ニッパツ三沢球技場(Bグラウンド)

凶悪系育児ブログ。ほんのりJリーグテイスト。

全力応援☆仙台!(但しピッチ外に限る)新緑ツアー(DAY-1)(5/27)

2011-05-31 | きょうのできごと
朝日新聞の社説やらコラムやら投稿やらで、よく見かける話です。

 『そうだ、東北いこう』

まだ「復旧」「復興」だなんて軽々しく言えないのが被災地の状況ですが、でもそれじゃ観光業は商売あがったりのまま。
地震に津波に放射線に、と直接の害が無い地域にまで風評被害的な影響が出ている今、観光地として稼動しているエリアには、足を運んだ方がいい!

そう思っていたワタクシに、手を差し延べてくれたのが、Jリーグの日程くん。
震災から2か月半が経つ5月下旬に、仙台-横浜Mというカードを組んでくれていました!

というワケで。
独りで遠征に行くことはしばしばあれど、今回は滅多に無い「家族旅行feat.Jリーグ」と相成ったのでした。


新幹線大好きっ子のチビ。
サッカー大好きっ子のチビ。
温泉大好きっ子のチビ。

今回はすべてがセットになっているツアーなので、テンションMAXです。
テンションが高いということは振れ幅が広いということで…

ワガママ言うやらなにやら、パパママにシメられっぱなしでした…。

いや、せっかくの旅行だからずっと楽しくニコニコしていたいのだけれども…やはりまわりのお客さまに迷惑だったり、親にひどいことしたときは、ガツンと言わなきゃいけないこともあるのだよ…

ゴキゲン転じて不機嫌の理由はきっといっぱいあるんですけれど、
楽しいから羽目を外しているのに怒られて(not叱る)嫌だった、とか。
眠いんだけどせっかくの新幹線だから寝たくない、とか。

まあ、不可抗力だよね。

デッキまで担いでいき、叱っている(not怒る)うちに、寝ちゃいました。

が、それはもう福島…。


仙台に着いたら、ちょっとだけ(1時間もないですが)昼寝できたからかゴキゲン復活のチビ。
なかなか歩かずだっこだっこなのでパパママのストレスは臨界ギリギリですが、ともあれ楽しく街を歩きます。

到着したのが12時直前だったので、まずはランチ!

 ママ「お昼ごはん、何食べたい?」

 チビ「うーん…やきそば!」

それは無い。
てゆか、牛タン以外無い。

 パパ「今日のお昼ごはんはお肉です」

 チビ「おにく、やだ」

この件に関しては、口答えは許さん。笑

やや迷子になりながら(さすがはかつて『南関東で2番の迷子王』と謳われたワタクシですな!)も目的地に無事到着。

味 太助

牛タン定食1.5人前を2つ頼みました。
(いま冷静に考えてみると、それは3人前だ…)

チビのぶんもごはん用意してくれたり、牛タンも一部を細かく刻んでくれたり、配慮がありがたく存じます。
そこで、お肉は食べないなどと店と牛に失礼なことを言い張るチビに、牛タンを食べさせてみました。

ぱくっ

 「ぅおいしいっ!」

にやり。

結果、食べまくりました。笑

いつもは口にしたがらない汁ものも、テールスープは気に入ったようで、葱までしっかり頂きました。

 「おしりしりしり☆」

テールスープが気に入ったようで、食べながらおしり振って踊ってます。
…気に入ってくれたのは嬉しいのですけれど…あの、食べてるときは座ってくれませんか…。

 「おしりおいしいね!」

いや、それはむしろ舌です、ベロ。


(つづく)

ハーフタイム(5/30)

2011-05-31 | きょうのできごと
保育園にお迎えに行ったら、タイヤの跳び箱(タイヤが地面に半分埋まって蒲鉾型になってるアレ)にまたがったまま、チビがしょんぼりとしておりました。
どうしたの?

