みんなご機嫌

8月13日、次男夫婦と孫が朝5時に大阪を発って11時到着、続いて娘が8時半発の高速バス利用で午後3時到着。
久しぶりに我が家はにぎやかになった。
連日気温35度前後の暑い中だけれど、若いもの、こどもはものともせず、海へ、砂丘へ、こどもの国へとくりだす。
真っ赤な夕日が沈む頃、ご機嫌でかえってくる。
ピンポーンただいまーというのが孫のお決まり。
狭いながらも楽しい我が家、持ってきたおもちゃ虫キングのかぶとむし、あれ1っぴきいない、と思ったらスプーンのケースの中にいたり、DVDでとなりのトトロやチキチキマシンをみたり、あっという間に2泊3日が過ぎた。みんなご機嫌なのが何よりのご馳走。

娘は、帰りに教会によって兄から預かったミルクウサギ人形をりょうちゃんとこに
置いてお祈りし、またねーといって梅田行きのバスに乗った。

ものの行方Ⅱ

市から大型ごみの回収に来てくれた。
重くて使えなくなった編み機、ソファー、ゴルフバック2個、中身11本ずつ、もう15年も使っていない、やっと捨てるお許しがでたが、倉庫から運んではくれない。
ほかラジカセなどしめて万円ぐらいかかるところ、大幅におまけしてくれた。
顔がいいととくだね、とかいっていると、もひとつおまけの代価があった。
汗とほこりにまみれて奮闘したせいか耳と目にトラブルが生じて昨日は暑い中、病院めぐりとは！
というわけで、しばらくパソコンは夏休みです。またねー。

せみしぐれ

　昭和22年8月5日、あの夏の日も今日のように暑くてせみの声が
周りの森からきこえていた。
小学6年の弟は生まれつき体が弱く運動をしたり走ったりは出来なかった。
それでも、明るく、声が大きく、友達と仲良く遊んだ。
魚釣りに行こうと、お兄ちゃんを誘ったが、「読みたい本があるからといわれ、紙と鉛筆を持ってきて船の絵を描き始めた。
土蔵の一間にわたしもいた。
”ことり！と音がしたので振り返ると弟が心臓の発作を起して倒れていた。

村のしきたりによって、弟は深い深い土の中に葬られた。
儀式が済むと周りからせみの合唱が起こった。

天国でもひょうきんなことを言ってみんなを笑わせ楽しく遊んでいるだろう。

ありがとう

　今はイエス様の御許にいるりょうちゃん、生まれてきてくれてありがとう。
長崎の病院でいっしょにいるとき、賛美歌や、童謡、子守唄、いっぱいうたったね、
話しかけると、じっとみつめて、耳を澄まして聞いて、ウン、ウックンと返事をしてくれたね。
よく笑って、すやすやおねんねしたね。
今もずっといっしょだよ。