を受ける。うーん、どうなんだろう。西洋が優位・上位という製作者の価値観が見え隠れしないでもない。

いずれにせよ、太古の森に入っていくとそこは、原始時代にタイムスリップしたかのようなワンダーランドだ。登場するキングコングや恐竜はストップモーション・アニメの手法で撮影されているが、若干の動きのぎこちなさがあるものの、日本のお家芸である着ぐるみよりも、質感や造形にリアリティーがありこの映画に関しては、着ぐるみの怪獣映画よりもいいなという評価をだしたいと思う。

キングコングとティラノサウルスの決闘も動きの一つ一つが計算されカットや構図もすばらしい。最後の止めとしてコングがティラノの顎をへし折るところも日本の怪獣映画には観ることができない細かい演出だ。(ここの演出は今年公開された「キングコング」にも採用されていた。おそらく監督の印象に残った部分の一つに違いない。)

この「キングコング」はモンスター映画の金字塔として多大な影響を与えた映画だが、美女と野獣というエロティックな祖型とともに、演出の細やかさが光っており、名作と呼ぶに相応しい作品だ。エロティックと言えば、この映画でコングはヒロインの服を剥いだり、においを嗅ぐなど間接的に性的な演出もあり、当時としてはかなり大胆だったのでないかと推測される。

さて、この映画もエンパイアステートビルの屋上、人間のエゴの犠牲となり、戦闘機に打たれ力尽きる直前のコングの目が悲しく映ったのであった。

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2 コメント

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コングの表情がすごいですね。 (ヵ '7 ヵ ミ)
2006-02-08 12:04:48
TBありがとうございました。

レビューを拝見して、こちらのほうも見たくなりました。とても1933年の映画とは思えませんね...

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ありがとうございます (飾釦)
2006-02-08 22:22:55
コメントいただきうれしいです。ありがとうございます。
返信する

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