と聞きますと。
5歳クラスのお兄ちゃんがサッカーをやっていたのだが、こないだ仲間に入れてもらおうと声をかけたらダメだったそうで、今日は声をかける勇気が湧かなかったそうです。
それでただ淋しそうに見てるだけだったのね。

よし、じゃあ(家事はママに任せて…笑)帰ったら一緒にいっぱいサッカーやろう!

 「やったー!サッカーやろう!」


こうしてゴキゲンが直ったチビと、帰宅後にはリビングで約束どおりサッカーをいたしました。
今日は主にボレーシュートとコーナーキックがブームだったようです。笑

さて。
30分から45分は過ぎたでしょうか。

 「晩ごはんできたよー」

はあい。

 「やだ、サッカーやる!」

あれ?
見解の相違?
サッカーいっぱいやったじゃん?

 「いっぱいやってない!ちょっとしかやってない!」

目に涙を溜めながら必死に訴えかけますが…でも、これ以上やってたらごはん冷めちゃうしなあ。
ごはん食べようよー。

 「やだ!サッカーやるの!」

うーん…。
そうだ。
じゃあ、晩ごはん食べ終わったらまたいっぱいやろう。

 「やだ!今やるの!」

……。
困った。
どうしていいのかわからん。
さすがに代替案がまったく思いつきません。まあ、サッカーし続けるのがゴキゲンを取るには最適なのでしょうが、晩ごはんは冷めるし、夕飯の時刻は遅くなるし、そもそもあとどのくらいやったら満足するのかわからないし。
うう。


弱り果てたときに、閃きました!

休憩しよう!

 「きゅーけい?」

そう、休憩。
ほら、オトナのサッカー=Jリーグでも、途中で長い長い休憩を取るじゃない?
見てるひとも、そのあいだにトイレ行ったりごはん食べたりしてるし。
だから、サッカーは休憩にして、晩ごはん食べてから、もう一回始めよう。
『晩ごはん休憩』をとりたいと思います!

 「うん、きゅーけいしよう!」

よし、妥結。


直前の土曜日にJリーグ(仙台-横浜M)を見に行った成果がさっそく出ましたね! あのときもハーフタイムにランチのサンドイッチ食べてたからねー。
(いや、いつも見に行ってるから理解してるのかもしれないけど)

まあ、オトナのサッカーだと、なかなか気づかないだけで試合中にも休憩してるんだけどね。
そんなことを言うと、チビが嬉しそうにひそひそ話してくれました。

 「あのね、こないだね、コーナーキックのとき中澤がはじっこでお水のんでたんだよ」

…よく見てるなあ。

あべこべアナグラム

2011-05-25 | きょうのできごと
朝ごはんの最中、チビが笑って言いました。

 「でたまき!」

…それ、『だてまき』です。


チビが、指で何かつまんでぶらさげています。

 「見て見て、さかさま」

たしかに逆さにぶら下がってますなー。
でも、それはなに?

 「さかさま!さかさま!」

離れたところにいたので、目を凝らしてチビの指先を見つめる。

 「さかさま」

…あー。

それ、『ささかま』です。


惜しい。

有川浩祭【第二夜:県庁おもてなし課】(5/19)

2011-05-24 | きょうのできごと
ほぼ同じタイミングで、会社の後輩2人から本を1冊ずつ借りました。

・『阪急電車』(有川浩/幻冬舎文庫)

・『県庁おもてなし課』(有川浩/角川書店)

まさか、直接つながりの無いふたりから同じ著者の本を借りることになるとは。笑


で。
『阪急電車』読了後、『県庁おもてなし課』を読みはじめたら、こりゃ面白い。
県庁が、完全に「お役所」だった。リアル。笑

まあ、公務員=民間感覚ゼロ、というのはステレオタイプすぎると日常生活において感じていますが…
(区役所で気持ちいい応対を受けることがあれば、お店で不愉快な接遇を体験することもあったり)


