ニッパツ三沢球技場(Bグラウンド)

凶悪系育児ブログ。ほんのりJリーグテイスト。

仙台支援。(DAY-2)

2011-03-19 | きょうのおしごと
夜勤なので、日中は『やるべきこと』はありません。
そして本来業務に支障を来たさないためにも、やれることは限られています。集団行動だしね。


そこで朝食後、有志5名で連れ立って市庁舎そばの宿舎から仙台駅へ。
途中、JAのお米販売や山形方面へのバス(ともに先着順)に長蛇の列。
行列は至るところにできていて、昼から開店する店に朝9時すぎから並んでいたり…
しかも『ひとり○点まで』の制限つき。
町並みは甚大な被害というほどではないけれど、ガスの途絶と併せて生活のしづらさは大変なものでしょう…

このツライ光景を見ると、首都圏の買い占め騒ぎがばかばかしく思える。
ダチョウ倶楽部に謝れっ


仙台駅まで着くと、駅はペデストリアンデッキ閉鎖中。中を窺い知ることはできませんが…
そこかしこに、地面の歪み、亀裂、段差。
ペデストリアンデッキ上で、復旧作業が進んでいるようです。
牛タン街道(?)早く復活しますように…


タクシーに乗って、甚大な津波被害を被った荒浜地区へ。
海まで2キロ近くある高速道路の土手(?)を一歩過ぎると、突如として津波被害のエリアに…。
世界が急変するその光景は「凄い…」としか言いようのない、甚大な被害。。。
仙台駅からわずか30分程度で辿り着く悲惨な光景に、言葉が出ません…
(あとで仙台市役所の職員の方々に聞いたら、やはり「まさかあそこまで…」という距離らしい…)


そこからあまり離れていない避難所に弊社の次部隊が支援に入るとのことで、事前情報を入手しようと立ち寄ります。

津波被害があったエリアから程近いからか、市街地とは違って電気も水道も復旧しておらず、衛生環境の劣悪さが悩みらしい。
ただ、他の避難所はノロウイルスなど感染症が蔓延し始めているところもあるそうで、衛生環境の悪さは避難所共通の様子。

こちらは、ニュース映像でよく見る光景とは違い、避難所には教室を使っていて、体育館は子どもたちの遊び場(臨時の児童館)として使用されています。
そばに寄ると、ちょうど、子ども同士でケンカして、ひとり飛び出してきて泣いているところでした。
いっぱい話し掛けて、軍手を手袋代わりに人形をつくってみたり。
でも、慰めきれなかった。。。ごめん。


18時から、本業。
支援物資集積所にて作業。

グラウンドに置いてある毛布・革靴などの群れを養生。
明日は雨らしいのだけれども、屋内に運び込むだけのスペースが無いのです…

雨に負けないことを願いつつ。
今度は雨に弱い飲食物を屋内倉庫に運び込む作業。
一箱12キロ、とかでやや怯むひともいますが、なあにウチのチビは16キロです。笑


仙台市役所の方々とお話をしました。
当日の揺れは、やっぱり尋常じゃなかったと。

そして…まさか仲間が津波に呑まれることがあるなんて、と…。
浄水場や下水処理場などが、業務時間中に津波の被害を受けたようです。


一緒に笑いながら作業はしていたけれど…
我が身に置き換えたら、あまりにもツライ…

そんな中で、発災から数日間徹夜で被災対策をし、日中は本来業務(その方は、震災被害のための補正予算を審査するんだと言っていた)をこなしながら、夜は支援物資の仕分けをする、そんな彼らを心の底から尊敬します…


深夜、到着した(1台は大分県から!)トラックで運ばれてきた毛布、米、水、大人用紙おむつなどを荷下ろしして、本日の作業は終了となりました。

到着しなかったのだけれども、噂によるとユニクロが大量にヒートテックの下着を支援物資として送ってくるんだとか。
我々の多くも着用しているヒートテック、避難所に届けば力強いです。
きっと。