我が身を振り返ってみれば。
硬直化した巨大組織である我が社の中で、改革改善運動やらワークライフバランス推進やら、明日をも知れぬ本来業務領域外活動に奮闘しているワケですが、なかなか手応えも掴めず、何度も何度も壁にぶちあたってくじけては、再度チャレンジすることの繰り返し。
でもたまに分厚い壁に小さな穴が開いたりするものだから、ついついめげない…というかまた立ち上がっちゃうんだよね。
神様か仏様か何者かにモチベーションをコントロールされてる感じかしら?笑

そんなワタシ自身の過去・現在・未来を、登場人物である県庁若手の掛水くんや県庁OBの清遠さんに投影して、感情移入もひとしおです。

後半は、彼らの気づきと奮闘と明るいかもしれない未来に、読みながら何度も泣きそうになり…。
読書で涙を流すのは、『たったひとつの冴えたやりかた』(J・ティプトリーJr/ハヤカワSF文庫)以来ではないかなー。

有川浩らしく清々しい恋愛テーマも、しっかりストーリー展開と絡まっていて、微笑ましくにんまりします。


というワケで。
お堅い業界の大企業や官公庁は、これ、課題図書として社員に買わせるべきですな。
夏休みの宿題として。笑

この物語がもっともっと世に広まったら、行政わはじめ日本は変わるのでは、とか思っちゃう、そんな壮大な野望を抱かせてくれる小説でした☆


壁にぶちあたったとき。
組織に不満があるとき。
そんなときこの小説を見ると「でも、この世界でも頑張ればちょっとずつ報われていくんじゃないかな」って思える、優しい小説です。
こりゃオススメだわ。

今度買おうっと。
(良作に巡り会えた代価はきちんと作者にお届けしないとね)
(と思ってたら、印税は東日本大震災の被災地に寄附するそうな。地域活性化のための小説だから今こそ地域に還元を、て。素晴らしい☆)

有川浩祭【第一夜:阪急電車】(5/12)

2011-05-20 | きょうのできごと
ほぼ同じタイミングで、会社の後輩2人から本を1冊ずつ借りました。

・『阪急電車』(有川浩/幻冬社文庫)

・『県庁おもてなし課』(有川浩/角川書店)

まさか、直接つながりの無いふたりから同じ著者の本を借りることになるとは。笑


で。
先に借りた『阪急電車』を読みはじめたら、こりゃ面白い。
この手の群像劇、無関係の人々が微かに重なり合う物語は、緻密につくられていると先の展開にワクワクするのです!

というワケで…
あんまりにもワクワクしたので、読み終える前に映画『阪急電車~片道15分の奇跡』を観に行きました。
借りた本を読むの止めるというのも申し訳ない気はするのだけれども…どうしても先に映画を観たくて…
ごめんなさいねぇ。


そして、映画を見たあと原作も読破。

原作・映画どちらも、終わったあと心がほっこりあたたかくなるステキな作品でした。

人気小説が映画化されるとしばしば「原作と映画のどちらが良いか」みたいな話題が出ますが、そのあたりネタバレしないように触れると…
映画版は上映時間の関係か登場人物を間引いていましたが、さほど気にはならず(残念ではありましたが…)

映画のクライマックスシーンは原作ファンの間でも賛否両論(というか不満の声が強い?)ようですが、映像作品の場合はアレで正解だった気がします。
どっちがよいというものでもなく、原作と映画とでは活字と映像それぞれの強みが出てるかな、と。原作どおり映像化すると、くどいというか説教くさくなってしまう気がする…。
アレンジしたことによって、原作には歯切れの良さがあり、映画版には余韻が残り、一作品で二度美味しい、みたいな。


有川浩の描く人々は、あたたかい。

ちょっと疲れてるとき。
なんか不満があるとき。
そんなときこの映画を見ると「でも、この世界も悪くないかな」って思える、優しい映画です。
こりゃオススメだわ。

ああ、原作ももちろんオススメで。
今度買おうっと。(良作に巡り会えた代価はきちんと作者にお届けしないとね)

ぱっくり。THE 2ND

2011-05-19 | きょうのできごと
晩ごはんに、かますの干物。

チビに食べさせてあげようと、かますのアタマを掴んで身を剥がしていると…

 「痛っ」

かますに噛まれたー

 「おさかな、噛ますぜ!」

笑う余裕ないから駄洒落言うな3歳児。


晩ごはんが終わる頃。

あまりにも痛いので手を見たら…
指、血だらけ。笑

ぱっくり。(5/16)

2011-05-19 | きょうのできごと
木曜に開催される会議の配付資料を事前に持ち込みました。

ふつーに刷って持っていったのですが…
いや待てよ。

A3の2つ折り(見開き)とA4片面の混ざった資料。

担当者は新人のオンナノコ。

…ここはひとつ、少しだけ気を遣って、崩れないよう輪ゴムで留めるくらいのことはしますか。
オトコノコとしては、こういうとき気の利いたひとっぽく思われたいじゃない?笑


で。
担当部署の壁の向こう側、ともだちのいる課のスペースを借りて、輪ゴムも貰って(笑)、気の利いた作業をします。


よっ えいっ

ばさっ

ちっ

「痛っ!」

ばさばさばさっ


ええと。

解説します。
紙束を丸めて留めようとして、指先を切りました。
痛さのあまり書類一式を取り落としました。

あーーー。
指先からは出るわ出るわ鮮血が!Σ( ̄□ ̄)
驚くほどきれいにぱっくり切れてます。

しかも、瞬間的に、あんまりにも痛がったものだから、なんか上を下への大騒ぎに!Σ( ̄□ ̄)
恥ずかしくて、しゃがんで隠れちゃったり!

うわっ救急箱が出てきたよー
消毒されてるよーしみるよー
ばんそうこう貼ってもらったよー

 「…包帯は?」

要りませんっ


【教訓】
下心を抱くとろくなことにならない。

…あ。
でも、その代償としてオンナノコふたりがかりでお手当してくれたというのは、むしろラッキー?笑


夜。

 「パパ、なんで、ばんそうこう!? ○○くん(自分の名)もばんそうこうやる!」

め、めんどくさい…
やっぱりアンラッキー?(T_T)


えー、その節はお世話になりました…m(__)m
(ふたりのうちひとりはここを見る機会があるにちがいない。笑)

「ここで会ったのも何かの縁」を紡ぐ会(5/17)

2011-05-18 | きょうのできごと
ひょんなことから、部内(プラスα)の新人さんたちと呑み会の話が持ち上がって、
せっかくだから、彼ら彼女らの「顔の見える関係づくり」に役立てようと他部署も含めた若手にお声掛けをして、

結果的に…
前の職場のともだち+今の職場の新人=オレ歓送迎会
みたいなメンバーの呑み会になりました。笑


いやまあ、統一感ゼロですが…
でもほら、他部署にいるほぼ同世代の先輩って知り合うと便利じゃない?
同じ課の先輩に言えず、かつ新人同士でうだうだ言ってても進展が無いような愚痴も、他課の先輩っていう「ナナメの関係」だと相談できたり。

そんな一助になればいいなあと思いつつ、みなさんお楽しみいただけたようなので、なによりです☆


前の職場にいた頃は、この手の、公式行事じゃないけど単なる仲良しグループの呑み会ともちがう、組織横断型親睦系呑み会をしばしば企画していて、そのときも感じていたのだけれども…
やっぱり…
こういう堅苦しくない呑み会の幹事って、楽しいね。

というように『呑みニケーション』の重要性を説く昭和世代なのである。

禁忌を教えるの巻。

2011-05-14 | きょうのできごと
いかそうめん。

パパが掴んで、醤油をつけたら、ママに渡して、ごはんに乗せて、食べさせてもらう。

とんでもなく手間のかかる食べ方を御所望のチビ。

まあ、仕方ないので、
パパが箸でつまみ、醤油をつけ、
ごはん茶碗に入れて、

 「ちがうちがうちがうママに渡すの!」

ママがごはんと一緒に食べさせます。

 「パパがママにわたすんだよー」

不満そうなチビですが。

 「残念ながら、それはできない」

いつになく真面目な父。

 子「なんで」

 父「お箸で持ったモノをお箸で掴んではいけないのです」

 子「なんで」

父母、目を見合わせますが…
回答はハモりました。

 父母「「縁起が悪いから」」

 「なんで」

いきなり聞いたこともない単語でダメ出しされても納得いかないご様子。
ま、そりゃ、そうか。
ちょっと、考えたんですが…「縁起」ってどう説明したらいいのだろうか。
んーーー。

 父「それをすると、後で悪いことが起こるの」

んーーー。
チビもがんばって考えているようです。

 子「○○くん(自分の名)がママに怒られるとか?」

いやまあそりゃたしかに「悪いこと」なんですが…。笑

 父「そうじゃなくて…おばけがくるとか」

 子「っ!Σ( ̄□ ̄)」

まあ、お骨が由来だから、当たらずとも遠からぬ例えだったかしら?
チビにも伝わったようでなによりです。


チビが『渡し箸』を学んだ夜です。

横浜M3-2福岡(5/7)

2011-05-11 | きょうのできごと
前夜、お布団に入る前、チビに言いました。

 「明日はオトナのサッカー見に行くから、ぐっすり寝なくちゃね」

『オトナのサッカー』とは、主にJリーグのことです。
こどものサッカーではない=チビはボール蹴れず見るだけになる、と釘を刺す意味で使っている単語です。

そしてチビが返事します。

 「いかなーい」

……え?
いつも必ず行きたがるサッカーに、行きたくないですと?
勘違いがあったら大変だ、一応教えてあげます。

 「中村俊輔も中澤も出るよ?」

 「いかなーい」

あらまあ。
そうですか。


そんなやりとりが今朝も二、三度ありまして。

まあ、はっきり言って、独りで行くほうが楽です。
じっくり見られるし、凶悪席で野次れるし(笑)、好きなタイミングで動けて、好きなモノ食べられて、荷物も最低限自分のモノだけでよく…
なにより、95cm15kgの生き物を抱えなくて済む。笑

こうして、外出準備を済ませた出掛けのワタクシに、チビが声をかけるのでした。

 「いく。」

いや、来んでいい。


というワケで。

一緒に来た…。

ワガママすれすれの願いが叶ったチビは、電車の中でしばしお昼寝。
新横浜に着くと気分爽快、実に楽しそうです!駅のマリノスっぽいディスプレイやマリノス神社を見て大はしゃぎ!
さあ、歩こうか!

 「ねむくてあるけないなー」

いやいや完全に覚醒してますから…

おなかぺこぺこでスタジアムまで辿り着けないと主張するチビの意見を汲んで、駅前のヴェローチェへ。
昨日からずっと「サンドイッチは食べない」と強行に主張するチビは抹茶マフィンを…
しっかり食べたいパパは、チビが食べないと主張するツナサンドをチョイス。
さて、いただきます♪

 「パパー」

はい。

 「サンドイッチはんぶんこしてよー」

食べないって言ったじゃん!(T_T)

こうして、サンドイッチを半分あげた見返りに、抹茶マフィンを「はんぶんこね」とひとかけら頂いた父です。


絶望的は空腹具合のままキックオフ。

やっぱりアレですね、清水に盛大な拍手が送られるのは気分がいいですね。
そして福岡、選手わからないですね…
城後はいいプレーヤーだった記憶がありますが…


マリノスは、とにかくちぐはぐ。
2トップに連動性があまり見られず、両サイドハーフはこじんまりしていて、ボランチは…
ボランチは、小椋が攻め上がってはスルーパスを狙い、谷口がポストプレーを見せます!
ただし同時に。

いや無理だから。
相手が連敗してるからって舐めてるだろ!

中途半端なプレーからカウンターをくらい、何度も何度もGKがファインセーブを見せます。
あーもう。


前半15分。
 「おさんぽいきたくなっちゃった。いっしょにいこうよ」

早っ! 行かねーよ!

とりあえず5分くらいは足元の階段でうろうろ独り散歩を楽しむチビでしたが…
つまり5分しか保たなかった。

スタンドを散歩していると、カウンターから俊輔がぶっちぎられます。
まあ、守備面では軽量級だからな。

で、あっという間にGKと一対一になり、あっさり失点。
決めたのは城後。

…いいプレーヤーだなんて思わなきゃよかった。
ぶつぶつ。


散歩して、席に戻って、「おしっこ。」の要望を叶えるべく一緒にトイレに行き、帰ってきたら、城後が2点目を決めていた。


ハーフタイム。

 「マリノスかってる?」

むかーーーっ!!!

もう帰る!絶対帰る!
じっくり見られず、行きたいとこも行けず、食べたいモノも食べられず、スタジアムまでほとんどだっこで、ワガママに振り回されっぱなしで、おまけに福岡相手に2-0ですか!
ああもう見ませんとも、帰りますとも!

 「もう帰る!」

 「やーだ、みるー」

見てないだろっ!

父の心に怒りの炎が燃え上がります。

が。
もし。
もしもだよ。
これで、チビのワガママ云々を苦に帰ってしまい、万が一マリノスが逆転したら…今後の父子関係(もちろん父→子の関係)は大丈夫だろうか。
すこぶる不安です。

…居ようかな。

メンバーいじるかもしれないし。

…ピッチでサブメンバーが全員練習してる時点で、それもなさそうですが。
トホホ。


暗澹たる気分で迎えた後半。
開始早々、右サイドにロングボール。
大黒がふんわりしたクロスをあげると、
渡邉千真がふんわりしたヘディングシュートを放ち、
ふんわりネットを揺らしました。

わぅ!!
いきなり1点返した!
もう残りたったの1点、逆転までたったの2点!

ゴールの瞬間飛び上がって喜び、宙に拳を奮ってガッツポーズです。

 「ヤッタァ!渡邉千真がゴールしたよ!」

そう告げると、隣のチビも満面の笑み。

ハーフタイムに絞められたのか、マリノスの動きが良くなりました。
攻撃面ではボールがしっかりとつながるようになり、なによりルーズボールへの寄せが激しくなりました。
守備では相変わらずの場面もありますが、そこも変わらずGK飯倉がシャットアウト。

前線に小野とキム・クナンを投入するとますます攻撃はヒートアップ。
左サイドでボールを受けた小野がポストの谷口にボールを出すと谷口がちょこん、落としたボールを小野が豪快に叩き込んで同点!
イェス! イェス!
1点目と同様、ジャンプして拳を振り下ろし、ジャケットがどこかに飛んでいって大喜びさ!

しかもマリノスの選手はもう1点取るべくゴールマウスに入ったボールに殺到している。

ちょっとちょっともういけるかもよこれ!


俊輔のスルーパスを受けた兵藤が右サイドからシュート!
GK弾いたこぼれ球に相手DFとキム・クナンが詰め、潰れてこぼれたボールに反応したのは小野!
左脚で豪快に叩いたシュートは、反応しようとしたGKの反対側サイドネットにずどん!
イェス!イェス!イェス!
ジャンプ、パンチ、ジャケット!

チビともハイタッチで喜びます。
電光掲示板のリプレイと大写しになった小野を見て、チビがビックリ叫びました。

 「この10ばんのひと、2回もゴールしたよ!?」

ご名答!
チビよ、彼こそ我らの至宝、ユウジーニョだ!


こうして、4点目のチャンスを逃しながら、大逆転劇の幕は閉じたのでした。

ああ楽しかった!

チビも満足げな笑顔です! やっぱりサッカーって楽しいでしょう!?

そんなことを言おうとして、ふと気づく。

このお方、後半は一度も「おさんぽいこう」って言わなかったなあ…

さて。
パパがそれどころではなかったのか。
試合展開がそれどころではなかったのか。

それはチビのみぞ知る物語ですが…
でも、後半は試合、かなり見てたね…?

すなわち、まりの家の父子関係も守られました。
父子にこにこ。

ああ、いいGWだなあ!

こどもの日のこどもたち(5/5)

2011-05-07 | きょうのできごと
近所の公園にて、すべりだい。
2歳くらいまでは、独りですべり台にチャレンジできなかった…というか、上まで昇っても滑らないでだっこで救出してました。笑
だから、独りですべり台に駆けていく姿を見ると、成長を感じます。

と。

 「パパきて」

おや?
もう随分前から独りで滑れるはずなのに。どうしたの?

 「すべりだいは、オトナがそばにいないといけないの」

 「保育園の先生が言ってたの?」

 「うん」

すべり台は、そこから滑り始めるという頂上部分に転倒リスクが集中していると聞いたことがあります。そこにオトナを配置すること、いないときに滑らないことは、入所児童の安全のため重要ですよね。
それをプライベートでも貫くとは、なかなかやるなあ。
(この直前、ジャングルジム?でも同様の発言がありました)

言われたとおりそばについていてあげると、何度も何度もすべり台を滑り降りるチビ。
感慨深くて、言いました。

 「もう怖くないんだねー」

 「こわくないよ!」

あれ、チビは憮然としてます。なによぅ。

 「こわいんじゃなくて、むかしは、すべれなかったの」

まだ3年7か月しか生きてないのに「昔は」って。笑

そして、今や恐れることの無い小さなすべり台を「高いところは嫌だ」とばかりに怖がっていた過去を払拭したいという誇り高きオトコノコになりました。

今日はなんと、独りで木登りもしていました。
公園の植え込みの小さな隙間から、植え込みの中に生えている木の根本まで入り込み、独りで(オトナは入れない狭さ)木に登り始めました。
スゴイ。
こういうときはすぐパパに「だっこ」と泣きつくのが通例だったのですが…

 「なんでそこから木登りできるって知ってるの?」

 「○○くんがおしえてくれたんだよ」

保育園のクラスメイトのお兄ちゃん(いま保育園の最上級生)の名前が出てきました。
うーん、こども同士のコミュニティが形成されてますねー!
そして、お兄ちゃんから習ったことを、自分でやってみる。こりゃビックリです。
うんちおしっこおならぶーって習ってくるだけじゃないんだね。笑


ふと気がつくと、近所の姉妹(小学校低学年くらいかなあ)が木の上を見上げてなにやらつぶやいています。
どうしたの?
と一声かけると、バドミントンのシャトルとフリスビーとサッカーボールが木の枝に引っ掛かってしまったんだとか。
シャトルが引っ掛かって、取ろうとしたら…みたいな感じかな。

とりあえず。
シャトルとフリスビーは、手近なところに引っ掛かっていたので、取ってあげました。
サッカーボールは届かない高さの枝にしっかり挟まっていて、ちょっと難しい。

それでも、姉妹は何度も「ありがとうございます」と言ってくれました。

そこまで言われたら、オトナとしてやらねばならぬ。笑

チビに、折れた枝の長いヤツを探してきてもらって、下からプッシュプッシュ!

これで、案外簡単に取れました。
よかったよかった☆

姉妹からも再度、繰り返しお礼を言われました。
いえいえどういたしまして。たいしたことではありません。

そのあと、チビとちょっと遊んでいると、男性から話し掛けられました。
テーマは…

 「ウチの子が引っ掛かけたのを取ってくださって、ありがとうございました」

え、そんな、ほんとにお気遣いなさらず…!

あの姉妹、迎えに来たパパにすぐご報告していたんだね。
それを聞いてわざわざお礼を言いに来るパパ。
どちらも、丁寧だなあ。

その後もしばらく公園で遊んでいたのですが、パパと姉妹は帰るときにもまた改めてお礼を伝えてくれました。

なんだか心があったまります☆
こどもの日、こどもからいろいろ教わった気がします。

大脱走!(NGシーン)(5/1)

2011-05-02 | きょうのできごと
ロシア民謡『一週間』の節で。

月曜日は定時で帰り、チビの世話を買って出た

トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャー
トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャー

火曜日は定時で帰り、チビの世話を買って出た

トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャー
トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャー

水曜日は定時で帰り、チビの世話を買って出た

トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャー
トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャー

木曜日は定時で帰り、義母とチビの世話をした

トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャー
トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャー


そして。
奥さん大残業祭の平日も終わり、ついにGW前半戦に突入!

まず金曜日。
奥さんは会社の親友と女子会です。
せめて今日くらいは癒されておくれ。
日中は喜んでチビのお世話を引き受けます。
まあ、一緒に日産スタジアムに行くだけだし♪

が。
その後、金曜の夕方から土曜の日中にかけても所用のため妻不在。

もう…限界じゃー!。
いや、奥さんがいないことそのものはいいんですけど…
世のママたちには申し訳ないし情けないけれど、6日連続で(一日は義父母の家にいましたが)チビとほぼ二人っきりは、耐えられない!
何が耐えられないって、怒りの沸点が明らかに下がっている自分に気づきます。絶対、いつもだったら怒らないなあと自分でわかることに対して、イライラが抑えられなかったり。怒りながら、それがわかりますもん。あと、怒ったあとなかなか冷静になれない。

こんなときは、やっぱり、休むに限ります…


というワケで。
土曜夜に、ママとチビに宣言しました。

 「明日は、『パパ』も『ダンナ』もお休みします!」

幸い、ふたりとも快く受け入れてくれました。

さあ、リフレッシュするぞ!


明けて日曜。
平日よりは遅く、6時頃目覚めました。
最低限の家事だけして…8時すぎに出発!!

足元に(あるいは胸元に)チビが存在しない、久しぶりの感覚。

気分爽快!
そして…
…ちょっと、淋しい。

ああ、この感覚を味わえるだけで、「お休み」を頂いた甲斐があるというものです!
これで一日リフレッシュしたら、絶対、『いつものパパ』『いつもの夫』に回復できる…!


カフェでのんびり朝ごはん。
ゆったり味わうコーヒーはステキです。

せっかくだから、映画とか見ちゃおうかな☆
もういつ以来映画館なんて行っていないやら。

映画館のチケット販売の列に並んでいると、ケータイが鳴ります。
おや、ママからだ。
なんじゃらほい。

 「チビが『パパがいない』と泣いてます…」

えーーーーなんでよーーー(T_T)
ひさしぶりにママとのんびりできるんだから、満足しなさいよぉ。

まあ、要は…
出かけるとは聞いていたけれど、朝起きたとき既にいないとは思っておらず、ビックリして泣いているらしい。

…ゴメンナサイ。
かえります。


こうして、プチ家出はわずか2時間程度で終了しました。
実は行き違いで、奥さんから「戻ってこなくて大丈夫だよ」と気遣いメールをもらっていたのですが…受信前に帰ってきちゃった。
でも、それでよかった。

だって。
自分のリフレッシュのために出かけたかったんだけど、それで愛しの奥さんや愛するチビを傷つけるなんて、それこそ耐えられない!


帰宅すると。
朝ごはんを食べていたチビは、ダッシュで駆け寄って抱き着いてきました。
ママもにこにこ。

うれしい。


そして。
晩ごはんの最中。

チビが、突然言いました。

 「パパ」

 「はい」

 「もう、かってにいなくなっちゃダメだからね」

父母爆笑。


…かわいいヤツだなあ。